バカとお酒とパチンカス 3浪と3留の物語   作:スピリタス3世

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バカテスト 英語

問 次の英文を日本語訳しなさい。

『This is bookshelf that my grandmother had used regularly.』


島田美波の答え

『 これは私の祖母が愛用していた本棚です。 』

教師のコメント

正解です。流石は帰国子女ですね。


土屋康太の答え

『 これは  』

教師のコメント

訳せたのはそこだけですか。


蕨屋敷爽の答え

『 本 』

教師のコメント

bookの部分しか訳せなかったんですね。


鷹狩龍之介の答え

『 これは私の祖母が愛用していた本棚です。ちなみに弟の本棚には秀吉との思い出の写真が置いてあります。 』

教師のコメント

正解ですが、弟の本棚の中身は聞いていません。


第十問   Aクラス戦(後編)

  side 龍之介

 

 いよいよ大将戦だ!頼んだぞ、雄二‼︎

 

 

ーーーーー大将戦ーーーーー

 

「では大将の人、前に出てきてください。」

「Fクラス代表、坂本雄二だ。」

「…Aクラス代表、霧島翔子です。」

「教科はどうしますか?」

「教科は日本史。内容と方式は小学生レベルで百点満点の上限有りだ。」

 

 前に作戦会議で言ってた内容だね。当然初めて聞くAクラスの人たちは動揺している。

 

「上限ありだって?」

「しかも小学生レベルって満点確実じゃないか。」

「注意力と集中力の勝負になるぞ。」

 

 それがそうはならないのさ!まあ大化の改新の問題が出るか出ないかという運要素はあるけどね〜。

 

「分かりました。そうなると問題を用意しなくてはいけませんね。筆記試験ですので視聴覚室で行うことにしましょう。」

 

 という訳で雄二と霧島が視聴覚室に向かおうとしていた。ここは声をかけてやるか!

 

「雄二、あとは任せた!」

「ありがとう、龍之介‼︎」

「僕からも頼んだよ!」

「ああ明久、頼まれた!」

「………ファイト‼︎」

「お前には随分と助けられたぞ、ムッツリーニ‼︎」

「坂本、期待してるわ!」

「島田、ありがとな!」

「坂本君、あのことを教えてくれてありがとうございました。」

「あああのことか、気にするな。あとは頑張れよ!」

「はいっ!」

 

 瑞希のあのことって多分明久絡みのことかな?

 

「雄二、ファイトじゃ!爽兄もパチスロを打ちながら応援しとるぞい‼︎」

「秀吉、やってやるさ!あと爽は明日会ったらお礼を言っとくか。」

 

 俺も秀吉に爽みたいに龍兄って呼ばれたいな〜。それはともかく、期待してるぞ、雄二‼︎あとはあの問題が出るのを祈るだけだ‼︎

 

 

『試験、始め。』

 

問1 次の()に正しい年号を入れなさい

 

()年   平城京に遷都する

()年   平安京に遷都する

     :

:

 

 

 

 

 

 

()年   大化の改新

 

 

 

「「「「「「よっしゃー!」」」」」」

 

 

 ついに手に入れたんだ!システムデスクにリクライニングシート、冷蔵庫に個人用エアコン、そして、このバカでかい豪華な部屋を‼︎これで冷蔵庫でお酒を冷やしながら飲めるぜ‼︎待ってろ、俺のアルコール・ハイスクールライフ‼︎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日本史

 

Aクラス 霧島翔子 97点

      VS

Fクラス 坂本雄二 53点

 

 

 

「3対2でAクラスの勝利です。」

 

 

 

 システムデスクじゃなくてみかん箱デスクが手に入った。

 

 

「おい雄二‼︎なんだあのザマは‼︎俺なんかよりもよっぽど戦犯じゃね〜か‼︎」

「まさか思わぬ伏兵がいたとはな。」

「自分が伏兵になってどうすんだよ‼︎」

 

 明久に秀吉も文句を言う。

 

「だいたい53点ってなんだよ!0点なら名前の書き忘れとかを疑うけど、この点数だと何もないじゃないか!」

「明久の言う通り、いかにも俺の実力だ。」

「お主が油断したら意味ないじゃろ‼︎」

「言い訳はしねえ。」

 

 自分で立てた作戦の戦犯に自分がなってどうするのさ!全く……ってそうだ!約束の勝った方のなんでも言うことを二つ聞かなきゃいけないんだった!そうなったらまず一つ目は霧島の告白タイムだ!

