異世界で頑張ったので出戻りますね あるいは彼女は如何にして悩むのを止め、現代をエンジョイするようになったか   作:大回転スカイミサイル

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第48話(……私のことですらここまで怒ったこと、ないんだけどなあ)

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そして、表彰式が始まった。

 

結果として優勝は―――

 

「惜しくも第8チーム!演歌歌手の杉瓜文次殿は93点で2位ッ!3位は第1チーム紅蓮音楽隊ッ!87点と高得点でありましたッ!」

 

ナポリ男爵がそう叫んで、惜しくも優勝を逃したチームを称える。

 

まずは壇上に立った二等陸尉へ、次に若い演歌歌手へ表彰状と小切手の入った立派な装丁の箱が、十瑚元議員の手によって渡される。

 

そして―――次は。

 

「1位は……このブランデー子爵にとってはなんとも予想外……!まさか頭の悪そうなドリルヘアー女が率いる色物ユー○ューバーが……!あのような正統派の、それも既に歴史と化している歌を持ってくるとは―――!フライングガールズサーカスッ!98点で貴様らが1位だァァァァッ!!」

 

そう―――優勝はみはるたち、フライングガールズサーカスであった。

 

ブランデー子爵が高らかに宣言する。

 

「おめでとうフライングガールズサーカスッ!おめでとうフライングガール、サーカスガールッ!優勝賞金10億円ッ!もってけドロボーッ!!」

 

「一言余計なのですわッ!る……つぐちゃんからもなにかいってくださいませッ!!」

 

みはるは怒りマークをその広いおでこに貼り付けたように顔を真っ赤にさせて促すと、ルルはつぐみの演技をして「そうですねぇ~~みはるちゃんはともかく~私~そんな色物でしょうかぁ~?」と微笑んだ。

 

「つ、つぐちゃんッ!ひどいですわ!」

 

―――でも、つぐちゃんならそういいますわ。

 

言外にそう含ませてみはるは湯沸かし器で沸かしたお湯を思わせるほど赤くなる。

 

「素晴らしい演奏でした、ありがとう……今回の私の、政治や社会といった大きなものからの決別にふさわしい歌でした」

 

壇上に立つ十瑚元議員から、みはるは表彰状を。

 

ルルは賞金の箱を受け取る。

 

二人は深く礼をして受け取ると、それを高く掲げた。

 

「おめでとうフライングガールズサーカスッ!そしてありがとう!参加チームのみなさんッ!」

 

最後は十瑚元議員がそう締めくくり、賞金総額11億5000万円という破格の歌自慢大会は終わりを告げた。

 

告げた、その時―――

 

黒い靄のようなものが観客席を覆い―――あっという間に舞台上まで覆ってしまった。

 

照明が落ち、見ればミナのポケットの中のスマホも勝手に電源が切れている。

 

回っていた惟神テレビのカメラも電源が落ちていた。

 

観客はざわつくが、しかし靄はほとんど一瞬で意識を刈り取っていく……

 

「―――来たか」

 

靄によって意識を刈り取られそうになる寸前、ぬえ子はそう言って獰猛な笑みを浮かべるルルを見た。

 

そして、倒れ伏す自分が抱きとめられた瞬間のゾッとするような冷たさも感じた。

 

そのまま意識が闇に落ちていく……落ちていった。

 

「直接的な行動をするにしても、やりすぎじゃいタコがぁ!!」

 

気絶したみはるを抱きとめつつミナは叫ぶ。

 

「どこのどいつだ、停止の呪いなんぞ撒いてるのは!岬!カーチャンは!?」

 

観客席で唯一人変身して事なきを得た岬にミナは叫んだ。

 

「だいじょーぶです!気絶してるだけですよ!!」

 

茜を床に寝かせながら、魔法少女の姿の岬が叫んだ。

 

「ならよし!ルル!いいわね!」

 

