バカとお酒とパチンカス 3浪と3留の物語 作:スピリタス3世
問 次の問いに答えなさい
『 男女の恋愛について自由に論じなさい。 』
姫路瑞希の答え
『 頼りない自分を一生懸命守ってくれるような優しい人が大好きです。 』
教師のコメント
姫路さんらしい回答ですね。そんな姫路さんには是非ともそんな男性と幸せな未来を築いていけるよう応援しています。
木下優子の答え
『 不器用だけどとても優しい人が大好きです。 』
教師のコメント
同じく優しい木下さんはそんな男性と是非とも幸せな家庭を築いて欲しいですね。
蕨屋敷爽の答え
『 私にパチスロ軍資金を貢いでくれる年上か同級生が欲しい。 』
教師のコメント
女性を堂々とATMだと言える貴方の感性がもはや羨ましいです。
坂本雄二の答え
『 暴力的な人はにがーーー霧島翔子さんのような品のあるおしとやかな女性が大好きです。 』
教師のコメント
途中から明らかに筆跡が変わっているような気がするのですが。
鷹狩龍之介の答え
『 騙されやすくて簡単にヤレる女。 』
教師のコメント
なんて気持ちのいいゲス野郎なんでしょう。
side 雄二
俺達はお化け屋敷に入ったわけだが、これが思ったよりも雰囲気がある。廃病院を改造しただけのことはあるな。
「…ちょっと怖い。」
「こういうのにあまりビビらないお前が怖がるなんて珍しいな。」
と翔子もこんな感じだった。そしてあっちの2人はというと………
「爽兄、雰囲気満点だね!でも大丈夫!アタシが守ってあげる!」
「心得た。」
全くビビってない。爽に至ってはあまり関心がなさそうだし。流石だな。そんなことを思ってるとどこからか怨嗟の声っぽいものが聞こえてきた。
『…………じの方が………よりも………』
「…この声、雄二?」
「う〜ん、言われてみればそう聞こえるな。」
「私の計算が正しければあれはただの秀吉の声真似だ。」
「なら恐れることはないな。明久の作戦も所詮こんなもんか。」
さて、こんなものは通り過ぎて………
『姫路の方が翔子よりも好みだな。胸も大きいし。』←雄二(CV.秀吉)
お化けよりも恐ろしいものが聞こえてきた。なんてこと考えるんだ、あの野郎‼︎
「…雄二、覚悟できてる⁉︎」
「怖え‼︎確かにこれはスリル満点の演出だ‼︎」 ガタン
お?後ろに何か落ちたぞ!チャンスだ!この演出で誤魔化す!
「しょ、翔子!何か落ちてきたぞ‼︎」
「…これは………、金属バット‼︎…気が利いてる‼︎」
利いてねえよ‼︎俺を殺す気じゃねえか‼︎クソ、こうなったら手段は選んでられない‼︎
「爽、翔子の眉間にパチンコ玉をぶち当ててくれ‼︎」
「心得た!」
「…蕨屋敷、邪魔しないで‼︎」
「みんな、喧嘩はダメだよ〜!」
木下、喧嘩の仲裁をしようとしてくれてありがとな!だがこれは命のやり取りなんだ!なりふりかまっていられない‼︎そんなことを思ってると再び怨嗟の声が聞こえてきた。
『おい爽‼︎お前まさか……⁉︎』←龍之介
『あぁ、私は優子と付き合うと決めたんだ。そして2人の時間を確保するためにもうパチスロはやめる‼︎』←爽(CV.秀吉)
『凄いな、お前‼︎』←達哉(CV.秀吉)
『彼女さんもこれ聞いたら喜ぶだろうね〜。』←圭人(CV.秀吉)
嘘だろ?あの爽がパチスロをやめるだと⁉︎友達と思われる2人の声も聞こえるってことは、もしやこれは秀吉の演技じゃないのかもしれない。だとすると………
「ち、違うぞ優子!私はこんなことを言った覚えはない‼︎でも、昨日の飲み会の記憶がないからもしかしたら言ったのか……?いや、絶対に言ってない‼︎えっと……」
「そ、爽兄!き、気を遣わなくていいよ!アタシのことよりもパチスロのことを優先させていいからね!なんならアタシと別れても大丈夫だよ!今まで気を遣わせてごめんね!」
「い、いや違う!貴様とは付き合ったままでいるから!だから安心して欲しい‼︎」
