バカとお酒とパチンカス 3浪と3留の物語 作:スピリタス3世
問 次の問いに答えなさい
『 物事は繰り返されるものである、をことわざで言うとなんと言うでしょう。 』
鷹狩龍之介の答え
『 二度あることは三度ある 』
教師のコメント
正解です。流石ですね、鷹狩君。
木下秀吉の答え
『 輪廻転生 』
教師のコメント
来世もFクラスですか?
吉井明久の答え
『 爽によるパチスロのための欠席 』
教師のコメント
蕨屋敷君は卒業する気があるのでしょうか?
蕨屋敷爽の答え
『 遠隔操作 』
教師のコメント
気持ちは分かりすがそんなことは起きてませんよ。
side 爽
記念撮影が終わると、たいそう頭の悪そうな2人がやって来た。
「ああっ!写真撮影してる!あたしらも撮って貰おうよ♪」
「オレたちの結婚記念にか?おい係員!オレたちも写ってやんよ‼︎」
龍之介が対応する。
「すいません、こちらは特別企画ですので……」
「ああっ⁉︎いいじゃねえか⁉︎オレたちオキャクサマだぞゴルァ‼︎」
「きゃーっ!ジョータ、かっこいーっ!」
そうか?私にはそうは見えないが。そしてこういった人間を龍之介は得意としている。さてと、友のお手並み拝見といくか。
「申し訳ございません。こちらはプレミアムチケットがないと体験することが出来ないんですよ。」
「ああっ⁉︎これはプレミアムチケットじゃねえのか⁉︎」
「はい。」
「じゃあプレミアムにしろ‼︎なんせオレたちの方があのクソダセエジャリどもよりもプレミアムだからなぁ⁉︎」
想像以上に頭悪いな、コイツ。凄い言いがかりだ。
「分かりました。ではこちらのチケットをプレミアムにしますよ。但し………」
「おお、話が分かるじゃねえか‼︎」
霧島が動揺する。
「…そんなの、良くない!…雄二のことをバカにしたくせに!」
「落ち着け翔子。」
「代表、彼には何かしらの考えがあると思うわ!」
「彼奴が無策なわけなかろう。」
「…そ、そうなのかな?」
さて、彼奴がやるのは………
「今から1000万円を支払って下さい。それが出来ないならこのチケットをプレミアムチケットにすることは出来ません。」
金を使った脅しか。
「おいテメェ、ふざけんじゃねえよ‼︎」
「持ってるわけないじゃない!」
「ぶっ飛ばすぞコラァ‼︎」
「なるほど〜、暴力ですね!そしたらお客様の結婚式は刑務所で行われることになりますがよろしいでしょうか?」
「「ふざけんなよ‼︎」」
「ふざけておりません。当園の警備はかなり強力ですのでこういった暴力や強盗はすぐに取り締まることができるんですよ。ちなみに今の会話も録音してあるので外にバラしても無駄ですよ〜。」
「クソが‼︎」
「まあまあ、当園ではプレミアムチケットが無くても楽しめる要素が沢山ありますので、是非そちらで楽しんで下さい‼︎」
「クソ!いくぞワカナ!」
「へ〜い。」
彼奴は汚い事には長けてるからな。流石だ。その後龍之介が戻ってきて俺たちに声をかけた。
「ということで、実は4人の周りには見えないけど警備員がいっぱいいるんですよね〜。だからもし脱走しようとか考えてるなら諦めた方がいいですよ〜w」
こうして私と雄二の脱走計画は未遂に終わった。
side 雄二
クソ!龍之介に脱走計画を阻止されてしまった。まあそしたら適当に回って帰ることにするか。
「お前ら、なんか行きたいところはあるか?」
「私はパチスロのあるところを推薦する。」
「ね〜よそんなとこ。」
「係員に聞けばあるかもしれない。」
「それじゃあ呼ぶか。」
俺の予想が正しければ秀吉と龍之介以外にも協力者がいるはずだ。ならここは………
「翔子、すまんがちょっと我慢してくれ。」
「…?」
そうして俺は翔子のスカートをめくった。するとカメラを持ったスタッフが現れた。もちろんコイツは………
「染み付いた習性は隠せないようだな、ムッツリーニ‼︎」
「………人違いです。」
だろうな。
「まあいい。それより貴様、ここにパチンコかスロットはあるか?」
「………そんなものはありません。」
「あぁぁぁぁぁぁ‼︎」
爽は悔しがり過ぎだろ。どんだけ好きなんだよ。
「…雄二、えっち///」
ヤバい!翔子に変な勘違いされてる!ここは誤魔化さないと!
「なっ!違うぞ翔子!俺はお前の下着なんかに微塵も興味はない‼︎」
「…それはそれで困る///」
「ぐぁぁぁぁぁぁ‼︎理不尽だぁぁ‼︎」
翔子め、俺の顔を鷲掴みにしやがって‼︎痛いんだよ‼︎
「私が興味あるのはパチンコとスロット、この2つだけだ。」
「爽兄はやっぱりそうだよね!」
簡潔で分かりやすいな、コイツ。そんなことを思っているとここのマスコットキャラがやって来た。
「へいへいお兄さん達〜!フィーが面白いアトラクションを紹介してあげるよ!」
この声は………
「爽、これって島田の声じゃないか?」
「私もそう思った。では確認してみるとするか。」
俺をハメたあのバカへ仕返しをさせてもらおう!
