バカとお酒とパチンカス 3浪と3留の物語   作:スピリタス3世

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バカテスト 世界史

問 次の問題の空欄を埋めなさい

『 5世紀頃、現在のドイツ北岸からブリテン島南部に侵入してきたのは( )人である。 』


鷹狩龍之介の答え

『 アングロ・サクソン 』

教師のコメント

正解です。アングル人、ジュート人、サクソン人の3つのゲルマン系部族の総称ですね。


土屋康太の答え

『 日本 』

教師のコメント

その時代にヨーロッパにいたなら凄い発見ですね。


蕨屋敷爽の答え

『 変 』

教師のコメント

その人達に謝ってください。


吉井明久の答え

『 26 』

教師のコメント

人数の問題ではありません。


第十四問  清涼祭開幕

  side 明久

 

 遂に清涼祭当日、店長の雄二とホール班の姫路さん、美波、秀吉、爽たちのおかげでなんとか店内を綺麗に作ることができたよ!ちなみに爽はパチスロの経験から計算が得意ということでメインがレジ打ち担当のホール班になったんだよね。しかも他に準備にかかるお金の管理までやってるよ。流石クラスの会計担当だね!

 

 

 そして、我が厨房班はというと………

 

「オ、オサケガタリナイ………。コレジャアイキテイケナイ……。ウーロンチャヨリウーロンティーガホシイ………。オレニ、オレニ、オレニオサケヲクレ………。」

 

 龍之介がご覧の通りアル中の禁断症状を発症していて使い物になっていない。幸いリーダーの須川君のおかげである程度なんとかなってるけど、それでも実行委員長をやるからにはちゃんとして欲しいよね。

 

 

 そんなことを思ってるとムッツリーニが話しかけてきた。

 

「………試作用飲茶、出来た。」

「おお!丁度いいからみんなで味見するか!」

「ウチもアキに賛成!」

「私も賛成です‼︎」

「ワシも食べたいのう!」

「私も頂戴しよう。」

 

 ということで、召喚大会の科目相談をしにババア室に行ってる雄二以外のメンバーで味見をすることになった。

 

「じゃあまずはウチからね!えっと〜、表面はカリカリ、中はモチモチしていていいね♪」

「おっ、美味しいです!」

「ウーロン茶にも合うのぅ。」

 

 それじゃあ次は僕の番だね〜。

 

「ふむふむ、表面はゴリゴリ、中はネバネバ、甘すぎず辛すぎない味わいが……」 バタン

 

 えっと、あれは僕の子供の頃か……。あの頃はよかったな……。おっと、これが美波と初めて会話が通じた時か……。フランス語とドイツ語を間違えてたっけ……。それでこれは美波に殴られてる時か……。それでこれは美波に蹴られている時か……。それでこれは美波に関節技をキメられてる時………って!

 

 これって走馬灯じゃん‼︎危ないよ!死にかけたよ‼︎全くもう‼︎しかも走馬灯の大半が美波に虐められてた思い出じゃん‼︎本当に酷いよ‼︎

 

「………それは姫路作かな?」

「そうですね!手が空いたので作ってみました♪」

 

 姫路さんには厨房に入らないで欲しかったな〜。それはそうとまだ飲茶が残ってるぞ、さて、この残りを……

 

「爽!これあげる!」

「断る。そもそもさっき貴様は何故倒れていたのだ。毒を盛られたからではないか?」

「え?私はそんなつもりじゃ……」

「ごめんね!僕の寝不足さ!」

「あっ、そうだったんですね!安心しました!」

 

 危ない…。なんとか姫路さんを守りきれた……。さてとそれじゃあ僕は………

 

「ということで爽、味見して♪」

「心得た。」 バタン

 

 と言って爽を殺した。あとは誤魔化さないとね!

 

「ちょっと蕨屋敷君⁉︎大丈夫なんですか⁉︎」

「姫路さん!爽は昨日閉店までパチンコを打っていたから寝不足なんだよ♪」

「そうなんですか!良かったです!」

 

 万事解決!と思ったら美波に小声で話しかけられた。

 

「(ちょっとアキ!これって瑞希が作ったものが原因なんでしょ⁉︎)」

 

 姫路さん作の料理が不味いことを知ってるのは僕とバカ3人とムッツリーニと秀吉だけ!だからここは美波にバレないようにしないと!

 

「(美波違うよ!僕たちは本当に寝不足なんだって!)」

「(じゃあ4月のときの屋上でのアレはなんだったの?)」

「(ザ・昼寝日和だったから!)」

「(そ、そうなんだ……。)」

 

 よし!美波を誤魔化すことに成功したよ!あと残った一個は役立たずのアイツにあげないとね!

