個人的に今年の新キャラの中でも一押しです。
そしてまさかの団長、出番無し。
まぁエキザカムちゃんはベッセラちゃんとの絡みが非常に尊いので仕方ないですね。
「エキザカム、今日はあなたに渡すものがあるの。これなんだけど」
ベッセラお嬢様から渡されたのはサファイアのあしらわれたブローチでした。
「お嬢様、こんな高価なものを私に・・・」
「いいのよ、あなたはいつも頑張ってくれているのだし。それにそのサファイアもあなたのような人に身に着けてもらった方が喜ぶわ」
お嬢様にはいつもお世話になっているのに、こんなものまで頂いてしまうなんて・・・私の胸の中は感謝の気持ちでいっぱいになりました。
「お嬢様、ありがとうございます。大切に致します」
私がそう言うと、お嬢様はいつもの優しい笑みを浮かべて、
「ええ。大切にしてあげてね」
とおっしゃいました。
「それと、あなたには今日からしばらくお休みを与えるわ。ゆっくり休んできなさい」
「しかし・・・」
そこまで言って、お嬢様に何の意図があるのか気付きました。
湿った土の匂いを感じます。とても懐かしい匂いです。ここは私が生まれ育った土地。その地にある小さな墓地。そこに私の両親が眠っています。
「やっぱりお嬢様はお優しい・・・」
今日は私の両親の命日。ベッセラお嬢様もそれを気にかけて下さっていたのです。
「お父さん、お母さん・・・エキザカムは帰ってきました」
思い浮かぶのは優しかった両親の姿。思わず涙がこぼれてしまいました。
「お二人がいなくなって寂しいです。でも、ベッセラお嬢様も、団長様も、花騎士の皆もとても優しいです」
先日お嬢様がくれたサファイアのブローチを取り出し、両親に見せます。
「私は今も幸せに生きています。だからお父さんもお母さんも、心配せずゆっくり休んでください」
両親を亡くしたあの日、お嬢様が私を拾ってくれなければ今の自分はありません。だからこそ、私は今自分にできる精一杯の恩返しをしたいのです。
「また、来年来ますね」
「あら、エキザカム。ずいぶんと早く帰ってきたのね。もっとゆっくりしてくればよかったのに」
「お嬢様、ありがとうございます。おかげ様で両親に挨拶を済ませられました」
私がそう言うと、お嬢様は寂しげに笑いました。
「そう・・・ねぇエキザカム、ご両親がいなくてやっぱり寂しい?」
「・・・寂しくないと言ったら嘘になりますが、今の私にはベッセラお嬢様がいらっしゃいます。それだけで私は幸せなんですよ」
「ふふ・・・それは私もよ、エキザカム。あなたにはいつも幸せをもらっているわ」
そう言うと、お嬢様は私の瞳をじっと見つめました。
「ねぇ、私が初めてあなたに会ったとき、言った言葉を覚えてる?」
「もちろんです。私の瞳がサファイアのようだと褒めて下さりました。両親と同じことを言われたのでとても光栄に思いました」
「ええ。私は美しいものはずっとそばに置いておきたいの。だからこれからもずっと一緒に居てね、エキザカム」
「はい、もちろんです!」
私もお嬢様の瞳を見つめ返しながら、そう誓いました。
エキザカムはいいぞ・・・
ということで布教のために書きました。
相も変わらず拙い文ですが、エキザカムちゃんの魅力が1mmでも伝わればいいな、と思っています。
ここまで読んで頂き、ありがとうございました。