バカとお酒とパチンカス 3浪と3留の物語 作:スピリタス3世
強化合宿二日目の日誌を書きなさい。
姫路瑞希の日誌
『 今日は少し苦手な物理を重点的に勉強しました。いつもと違ってAクラスの人たちと交流しながら勉強もできたし、とても有意義な時間を過ごせました。 』
教師のコメント
Aクラスと一緒に勉強することで姫路さんに得られるものがあったようで何よりです。
鷹狩龍之介の日誌
『 今日は少し得意な物理を中心に勉強しました。いつも同じで鉄人と交流しながら勉強できましたし、とても有意義な時間を過ごせました。なのでこれを明日の実験に活かしたいと思います。 』
教師のコメント
西村先生の指導はさておいて、鷹狩君は明日何をするつもりなのですか?
土屋康太の日誌
『 前略 夜になって寝た。 』
教師のコメント
前略はそうやって使うものではありません。
吉井明久の日誌
『 全略 』
教師のコメント
あまりに豪快な手抜きに一瞬言葉を失いました。
蕨屋敷爽の日誌
『 断る。 』
教師のコメント
断らないで下さい。
side 龍之介
自分たちの部屋に戻った女子3人と入れ違いになるように鉄人がやってきた。
鉄人「お前達、女子風呂のカメラと盗聴器について話がある。」
雄二「犯人が見つかったのか?」
鉄人「いいや。それが見つかってないんだ。」
龍之介「それなら指紋でもなんでも警察に調べさせりゃいいんじゃないですか?」
鉄人「それがそういう訳にもいかないんだ。学園内に盗撮犯がいることを外部に漏らす訳にはいかないからな。」
なるほどね〜。この話が外に漏れたら文月学園の評判がめちゃくちゃ悪くなるからね〜。
雄二「なるほどな。それなら俺達に何の用だ?」
鉄人「お前達がやったのだと思ってな。」
龍之介「その件は昨日俺が小山たちに話した通り、俺たちが犯人ではありませんよ。アリバイは正面玄関に来ていたトラックです。アレって俺が昨日の酒を搬入するのに使ったんですよね〜。ちなみにその時には秀吉も明久も一緒でした。」
鉄人「なら他の3人はどうしていた?」
爽「私は昨日深夜にここに到着した。だから女子風呂にカメラ等を仕掛けることなど出来るはずがない。」
雄二「俺とムッ……土屋はずっとこの部屋に居たな。」
ムッツリーニ「………女子風呂の場所すら知らない。」
鉄人「なるほどな。」
龍之介「逆に俺たちがやった証拠でもあるんですか?」
鉄人「いや、無いな。」
まあ盗撮犯がいるとなれば流石に先生たちも動くよね。だから昨日ああやって女子風呂の前に防衛線を張ってた訳だし。
こうなると先生たちとも協力をしたいんだけどね。ムッツリーニの盗撮や盗聴が結構絡んでるから無理なんだよね。バラすと今度はムッツリーニの立場が危うくなるし。
雄二「まあとにかく、俺達は犯人ではないぞ。」
鉄人「分かった。そこまで言うなら信じてやろう。」
龍之介「ありがとうございま〜す!それじゃあ、先生方は引き続き犯人の捜索を頑張って下さいね〜。」
鉄人「ああ。それじゃあまた明日な。」
龍之介「は〜い!」
ってそうだ!鉄人に聞くことがあったんだ!
