バカとお酒とパチンカス 3浪と3留の物語 作:スピリタス3世
強化合宿一日目の日誌を書きなさい。
姫路瑞希の日誌
『 電車が停まり駅に降り立つと、不意に眩暈のような感覚が訪れました。風景や香り、空気までもがいつも暮らしている街とは違う場所で、何か素敵なことが起きるような、そんな予感がしました。 』
教師のコメント
環境が変わることで良い刺激が得られたようですね。姫路さんには高校二年生という今この時にしか作ることのできない思い出が沢山出来ることを願っています。
土屋康太の日誌
『 電車が停まり駅に降り立つと、不意に眩暈のような感覚が訪れた。あの感覚は何だったのだろうか。 』
教師のコメント
乗り物酔いです。
鷹狩龍之介の日誌
『 電車が停まり駅に降り立つと、体の奥底で溜まっていたものが世界に解き放たれた感覚を味わいました。あれは一体何だったのでしょうか。 』
教師のコメント
酒の飲み過ぎで吐いてるだけだと思います。
坂本雄二の日誌
『 駅のホームで大きく息を吸い込むと、少し甘いような、仄かに酸っぱいような、不思議な何かの香りがした。これがこの街の持つ匂いなんだな、と感慨深く思った。 』
教師のコメント
隣で土屋君と鷹狩君が吐いていなければもっと違った香りがしたかもしれませんね。
蕨屋敷爽の日誌
『 電車に乗る前から手の震えが止まらなかった。何かを打ちたいという渇望が身体の奥底から溢れ出るのを感じた。あれは一体何だったのだろうか。私はそれを知る為にパチスロ店へと向かった。 』
教師のコメント
もう答えが出てるじゃないですか。
side 龍之介
遂に強化合宿当日を迎えたわけだが………
爽『パチンコを打つから遅れる。先に向かってろ。』
と復讐相手が電話でまさかの遅刻宣言をした。まあ復讐自体は元々合宿所でやろうと思ってたわけなんだけど、コイツの場合はこのまま合宿自体に来ないことがあり得るからな〜。しかも今回に限って来させるための脅迫材料に使えそうな木下が風邪を引いて休みというね。これじゃあ合宿所に復讐動画の運搬を手配した意味がないじゃないか‼︎
ということで俺は他のみんなと一緒に仕方なく合宿所に向かうことにした。ちなみに合宿所は卯月高原という避暑地にあるよ。学園から電車と乗り継いで5時間かかるんだよね〜。だから………
姫路「あと2時間くらいですね。」
龍之介・明久「「暇や〜‼︎」」
めっちゃ暇なんだよね!ちなみに俺は4人のボックス席に
明久「何か面白いものないかな〜?」
龍之介「鏡を見てくれば?」
明久「それは僕の顔が面白いと言いたいのかな?」
龍之介「いや、明久の顔はなんていうか………笑えない。」
明久「笑えない⁉︎そんなに酷い状態なの⁉︎」
ごめん明久、本音を言うと割と整ってる方だと思うよ。でも羨ましいから言わない‼︎絶対に言わない‼︎女の子2人に迫られてるのが羨ましいとか絶対に言わない‼︎
龍之介「面白いって言うのは明久の守護霊のことだね〜。」
明久「守護霊?そんなものが見えるの?」
龍之介「うん!ビール瓶を片手に血みどろで茶髪を振り乱しているのが!」
明久「それはどう考えても僕を護ってないよね?あとそれってただの龍之介なんじゃ?」
龍之介「なわけないでしょ⁉︎なんせ俺は酒を飲んで暴れたという記憶なんてないからね‼︎」
明久「嘘つけ‼︎」
嘘じゃないよ!なんせ暴れている時は記憶が無いからね!