 

「龍之介!これあげるから元気出して!」

「オサケジャナイトイミガナイ……。オサケノホウガホシイ……。」 バタン

 

 殺したところであとは誤魔化す!

 

「龍之介ったら、どんだけアル中なんだよ!いくらお酒が飲めないからって倒れられたら困るな〜。」

「龍之介君は相変わらずですね♪」

「リュウは本当に使えないわね!」

「………いつも通り。」

「お主らも存外鬼畜じゃのう…。」

 

 これで完璧だ‼︎そんなことを思ってると雄二が戻ってきて爽が復活した。

 

「雄二、貴様は何をしてたのだ。」

「ああ、ちょっと話し合いにな。」

 

 雄二にしては珍しく歯切れが悪い。まあババアとの取引をみんなに話せないしね。

 

「なんの話し合いだ。私にも教えてくれ。」

 

 ってマズい!爽に話すわけにはいかない!雄二、なんとか誤魔化して!

 

「そこでくたばってるアル中のために、アイツだけ酒を解禁できないかと教師たちと話してきたのだ。」

「なんだ、そんな下らないことか。私には関係の無い話だったな。」

「まあそうだな。」

 

 そう………爽………

 

「雄二、さっきのってダジャレ?」

「ブチ殺すぞ。」

「急にキレないでよ!」

 

 相変わらず雄二は怖いな〜。それはともかく、龍之介にはちゃんと活動してほしいからお酒のことについて聞かないと!

 

「それで雄二、龍之介のお酒は大丈夫なの?」

「大丈夫だそうだ。流石にこの状態じゃ居ても困るしな。」

「雄二、それは本当か⁉︎俺は今日酒を飲んでいいんだな⁉︎」

 

 うわ!酒が飲めると分かった瞬間復活したよコイツ。どんだけ好きなんだよ。

 

「ああ。ただし客にバレないようにしろよ‼︎」

「分かってるさ!それじゃあ買ってくる‼︎」

 

 ということで龍之介が全速力でお酒を買いに行った。僕も3年後ああいう風にならないようにしないと…。

 

 

 さてと、そろそろ召喚大会の時間だね!

 

「雄二、そろそろ行くよ!」

「おう。」

「アキ、行くってどこに行くのよ?」

 

 そうか、美波は知らないんだっけ……。

 

「召喚大会だよ!」

「もしかして賞品が目的なの?」

「まあ一応……。」

 

 正確にはペアチケットと設備の交換が目的だけどね。

 

「誰と行くつもり?」

 

 な⁉︎美波から殺気を感じる!

 

「吉井君、私も知りたいです!誰と行こうと思ってたんですか?」

 

 姫路さんからも感じる!これはどうすれば……。そうだ!雄二に助けを……

 

「明久は俺と行くつもりなんだ。」

「え?坂本とペアチケットで幸せになりに行くの?」

 

 は⁉︎ちょっと⁉︎それじゃあ物凄い誤解をされるじゃないか!

 

「(雄二、何言ってくれてるのさ!)」

「(明久、堪えるんだ。事情が知れたらババアに約束をなかったことにされるぞ。)」

「(分かったよ……)」

 

 まあ事情が事情だし、これも姫路さんのためだから我慢するか…。雄二も同性愛者疑惑を我慢してるしね……。

 

「俺は何度も断ってるんだがな。」

 

 おい。コイツ裏切りやがったんだけど!

 

「アキ、アンタやっぱり木下よりも坂本の方が……」

「そうなのかのぅ……」

 

 いや、やっぱりって言葉に引っかかるんだけど!あと秀吉は少しでも寂しそうな表情をしないでよ!

 

「吉井君、男の子なんですから出来れば女の子に興味を持った方が……。」

「それが出来れば明久だって苦労しないさ。」

「雄二、全然フォローになってないよ‼︎」

「っと、そろそろ時間だ。行くぞ明久。」

「クソ!みんな、とにかく誤解だからね!」

 

 全く、酷い目に遭ったよ………ってそうだ!

 

「みんな、ちなみに余った一組は龍之介とムッツリーニにあげるつもりだよ‼︎」

「ちょっと⁉︎リュウまで⁉︎」

「吉井君といい龍之介君といい、このクラスの人たちはどうなっているんでしょうか…」

「龍之介と康太にそのような趣味があったとは…。私も知らなかった。一応頭に入れておこう。」

「お主ら、なんか凄いのぅ……。」

 

 僕だけが犠牲になるのは嫌だからね!ついでに龍之介とムッツリーニも巻き込んであげたよ!

 

 

 

 

 

  side 龍之介

 

 俺は酒を買って教室に戻るとき、ムッツリーニに会った。今は担当の時間じゃないからこうして出歩いていろんな女子高生のスカートの中を撮ってるみたい。話しかけてやるか!