 

「ムッツリーニ、写真‼︎」

「………準備OK!」

 

 そして霧島は瑞希に近づいて…………って通り過ぎて………?

 

「…雄二、約束、私と付き合って。」

 

 はい?どういうこと?

 

「やっぱりな…。お前まだ諦めてなかったのか。」

「…私は諦めない。…ずっと雄二のことが好き。」

「その話は何度も断っただろ?他の男と付き合う気はないのか?」

「…私には雄二しかいない。…他の人なんて興味ない。」

 

 ってことは瑞希を見てたのは雄二の近くにいる異性が気になってたからってことか…。クソ!それじゃあ俺が百合の花園を見れないじゃんか!

 

「拒否権は?」

「…ない。…約束だから、今からデートに行く。」

「ぐあっ‼︎離せ‼︎やっぱりこの約束はなかったことに…」

 

 ということで雄二が霧島に引きずられてどこかに行ってしまった。なんか付き合ってると言うより奴隷にされてるみたいだから面白いよね〜w。ざまあみやがれ、雄二‼︎

 

 

 さてと、二つ目………

 

「Fクラスの皆、お遊びの時間は終わりだ。」

 

 え?なんか鉄人が来たんだけど⁉︎まさか二つ目のお願いってこれ?

 

「鉄人先生、俺たちになんか用ですか〜?」

「ああ、今から『我が』Fクラスの補習について説明をしようと思ってな。」

「『我が』ってもしかして……」

「そうだ、俺が今日から担任だ。戦争に負けたから福原先生と交代することになってな。」

「「「「「なにぃ‼︎」」」」」

 

 ちょっと待ってよ‼︎鉄人が担任になるのかよ⁉︎ふざけんなよ‼︎

 

「確かにお前らはよくやったがいくら学力が全てだからといって人生を渡っていく上で強力な武器の一つなのに蔑ろにしてはいけない。」

「じゃあ成績のいい俺は関係ないですね〜。Aクラスに編入しま〜す♪」

「残念だな。吉井、坂本、鷹狩兄、蕨屋敷は特に念入りにFクラスで監視することになってるからな。なにせ開校以来初の観察処分者、A級戦犯、何度も学校で酔い潰れているアル中、そして学校をサボりまくるパチンカスだからな。」

「そうはいきませんよ、な、明久‼︎」

「龍之介の言う通り!なんとしても監視の目をかいくぐって今まで通りの楽しい学園生活を送ってみせますよ‼︎現に爽は今もなお楽しいパチスロ生活を送ってますしね!」

「お前たちには悔い改めるという発想はないのか。」

 

 ないね‼︎俺が酔い潰れるのはお酒がこの世に存在しているのが悪いんだからね‼︎決して俺が弱いからではない‼︎

 

「とりあえず明日から補習の時間を二時間設けてやろう‼︎」

「「なっ⁉︎」」

 

 クソ!でも今以上に勉強を頑張って試召戦争を起こし、鉄人から逃げてやるからな‼︎

 

 

 さてと、帰るか……。

 

「…言い忘れてたけど、二つ目の約束は優子に任せるよ。」

「え⁉︎アタシが⁉︎」

 

 一瞬戻ってきた霧島のおかげで思い出したけど、まだ守らなきゃいけない約束がもう一つあるんだった。さてと、木下は誰に告白をするんだろうか?

 

「え〜っと、AクラスとFクラスの不可侵条約ってのはどうかな?それも卒業するまで!あ、でもクラスの人と話し合って決めるからちょっと待っててね。」

 

 うぉ!まともそうなやつと見せかけてなかなかにエグいな‼︎てかこれじゃあ一生システムデスクは手に入らないじゃん‼︎3年Aクラスと試召戦争を起こせっていうの⁉︎このエセ優等生、意外とやるな!

 

 さて、クラスの人は………

 

「ねえ優子、そんなんでいいのカナ?」

「僕は今がチャンスだと思うんだけどね。」

「木下、言うならハッキリ言えよ。」

「ええ〜、でもそれは……」

 

 ってちょっと待った‼︎これより激しくするの⁉︎もしかして傀儡国家ならぬ傀儡クラスとか⁉︎それじゃあ卒業するまでずっとAクラスの奴隷じゃん‼︎こうしちゃいられない!