ヤバい!木下の泣き落としによって爽が無力化された‼︎そうなると………
「…雄二。」
「ひぃぃぃぃ〜‼︎」
翔子がフリーになってしまう‼︎なんとか逃げないと‼︎全く、趣旨は違うが最高に恐ろしいお化け屋敷だな‼︎
命からがらお化け屋敷から脱出すると、そこには俺達を陥れた悪魔共がいた。
「僕……じゃなくてノインの考えたお化け屋敷はどうでした?」
「結婚したくなりましたか♪」
「な訳ねえだろ。むしろ溝が深まった気分だ。」
「おかしいですね〜?危機的状況に陥った男女は結ばれるという話なんですけどね〜?」
「ひでよ……じゃなかった、この娘の言う通りですよ!」
「襲い来る危険が結ばれるべき相手自身でなければな。」
コイツらの頭の中はどうなってやがる。遅れて他の3人が出てきた。爽がブチ切れてる。まあそうだよな………
「おい明久‼︎早く股間を出せ‼︎」
いや、その発言はアウトだろ。何言ってんだよコイツ。
「ノインの服はここでは脱げませ〜ん♪」
「貴様、後で始末するからな。覚えてろよ。」
「無理で〜す!」
「…あの、私のバ……」
「それでは、豪華ランチに皆さんをご招待しま〜す♪私についてきてくださ〜い♪」
豪華ランチか。それより、翔子は何を言いかけたんだ?
「翔子、お前どうしたんだ?」
「いや、なんでもない………」
「そうか。」
まあいい、とりあえず豪華ランチを食べるとするか!
side 爽
明久め、後で絶対に股間を潰してやる‼︎そんなことを思いながら会場に入ると、ムッツリーニ似の係員、というか本人が案内してくれた。
「………いらっしゃいませ、坂本雄二&翔子様と蕨屋敷爽&優子様。」
「いよぅムッツリーニ、俺達はどこへ行けばいいんだ?」
「………あちらです。」
そうして私達は普通にテーブルに着き、普通に昼食を食べた。これほどの昼食、かなりの値段がするだろう。一体この値段で何ゲーム回せるのだろうか?そんなことを思っていると、前の方に島田が現れた。彼奴は何をするつもりだ?そんなことを思ってると………
「皆様、本日は如月グランドパークプレオープンイベントにご参加いただき、誠にありがとうございます‼︎なんと本日ですが、この場に結婚を前提に交際を始めようとしている高校生カップルが2組いらっしゃっているのです!」
いきなり私達がスポットライトに当たる羽目になった。仕掛けがないと思ったらこういう事だったのか‼︎
「そして当如月グループとしてはそんな4人を応援するための催しを企画させていただきました‼︎題して、『如月グランドパークウェディング体験』プレゼントクイ〜ズ‼︎本企画の内容は至ってシンプル!こちらの出題する5題のクイズに見事全問正解したら、弊社が提供する最高級ウェディングプランを体験して頂けるというものです!」
なんだそれは。そんなのを大勢の人の前でやってしまったら戻れなくなるだろ。ふざけるな!そんなもの、優子にとっては大迷惑だろ‼︎
「もちろんご希望であれば、そのまま入籍という事でも問題ありません!」
いや、大問題だろ。
「それでは坂本雄二&翔子さん、蕨屋敷爽&優子さん!前方ステージへお越し下さい‼︎」
「…雄二、行くよ‼︎」
「やめろ翔子ぉぉぉぉ‼︎」
「爽兄、アタシ頑張るね!」
「ああ。」
だが私としては頑張って頑張らないようにしなければならない。雄二と作戦会議だ。
「雄二、分かってるな。」
「ああ、俺達がやるべき事は……」
「「わざと間違える‼︎」」
よし、これで完璧だ。さて、作戦開始といこうか‼︎どのような問題でもかかってこい‼︎
「では第一問!坂本雄二さんと翔子さんの結婚記念日はいつでしょうか?」
おかしい。問題の意味が分からない。
「…はい!…毎日が記念日!」
「やめてくれ翔子‼︎恥ずかしさのあまり死んでしまうから‼︎」
「正解です‼︎」
いや正解なのかよ‼︎司会役の島田の笑顔が非常に腹立たしい。
「それでは第二問!」
まあいい。ここで絶対に間違えてやる!
