バカとお酒とパチンカス 3浪と3留の物語   作:スピリタス3世

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清涼祭 アンケート

今後の学園祭の為のアンケートにお答えください。

『 来年の学園祭ではあなたはどんなことをやりたいですか? 』


姫路瑞希の答え

『 来年もクラスメートと思い出に残るような学園祭にしたいと思います。 』

教師のコメント

 素晴らしい考えですね、姫路さん。今回の学園祭は貴女にとって良い経験となり、心に残るようなものとなってくれたのならこちらとしても嬉しいです。大変お疲れ様でした。


鷹狩龍之介の答え

『 居酒屋か雀荘 』

教師のコメント

出来なくはないですけど現実的には厳しいでしょう。


土屋康太の答え

『 写真館「秘密の覗き部屋」 』

教師のコメント

題名からしてアウトです。


蕨屋敷爽の答え

『 パチスロ「ダイ○ム3年Fクラス店」 』

教師のコメント

題名も中身もアウトです。勝手に系列店を名乗らないでください。


鷹狩龍之介の答えその2

『 保健体育の実習室「今夜は帰したくない」 』

教師のコメント

全てがアウトです。後で職員室に来るように。


第二十二問 後夜祭

  side 龍之介

 

 後夜祭に辿り着くと、

 

「これより、異端審問会を始める。被告人、蕨屋敷爽は前へ。」

 

 爽の異端審問会が始まっていた。めっちゃ楽しそうなので……

 

「明久、混ざろうよ!」

「分かってるよ、龍之介‼︎」

 

 俺たち2人も混ざることにした。

 

「何だ貴様ら!私のことをどうするつもりだ‼︎」

「これより、被告人の罪状を述べる。被告人、蕨屋敷爽はあの木下優子をおんぶして走り回った。この事実に相違ないか。」

「「「「「相違ありません!」」」」」

「おんぶをしたから何だと言うのだ。何故貴様らはたかがその程度のことでそんなに喚くのか。私には理解できない。」

 

 羨ましがられてることすらも理解出来ないのか、コイツは。まあ爽にとって彼女っていうのは単に献身的にパチスロのお金を出してくれるだけの人のことを指すからね〜。

 

「更には、被告人はFクラスでたった2人の彼女持ちのうち1人でありながらそのありがたさを少しも理解していない。この事実に相違ないか。」

「「「「「相違ありません!」」」」」

「それは貴様らがパチスロを打たないからだろう‼︎それに優子は私に一度も金を貢いでいない‼︎だから私の計算が正しければ貴様らの羨むようなことは何もないはずだ‼︎」

「それでは判決を言い渡す。重点的に手を拷問してから、死刑‼︎」

「「「「「はっ‼︎」」」」」

「ちょっと待て‼︎手だけはやめろ‼︎パチンコもスロットも打てなくなるじゃないか‼︎」

「問答無用だよ、爽!」

「………パチンカスには、死を‼︎」

「いつもは俺を酔い潰しやがって‼︎今日こそはぶっ潰してやるからな‼︎」

「それは貴様が勝手に潰れてるだけであろう……ってぎゃぁぁぁぁ‼︎やめろぉぉぉぉ‼︎」

 

 ざまあみやがれ‼︎パチスロ打ってただけのくせに木下と付き合ってる罰を受けてもらおう‼︎

 

 

 

 さて、爽をボコってスッキリしたところで酒タイムといきますか………ってあれは瑞希?これから父親のところに行くのかな?少し話しかけてみよう。

 

「瑞希、どこ行くの〜?」

「あっ、龍之介君!これからお父さんのところに行くつもりです!」

 

 やっぱりね!それじゃあ……

 

「俺も一緒に挨拶に行くか!将来のお父さんになるかもしれないし。」

「へ?お酒の飲み過ぎで頭がおかしくなったんですか?」

「人の冗談に対してそこまでストレートに罵倒することなくない?」

「それってブーメランってやつですか?」

「俺のは冗談じゃなくて事実うぅぅぅぅ‼︎」グギギギ

「急に喚いてどうしたんですか♪」

 

 なんかコイツ最近力強くなってないか?美波に悪影響を受けてない?あとこの笑顔がムカつくから殴りたい。殴りやすいボディをしてるしね。

 

「まあとりあえず、一緒に説得に行くよ!」

「お、お気持ちはありがたいんですが私一人の力でやらせてもらっていいですか?吉井君や龍之介君には既に頑張ってもらっちゃったので!」

「おいおい、お礼を言うなら俺じゃなくて大好きな明久に言えよ〜♪」

「ちょ、ちょっと!からかわないで下さい‼︎」

「あ〜ウケる〜w」

「もう!と、とりあえず行ってきます!」

「いってらっしゃ〜い!」

 

 ということで瑞希を送り出した。

 

 

 数分後、瑞希が帰ってきた。

 

「龍之介君、説得大成功です!」

「おめでとう!これで明日からもFクラスだね!」

「はいっ!とても良かったです‼︎」

 

 成功したようで何よりだ。俺もクラスメイト一人を失うのは嫌だからね‼︎せっかく仲良くなったのになんか勿体無いしね!