龍之介「まあ安心して、明久の守護霊の件は半分冗談だから!」
明久「あ、なんだ!びっくりした!」
龍之介「本当はビール瓶じゃなくて焼酎のボトルだね!」
明久「そこは一番どうでもいいよね‼︎」
龍之介「どうでも良くないでしょ‼︎ビールと焼酎は全然違うんだよ⁉︎飲んだ事ないくせに偉そうに酒を語るな‼︎」
明久「ねえ、これ僕が悪いの?」
姫路「絶対に違うと思います!」
全く、酒の種類をどうでもいいとかいう奴には3年後にきちんとお仕置きをしてやるからな‼︎
まあそれはともかく、電車の中で飲む酒はやっぱり旨いよな〜。ちなみに今飲んでるのはビールだよ。移り変わる景色を眺めながら飲むビールは最高だよね!今がまあまあ暑いということもあってさらにピッタリだ‼︎
そういえば、さっきから美波は何を読んでるんだろう?
龍之介「美波、何それ?」
明久「僕も気になる‼︎」
美波「これは心理テストの本。百均で売ってたんだけど意外と面白いの!」
明久「へ〜。じゃあ僕にも問題出してよ!」
龍之介「俺にも‼︎」
姫路「私はとりあえず2人の答えを聞いていますね。」
美波「じゃあいくよ!
『次の色でイメージする異性を挙げて下さい。
①緑
②オレンジ
③青 』
それぞれ似合うと思う人の名前を言ってもらえる?」
龍之介「①工藤、②美波、③瑞希‼︎」
明久「①秀吉、②姫路さん、③美波‼︎」
美波「へ、へぇ〜。じゃ、じゃあ次の問題にいくわね!」
おいコラ。その先を言わないと意味ないでしょうが‼︎瑞希も同じことを思ってたのか代わりに本の中を覗いてくれた。
姫路「えっと〜、って明久君、なんで美波ちゃんが青で私がオレンジなんですか⁉︎」
なんかめっちゃキレてんだけど⁉︎怖⁉︎
明久「え⁉︎ど、どうしたの姫路さん⁉︎」
姫路「り、理由を言って下さい‼︎正直に‼︎」
龍之介「いや、別に大した理由はないと思うけどね。」
明久「前に見た2人のパンツの色!」
龍之介「本当に大したことなかったね。」
美波「窓から捨てるわよ?」
姫路「それとも王水をかけましょうか?」
明久「やめて下さい!」
龍之介「まあまあ落ち着けよ2人とも!えっと、それぞれの色は……」
そうして俺が美波の本を覗き込むと………、凄いことが書いてあったので紹介することにしたよ!
龍之介「①緑は『友達』、②オレンジは『元気の源』、③青は『意中の相手』だね‼︎」
明久「えっ⁉︎」
ちなみにこの本の通りだと俺が瑞希のことを好きな事になるね。別にそんな想いは抱いてないんだけどな〜。もしかしたら俺が自分の気持ちに気付いてないだけかな?いや、そんなことはないと思うけどな〜。やっぱり所詮は安物か。
明久「いや、あの、その……ほらさ!こういうのをあまり当てにしない方がいいと思うよ!」
美波「そ、そうよね!」
姫路「明久君の言う通りです‼︎ちなみに龍之介君はなんで青で私だったんですか?」
龍之介「マタニティーブルーから連想したのさ‼︎」
姫路「それって私が妊婦みたいな体型をしているからですか?」
ヤベ、この女気づきやがった。ここは誤魔化すか……
龍之介「いや、ここ最近ちょっとブルーな気持ちっぽく見えたからさ………」
姫路「さっきまではそんなことなかったんですけど。それにマタニティーは要らなくないですか?」
龍之介「つい癖で♪」
姫路「美波ちゃん、このゴミを窓の外から投げてくれませんか?」
美波「OK瑞希!」
龍之介「ストップストップ‼︎やめてよ2人とも!」
明久「そうだよ!ゴミを外に捨てるのは良くないと思うよ♪」
龍之介「明久、ありがとう!でも俺をさらっとゴミ扱いしたことは許さないよ?」
明久「ゴミはきちんとゴミ箱に捨てないと!」
龍之介「うるさいなぁ、ぶっ殺すよ?」
姫路「殺されるのは貴方だと思うんですけど?」
龍之介「すいませんでした。まあとにかく、この心理テストはやめよっか。」
美波「そ、そうね……」
ということで心理テストは中止となった。これ以上やると明久と女子2人の関係にヒビが入りそうだったからね!