「なあ爽、そういえばさっき明久が女子大生をナンパしてたな。」
「そうだな雄二。しかも彼奴はナンパに成功していたな。」
「はっ⁉︎ちょっとアキ、何してるのよ⁉︎」
やはりな。
「おい島田、アルバイトか?」
「違いますぅ〜!」
「違わないだろ。」
「ドイツ語のArbeitは正社員での労働って意味なので違いますぅ〜♪」
知るかそんなこと。それよりも……
「島田なのは認めるんだな。」
「まあね。」
さてと、せっかく仕事をしている島田にも悪いから一応お勧めを聞いておくか。
「じゃあ島田、お勧めのアトラクションを教えてくれ。」
「えっと、あそこに見えるお化け屋敷ね!」
「そうか。ありがとう。」
「いえいえ〜。楽しんできてね〜!」
恐らくあのお化け屋敷には何かしらの仕掛けが施されているだろう。だから………
「爽、分かってるな。」
「ああ。」
「よしお前ら、お化け屋敷『以外』のアトラクションに行くぞ。」
「私と雄二について来い。」
「ちょっと待ってよ坂本、蕨屋敷!せっかくウチがオススメを紹介したじゃない!」
「お前の口ぶりを察するにお化け屋敷に何か仕掛けられているのは明白だからな。わざわざそんなところに行く気はない。」
「雄二の言う通りだ。どうせ私達をハメるつもりなのだろう。」
「それは困るわ!お願いだからお化け屋敷に行って!」
そのお願いとやらに残りの人生を捧げる気はない!
「「断る!」」
「そこまでだ雄二、爽………じゃなくてそこのゴリラとパチンカス‼︎」
たいそう頭の悪そうなキャラがやって来た。これ絶対アイツだろ。
「その頭の悪そうな仕草、さては明久だな⁉︎」
「私の計算が正しければその通りだ。」
「失礼な!僕……じゃなくてノインのどこが頭悪いって言うんだ‼︎」
「貴様は頭を前後つけてる奴のことを頭が悪くないとでも言うのか‼︎」
「爽の言う通りだな。」
「…雄二、ノインちゃんはうっかりさんだから。」
「翔子、うっかり頭が前後逆になる生物は自然界で淘汰されてると思うぞ。」
「爽兄、誰にだって間違いはあるものだよ♪」
「優子、あれは間違い過ぎだろう。」
子供も泣き出してるんだから早く直せよ!そんなことを思ってると………
「うわぁぁぁぁ、待って下さい明久君!頭が逆です‼︎」
マスコットキャラの格好をした姫路がやって来た。
「アキ、ほら、ウチが直してあげる………よ‼︎」 グイ
「うわぁぁぁぁ!痛いよ美波!首がねじ切れるかと思ったじゃん‼︎」
「ごめんアキ………」
「美波ちゃん、ありがとうございます!あとはあの2人にバレないようにしなきゃいけませんね!」
いや、もう無理だろ。明久×姫路の天然ペアはつくづくお似合いのカップルだな。だが龍之介が最近明久×島田がキテるって言ってたな。まあ確かにバカな明久と世話焼きの島田もお似合いだよな。
そんなことはさておき、とっととずらかるか〜。
「爽、行くぞ。」
「心得た。」
ちなみに後ろでは………
「そういえばアキ、女子大生をナンパしてたって本当?ちょっとウチとお化け屋敷裏に来てくれないかしら〜?」
「ちょっと美波!僕はそんな………」
「今からお仕置きをしなきゃいけませんね!美波ちゃん、明久君を連れて行きますよ!」
「了解!」
「やめてぇぇぇぇぇぇ‼︎」
と明久が虐められていた。ざまあみろ。俺をハメた罰だ!
俺達がお化け屋敷から遠ざかろうとすると、別のスタッフが現れた。
「Hey guys! Meと一緒にGhost屋敷にGoしようぜ〜‼︎」
めちゃくちゃキャラが濃いスタッフだった。ただあまりにも吐息が酒臭かったのですぐに変装した龍之介だと分かった。
「爽、パチンコ玉。」
「心得た。」
「Ha⁉︎ いきなりMeのTINTINにパチンコBallをHitさせようとするなんて、なんて酷いGuysなんだぜ!」
股間を抑えられてしまった。これでは爽のパチンコ玉攻撃が効かない。さて、どうすべきか………。そんなことを思っていると、龍之介がとんでもないことを言った。
「Ms.坂本翔子、Ms.蕨屋敷優子、Ghost HouseはYour Boyfriendに抱きつき放題なんだぜ‼︎」
「…雄二、お化け屋敷に行きたい!」
「汚いぞ貴様‼︎優子と霧島を使って人を罠にハメようだなんて‼︎その横暴を私は絶対に許さない‼︎」
「それとコイツらの苗字はそれぞれ霧島と木下だ!勝手に入籍させるな‼︎」
「…大丈夫、すぐに変わるから!」
翔子、頼むから腕を掴んで引っ張ってくのはやめてくれ。そんなことを思っているとさっきまで黙ってた木下が口を開いた。
「みんな、せっかくアタシたちのために作ってくれたんだから行ってみようよ♪」
お前、罠だというのにそれを踏み抜くつもりか⁉︎清涼祭のときの頭のキレからして気づいていると思うんだけどな〜。そんなことを思ってると爽が返事をした。
「優子、私の計算が正しければあれは絶対に罠だ。だから行ってはいけない。」
「じゃあアタシが一人で先に行って仕掛けを確かめてくるね‼︎だから皆はここで待ってて‼︎」
「ちょっと待て‼︎流石にそれは危ない‼︎だから私も行く‼︎」
おい爽。釣られてどうすんだよ………って翔子!俺の腕を掴むな!