 

「さてと、戻るか!」

「はい!」

 

 ということで俺たちが戻った先では………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Fクラスの皆が酔い潰れていた。なんで?

 

 

「お〜姫路に龍之介〜!2人で何してたんだ〜?」

「アキ、あ、そ、その、ありがとう!」

「へ?ど、ど〜も///」

「………zzzzzzzz」

「Fクラスの皆よ、ワシは男じゃ‼︎ほれ、証拠のブツも見せてやるぞい‼︎」

 

 雄二、美波、明久はまだいい。ムッツリーニは仰向けなのがマズい。ゲロが気道に詰まる恐れがあるからだ。そして秀吉は服だけでなく色々なものを失いそうになってる。なんとか止めないと!

 

「りゅ、龍之介君!これってどう言うことですか⁉︎」

「多分酒が混ざってたんだ‼︎早く取り除くぞ‼︎」

「龍之介君のなんじゃ?」

「俺のは水筒に入れて、これは酒です、ってラベルを貼ってある!だから多分先生のが混ざったんだ‼︎」

「それは大変ですね!」

「とりあえず瑞希は水かウーロン茶を大量に持ってきて‼︎」

「分かりました‼︎」

 

 ということでまず俺はムッツリーニを横に向けた。そして秀吉を止めた。

 

「おい秀吉、脱ぐな‼︎それじゃあ杏先輩達と一緒になっちゃうぞ!」

「違うのじゃ‼︎ワシはクラスのみんなを納得させるために脱ぐだけじゃ‼︎」

「それじゃあ俺の野球拳と一緒だよ‼︎」

「お主らがやってたからワシもいいじゃろ‼︎ていうかなんであの時ワシを混ぜてくれなかったんじゃ‼︎」

「すまん!その件は謝るから‼︎」

 

 ちょっと!思った以上に秀吉が酔うとめんどくさいんだけど‼︎って言うか爽は何やってるんだよ‼︎頼むから助けてくれ‼︎そんなことを思ってたら瑞希が到着した。

 

「皆さん、これはお酒なので飲まないで下さい‼︎代わりにこっちを飲んで下さい!」

「姫路さん、ありがと〜!」

「瑞希、感謝するわ〜」

「姫路、サンキュー‼︎」

 

 あっち3人は大丈夫そう。さてと………

 

「おい龍之介!そっちに酒は混ざってないか‼︎あちこちにあって大変なんだ‼︎」

 

 やっと爽が帰ってきた……ってコイツも混ざってた酒を取り除いてただけなんだ。なら良かった!

 

「こっちにも混ざってたよ!今は酔ってない瑞希と俺で回収してる!あと秀吉が脱ぎそうだからなんとかしてくれると助かる!」

「ワシは男じゃから脱いでも大丈夫じゃろう!」

「私に任せろ!」

 

 そうして爽は秀吉の股間目がけてゴムパチンコを使いパチンコ玉を吹っ飛ばした!

 

「ぎゃぁぁぁぁ‼︎爽兄、何をするつもりじゃ‼︎」

「お前ら、これで秀吉が男であることが証明出来たよ!ほら皆、認めてあげて‼︎」

「「「「「確かに。」」」」」

「不本意だけどありがたいのじゃぁぁぁぁ‼︎でも爽兄と龍之介は許さないのじゃぁぁぁぁ!」

 

 こうして後夜祭はお酒の回収でほぼ時間が潰れてしまった………。俺が飲みたかったのに……。でもあと少しだけ時間があるから飲もっと♪そんなことを思っていると………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「龍之介君、お礼に服を脱いで下さい‼︎」

 

 なんか瑞希に襲われた。てかコイツもしや………

 

「おい瑞希!ミイラ取りがミイラになってるんじゃないよ‼︎どっから飲んだんだ!」

「龍之介の水筒です!やっぱり皆が飲んでるからちょっと気になっちゃって……」

「お前何やってんだよ‼︎酒はあと3年後までとっとけっつ〜の‼︎」

「むぅ〜。龍之介君は酷いです!せっかくお礼をしようと思ったのに〜!」

「そういうのは明久にするもんでしょ!」

「明久君が見つからないんです!」

 