明久「それじゃあ次は何やる?」
龍之介「う〜んと、そうだ!インサイダーゲームをやろう!」
明久・姫路「「何(ですか)、それ?」」
美波「ウチやったことあるわ!」
まあ美波がいたドイツはアナログゲームが盛んだからね。やったことありそうだよね。
龍之介「簡単に言うと、出題者であるマスターとその他のお題を当てる人に分かれてお題が何かを当てるゲームだね。お題を知ってるマスターに対してその他の人は『はい』か『いいえ』で答えられる質問を繰り返し、制限時間以内にお題を当てにいくゲームだよ!」
明久「お、面白そう!」
姫路「でもそれだけだと単純過ぎませんか?」
美波「そこで一つ面白い要素があるの!」
龍之介「実はお題を当てる側にマスターすら誰だか分からない、元々お題を知ってる奴が存在するんだよね!そいつのことをインサイダーって言うよ!」
これがこのゲームの一番面白い要素だよね!
明久「なんだって⁉︎」
美波「インサイダーは他の人に自分がインサイダーだとバレないようにしながら、他の人と一緒に質問をしてお題を当てにいくのよ!」
龍之介「そして誰か一人がお題を当て終わったら、今度は全員でインサイダーが誰だったのかを当てるんだよ!そしてインサイダーはそこで当てられなかったら勝ち。マスターと他の解答者はインサイダーを当てられたら勝ちだよ‼︎制限時間はお題を当てた時間と一緒ね。」
美波「だからあまり早くお題を当て過ぎるとその分インサイダーが誰かを考える時間も短くなるわ。」
明久「なるほどね〜。」
龍之介「ちなみにお題を制限時間内に当てられなかったら全員の負けです‼︎」
だからインサイダーは、自分がインサイダーだとバレないようにしながらそれっぽく質問して誘導し、他の人にもお題を当てられるようにするんだよね。
龍之介「以上、よろしいか⁉︎」
姫路「OKです!」
明久「た、多分大丈夫!」
ということでインサイダーゲームが始まった!
龍之介「それじゃあこの役職が書かれたカードを一人一枚ずつ取ってください‼︎他の人には見せちゃあダメだよ?」
明久・姫路「「はい‼︎」」
美波「ただ、お題を出すマスターの人だけは名乗り出てね。」
明久・姫路「「はい‼︎」」
えっと、最初の役職は………
龍之介「俺がマスターだぜ‼︎」
ということで俺がお題を出す番だ‼︎
龍之介「お題はこのお題カードに書いてあるからね。最初はこのカードの中から俺がお題を選ぶので、みんなは目を閉じててね。」
さぁって、どんなお題にしようかな〜?お、これが良さそう!
龍之介「それじゃあ俺はお題を決めたので目を閉じます‼︎その間にインサイダーの人は目を開けてお題を確認して下さい!返事はしなくていいよ?」
こうして目を閉じてしばらく待つ!こうすることでマスターにもインサイダーが誰だか分からなくするのさ!
龍之介「それじゃあインサイダーの人は目を閉じて下さい!その後にマスターがお題を隠します!」
ということで俺が再び目を開けてお題を隠したよ。
龍之介「それじゃあ、みんな目を開けて下さい‼︎それでは、ゲーム、スタート‼︎」
こうしてインサイダーゲーム、第一ラウンドが始まった。
side 明久
えっと、僕はインサイダーではないみたい。それじゃあ頑張ってお題を当てにいくか!