 

「秀吉!お前の姉だろ‼︎なんとか買収してこい‼︎」

「いや、大丈夫じゃと思うぞ。」

「大丈夫じゃないでしょ‼︎もういい‼︎俺がこの金で………」

「あの、ちょっといいかしら?」

 

 クソ‼︎木下が戻ってきたじゃんか!どうするんだよ!

 

「用件はなんだい?もし無理そうなやつだったら意地でも買収させてもらうよ。」

「あの、クラスに蕨屋敷爽って人いない?ここにはいないからもしかして今日は体調不良とかで休みなの?」

「いや、パチスロ打ってるだけ。」

「え〜っと、う〜んと……」

「優子、お願い事使って呼びつけちゃいなよ♪」

「ちょっと愛子⁉︎それは悪いって……」

 

 いや、学校サボってパチスロ打ってる奴を無理矢理学校に連れ戻すのはむしろいいことだと思うよ?よし、それじゃあそうと決まれば!

 

「俺たちがなんとしてでも引きずり戻してくるぜ!」

「え〜っと、それじゃあお願い事の2つ目はそれで…。場所は新校舎の屋上でお願いできる?」

「了解‼︎いくぞ明久、ムッツリーニ‼︎あのパチンカスを無理矢理連れて来ようぜ‼︎」

「「了解‼︎」」

 

 ということで俺、明久、ムッツリーニはスタンガンを持って今日新台が入ったらしい店に向かった。

 

 

 

 到着して店内を見渡すと、案の定爽がいた。

 

「いよぅ爽‼︎調子はどうだい!」

「なんだ龍之介。貴様はまた私に毒を盛るつもりか‼︎」

「違うよ!お前を無理矢理学校に連れ戻しにきたのさ‼︎」

「ふざけるのも大概にしろ‼︎この世のどこにパチスロより優先させていい学校があるんだ‼︎私の計算ではそんな学校は存在しない‼︎」

「いや〜そういうわけにもいかないんだよね〜。Aクラスとの試召戦争で負けちゃってさ、なんでも2つ言うことを聞く羽目になったの。んで、そのうちの一つがこれ。もう一つは雄二が霧島と付き合う、だったけどね。」

「私のいないところでそんな勝手な約束をするな‼︎」

 

 コイツマジでクズだな‼︎まあいい!とりあえず気絶だ‼︎

 

「おらよ‼︎」

「貴様………」 ビリビリビリ、バタン

 

 気絶成功!あとは外にいる明久とムッツリーニのとこに連れ出して……

 

「明久、ムッツリーニ‼︎爽を運んで〜‼︎俺は換金したあとすぐに向かうよ‼︎」

「「了解‼︎」」

 

 ということでなんとか爽を連れ戻す事が出来た。もちろんお金はちゃんと爽の財布に入れたからね!

 

 

 

 そして学校に戻って屋上に爽を置いた。そして木下と軽く喋った後、帰ったフリをしてこっそり陰から会話を聞くことにした。

 

「ん……ってここは学校じゃないか‼︎彼奴、またこの私のことを邪魔をしやがったな‼︎」

「ごめん爽兄、呼びつけたのはアタシなの……。だから鷹狩のことは悪く言わないで……。」

「優子、貴様の仕業か‼︎この私の崇高な新台を楽しむ時間を台無しにしやがって‼︎」

「ごめんなさい………。」

 

 コイツ……

 

「(おい明久、ムッツリーニ!あのクズを一発殴りに行こうぜ!)」

「(分かってるよ龍之介‼︎流石にあれはダメだ‼︎)」

「(………人として最低‼︎)」

 

 と3人で殴りかかろうとしたら……

 

「(いや、行かんで良い。じきに面白いものが見れるからのぅ。)」

 

 とまさかの秀吉の静止によってとどまることになった。面白いものって何だろう?告白しても多分アイツのことだから自分がパチスロをするための金を貢がない奴は却下とか言い始めるぞ。さて、何が見れるのか……

 

「あ、その、申し訳ない…。ついカッとなってしまった…。それで私に何の用だ?」

 

 あれ?意外にも素直に謝るんだ。今まで俺には図々しい態度しかしてこなかったくせに。

 

「えっと……あの……アタシは……爽兄のことずっとが好きなの‼︎だからアタシと付き合って下さい‼︎」

「却下。そもそも私が認めるのは年上か同級生で私のパチスロ用のお金を貢ぐ奴だとずっと言ってるはずだ。貴様はそもそも年下だろう。私と付き合うなどあり得ない。」

 