「…私たちも行く!」
「やめろ翔子ぉぉぉぉ‼︎」
「ではMeが案内しま〜す!」
こうして俺たちはお化け屋敷に行くことになった。
お化け屋敷の入り口までくると、龍之介とマスコットキャラ(CV.Fクラスの女子2人)が出迎えてくれた。
「Hey guys!Ghost HouseにInする前にこの誓約書にsignしてクダサ〜イ!」
誓約書付きお化け屋敷か。スリルが多いってことだな。面白そうじゃねえか!そう思って誓約書を見てみると………、
〜〜〜〜〜誓約書〜〜〜〜〜
1.私、坂本雄二は霧島翔子を妻として生涯愛し、苦楽を共にすることを誓います。
2.婚礼の式場には如月グランドパークを利用することを誓います。
3.どのような事態になろうとも、離縁しないことを誓います。
以上について承諾し、誓約・署名いたします。
署名:__________________
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
地獄のようなことが書いてあった。
「…はい雄二、実印。」
「朱肉はここにあるわ‼︎」
「俺だけか⁉︎俺だけがこの状況をおかしいと思っているのか⁉︎」
「それはJokeだぜ!」
「写しまで用意しているくせに冗談だと言い張るのか!」
全く、コイツらは人の人生を何だと思っていやがる。さて、爽は…………
「あ、あぁ、あぁぁぁぁぁぁぁ‼︎」
「大丈夫、爽兄⁉︎」
俺と同じような反応をしていた。さて、どんなことが書いてあるんだろう。
〜〜〜〜〜誓約書〜〜〜〜〜
1.私、蕨屋敷爽は今後一切パチンコやスロットをしないことを誓います。
2.それに伴って全てのパチスロ店の会員カードを返却することを誓います。
3.もし違反が判明した場合は、自身の財産を父、蕨屋敷亮に全て譲渡することを誓います。
以上について承諾し、誓約・署名いたします。
署名:_________________
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
俺とは全然違うけど、効果はてきめんだな。
「朱肉はこちらですよ〜。」
「You のハンコはこちらデ〜ス!」
「貴様ら!私を虐めるなあぁぁぁぁぁぁ‼︎」
「爽兄、落ち着いて!書かなくても大丈夫だから、ね!」
「それだとお化け屋敷に行けないだろうが‼︎」
「すいません、冗談です♪」
「ブチ殺すぞ貴様ら。」
「Oh〜、very 怖いねぇ〜♪」
そんなやりとりを見ていると、後ろから別のスタッフが現れた。
「………荷物を預かります。」
「私も預かりますよ♪」
なんだ、ムッツリーニと秀吉か。
「…お願い。…零れちゃうから横にしないで欲しい。」
「アタシのもそうしてくれると助かります!」
「………分かりました。」
「私にお任せ下さい♪」
さてと、お化け屋敷に行くか〜。でもさっき煽ってた龍之介の顔がムカついたから仕返しをしてやろう。爽とアイコンタクトを取ってから作戦を実行だ!
「そういえば爽、龍之介がこの後20分後くらいに雀荘行くって言ってたよな。」
「彼奴は昨日の飲み会で、明日は好みの女流麻雀プロが来店すると興奮して言っておったからな。私の計算が正しければ意地でも行くはずだ。」
「Hey guys! そんなことをMeは言って………」
「龍之介君、大事な作戦中に何を考えてるんですか?」
「アンタまさかサボるつもりじゃないでしょうね〜?」
「ちょ、違うんだ2人とも‼︎これは……!」
「とりあえず裏でお話ししましょうね〜♪」
「やめてぇぇぇぇぇぇ‼︎」
よし、悪は成敗出来た。さて、お化け屋敷に………
『ワシじゃ。ターゲットがお化け屋敷に入りおった。明久考案の作戦を実行するのじゃ‼︎』
って明久考案の作戦か!アイツ如きの作戦に乗ってたまるか‼︎そう思いながら俺達はお化け屋敷に入った。
ということでヤンキー登場からの誓約書まででした。ちなみにヤンキーの名前は龍之介とちょっと被るという理由で原作のリュータからジョータに変えました。
さて、次回はお化け屋敷と出来レースクイズ大会です。お楽しみに。