美波「それは食べ物ですか?」
龍之介「いいえ!」
明久「えっと、それは飲み物ですか?」
龍之介「いいえ!」
どうやら飲食物では無いみたい。
姫路「それは固体ですか?」
龍之介「はい!」
固体か〜。それなら!
明久「それは何でできていますか?」
龍之介「はい、か、いいえ、で答えられる質問にしてね〜。」
あ、そうだった……。ならどうやって聞こうかな〜。他の人の質問を待ってみるか!
姫路「それは木でできていますか?」
龍之介「はい!」
姫路さん、ありがとう!なるほど、木ね!
姫路「それは手のひらサイズですか?」
龍之介「いいえ!」
姫路「それはこの電車よりも大きいですか?」
龍之介「いいえ!」
う〜ん。その間の大きさか……。
姫路「それはホームセンターで買えますか?」
龍之介「はい!」
ホームセンターで買える………。なるほど、分かったぞ!
明久「それは椅子ですか?」
龍之介「いいえ!」
美波「それは本棚ですか?」
龍之介「いいえ!」
姫路「それはベッドですか?」
龍之介「いいえ!」
なるほど、その3つのどれでもないとしたら!
明久「それは机ですか?」
龍之介「ピンポ〜ン、正解です!」
明久「やった〜‼︎」
やった!お題を当てられたよ!
龍之介「それじゃあここからが本番だね。果たして誰がインサイダーなのかな?」
う〜ん。お題を当てることに一生懸命になりすぎて、怪しい人を見つけられなかったな………
姫路「あ、明久君だと思います!答えを当てたので!」
美波「でもあの流れなら誰だって当てられると思うよ?それよりもウチは瑞希が怪しいと思うわ!質問した内容が、固体かどうか、材質は何か、ホームセンターで買えるか、と寄り道をしないで答えに近づく内容だったからね。」
龍之介「最後の答えだけ自分が外したのもそれっぽいよね。」
う〜ん。そう言われると姫路さんっぽい気がする。
姫路「え、えっと、私じゃないですよ!」
龍之介「よし、それじゃあインサイダーが誰かを当てようか!まずは解答者である明久以外で、明久がインサイダーかどうかを投票するんだよね。親指を上に向けたらインサイダー、下ならNotインサイダーという意味だね。それで多数決をとるよ!それじゃあいっせ〜の!」
龍之介・美波→明久はインサイダーではない
姫路→明久はインサイダー
龍之介「それじゃあ全員の意見は明久がインサイダーではない、ということで!それじゃあ明久は役職をみんなに知らせて!」
明久「ほい!僕はインサイダーではありません!」
龍之介・美波「「イェ〜イ!」」
姫路「そ、そうなんですか……」
龍之介「それじゃあ次は誰がインサイダーかを全員で投票します!俺の合図で自分がインサイダーだと思う人を指さしてね!では、いっせ〜の!」
龍之介・明久・美波→姫路がインサイダー
姫路→美波がインサイダー
龍之介「それじゃあ瑞希の役職は?」
姫路「インサイダーです……」
龍之介・美波・姫路「「「イェ〜イ!」」」
というわけで僕たちの勝ちだ。やったね!
姫路「これ、意外と難しいです……」
龍之介「でしょ?」
明久「でも結構面白いね!」
美波「面白さを分かってくれて良かったわ!」
意外と楽しいね、これ‼︎
龍之介「それじゃあ第二ラウンド、いきますか!」
姫路「次は負けません‼︎」
ということで選んだ役職は………インサイダーだった。マジか!
美波「マスターはウチね!それじゃあみんな目を閉じて!」
龍之介・明久・姫路「「「は〜い!」」」
美波「よし、お題を決めたわ!それじゃあウチは目を閉じるからインサイダーの人は目を開けてね!」
えっと、お題は………『原子力発電』⁉︎難し過ぎるでしょ‼︎ど、どうしよう………。とりあえず目を閉じなきゃ!
美波「それじゃあインサイダーの人は目を閉じてね!ウチがお題を隠して……OK、全員目を開けて!それじゃあ第二ラウンド、スタート!」
よし、ここは思い切って!