「関数tをラプラス変換するとどうなるでしょうか?」
おかしくはない。だが純粋に問題の意味が分からない。
「はいっ‼︎」
「では蕨屋敷優子さん、お答え下さい!」
「sの-2乗‼︎」
「正解です‼︎優子さんは高校生でありながら大学レベルの数学が分かるんですね。流石です!」
「ありがとうございます‼︎」
いや大学レベルかよ。正答なのか誤答なのかも分からねえよ。あとこのクイズ、最初は出来レースだと思っていたが、これでは本当に出来レースかどうかが分からないではないか。
「それでは第三問、4人の結婚式はどちらで挙げられるのでしょうか?」
「はい。」
「それでは坂本雄二さん!」
頼んだぞ、雄二!
「潜○蛇手‼︎」
「正解です‼︎」
は?場所の名前ではないだろ。
「お二人の挙式は、当園にある如月グランドホテル鳳凰の間、別名『潜○蛇手』で行われる予定です‼︎」
いや、その名前絶対今考えただろ。やはり出来レースではないか。だったらここは……
「では第四問!ナビエ……」
「はい。」
「では蕨屋敷爽さん!」
「分かりません。」
「正解です‼︎」
は?これは完全に出来レースじゃないか‼︎
「ナビエ・ストークス方程式の解の存在と滑らかさは、現在未解決問題となっている重要な数学の問題です。将来蕨屋敷爽さんと優子さんが夫婦二人で解決して下さることを如月グループとしては期待しております‼︎」
いや出来レースではないのか‼︎全く紛らわしいな‼︎畜生め‼︎こうなったら最後の問題を絶対に間違えてやる‼︎ん、雄二が話しかけてきたぞ?
「爽、最後は2人で別々の答えを言って間違えよう。」
「心得た。」
成る程、素晴らしい作戦だ。実行させてもらおう!
「それでは最終問題です!貴方達の………」
「「はい‼︎」」
雄二と同時に答える!さて、これは誰に解答権が与えられるんだ?
「それでは一人ずつお答え下さい!」
「分かりません‼︎」
「ジャ○ラー。」
よし。2人でばらければ正解にはならないだろう。さてと………
「2人とも正解です‼︎」
「「えっ?」」
「貴方達の将来の夢が分かりました!坂本雄二さんは決まってないようですが、これから色々悩んで決めて下さいね!蕨屋敷爽さんはジャ○ラーなどの機種があるスロットやパチンコで将来稼ぐようです。頑張って下さい‼︎2人とも素晴らしい夢ですね!」
そういう問題だったのか‼︎騙された‼︎しかもジャ○ラーから強引に繋げてくるとは………。完全に私の想定外だった。
そんなことを思いながら会場の外に出ると、姫路と龍之介が現れた。
「全問正解、おめでとうございます‼︎」
「You達にWedding体験をPresentシマ〜ス‼︎」
龍之介の喋り方本当に腹立たしいな。殴ってやりたいほどだ。
「それでは女性陣はこのスタッフについて行って下さい!」
「初めまして。貴女方のドレスのコーディネートを担当させて頂きます。一生の思い出になるようなイベントにするためにお手伝いさせて下さい。」
「「よろしくお願いします‼︎」」
随分と本格的だな。さて、私達は………
「ではMenはこのStun GunでDieしてクダサ〜イ‼︎」
「「はっ?」」
あれ、視界が……… バタン
ということでお化け屋敷と出来レースクイズ大会でした。原作では不良2人が、「アンタらが特別なのはおかしくな〜い?」って言って現れるのですが、特別な理由を龍之介がそれっぽく(金をくれと)喋ってしまったので出て来ませんでした。
ちなみに美波が(本人にとっては)かなり難しい日本語をペラペラ喋っていますが、これはマイクで龍之介がこっそりサポートをしてやっています。美波自身がもっと日本語を使えるようになりたい、とお願いしたのでこうなりました。
そして、次回はいよいよウェディング体験です!お楽しみに。