 だから俺ってか⁉︎まるで意味が分からないぞ‼︎

 

「とにかくはい、水を飲む!」

「むぅ〜!」

 

 こうなったら強引に……………

 

「zzzzzzzz」

 

 寝たみたい。全く、こうなったらこうなったで潰れた人を運ぶの大変なんだからね!といってもコイツの家知らないしとりあえず横にさせて起きるまで待っとくか。そんなことを思っていると明久と美波がやってきた。

 

「リュウ、アンタまさか………‼︎」

「瑞希が勝手に俺の酒を開けやがった。そして寝た。おかげで俺はここから動けないのさ………」

「それ本当なんでしょうね?」

「本当だよ。おかげで俺は飲む酒がほぼ無くなってこのザマさ。」

「龍之介は大変だったんだね〜!」

「おい明久、お前が瑞希を相手してればこんなことにはならなかったんだぞ‼︎」

「ちょっと龍之介⁉︎それってどういうこと⁉︎」

「どういうこともクソもあるか‼︎」

 

 全く、コイツは鈍感すぎんだよ‼︎早く瑞希と美波の好意に気づいてあげて‼︎

 

 

 

 そんなことを思ってると、その3人+戻ってきた秀吉で軽くあることについて話し合うことになった。秀吉はまだ酔ってる……

 

「明久、プレミアムチケットは今持ってる?」

「うん、持ってるけど……」

「美波でも誘って行ってきたら?」

「ちょっとリュウ‼︎変なことを言わないでよ‼︎」

「そうだよ‼︎美波が僕なんかと行きたいわけがないじゃん‼︎」

「明久、お主はバカじゃのぅ‼︎」

「うるさい秀吉‼︎」

「バカだね!」

「龍之介もうるさい‼︎」

 

 あれ?なんか明久の美波に対する目線というか態度がちょっと変わった気がする。もしや今まで瑞希一筋だったのが美波に傾き始めたのか?

 

 まあそんなことより、本題に入るとするか!

 

「まあさっきのは冗談だよ!だって明久よりも使うべき人が2人いるだろ?」

「それって坂本&霧島さんと……」

「爽&木下さんだよね。」

「そ〜ゆ〜こと♪」

「でも龍之介よ、爽兄は絶対に断ると思うぞい‼︎」

「それ言ったら雄二も断るでしょ。」

 

 まあ男2人には渡すわけないよね〜。だから………

 

「美波が霧島にあげて、秀吉が木下にあげればいいんじゃない?」

「分かったわ!じゃあ早速ウチがあげてくる〜!」

 

 と言って美波は早速向かった。まあ霧島は喜んで受け取るだろうね。問題は………

 

「姉上は遠慮して受け取らんと思うぞい‼︎なんせ世界一のお人好しじゃからな‼︎じゃからワシはそんな姉上が大好きじゃ〜♪」

 

 だよね〜。爽が興味ないのを知ってるから断りそう。でも俺としては2人に是非とも入って欲しいんだよね〜。だから………

 

「秀吉、俺には爽を絶対に如月グランドパークに呼びつける最強の作戦があるんだよね‼︎だから安心して木下に渡して‼︎」

「本当かのぅ?」

「うん‼︎絶対にしてみせるよ‼︎だから、爽は如月グランドパークに絶対に来る、とだけ伝えて渡してね‼︎」

「分かったのじゃ‼︎」

 

 よし、これでチケットを渡すのは完了だ!次は………

 

「明久、バイトをしてみない?メンツは俺、明久、秀吉、ムッツリーニ、瑞希、美波の6人で!」

「場所は?」

「如月グランドパーク‼︎プレミアムチケットが使える日だよ‼︎」

「それってつまり………」

「友達2人の恋路の応援さ‼︎」

「分かった!協力する‼︎」

 

 よし、これで当日の準備は完璧だ。後は前日の準備をするだけだ‼︎

 

『達哉、圭人、今ちょっといい?』

『何龍之介?僕に何か用?』

『もしかして金曜の飲み会の話〜?』

『その通り‼︎今から俺が説明するのは、爽のウェディング計画の話さ‼︎パチンカスのアイツに結婚のありがたみを教えようじゃないか‼︎』

『『乗った‼︎』』

 

 ということで、前日の準備は万端だ‼︎後はその日を迎えるだけだね〜。こうして俺の2度目の清涼祭は幕を閉じた。




 ということで清涼祭編終了です。結局龍之介は殆ど飲めませんでしたね。可哀想に。

 そして次の話からは如月グランドパーク編です。いよいよ爽に本格的にスポットライトが当たります。どうぞお楽しみに。
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