明久「それは原子力発電ですか⁉︎」
美波「えっ⁉︎せ、正解‼︎」
やった‼︎これでたまたま当てたように見えるね!
美波「それじゃあ、アキがインサイダーだと思う人!」
龍之介・姫路・美波「「「は〜い‼︎」」」
明久「えっ⁉︎なんで⁉︎」
なんでみんな分かったの⁉︎
龍之介「だって明久が原子力発電なんて単語を知ってるはずがないでしょ?」
明久「ちょっと龍之介!僕は流石にそこまでバカじゃないよ!」
姫路「知ってたとしてもなかなか出てくる単語じゃないですよね?」
美波「アキなら尚更そうね!」
明久「2人とも信じてよ!」
美波「それじゃあ投票しますか!アキ以外の3人でアキがインサイダーかどうかを投票します!せ〜の!」
3人とも→明久がインサイダー
明久「せ、正解……」
龍之介・姫路・美波「「「イェ〜イ‼︎」」」
龍之介「バカのくせに無理するからだよ‼︎」
明久「うるさいそこ‼︎」
クソ!悔しい‼︎
龍之介「それじゃあ第三ラウンド‼︎」
さてと、役職は……インサイダーではないか。
姫路「えっと、私がマスターです!」
ということで姫路さんがマスターとなり第三ラウンドが始まった。
さてと、何を質問しようかな〜?
美波「それは食べ物ですか?」
姫路「いいえ!」
そうだ!それなら!
明久「それは飲み物ですか?」
姫路「いいえ!」
違うのか〜。それなら何を聞こうかな?
龍之介「それで人は殺せますか?」
コイツはいきなり何を聞いてるの?
姫路「えっと………、う〜ん、はい?」
しかも殺せるのかよ!なんか物騒な物なんだね!
美波「それは刃物ですか?」
姫路「いいえ!」
明久「それは鈍器ですか?」
姫路「いいえ!」
龍之介「それは貴方の手料理ですか?」
姫路「いいえ!って餅とかじゃない限り死ななくないですか?」
いや、それが死ぬんだよ。ごめんね姫路さん。
龍之介「う〜ん、それじゃあ、それは貴方の性欲ですか?」
姫路「いいえ!ってそれはどういうことですか⁉︎」
龍之介「いや、サキュバス並みに強いからさ〜。男が死んじゃうかなって思って!」
姫路「ち、違いますよ‼︎何変なこと言ってるんですか⁉︎」
美波「リュウ、セクハラしてると本当に窓から捨てるわよ?」
龍之介「すいませんでした。」
姫路さんに普通にセクハラをするとか、コイツの神経はどうなってるのかな?
龍之介「それじゃあ、それは王水ですか?」
姫路「いいえ!」
龍之介「化学的な物質ですか?」
姫路「いいえ!」
う〜ん、あと人を殺せそうなのって他にあったっけ?
美波「えっと、それは物質ですか?」
姫路「う〜ん、いいえ!」
え⁉︎物ですらなかったの⁉︎じゃあなんだろう?もしかして……
明久「それは死刑ですか?」
姫路「いいえ!」
龍之介「それは拷問ですか?」
姫路「いいえ!」
そうじゃないのか……。なら一体なんだろう?
美波「えっと、物じゃないなら……、それは何かの概念ですか?」
姫路「いいえ!」
え?どういうこと?
美波「それは何かの名前ですか?」
姫路「はい!」
龍之介「それは自然現象ですか?」
姫路「いいえ!」
龍之介「ではそれはイベントの名前ですか?」
姫路「はい!」
お!そういうことね!それなら……
明久「それは断罪イベントですか?」
姫路「いいえ!」
違うんだ。じゃあなんだろう?もう人を殺せそうなイベントなんてないような〜。
美波「ちなみに瑞希はそれを経験したことがあるの?」
姫路「はい!」
え⁉︎そんな死のイベントを姫路さんは経験してるの⁉︎凄いね!