龍之介「あ、ちょっと待って下さい!」
鉄人「どうした鷹狩?」
龍之介「昨日の飲み物を返して下さい‼︎」
明久「僕からもお願いします!」
ムッツリーニ・雄二「「俺からも‼︎」」
爽「私からも頼む。」
秀吉「ワシからもじゃ!」
鉄人「断る。どうせまた馬鹿騒ぎをするつもりだろう。これは俺が回収して保管しておく事にした。」
龍之介達6人「「「「「「そんな〜‼︎」」」」」」
鉄人「それでは今夜はくれぐれも騒ぐ事がないようにな。」
龍之介達6人「「「「「「は〜い……」」」」」」
と言って鉄人は去った。どうやらみんなも飲み会を奪われて結構ショックだったみたい。
龍之介「だとさ〜。」
爽「成る程な。」
雄二「俺達に飲み会をするなと言ってるようなもんだな。」
秀吉「そうじゃの。」
明久「全く、鉄人も酷いやつだよ!」
ムッツリーニ「………そうだな。」
龍之介「さ〜て、それじゃあ………」
やることは一つだ‼︎
龍之介「焼き討ちに行くぞ‼︎」
爽「奴の部屋を知る者は?」
ムッツリーニ「………お任せ下さい!」
明久「よくやった‼︎」
秀吉「お主には後で褒美を取らすのじゃ。」
雄二「いいか‼︎絶対に奴から飲み物を奪還するのだ‼︎」
他5人「「「「「オー‼︎」」」」」
こうしてお酒奪還戦争が始まった。
そして俺たちは鉄人部屋の近くまで来たのだが………
高橋「貴方達、ここで何をやっているんですか?この辺は先生方の部屋しかありませんよ?」
まさかの学年主任の登場!誰もが知る超強敵だ。さて、ここはどうやって説得するか……
雄二「西村先生に用があってきました。」
雄二、ナイス‼︎さて、相手はどう出るかな?
高橋「なるほど。しかし今は西村先生は居ないんですよね。ですのでまた後でお願いします。」
なるほどね〜。そう来るのか!なら………
龍之介「すいません!雄二の発言をちょっと訂正します‼︎俺たちは西村先生の『部屋』に用があって来ました!」
さあ、通せ!
高橋「なるほど、彼から聞いていた通りですね。でしたらここを通す訳にはいきません‼︎試獣召喚《サモン》‼︎」
無理でした!ざ〜んねん♪
高橋「ちなみに教師の召喚獣は観察処分者と同じく物理干渉が出来ますからね。通ろうとしても無駄です!」
そういえばそうだったね!ならここは………
龍之介「俺と雄二で高橋女史を相手にする‼︎他の4人は先を急げ‼︎試獣召喚《サモン》‼︎」
雄二「試獣召喚《サモン》‼︎」
他4人「「「「了解‼︎」」」」
高橋「ここは通しません‼︎」
龍之介・雄二「「させるか‼︎」」
高橋「くっ……」
よし、なんとか4人を先に行かせる事が出来た!あとは………
総合科目
Fクラス
鷹狩龍之介 6217点
坂本雄二 3724点
VS
教師
高橋洋子 16425点
この化け物をどう相手するかだ。
龍之介「まさかこの間学年6位だった俺の点数の倍以上あるとは……」
雄二「出来て多少の時間稼ぎくらいだな。」
高橋「では2人とも、いきますよ!」
そうして主任の召喚獣は武器である鞭を振り始めたのだが………
雄二「クソ‼︎全然目で追えねえ‼︎」
高橋「まだまだいきますよ‼︎」
攻撃がめちゃくちゃ速い‼︎しかも俺の武器はビール瓶で雄二の武器はメリケンサックだから射程が長い鞭とは相性最悪だ‼︎
雄二「クソ!こうなったら龍之介、腕輪の力を使ってくれ!俺はその間に隙を見て攻撃する!」
龍之介「分かった!」
よし、隙を見て………
龍之介「《酒鉄砲》‼︎」
高橋「くっ……‼︎」 フラフラ
龍之介「命中‼︎」
教師の召喚獣も物理干渉が出来る都合上フィードバックがある!そして俺の酒鉄砲で飛ばすのはもちろんスピリタス‼︎だからフィードバックだけでも主任を酔わせる事が出来るのだ‼︎
龍之介「いけぇぇぇぇ‼︎」
雄二「オラァ‼︎」
高橋「くっ……!」 フラフラ
よし、攻撃が効き始めている!主任があまり酒に強くないのもあって動きも鈍ってきたぞ!これなら倒すまではいかなくてもなんとか足止めくらいは出来そうだ‼︎
Fクラス
鷹狩龍之介 4215点
坂本雄二 2017点
VS
教師
高橋洋子 10745点
side 明久
さて、僕たちは鉄人の部屋に向かっているわけだけど……
大島「そこで止まれ。」
ムッツリーニ「………大島先生!」
保健体育の大島先生まで現れた。確かムッツリーニの師匠ともいえる存在だ。ここはムッツリーニに任せよう!