既にいつもの黒いローブを衣装の上から羽織ったルルは「わかってます。いけますよ」と白い羽根の生えた杖を靄の流れ出してきたホール入口へと向ける。

 

「廻さん!夕ちゃん!大丈夫?!これは機械も停止させる呪いだから、影響があるはずよ!」

 

そう聞くと、夕は「問題ない。お前から廻が借りた手甲を装備しておいたのだ」と腕のガントレットを見せてニヤリと笑った。

 

「廻さんは!?」

 

そう叫んだ瞬間、ホールの入口が開いて……そこから廻が入ってきた。

 

そして、掴んでいたものを投げ飛ばすと、それは壁にぶつかって霧散する。

 

「無事だ。外にはこの影のようなものが大量にいる……早く片付けねばコトだぞ」

 

「シャドウマンか!大丈夫、大丈夫、落ち着いて……良し!ルルと夕ちゃんは舞台裏から入ってくる敵から観客とみはるちゃんたちを守って!私と廻さん、岬は入り口でシャドウマンを迎撃!入ってこなくなったら遊撃!その方針で!」

 

ミナはピシャリと両手で自分の頬を張って、杖ではなくヒヒイロカネの小剣を隠し持っていた無限のバッグから取り出した。

 

ホールへの侵入口は2つ。

 

舞台裏とホール入口だけだ。

 

一応、二階のバルコニーにも扉はあるが、それもホール入口の直上であるため、そこは魔法を発動させずとも飛べる岬の出番。

 

シャドウマンは文字通り影に擬態した魔物だ。

 

肉体を直接害する能力はなく、その攻撃は精神にダメージを与える。

 

これによって精神力を完全に消耗してしまった人間は昏睡状態となり、何らかの方法で精神力―――魔力を補充しなければ覚醒めなくなってしまうのだ。

 

幸い、停止の呪いによって昏倒したものにはその精神を害する能力は効かないため、今はホールでの迎撃を行うべきだとミナは考えた。

 

「ルル、感知は出来た?」

 

「ええ。館内だけですね、停止の呪いが撒かれているのは」

 

「敵も外にバレてはまずいみたいね。じゃあ、行くわよ!」

 

観客席の倒れ伏す、あるいは椅子にうなだれて座る人々を守るために、ミナはミサイルガードとプロテクションを唱えながらホール入口へと走る。

 

岬は既に入口前だ。

 

ルルと夕は舞台裏へと向かった。

 

「ああ、もう!終わったら使うしかないわよね、オブリビエイト―――結構疲れるのよ、あれ!こんなことしでかしたやつには思い知らせてやる!!」

 

いつものように、怒りに燃えたミナの声がホールに響くのであった。

 

 

 

一方その頃、仕事を終えて市民会館へと到着した今野夫妻は会館に電気がついていないことを不審に感じ、そっと物陰から様子をうかがっていた。

 

外から中を見れば怪しい影のようなものがうろついていることが視認できる―――が。

 

「文、お前何か見えるか?」

 

「いいえ、残念ながら……」

 

見えているのは空悟だけ。

 

そう、冒険者現象によって感覚までもが鋭敏になっている空悟にしか見えていない。

 

それが意味するところがなんなのかを夫妻ははっきりと理解していた。

 

「……文、お前は子供たちを迎えに行ってくれ。俺は何が起きてるか確認する」

 

チャキ、と隠し持っていた九四式拳銃の安全装置を確認し、空悟はそう言って文に帰宅を勧める。

 

「……また水門先輩案件ですか。月イチでこうだともう本当にうんざりしますね」

 

「そう言ってやるな。別にアイツのせいってわけじゃあないだろ?」

 

空悟がフッと笑って文を振り向くと、彼女は「わかりました。お夕飯はハンバーグの予定ですからね。早めに帰ってきてくださいよ」と不満げに顔を歪めた。

 

「ああ、さっさと片付けてくるさ」

 

