フラワーナイトガール短編妄想集   作:イッチー団長

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書きたいと思いながら題材の決まらなかったミズキちゃんのSS、ついに書けました。
何故か連続でウィンターローズのお話に。

それにしてもミズキちゃんは可愛いですよ。身体は小さいけどおっぱいは大きいという。
私貧乳好きなんですが、ミズキちゃんはドストライクでした。


ミズキと冬の夜景

「わぁっ、街が真っ白ですよ。綺麗ですね、団長様」

 街を一望できる高台の上、ミズキは白い息を吐きながら感嘆の声を上げた。

 

 

 

≪数日前≫

「ウィンターローズに旅行ですか?」

 うむ。この雑誌で紹介されいるウィンターローズの街の夜景がとても綺麗だったので、是非二人で見に行きたいと思ったんだ。

「本当に綺麗ですね……」

 雑誌を覗き込むミズキ。その横顔がとても可愛らしい。

 

「って、それってデ、デートですよね!?」

 そのつもりだったのだが、嫌だったか。

「嫌だなんてそんな……すっごく嬉しいです。嬉しいですけど、ちょっと恥ずかしいですね」

 真っ赤に染まる頬をそっと撫でると、ミズキは静かに目を伏せた。

 

 

 

 凍えるような森林地帯を抜け、ウィンターローズの街に着いた。

 白く降り注いだ雪の上に、街の灯りが色をつけている。

 

「団長様、見て下さい! 雪ですよ、雪!」

 いつもは真面目なミズキが珍しくはしゃいでいる。

「リリィウッドでもブロッサムヒルでも、雪なんてあまり降らないですからね。やっぱりこれだけ積もっているのを見るとテンションが上がります」

 

 はしゃぎ過ぎて転ばないようにな、そう言おうとした瞬間、ミズキの身体が宙を舞った。慌てて彼女をこちらに引き寄せると、自然と抱き締めるような形になる。

 

「わ……あわわっ! す、すみません団長様!」

 赤面して慌てるミズキが可愛らしかったので、思わずギュっと抱き寄せてしまった。

「だ、ダメです! 今抱き締められたら……その……」

 何かを言い淀んでいるミズキ。その理由はすぐに分かった。彼女の首筋を触った手に水が滴っている。

「うぅ……汗が止まりません……」

 

 

 

 タオルで汗を拭いながら、ミズキは申し訳なさそうにこちらを見つめてくる。

「ごめんなさい団長様。少しはしゃぎ過ぎちゃいました。それに汗で汚してしまって……」

 そんなに気にすることはない。それにミズキの汗なら汚くないし、むしろ大歓迎だ。

「だ、団長様! 変なこと言わないで下さい! また変な汗が出てきちゃいましたよ……」

 難儀だな。そう言って二人で顔を合わせて笑い合った。

 

 

 

 やがて夜も深みに入り込んできた。真っ黒な闇の中で、二人の吐く息がやけに白く感じる。

「夜は特に寒いんですね。団長様、こんなこともあろうかとマフラーを編んできました。団長様にプレゼントです」

 ミズキが手渡してくれたのは赤いマフラー。確かに首元が寒くなってきたので丁度良かった。礼を言って首に巻いてみた。

 

「似合ってますよ、団長様。素敵です」

 そうだろうか。しかしこのマフラー、結構丈が余るな。

「それじゃあ散策に行きましょう」

 そう言って歩き出したミズキを引き留める。

 

「? どうかしましたか?」

 彼女の首に余ったマフラーを掛けてみる。なるほど長さは丁度いいな。

「な、なな何してるんですか団長様!?」

 こうして二人で巻いた方が暖かいかと思ってな。

 

「た、確かに暖かいですけど、今は駄目です! 恥ずかしくて汗かいちゃいますから!」

 真っ赤になってじたばたと暴れるミズキを抱き寄せ、そのまま夜の街を歩き始めた。

「あぁ~~……」

 

 

 

 かれこれ数十分はこの格好で歩いたのだが、そろそろ慣れたか?