 

「ようムッツリーニ!何してるんだい?」

「………人違い。」

「あ、あそこでパンチラ!」

「………!」

 

 凄まじい反応速度だ。流石だね!

 

「………コロス。」

「嫌だな〜。そんな物騒なことを言わないでおくれよ!とにかく俺たちはそろそろ店に戻らなきゃいけなくないか?」

「………確かに。」

「よし、そうと決まれば一緒に戻るか!」

「………不本意だが仕方ない。」

「おい!なんで不本意なんだよ⁉︎」

「………日頃の行動。」

 

 全く!みんな俺のことを舐め腐りやがって!そんなことを思いながら俺は教室に戻った。そして教室に着くと………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「リュウと土屋⁉︎アンタたちまさか本気で付き合ってるなんて……。」

「私の計算が正しければ貴様らの距離感はカップルのそれと同じである。」

「今度2人は如月グランドパークで挙式するんですよね⁉︎」

「ワシが友人代表として挨拶をするからのぅ!」

 

 なんか俺とムッツリーニが付き合ってることになってた。

 

「ちょっと待てよ皆!俺にそんな趣味はない‼︎」

「………不本意!………不愉快‼︎」

「嘘ですよね⁉︎もう隠さなくてもいいんですよ⁉︎」

「隠してねえよ‼︎だいたい誰だよそんなこと言った奴‼︎」

「えっと、確か吉井君です。」

 

 あの野郎、ブチ殺してやる!

 

「ムッツリーニ、明久をムッツリ商会のブラックリストにぶち込め!一生利用させるな!」

「………分かった!」

「あと皆、それは単なる明久の嘘だよ。俺もムッツリーニも恋愛対象は女だからね!勘違いしないで‼︎」

「………その通り!」

「な〜んだ、良かったです!」

「2人はまともみたいね!」

「明久と雄二とは違うな。」

 

 逆に明久と雄二に何があったんだよ。まさかあの2人、デキてたのか?そうなったら今度男性専用のホテルを紹介してあげないとね!そんなことを思いながら俺は厨房に戻った。

 

 

 

 

 

  side 美波

 

 リュウの同性愛者疑惑が解消され、それぞれの担当の場所に戻った後、レジにいる蕨屋敷が大学生と思われるお客さん2人に絡まれていた。

 

「お、爽じゃん!パチスロじゃなくて学校の文化祭を優先させてるなんて珍しいね〜。」

「とても正気とは思えないね。まさか病気?」

「圭人、貴様の方が正気とは思えない。もしや彼女に捨てられて大学での居場所を無くしたことが関係してるのか?」

「爽!事実でも言っていいことと悪いことがあるんだよ!」

「ちょっと、達哉!お前まで俺のことをバカにするのかい?」

「圭人が可哀想なのはさておき、とにかく貴様ら、他の客の邪魔だから早く席に着け。あと島田、オーダーを頼む。」

「「は〜い。」」

 

 どうやら蕨屋敷の友達みたい。とりあえずあの2人のところに行かなきゃ!

 

「お客様、メニュー表はこちらになります!お決まりになりましたらお呼び下さい!」

「「ほ〜い!」」

 

 って言ったものの、手も空いてるからここで待つか…。そんなことを思っているとその2人に声をかけられた。

 

「ねえ君、このクラスに鷹狩龍之介って奴いたりしない?」

「いますね。今は厨房に居るんですけどお呼びしましょうか?」

「いや、大丈夫だよ!それよりアイツは学校ではどんな感じなの?」

 

 成る程、この2人はリュウと蕨屋敷の中学の頃からの友達だね。クラスメイトの同い年の友達が大学生ってなんか不思議だね。とりあえず答えてあげよっか!

 

「えっと、彼はいつもお酒を飲んでいますね!」

「ジ〜マ〜⁉︎アイツどんだけ酒好きなのさ!学校でも飲むとかとても正気とは思えないね!」

「圭人、アイツが酒好きなのは今に始まったことじゃないでしょ!」

 

 なんか大人ってみんなお酒ばかり飲むのかと思ってたけど……

 

「みなさんお酒はそんなに好きじゃないんですか?アイツはいつも20歳になればみんなこうなるって偉そうに言ってますけど……。」

「確かに僕たちもお酒は好きだけどね。でもアイツほどじゃないよ。」

「しかもアイツの場合は弱いくせにそれを無視して飲むからさ〜。龍之介が全てだと思わないことだね!」

「そ、そうなんですか…。ありがとうございます!」

 

 やっぱりリュウがおかしいだけだったね!さてと、そろそろ注文をとらないと……

 