空悟がそう言って文から離れる。

 

文もまた、中にいるという彼女が見えていない影のようなものに気づかれないよう、そっと立ち上がって車を目指した。

 

 

 

「きりがない!」

 

「また新しい魔法が頭の中に浮かびましたですよ!スターライトパンチ!!」

 

ミナが毒づいたと思えば、岬がそんなことを言って光をまとった拳でシャドウマンを数体一度に霧散させる。

 

「あんまり半端に光系の技使ったら駄目よ!光在るところ影ありっていうでしょ?あいつら影だから、変に光が強いとちょっとだけ強くなるから!」

 

「そうなんですか?えーと、じゃあですね。めちゃくちゃ強い光を当てたら?」

 

「そりゃあ消えるに決まってるわ!」

 

シャドウマンがなんとか掴みかかろうと、ふわふわと揺れながら彼女らを囲むが、それは無駄というものだった。

 

「つまりこうすればいいということだ。ふたりとも目を瞑れ。できれば手か腕で眼窩を覆うのだ―――殺人光線を閃光麻痺形態で使用する」

 

「フラッシュグレネードですか!?」

 

岬が慌てて目を閉じ、更に手で覆った。

 

ついでミナもバッグから100均で買ったサングラスを取り出し、それをかけると目をつむり詠唱を開始する。

 

廻のセンサーが少女たちの目が閉じられたことを確認すると、額の鉢巻アーマーが激しく発光した。

 

その光量は200万カンデラにも達しようか。

 

追い打ちをかけるようにミナの詠唱が完成する。

 

「光よ!音を伴わず弾けなさい!」

 

以前しようとしたものとほぼ同じだが、若干のアレンジが加えられた光だけを放つものだ。

 

光は更に強くなり、ホールに侵入してきたシャドウマンはほとんどが光の中に溶け消えていく。

 

そしてそのまま、廻は廊下に出て迫りつつあった影の男たちを同じように光で焼き払った。

 

増援がないことを確認した廻はホールに戻ると、小さく首肯する。

 

それを見たミナは、「廻さん、ここはよろしくお願いします。次が来たら、遠慮なくそれで」と言って、裏口へと向かった。

 

―――もちろん、なんの苦戦もなくルルと夕はホール側と同じように勝利していたのは言うまでもない。

 

 

 

15分後、気絶……いや、停止した観客や参加チーム、元議員と芸人たちを床に寝かせたミナ達は裏口に施錠の魔法とプロテクションをかけ、ホール入口から出て同じように魔法をかけた。

 

「よし、探索始めましょう」

 

「ええ。停止の呪いが発動してから30分。今は18時30分。会館の閉館は20時ですから、それまでに解決しないと騒ぎになりそうだ」

 

ルルがそう言うと、ミナは「いや、もう騒ぎは確定してるわ……」とげんなりと呟いた。

 

それはそうだ。もうすでに歌自慢大会は終わっている時間……つまり、家族が連絡してきたりする人がいるだろうし、会館へ電話を行う人がいるかも知れない。

 

その総てがつながらないとなれば騒ぎになるのは当然のことだろう。

 

「記憶消して、何事もなかったかのように……とはいかないですよね。神森の怪奇現象がまた増えちゃうですね……」

 

岬も遠い目でふよふよと浮かんでは嫌な笑みを浮かべていた。

 

「……しかし、ここまでやるとはな。みはるの歌を台無しにするような真似をしたことは償わせねば」

 

ホールを出てからずっと無言だった夕がつぶやくようにそう言うと、ミナも「大会が終わった瞬間でよかったわ。これなら優勝もうやむやにはならないでしょうけど、勝った余韻が台無しね」と首肯する。

 

「あれもバグの一種なのか?」

 

夕の問いかけにミナは肯じて指を立てた。

 

「まあ……闇に属するものであることは間違いないかな」

 

ミナはそう言って説明を始める。

 