「未だに恥ずかしいですけど、もう諦めました。それに、団長様とくっついて歩けるのは嬉しいですから」

 ミズキの腕が私の腕に絡みつく。同時に何か柔らかいものが腕に当たった気がしたが、気にしないようにした。

 

「あれ、何ですかね? 皆向こうに向かって行ってます」

 歩いているのはほとんどはカップルのようだ。

「私達も行ってみましょう」

 ミズキが私の手をぎゅっと握った、その時、

「? どうかしましたか、団長様?」

 激痛が走った。

 手が痛い。手の骨が痛い。

 ……そう言えばミズキは握力が強いんだった。

「団長様、大丈夫ですか? 冷や汗が凄いですよ。体調が悪いんですか?」

 だ、大丈夫だ……。だが少しだけでも手の力を緩めてもらえると助かる……。

「うわぁっ! ご、ごめんなさい!」

 

 

 

「うぅ……今日は団長様に迷惑をかけてばっかりです。せっかくのデートなのに……」

 まあ気にすることはない。ズキズキと痛む手を撫でながら彼女を慰めた。

 気を取り直してカップル達が向かっている方へ行ってみよう。

「そ、そうですね。行きましょう」

 今度はそっと優しく手を握ってくれる。こちらも彼女の小さな手を握り返し、二人で目を合わせてから歩き出した。

 

 

 

「わぁ……凄いです。キラキラしてます」

 ミズキが感嘆の声を上げる。街路樹にイルミネーションが煌めいている。どうやらカップル達に人気のスポットだったらしい。

 

「えへへ、何だかロマンティックですね。カップルの皆さんが集まって来るのも分かるというか」

 うむ。こうしていると確かにロマンティックな気分になってくる。イルミネーションに照らされたミズキの横顔が、いつもよりも更に素敵に感じた。

 

「団長様? あっ……」

 軽く頬にキスをする。ミズキも瞳を潤ませて私を見つめてきた。その瞳に魅入られ、今度は唇へとキスをする。ミズキは目を閉じて私を受け入れてくれた。

 

 ミズキの首元はまた汗で濡れているようだ。このままウィンターローズの夜風に当たると風邪をひきそうだし、そろそろホテルに戻るか。

「そうですね。もの凄く寒くなってきましたし」

 ブルブルと震えるミズキを抱き締め、そのままホテルへと帰っていった。

 

 

 

「ホテルからの夜景も素敵ですねぇ」

 大きな窓からは、先程まで歩いていた街並みを一望できる。煌びやかな光も蛍のように小さく揺れていて、これはこれで趣があると思った。

 

「うわぁ、結構汗かいちゃってます。やっぱり厚着だと駄目ですね」

 このままだと風邪を引きそうだし、着替えてきたらどうだ。

「それじゃあ先にシャワー浴びてきますね」

 

 

 

「団長様、備え付けの浴衣が可愛かったので着てきました」

 身体に湯気を纏いながらミズキが部屋に戻ってきた。

 浴衣は薄い緑色。ミズキのイメージカラーにもぴったりで、とても良く似合っている。

「本当ですか? 嬉しいです」

 

 浴衣姿のミズキがチラチラと視界に入る。浴衣というのは身体のラインが浮き出るものだ。ミズキは身長は小さいが、尻や胸は女性らしい豊かな曲線を描いている……端的に言えば扇情的だ。

「だ、団長様……そんなに見つめないで貰えると助かります。恥ずかしくてまた汗が出ちゃいそうです」

 いじらしく身体をくねらせる彼女に我慢は限界を迎えた。彼女の小さな身体をベッドに押し倒す。

 

「だ、団長様!? ……どうぞ」

 ゆっくりと目を瞑るミズキ。極寒のウィンターローズだが、二人の夜は熱い夜になりそうだ。




ミズキちゃん、冬も厚着で汗かくって言ってましたし、風邪引きやすそうですね。

現実では結構暖かくなってきましたし、次は春らしいお話を書きたいです。

ここまで読んで頂き、ありがとうございました。
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