龍之介「それは保健体育の実習ですか?」
姫路「龍之介君は死刑をお望みですか?」
明久・美波「「はい!」」
龍之介「すいませんでした。」
このセクハラアル中はこの際放っておこう。なんとかお題を当てないと!
明久「それは皆が経験するイベントですか?」
姫路「はい!」
龍之介「それは生誕ですか?」
姫路「いいえ!」
いや、確かに経験するけどさ〜。真っ先にそれが出てくるって、やっぱりコイツは変人だよね〜。
美波「それは小学生が経験するイベントですか?」
姫路「はい!」
なるほと!学校行事ね!でも人が死ぬかもしれないイベントとなると………
明久「それは水泳の授業ですか?」
姫路「いいえ!」
違うんだ。じゃあ一体………
美波「それは遠足ですか?」
姫路「いいえ!」
龍之介「それは修学旅行ですか?」
姫路「いいえ!」
美波「それは運動会ですか?」
姫路「はい!美波ちゃん、正解です!」
なるほど、運動会ね!
龍之介「なるほどね〜。確かに熱中症とか組体操失敗の下敷きになって死ぬ人いるもんね〜。」
姫路「そういうことです!」
明久「ちなみに龍之介はなんでそんな変な質問をしたの?」
龍之介「いつも質問するって決めてるからね!」
ただ場を荒らしたいだけじゃん!ゴミかよ!
姫路「それじゃあ、インサイダーが誰かを当てましょうね。」
龍之介「う〜んと、明久はバカだから難しいこと出来なそうだし、美波じゃない?」
明久「失礼な‼︎僕だってもっとちゃんと出来るよ‼︎それより龍之介が怪しいと思う‼︎」
龍之介「えっ?なんで?」
明久「それっぽい質問をしてたから!」
美波「下らない質問と、『イベントですか』みたいな答えに迫る質問を上手く織り交ぜてたからね〜。ウチも結構怪しいと思う!」
姫路「私もそう思います!『人を殺せますか』も自分があたかもインサイダーではないって思わせるような質問でした!」
龍之介「いやいや、ちょっと待ってよ!イベントとかは自然現象からの流れだしさ!ふざけた質問は本当にふざけてただけだよ!それより美波の方がよっぽど怪しいって!」
明久「そうかな?美波がしたのは普通の質問にしか思えないけど?」
姫路「私も……う〜ん、そう思います!」
美波「諦めなさい、リュウ!」
龍之介「嘘でしょぉぉぉぉ‼︎」
ということで投票の番になった。先に答えを当てた美波がインサイダーかそうじゃないの投票だね。結果はもちろん………
龍之介→美波がインサイダー
明久・姫路→美波はインサイダーじゃない
こうなったよね!ざまあみろ、龍之介‼︎
美波「やった〜♪ウチがインサイダーでした!」
え⁉︎マジで⁉︎
明久・姫路「「えっ?」」
龍之介「ほら言ったじゃん‼︎クソ!こういう時に雄二とかがいたら絶対に勝てたのに‼︎」
美波「アンタの日頃の言動のせいね!」
龍之介「クソ〜‼︎それじゃあもう一回だ‼︎」
こうして合宿所に着くまでインサイダーゲームは続いた。
そしてしばらくして、合宿所の最寄駅に着いたのだけれど………
龍之介「飲み過ぎた………。吐きそう………」
アル中がまたやらかしてたので、駅のトイレに捨てて僕たちは先に合宿所に向かった。
ということで電車の中でインサイダーゲームをやりました。結構面白いゲームなので皆さんもやってみてくださいね。ちなみに、本作では4人でやりましたが、5・6人くらいでやる方が面白いと思います。
そして、次はいよいよ合宿所に到着です!果たしてどんなイベントが待ってるのでしょうか。それは次回からのお楽しみに。
最後に、評価・感想をお待ちしております。