停止の呪いとは、文字通り生命活動や機械の動作を始め、あらゆる活動を停止させる呪いだ。

 

殺害や破壊ではなく、停止させるだけであるため殺傷力という意味ではほとんどない。

 

停止させられたものは、呪いが解ければほぼ後遺症なく起き上がるが、逆に言えば呪いが解けないままでは死体も同然となる。

 

これに抵抗するには高い魔法への抵抗力か、不死者であることが求められるのだ。

 

ミナや岬は前者、ルルは後者であり、ミナのガントレットを装備している廻と夕も前者に当たる。

 

「なるほど。では、解呪の魔法でどうにかなるのではないのか?」

 

廻が聞くと、ミナは頭を振る。

 

「会館全域になると儀式魔法のレベルだし、人間だけにかけたら、呪いが解けた瞬間その人は思いっきり怪奇現象に遭遇することになるわ。それでパニックが起きるくらいなら、あのまま寝ててもらったほうがずっとマシだもの」

 

ミナは顔をしかめながら続ける。

 

「でなきゃあそこで解呪してましたよ。ええ」

 

「今回のこれはまず間違いなくマジックアイテムによるものです。範囲が広範囲すぎて、これを魔法でやるなら僕やミナさんレベルの暗黒魔法の使い手が必要になります」

 

ルルがため息を我慢しながらそう続けて、主と同じように顔をしかめた。

 

「このアホみたいな事態を起こしたものにはルル・ホーレスの名において必ず報復します。この事態を解決しなければぬえ子さんやつぐみ殿からの依頼を果たしたことにはならない」

 

ルルは本気で怒っているようだ。

 

それは長年付き合ってきたミナにはよく分かる。

 

(……私のことですらここまで怒ったこと、ないんだけどなあ)

 

自分に似た顔だからなのか、それとも……

 

ミナはなんだかもやついた気持ちが残ったのだった。

 

 

 

空悟とミナたちが合流したのはそれからすぐのことであった。

 

まずは会館の事務所へと行ってみようと向かったところ、シャドウマンと格闘戦をしている空悟がいたのだ。

 

「三郎ォ!またこの手の事件か!今度はなんだ!?」

 

「まだわからねえよ!そこどけ!つか、目ぇ瞑れ!」

 

サングラスのミナが手を振って、空悟がそれを理解して目を瞑った瞬間、夕の鉢巻アーマーが発光した。

 

先の廻よりは弱い光だったが、それでもフラッシュグレネード並の閃光である。

 

瞬時にシャドウマンは光に焼かれて消えていく。

 

「すげえな……こういうこともできるのか」

 

「まあな。非殺傷性の兵器も備えている」

 

空悟に聞かれた廻がそう答えると、「それより君はあの停止の呪いとやらにかからなかったようだな。重畳なことだ」と笑う。

 

「あー、なんか黒い靄みたいなのが来たけど、文が三郎からもらったこれが光ってな」

 

そうして懐からハンカチにくるまれたブローチを取り出してみる。

 

「清水さんからそれ受け取ってたのか。運が良かったな」

 

ミナはそう言って、ブローチを見る。

 

それは「反魔の雫」と呼ばれる魔除け、魔法抵抗力を高めるマジックアイテムだ。

 

ミナがこんなこともあろうかと文に渡していたものである。

 

「機転の利く奥さんで良かったな……もし、それを受け取ってなかったらああなってたぞ」

 

ミナがチラと事務所の中へ視線を向け、親指で指した方向には―――バタバタと倒れ伏す職員たちがいた。

 

「!?」

 

慌てて近づいた空悟が脈を測ると、動いてないことがわかる。

 

「おい、これ……」

 

「死んじゃねえよ。魔法の呪いで仮死状態……停止してるだけだ。解決すりゃ元に戻る」

 

ミナはそう説明し、椅子からずり落ちそうになっている受付嬢を座り直させた。

 

