バカとお酒とパチンカス 3浪と3留の物語   作:スピリタス3世

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バカテスト 数学

問 次の問題に答えなさい。

『 点A(a,b)を中心とする半径rの円を表す方程式を書きなさい。 』


島田美波の答え

『 (x-a)^2 + (y-b)^2 = r^2 』

教師のコメント

正解です。流石です、島田さん。


蕨屋敷爽の答え

『 え + ん = 円 』

教師のコメント

君は方程式を何だと思っていますか。


吉井明久の答え

『 ○ 』

教師のコメント

もはや数式ですらありませんね。


鷹狩龍之介の答え

『 停学期間中の麻雀の収支 = -10万「円」 』

教師のコメント

停学期間中に何をやってるんですか?


第六章 第二次試召戦争
第四十問  停学明け


  side 龍之介

 

 停学期間中に暇すぎて雀荘に通ったんだけど、めちゃくちゃ調子が悪かったんだよね………。いい待ちは上がれない、勝負するときに限って振り込む、ことごとく選択が裏目る………。そのせいで遂にこの期間における負け額が10万円に到達してしまった……。ただ幸いなことに………

 

爽『停学期間中にパチスロに10万円吸い取られた。だからしばらくはこの負けを取り返すためにパチスロを打つので学校を休むことにする。』

 

 爽も同じ状態だった。仲間がいるだけよしとしよう!そんなことを思いながら教室に入ると………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

須川「これより、異端審問会を始める。まずは被告人、吉井明久と坂本雄二の罪状を述べよ。」

 

 面白いことが起きていた。明久と雄二が捕まっていたのだ。

 

明久「ちょっと龍之介、助けてよ!」

雄二「頼む!」

龍之介「俺にお金をくれたら考えてあげなくもないかな〜?」

明久「ちょ⁉︎」

 

 先週10万円を失って困っているところだからね!

 

雄二「なあ龍之介。」

龍之介「なんだい、雄二?」

雄二「誰かを助けるのに理由がいるか?」

龍之介「それそっちが言うセリフじゃないでしょ。」

 

 人のこと言えないけど、コイツ結構クズだよね。

 

明久・雄二「「頼む‼︎」」

龍之介「い・や・だ♪」

明久・雄二「「あぁぁぁぁぁぁぁ‼︎」」

龍之介「そんじゃあ、裁判の続きを!」

 

 ということで俺は裁判に混ざることにした。

 

須川「ではまず被告人、坂本雄二の罪状を述べよ。」

横溝「はっ!被告人坂本雄二は霧島翔子にキスをされるという罪を犯しました‼︎」

須川「この事実に相違ないか。」

異端審問会員「「「「相違ありません。」」」」

雄二「相違あるわ‼︎」

 

 まあ霧島ならやりかねないよね〜。

 

須川「続いて被告人、吉井明久の罪状を述べよ。」

横溝「はっ!被告人吉井明久は姫路瑞希と島田美波の両方にデートを誘われていた。この事実に相違ないか。」

 

 え、マジで⁉︎瑞希が焦り始めたのは知ってるけど、美波まで動き始めたのか‼︎思ったより心理テストの効果がでかいね。あんな安物に踊らされるくらいには2人の恋は本物なんだろうね。ファイト♪

 

異端審問会員「「「「相違ありません。」」」」

明久「美波と姫路さんがそういう目的で僕を誘うと思う⁉︎そんなわけないでしょ⁉︎普通に友達を誘いました〜、みたいな感じじゃないの⁉︎」

 

 もしかしたら明久は脳に重度の疾患を抱えているのかもしれない。それか極端に自分に自信がないかのどちらかだね〜。

 

須川「それでは判決を言い渡す。拷問してから、死刑‼︎」

異端審問会員「「「「はっ‼︎」」」」

明久・雄二「「やめろぉぉぉぉ‼︎」」

龍之介「嗚呼、いい酒の肴だ!」

清水「お姉様に手を出す者は、美春が退治します‼︎」

明久「えっ⁉︎」

 

 わお!脅迫犯こと清水までやってきた♪すっご〜い♪

 

 

 

 そういえば、今は割と暇なのであの2人に色々聞いておくか。流石に2人まとめて聞くのは怖いから個別で呼び出そう。まずは………

 

龍之介「お、いたいた〜。瑞希、ちょっとこっちに来て!」

姫路「へっ?あっ、はい!」

 

 瑞希からにしよう。清水がいる前で美波を呼び出すと大変なことになるからね。

 

龍之介「それで、やっとデートに誘えたんだね。」

姫路「ま、まあ……。明久君は気付いていないみたいですけど……」

龍之介「まあアイツは超鈍感だからね。」

姫路「そうなんですよね……」

龍之介「ちなみに、美波がデートに誘ったのは知ってるの?」

姫路「えっと、私が誘ったのを見て同じく誘ってきました……」

 

 心理テストの件で安心していたら知らぬ間に後手に回っていて焦ったのかな?というか………

 

龍之介「なるほどね〜。それで、さっきっからなんでそんなに歯切れが悪いの?」

姫路「えっと………」

 

 

ーーーーー姫路過去ーーーーー

 

美波「ねえ瑞希?ちょっと話があるんだけど。」

姫路「なんですか、美波ちゃん?」

美波「アンタ強化合宿3日目と4日目の夜ずっといなかったよね〜?」

姫路「え?気のせいだと思いますが……」

美波「ウチは数時間に一度目覚める体質だから分かるのよ。ウチが目覚めた全ての時間でいなかったけど、アンタ何してたの?」

姫路「いや、何も……」

美波「ふん!しらをきるならいいわ!どうせアキのところに勝手に行ってたんでしょ⁉︎それにさっきも勝手にデートに誘ったりしてるわよね?前に言わなかったっけ?勝手に誘わないって。それなのに最近の行動はおかしいと思わないの⁉︎」