「ところでお客様、注文は決まりましたか?」

「え〜と、烏龍茶1杯と飲茶2個でお願い!」

「俺もそれで頼むよ〜。」

「分かりました!ではご注文を繰り返します!烏龍茶2杯と飲茶4個でよろしいでしょうか?」

「OK〜!」

「それではお待ちください。」

 

 そうしてウチは厨房にいるリュウに注文を伝えに言った。

 

「リュウ、飲茶4個と烏龍茶を2杯お願い!」

「あいよ!」

「あと、友達が来てるけど行かなくていいの?」

「う〜ん……」

「………行っても構わない。」

「分かった。それじゃあアイツらの分を作り終わったら行くか!」

「よろしく〜。」

 

 ということで飲茶とウーロン茶が完成したタイミングでリュウと一緒に友達さんのところに持っていくことになった。

 

「お待たせしました!こちらがウーロン茶と飲茶になります!」

「そしてこちらが俺特製のウーロン茶になります!」

 

 いや待って⁉︎特製のウーロン茶なんてあったっけ⁉︎

 

「な、何してるのリュウ!そんな勝手に……」

「安心してくれ、美波!他のお客さんはには聞こえてないはずだ!それにこれはコイツらにしか出せないからな!」

「えぇ……。あ、あの、お客様はそれで大丈夫なんですか?」

「大丈夫だよ!コイツのことだから……」 ボッ

 

 ちょっと待ってよ!お客さんがライターで火をつけたら燃えたんだけど⁉︎ウーロン茶って燃えるんだっけ⁉︎

 

「ちょっとリュウ!これ何⁉︎」

「何って、俺特製のウーロン茶さ!」

「可燃性のウーロン茶なんて聞いたことがないよ!」

「そりゃあウォッカ9割とウイスキー1割で出来てるからね。色が似てるからウーロン茶の仲間なのさ!」

 

 そういうことなの⁉︎あと、飲み物を色だけで判別する人はいないと思うけど…。

 

「コイツは飲み会のときいつもこんな感じだよ〜。」

「人を騙して潰そうとする、真性のカス野郎さ!」

「おいおい達哉、圭人!酷いことを言わないでおくれよ!」

「酷いのは貴様だ龍之介。しかも逆に潰れているくせに。」

「「だな!」」

「ちょっとみんな〜‼︎」

 

 リュウが相変わらずで、なんというか安心したね!さてと、邪魔すると悪いけどウチは引くか……

 

「ところで、君って龍之介の彼女?」

 

 あ〜そう見えるのね…。あんまり悪い気はしないけど、ウチはやっぱりアキの方がいいかな〜。

 

「いえ、違い……」

「こんな胸が小さくて色気がない奴俺が彼女にするわけないでしょ!」

 

 どうやらウチはコイツを殺さなきゃいけないみたい。でもお客様の前だから………

 

「ちょっと待てよ美波ぃぃぃぃ‼︎腕がぁぁぁ‼︎」

 

 腕を締め上げる!

 

「どうしたの、リュウ?ウチが痛む手の面倒を見てあげようか♪あとお客様の前だから静かにしてね♪」

「テメェの仕業だろぉぉぉぉ‼︎」

「龍之介は相変わらず人を怒らせるのが上手いね!あと彼女ってこっちの子じゃなかったらあっちのピンク髪の子?」

「アイツもデブだから彼女にするのは無理だね〜。」

「美波ちゃん!隣の部屋に移動してからコレを処分しましょう!」

「OK瑞希‼︎」

「やめてくれぇぇぇぇ‼︎」

「「相変わらずバカだな‼︎」」

「安心しろ2人とも。アレが彼奴のクラスでの平常運転だ。」

 

 こうしてウチと瑞希はこのゴミを処理することができた。やったね♪

 

 

 

 

  side 龍之介

 

 全く、酷い目に遭ったぜ‼︎達哉と圭人も帰り際に特製ウーロン茶をぶっかけていきやがったしよ‼︎それが友達に対する扱いかよ‼︎ちなみに俺は彼女はいないぜ!

 

 まあそんなことより、そろそろ教室に戻らないとな。そうして俺が戻ると……

 

「おいおい!ここの店は食べ物の中に虫を入れるのかよ‼︎」

「全く最低な店だぜ‼︎」

 

 悪質なクレーマーがそこにはいた。




 ということで龍之介と爽の中学の頃からの友達、金浜達哉(かねがはまたつや)と北丸圭人(きたまるけいと)が登場しました。いずれも大学2年生です。今後もちょくちょく出てくる予定です。ちなみにCV.はそれぞれ花江夏樹と河西健吾のつもりです。よろしくお願いします。

 そして、遂に常夏コンビが参戦です。龍之介達はコイツらを相手にどう対処していくのでしょうか。お楽しみに。
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