「……こういうのもあるのか。常識がどんどん削り落とされていくのを肌で感じるぜ」

 

「気にすんな!どうせ本来はあっちの世界にしかないものだからな!」

 

ミナはそう言って玄関の方へと向かう。

 

「玄関の方はどうだった?」

 

「誰もいなかった。つーか、あの影野郎ども以外、誰の気配もしないし見もしなかったぞ」

 

「そうか……ということは……」

 

と、その時であった。

 

パリン、とガラスが割れる音と何者かの叫び声が聞こえてきたのは。

 

「うおお!勝利への脱出!!」

 

ドアを蹴破り現れたのは、なんと―――

 

「何だ君たちかね!これは一体どういうことなのかね!あ、来る!来る!」

 

スナック黒十字の店長その人であった。

 

突如現れた彼を追ってドアの向こうからやってきたのは、シャドウマンの群れだ。

 

「店長!?」

 

岬が驚いて声を上げた瞬間、ミナはヒヒイロカネの小剣を手にシャドウマンたちへと踊りかかっていた。

 

そして、少女の剣が二振りされシャドウマン4体が霧散し、それで店長への追撃は途絶える。

 

「……えーっと、大丈夫です?店長」

 

ミナが床に倒れた店長を助け起こしながらそう聞くと、眼帯の男は「全く問題ない!」と自信たっぷりに起き上がった。

 

「何がありました?」

 

まだローブの下はつぐみ用のドレスを着たルルがそう聞くと、店長は「わからん!」と大声で答える。

 

「正確にはなにがなんだかわからん、ということだが……奇妙な靄が立ち込め、周りの人間が倒れていく中、組合長がフラフラと誘われるかのようにこの玄関ホールから奥へと歩いていったのだ。そして、それを追っていた私であるが、あの謎の影に囲まれてしまってな!うむ!非常識極まる!!全くわけがわからん!!」

 

裾の埃を払って店長がフンと鼻を鳴らす。

 

ミナはこめかみを押さえて、「こっちが駄目だと判断してあっちに行ったか……店長に呪い効かないってのは予想外だった臭いかな~?」とエルフ語で呟いた。

 

「一体どこの言語かね、それは」

 

「オブリビエイト」「スリープクラウド」

 

ミナにエルフ語のことを聞こうとした店長に、ワンピースの少女と今は女装している少年は忘却と睡眠の魔法をぶちかけて昏倒させる。

 

「よっし。じゃあこの奥に行けばどうにかなるでしょう!最早力づくで解決する以外に方法はない!」

 

「ちょっと待て。なんで店長を……」

 

ミナの肩をガシッと掴んで釈明させようとした空悟の肩を、後ろから廻が掴んだ。

 

「そこまでだ、空悟殿。正直、今の状況を記憶している方が後で面倒なこととなるだろう。そうだな、ミナ殿?」

 

「そのとおりだぜ、空悟……正直、この状況を隠蔽し切るなど不可能だからな!一人でも覚えてる人間を少なくしなきゃいけないんだよ……」

 

うんざりして肩を落とすミナに、この中で唯一の既婚者は「お、おう……たしかにそうだな……」と言うしかなかった。

 

「まあ理屈はわかった。なら、とっとと奥へ進んでこの状況を解決するしかないな……」

 

「ああ、間違いなくそうだ。それじゃあ、慎重にGOで」

 

空悟が納得したことを確認したミナは、先頭に立って前へ進む。

 

店長が飛び出した先にあるのは会館の電源室。

 

何故そんなところに組合長が向かっていたのか、あるいは向かわせられていたのか。

 

その答えがこの先にあることだけは間違いないはず。

 

岬は夕の前、最後尾から一つ前で「なんだか嫌な予感しまくりなのです」と唇をへの字に曲げるのであった。

 

 

 

 

 




タイトル入れるの忘れてました。

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