ムッツリーニ「………大島先生。」
大島「なんだ?」
ムッツリーニ「………これは飲み物の強奪じゃない。」
大島「それならなんと言うんだ?」
ムッツリーニ「………これは、家庭科の実習‼︎」
大島「試獣召喚《サモン》だ。」
残念ながら説得は失敗に終わった。
ムッツリーニ「………試獣召喚《サモン》」
秀吉「教師相手に1人は辛かろう‼︎試獣召喚《サモン》‼︎」
保健体育
Fクラス
土屋康太 734点
木下秀吉 23点
VS
教師
大島武 874点
ムッツリーニをも凌ぐ点数………。流石は教師だ……。でもここは2人に任せて爽と一緒に先を急ぐことにしよう!
そして鉄人の部屋の前に辿り着くと、中からまさかの本人が出てきた‼︎
明久「先生⁉︎今はいないんじゃなかったんですか⁉︎」
鉄人「あれはお前達を試すための嘘だ。さあ吉井、蕨屋敷、かかってこい‼︎」
明久「試獣召喚《サモン》‼︎」
あれ?爽はともかく鉄人はなんで召喚獣を出さないんだろう?
明久「先生、召喚獣はどうしたんですか?」
鉄人「俺は色々あって今点数がないんだ。だからこれでいく!」
明久「まさか僕の召喚獣が人に触れる特別製だった事忘れてます?」
鉄人「阿呆。我が校初で唯一の問題児の事を忘れるわけがあるか!」
明久「なるほど、それじゃあ遠慮なくいきますよ!」
鉄人「かかってこい!」
あとは爽はさっきから何をしようとしてるのだろう?
明久「爽、どうしたの?」
爽「すまん明久、龍之介に確認をとっていただけだ。」
明久「何の?」
爽「体罰教師相手には体罰で挑め、とな。」
明久「なるほどね!それじゃあ……」
爽「貴様の予想通りだ‼︎西村、覚悟しろ‼︎」
そう言って爽は鉄人の股間目がけてパチンコ玉をぶっ放した‼︎これなら………
鉄人「甘いな。」 ガシッ‼︎
爽「なっ⁉︎私のパチンコ玉を素手で受け止めただと⁉︎あり得ぬ‼︎」
鉄人「残念だな蕨屋敷。それがあり得るのだ。」
爽のパチンコ玉に対応できるのか⁉︎流石は鉄人だ……。だったら僕と爽で協力して倒してやる!
明久「いくよ爽‼︎」
爽「心得た‼︎」
そして僕の召喚獣は鉄人に近づき………
明久「くらえ‼︎」
爽「私のもだ‼︎」
僕は鉄人の脇腹に、爽は股間に攻撃をした‼︎これなら………
鉄人「ふんぬ‼︎」 バシン‼︎
明久「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁ‼︎」
召喚獣越しに殴られた………。フィードバックで身体が痛い………。
鉄人「残念だな、蕨屋敷!」
爽「片手で止められただと⁉︎なら数連発だ‼︎」
鉄人「貴様の攻撃は防いでさえしまえばあとは楽だ‼︎さあ蕨屋敷、歯を食いしばれぇ‼︎」 ドゴォ‼︎
爽「ぐわぁぁぁぁ‼︎」 バタン
うっ………。2人ともやられてしまった……。
鉄人「なに、俺も鬼ではない。きっちり指導を終えたら解放してやる。そっちの4人もな。」
明久・爽「「へっ?」」
高橋「西村へんへえ、連れてきまひた〜」
雄二「すまん、やはり高橋女史には勝てなかった……」
龍之介「フィードバックで酔わせて弱体化させる事は出来たんだけどね〜。」
大島「こっちも連れて来ました。」
秀吉「やはり教師は強いのぅ……」
ムッツリーニ「………無念。」
全員ダメだったみたい………
鉄人「さて、まずは英語で反省文でも書いてもらおうか。文法や単語を間違えたらやり直しだ‼︎終わった者から風呂に入って寝ても良し‼︎」
ということで僕たちの強化合宿二日目は幕を閉じた。
翌朝、僕は目覚めると………
秀吉「ん……」
明久「んなっ⁉︎」
そこにはとても綺麗な秀吉の寝顔があった♡