姫路「うっ………うるさいですね‼︎美波ちゃんには心理テストで明久君と両想いになったから余裕があるんでしょう⁉︎こっちは余裕がないんですよ‼︎一刻も早く明久君の気を引かないといけないんです‼︎デートもそのために勝手にやりました‼︎強化合宿の夜はどっちも夜這いです‼︎もう私にはなりふり構っている余裕はありません‼︎なので好きにさせていただきます‼︎」

美波「あっそ‼︎それじゃあウチも好きにさせていただくわ‼︎」

 

ーーーー姫路過去終了ーーーー

 

 

 うげぇ………。こんなことになってたのかよ………

 

龍之介「なんかあの心理テストの結果を言っちゃってごめんね。」

姫路「龍之介君は気にしなくていいんです。」

龍之介「ちなみに夜這いの件は美波には言ってないからね?」

姫路「分かってます。」

 

 あとさ、瑞希が焦る理由も分かるけど、結構自業自得だよね。本人は分かっているとは思うから俺の口から改めて言うことはしないけどね〜。

 

龍之介「ほ〜い!それじゃあ聞きたいことは終わったよ!ありがとね!」

姫路「いえいえ〜。どういたしまして!」

 

 さてと、次は………清水も帰ったみたいだし、美波だね!

 

龍之介「美波〜!Come here!」

美波「は〜い!」

 

 まああらかた話は聞いたけどね。

 

美波「ねえリュウ?」

 

 わお!来て早々あっちから質問されるとは……

 

龍之介「なんだい?」

美波「アンタって瑞希の仲間?」

龍之介「なわけないでしょ。俺はあくまで中立さ!協力してと言われたらするけど、自分から何かをすることはしないよ。」

美波「へ〜、なるほどね。ちなみに瑞希のことについてどれくらい知ってるの?」

龍之介「3日目に夜這いしたことだけ知ってた。それでさっき本人から話を聞いて残りを知った。」

美波「なんで3日目の件を知っててウチに言わなかったの?」

龍之介「口止めされてたから。それにどっちかが抜け駆けしちゃいけない決まりなんて知らなかったし。」

美波「なるほどね〜。ありがとう!ちなみにアンタはどっちを応援してるの?」

龍之介「さっき言ったじゃん、中立って。」

美波「なるほど〜。」

 

 なんか面白い感じにはなってるけどさ、ギスギスしすぎてて正直身を引きたいな〜。

 

美波「それとさ……」

龍之介「何?」

美波「アンタって瑞希のことが好きなの?」

 

 あの心理テストの件をどこまで引っ張るんだよ。まあこれを美波に言っちゃうと心の拠り所を無くして暴走しちゃうからやめとこう。

 

龍之介「いや、別にそういうわけじゃないよ。」

美波「なるほどね〜。それじゃあありがとね!」

龍之介「ど〜も♪」

 

 こうして用件も済んだので俺は教室に戻った。

 

 

 

 

 放課後、俺は雄二たちに呼び出された。そこにいたのは強化合宿の時の同じ部屋のメンツだった。まあ爽は休んでいるけどね。

 

雄二「お前らに話しておきたいことがある。」

明久「どうしたの?」

龍之介「まさか結婚式の話?」

秀吉「それはそれはおめでたいのじゃ!」

ムッツリーニ「………写真なら任せろ!」

雄二「ちげ〜よ‼︎もっと真面目な話だ。」

 

 真面目な話?結婚式も充分真面目な話だと思うんだけどな〜。

 

雄二「Dクラスで試召戦争を始めようという動きが出ているらしい。」

明久「Dクラス?となると相手はBかCクラスかな?」

雄二「それだったらお前らに言う必要がないだろ。」

 

 マジで?それじゃあ…………

 

龍之介「まさか俺ら狙い?」

雄二「その通りだ。しかも現状男子男子の点数は強化合宿3日目に負けた後のまんまだから勝つのはかなり厳しい。」

 

 やっぱり。現状うちのクラスは最終日にシャルピー衝撃試験機を運ぶのに人員を割いたせいで点数を低いままで放置している。それに俺も主任との勝負で点数がないからかなり厳しい。

 

 でもなんでうちのクラスなんだろう?狙う必要がなくない?

 

ムッツリーニ「………しかも校内のあちこちに清水のものと思われる盗聴器を発見した。………Fクラスの物は外したが。」

 

 あのクソアマめ‼︎そういうことか‼︎やりやがったな‼︎絶対八つ当たりだろ‼︎

 

明久「マジで⁉︎」

秀吉「どうしてワシらを……」

雄二「表向きは飲み会騒ぎに飲料奪還戦争の主犯の制裁だろうな。」

龍之介「真の狙いは美波とデートすることになった明久への八つ当たりだね。」

明久「はぁ⁉︎だからアレはデートなんかじゃ……」

龍之介「まあ清水の中ではそう言うことになってんじゃない?」

明久「うそ〜ん……。美波が可哀想だよ……」

 

 言葉は合ってるけど意味は全く違うね。それはそうと………

 

雄二「この時のための清水への貸しか。」

龍之介「そうだね!アイツが万が一こりてなかった時のためだね!」

明久・秀吉・ムッツリーニ「「「なるほど!」」」

龍之介「これを使って………」

雄二「面倒なDクラス戦を無くすぞ!」

 

 ということで清水美春を利用しに行くぜ‼︎待ってろよ、俺の可愛い奴隷ちゃん♪




 ということで強化合宿を終えて原作4巻の話になります。ただ明久を巡る争いが原作とはかなり異なる状況になっています。一体全体どうなってしまうのでしょうか………。
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