ISの駄文系SS(タイトル未定) 作:ノ木口 樹(のぎぐち いつき)
誤字脱字など文章のおかしい部分があると思いますが、それでも大丈夫な人はどうぞ!
俺、
理由も、≪インフィニット・ストラトス(通称:IS)≫という、現在は競技用だが、本来は宇宙開発を目的としていたのに、なぜか現代兵器を凌駕した性能をもち、挙げ句の果てに核兵器に変わるクリーンな抑止力として世界中に配備されている。
そのトンデモなパワードスーツの適性が何故かあったからだ。
本来は女性しか適性のないパワードスーツなのだが、つい先日、世界初の男性の適性者が確認されたと世界中で話題となった。そして、世界中で男性を対象とした適性検査が行われ、二人目の適性者として俺が発見されたらしい。
そこからは、まぁ色々とあったが、そのパワードスーツについて専門的に学べる≪IS学園≫という女子校に入学することになった。現在は学園の入学式が終わり、教室で先生を待っている。
長々とこれまでの経緯を振り返ったみたが・・・
(まじで、この状況はどうにかなんないかな・・)
窓際の最後列の席になったのだが、前と横からチラチラと視線を向けられている。
何だか、動物園のパンダにでもなったような気分だ。
それでも、最前列の席にいる俺と同じ男性の適性者の織斑一夏よりはましだろう。なにせ、後ろから絶え間なく視線の集中放火を浴びているのだから。
(織斑よりはいくらかマシか、てか早く先生来てくれよ)
そう考えながら待っていると、ドアが開き先生が入ってきた。
「えー、皆さん初めまして、私は副担任の山田摩耶です。」
山田先生は軽く挨拶をしたが、全く反応が返ってこない。
「え、えぇ!?」と慌てふためく先生だが、注目は男二人へと向けられたままだ。
(どんまい、山田先生)
心の中ではそう思ったものの、俺自身が原因の一つであるため、若干の申し訳なさはある。
「そ、それでは自己紹介を始めましょうか」
慌てながらも山田先生は自己紹介を始めるように、続けた。
(さて、自己紹介は何を言おうかな)
そう考え、窓の外をぼけっと見ていると、ゴスッといった鈍い音が前から聞こえてきた。
先ほど入ってきた担任の先生が織斑の自己紹介でミスったようで頭に一発もらっていた。
「諸君、私は織斑千冬だ。君たちを一年で使い物にするのが仕事だ。」
先生というより教官の言葉が似合いそうな挨拶だった。織斑先生の言葉にクラスの女子はキャーッとアイドルに向けるような歓声のような声で騒いでいた。
さっきまでのやりとりでなんとなく察しはついたが、織斑先生は、織斑一夏の姉のようでISを使った世界大会で総合優勝をしたスゴい人みたいだ。
織斑先生は、ため息をつきながらも生徒を落ち着かせ、話を続けた。
「時間もあまりない、最後の自己紹介は輪島にやってもらおう」
「あ、わかりました。えーと、輪島大地です。趣味は体を動かすことです。慣れないことも多いですが、よろしくお願いします」
無難な自己紹介をしてみると、パチパチと拍手が返ってきた。
「よし、それでは・・・」
織斑先生の言葉でガイダンスが始まった。
ー〇ー
(なんていうか、色々ときついな)
休み時間へと入り、ふうっと一息入れた。
先ほどまでのガイダンスは大して疲れるような内容ではなかったけど、視線の注目はあまり変わらず、慣れない環境に若干の気疲れを感じている。
(むしろ、視線増えてる)
教室の外の廊下には他のクラスや先輩らしき人達で溢れ帰っていた。
休み時間に休む暇もないとは、中々に厳しい
大体は物見遊山だろうか、ヒソヒソというよりガヤガヤとした声でなにやら話しているようだ。
そう現在の状況に若干うんざりしながら、どうしようかと考えていると
「えっと、輪島だったよな?さっき自己紹介したけど、織斑一夏だ。よろしくな!」
男から見ても整った容姿でコミュ力に溢れたイケメン、織斑一夏が手を差し伸べて握手を求めるという、イケメンムーヴで挨拶をしてきた。
「おう、俺は輪島大地だ。こっちこそよろしく頼む」
せっかくの厚意を無下にせず、握手に応じて互いに手を固く握って挨拶をした。
何故か周りの女子がキャーキャーと騒いだのは放っておこう。
「いやー、最初に俺以外に適性者が現れたって聞いて驚いたぜ。」
「俺もまさか自分が動かせるとは思っていなかったから、自分でも驚いている。」
「だよなー、でも同じ男が居るだけでも心強いぜ。」
「まぁ、この動物園のパンダも顔負けなくらいに視線を向けられたらな、きついな」
「確かに」
束の間の休息で、同じ境遇同士で話に花を咲かせて友好を深めていると
「話の最中に悪いが少しいいだろうか?」
いきなり、見知らぬ女子が声をかけてきた。おそらく、織斑の知り合いだろう。
「織斑、話があるみたいだし行ってこいよ」
「いいのか?悪いな、ちょっと行ってくる」
そう言って女子と共に教室から何処かへ向かった。
(さて、どうしたもんか)
話相手が居なくなり、若干の暇をもて余していると
「ちょっと、よろしくて?」
「何か用でも?」
なんというか、今日は話しかけられることが多いなと思いつつ、返答すると
「いえ、男でISが動かせると聞いてどのような人なのかと見に来ただけですわ。」
「それは、わざわざご苦労様」
「何ですか、このセシリア・オルコットに向かってそのような態度は!」
「そう言われてもな、俺は君のことを全く知らない」
そう答えると、オルコットは唖然とした表情をしてプルプルと身体を震わせていた。
「イギリス国家代表候補生である、わたくしのことを知らないなんて、これだから男性というものは」
「まてまて、勘違いするな、君が国家代表候補生だってことは知っている。」
「あら、そうでしたの」
「興味本意で国家代表の名前とか調べただけで、君の名前と代表候補生だってことしか分からない。」
分からないものは分からないとはっきり言うと、オルコットはその回答に満足したのか
「そういうことでしたの、なら仕方ありませんわ」
「納得してくれたならよかった。それで何か用があるんじゃないのか?」
「そうでしたわ、では貴族であるわたくしが特別にISのことについて教えてあげてもよろしくてよ?」
上から目線な態度で色々と言ってきているのが、気にはなるが、貴族だからプライドが高いのだろうと勝手に解釈をして、オルコットの誘いに対して返答をした。
「すまない、姉がこの学園の3年生で、姉に色々と教えてもらう予定なんだ。」
「そうですの、なら構いませんわ、では」
《キーンコーンカーンコーン》
結局、様子見か気まぐれか分からないが、言いたいことを言い終わったオルコットは自分の席へと戻った。
話が終わって少しすると予鈴も鳴り、次のガイダンスへと意識を向けた。
余談だが、次のガイダンスでも織斑は事前に配布された辞書並の厚さをもつ教材を本当に辞書と間違えて捨てるという、天然なのかと狙ってやっているのか、分からない、行動をしていたことで織斑先生に教育的指導を一撃貰ったということは、言うまでもない。
今回はここまでです。
次話は、クラス代表決定戦の手前までオリ展開含めてやっていく予定です。