 まあ告白に関してはこうなるよな〜。ていうかこのパチンカスの事が好きって相当だぞ。木下ならもっと良い男と付き合えそうなのにね。

 

「あの……その……今年度から……同級生になったから……良いかなって思って……。」

 

 あ〜確かに。だから今なら告白しても付き合えるかもって思ったわけね。ていうかそれなら………

 

「(わざわざこんな回りくどい事をしなくても、霧島みたいに無理矢理付き合わせればいいのに〜。)」

「(龍之介の言う通りだね〜。木下さんってAクラス戦の交渉を見てる限り頭は回るはずだからそれも出来たはずなのにね。)」

「(………回り道すらしようとしなかったからな。)」

 

 確かに、クラスの人に煽られて爽呼び出しにしたわけで、本来だったら不可侵条約を結ぼうとしてたくらいだからな〜。本人としちゃあダメ元の告白なんだろうね。でもそれなら尚更無理矢理付き合わせた方がよかったのでは?

 

「でもやっぱり無理だよね!無理矢理連れ出しちゃってごめん‼︎爽兄はもうアタシのことなんて気にせず好きなように生きてね!」

 

 なんか可哀想だけど終了か………

 

「(いいや、本当に面白いのはここからじゃ‼︎)」

「(え?どういうこと?)」

 

 そして次の瞬間………

 

「え、いや、あの、その、やっぱり許可する‼︎私と貴様は同級生になったからな‼︎だから落ち込まないでくれ‼︎頼む‼︎」

 

 え⁉︎ちょっと待って⁉︎さっき断ったんじゃなかったの⁉︎断られた時の態度が可哀想だったからやっぱり認めたの⁉︎コイツこんなにお人好しだっけ⁉︎

 

「(秀吉!爽の人格がバグってるよ‼︎)」

「(壊れてないぞい!あやつは普段あんなじゃが結構優しい面もあるのじゃよ!)」

「(いや、流石にこんなになるとは思ってないよ!中学の時からは想像もつかないし‼︎)」

「(まああやつは特に姉上には弱いからのぅ。)」

「(なんで⁉︎)」

「(姉上がお人好し過ぎるからじゃ。自分に対して勝手に悪い噂つけたワシのことを許したり、素直にクラスのみんなに謝れたり、自分のことを無視してクラスのために約束を使おうとしたり、挙げ句の果てにはクラスの皆に後押しをされても強制的な告白にせず、お主の提案で連れ戻すだけにとどめたり、そしてそれを謝ったりするような女じゃ。優等生を演じてるのだって爽兄が金を貢いでくれる人が好きっていうセリフを鵜呑みにして将来金を稼ぐためにやり始めたことじゃ。そんな姉上の姿をずっと見てきたからこそ、姉上に落ち込まれるとあやつは申し訳なく思うのじゃ。)」

「(マジか…。じゃあCクラスにやったアレってマジで最悪じゃん…)」

「(じゃからあの件はワシが謝るつもりじゃ。渋ったのもそれが理由じゃ。)」

「(分かった。機会を見て全員で謝ろう。)」

 

 なんか微妙に頭いいのか悪いのか分からなかったのはこういうことだったんだね…。さて、当の2人はどうなったのかな?

 

「え?本当⁉︎いいの?」

「ああ。」

「やった〜♪ありがとう爽兄!これからもよろしくね♪」

「こちらこそよろしくお願いするぞ、優子よ。」

「わ〜いわ〜い‼︎今度どこか空いてる日があったらさ、一緒に二人でどこか行かない?」

「良いぞ。後で私の予定を送るからその時にでも。」

「よろしく〜♪」

 

 とまあ、秀吉にBL本購入の提案をされたとき以上のはしゃぎ方を木下はしていた。よっぽど爽と付き合えるのが嬉しいんだろうね〜。あと爽についてはきちんと異端審問にかけてやろう。普段学校をサボってるくせに彼女を作りやがって‼︎きちんと裁いてやるぞ‼︎

 

 そうして俺たちの試召戦争はしばらくの間休止となった。残念だけどしばらくの間は大人しく酒を飲むだけにするか〜。そう思いながら俺は帰路についた。




 ということで第一章が終了です。雄二×翔子と爽×優子のカップルが誕生しましたね。優子の性格が原作とは異なりますがお許しください。そしてタグにオリキャラ×優子を追加しておきました。

 さて、次の話からは清涼祭編です。どうぞお楽しみに。
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