僕と秀吉との顔の距離はほんの数センチ、キスまで後一歩の状態だ!どどどどどうする⁉︎これはまたとないチャンスだ!今なら事故を装ってイケる‼︎でもこういうのは相手の同意がないとマズい気もする………。
悪魔明久「やっちゃえよ!お前はいざっていう時に出来る男だろう?」
ハッ⁉︎貴様は僕の中の悪魔!また僕を悪の道に引きずり込もうとしているな⁉︎
明久「やっぱりダメだ!僕にはそんな卑怯な真似は出来ない!」
悪魔明久「よく考えろよ。同じ布団で寝てるんだぞ?これはもう何もしない方が失礼だと思わないか?」
う……、それはそうだけど………
天使明久「悪魔の言葉に耳を貸しちゃダメだよ!秀吉は明久が『ホモ野郎』だと信じて布団に入ってきてるんだからね!」
僕の中の天使、君はもう永遠に出てくるな。
悪魔明久「さ、一気にいっちゃえよ!秀吉も待ってるんだぜ?」
明久「そ、そうだね。あまり待たせても悪いし……」
そうきて僕は秀吉とキスをしようとすると………
後一歩のところで夢から覚めた。ってかあれは夢だったんかい‼︎そうして目を開けた先には………
龍之介「zzzzzzzz」
明久「くさっ⁉︎」
かなり老けている龍之介の寝顔があった。しかも寝息がめちゃくちゃ酒臭い。二人の距離はほんの数センチ、大惨事まで後一歩の状態だ。
悪魔明久「やっちゃえよ!お前はいざって時に出来る男だろう?」
明久「やめて‼︎まるでこれが本番かのように夢と同じセリフを使わないで‼︎」
天使明久「分かった。僕はもう止めないから思いっきりやっちょいなよ……」
明久「天使!貴様は夢と同じセリフを言え‼︎」
コイツ絶対堕天使だろ。役に立たなすぎるよ。こうして僕の強化合宿3日目は始まった。
朝飯を食べている時に、昨日女子風呂でお尻に火傷の痕がある生徒を調査してくれてた美波、姫路さん、工藤さんの3人が僕たちのところに来た。
雄二「それで、誰かいたか?」
美波「美春だったわ。」
姫路「清水さんでしたね。」
愛子「A・B・Cクラスには該当者がいなかったよ。」
Dクラスの清水さんだったのか………。まあ確かに彼女は美波の事が好きだからね。いつも近くにいる僕や龍之介に嫉妬をするのも分かる。
雄二「それじゃあ、清水を俺達の部屋に呼びつければいいのか?」
龍之介「そうしよう!時間は夕方でいいよね?」
雄二「そうだな。それじゃあ島田が呼んでおいてくれ。ただし話があるとだけ言え。」
美波「りょ〜かい!」
ということで脅迫犯が見つかったよ!やったね!
朝飯を食べてる途中、龍之介が姫路さんと美波を呼んだ。
龍之介「2人とも、ちょっと協力してくれないかな?」
美波「何よリュウ?」
龍之介「実験のTAを頼みたいのさ。」
美波「TAって何?」
姫路「ティーチングアシスタントの略です。要は実験の補佐みたいなものです。」
龍之介「そのと〜り♪」
美波「なるほどね。」
龍之介「それじゃあ2人はご飯を食べ終わったら俺のところに来てね。」
美波・姫路「「了解(です‼︎)」」
実験?何をするつもりなんだろう?僕たちはそれを不思議に思いならが朝飯を食べた。
side 龍之介
さて、実験の準備が出来たぞ。いよいよ爽への復讐の時だ‼︎
ということでお酒奪還戦争vs教師が始まりました‼︎原作では風呂覗きのために頑張るのですが、本作ではこれのために色々頑張ります‼︎もちろん同時進行で脅迫犯の特定も行われていますよ。
そして次回は爽への復讐回です。果たしてどうやって復讐をするかは次回のお楽しみに!
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