バカとお酒とパチンカス 3浪と3留の物語   作:スピリタス3世

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バカテスト 音楽

問 次の問題に答えなさい。

『 3拍子が一般的とされるテンポの良い淡々とした舞曲、およびそれに合わせて踊るダンスのことをなんと言うでしょう。 』


鷹狩龍之介の答え

『 ワルツ 』

教師のコメント

正解です。ズンチャチャのリズムが特徴的ですね。


島田美波の答え

『 三三七拍子 』

教師のコメント

確かにテンポはいいですけど不正解です。


土屋康太の答え

『 女性用のダンスの衣装には様々な種類がある。例えば(後略) 』

教師のコメント

ダンスの衣装については聞いていません。あと長すぎです。


吉井明久の答え

『 僕の食事 〜水 塩 砂糖〜 』

教師のコメント

3拍子っぽく言わないでください。


第四十二問 演技と妨害

  side 龍之介

 

 翌日教室に行くと、早速地獄みたいな事が起きていた。

 

姫路「美波ちゃん!昨日の詐欺電話は何なのですか⁉︎」

美波「はぁ⁉︎何よそれ‼︎ウチじゃないわよ‼︎」

姫路「美波ちゃんが龍之介君にでも命令してやらせたんじゃないですか⁉︎」

美波「そんな事するわけないでしょ⁉︎」

明久「ふ、2人とも落ち着いて……」

 

 まずは俺が事実を言うか〜。

 

龍之介「瑞希、ちょっとこっちに来て。」

姫路「龍之介君?わ、分かりました。」

 

 というわけで瑞希と2人で話をする事になった。

 

龍之介「昨日の詐欺電話は俺の独断だね♪」

姫路「はぁ⁉︎何考えてるんですか⁉︎ふざけないで下さいよ⁉︎」

龍之介「俺を脅しに使うための写真をムッツリーニから貰おうとした奴に言われたくないな〜。」

姫路「な⁉︎土屋君⁉︎」

龍之介「言っとくけどムッツリーニは悪くないかんな〜。」

姫路「じゃあ龍之介君が脅したんじゃ……」

龍之介「なわけないでしょ?あのさあ瑞希……」

姫路「なんです?」

 

 ついでに言いたい事も言っておこう。基本中立のスタンスだったけどこれだけは言っておきたいからな。それにこのままだと瑞希は確実に負けるからね。

 

龍之介「心理テストの件は正直すまないと思ってるよ。でも最近の行動はちょっと不味くないか?」

姫路「う、うるさいですね‼︎私はなりふり構ってられないんですよ⁉︎」

龍之介「それは分かる。でももっと頭を冷やして欲しい。焦りと怒りに身を任せた行動じゃ明久はなびかないと思うよ?」

姫路「それは龍之介君が恋愛をした事がないから言えるんですよ‼︎」

龍之介「まあ確かに俺はその手の経験はないよ?でも俺みたいな経験のない人ですら今のお前の行動はただの自滅にしか見えないんだよ?だったら尚更不味くない?」

姫路「うっ……」

龍之介「とりあえず少し頭を冷やしてから行動しよ?もしそれで負けたら俺の責任にしていいから。」

姫路「わ、わかりました……」

 

 とりあえずなんとかなったかな?それにしても自分から助言をするって、らしくないな〜。ちゃんと中立になるって言ったはずなのに。それじゃあ美波にも何か言うようにしないと……。

 

 

 

 そうして俺は瑞希と一緒に教室に戻っていつものメンバーで作戦会議をした。

 

雄二「かくかくしかじかというわけで、お前らにはその演技を頼みたい。」

明久「う、うん………」

姫路「面白そうですね!分かりました、やりましょう!」

美波「わ、分かったわ!クラスのために一肌脱ぐわ。」

龍之介「ついでに服も脱いでくれると嬉しい。」

美波「ついでに捕まってくれると嬉しい。」

雄二「まあこのバカは放っておいて、頼んだぞ。」

秀吉「台本と演技指導はワシが行うのじゃ!」

明久・美波・姫路「「「は〜い。」」」

 

 というわけで明久ハーレムと秀吉が演技指導に行ったので俺たちは暇になったよ!やったね!

 

雄二「それじゃあ龍之介とムッツリーニには回復試験の妨害を頼みたい。」

龍之介「妨害なんかやっちゃったらあっちに宣戦布告されないかな?」

ムッツリーニ「………リスクが高い。」

雄二「俺達がやったとバレないような妨害を頼みたい。」

龍之介「うわ、むず!」

雄二「でもやるとやらないとじゃ大違いだろう。悪知恵の回るお前に頼みたい。その間俺は秀吉の演技を確認したいからな。」

龍之介「悪知恵が回るのは雄二の方でしょ?」

ムッツリーニ「………どっちもどっち。」

雄二「ということで頼んだ。」

龍之介「は〜い。」

 

 相手にバレずに妨害か〜。となると回復試験をやってる人たちの集中力を乱せばいいんだね。

 

ムッツリーニ「………どうする?」

龍之介「う〜ん………。そうだ、こうしよう!」

 

 そうして俺たちの妨害は始まった。

 

 

 

 

 

  side 根本

 

 さあFクラスよ、首を洗って待ってろよ‼︎そのためにも今は点数補充に専念だ!そんな事を思っていると………、

 

高城「代表の根本君はいますか?」

 

 3年の学年首席、高城雅春がやってきた。

 

根本「はい、何の用でしょう?」

高城「いや〜、昨日根本君に頼まれていた『誰でも可愛くなれる!女装のい・ろ・は♡応用編♪』という本なんですけど、今日持ってくるのを忘れちゃったんですよね。だから明日でいいですか?」

 

 は⁉︎

 

根本「いやいやいや、俺はそんなもの頼んでないんですけど⁉︎人違いじゃないですか⁉︎」

モブ1「おいおい、根本の奴本格的に女装に目覚めたのか……」

モブ2「しかも応用編って……」

モブ3「もうアイツは戻らないとこまで来たんだな。」

高城「えっ、昨日言ってましたよね?」

根本「言ってませんよ‼︎」

高城「嘘はよくないですよ?」

根本「嘘じゃないです‼︎とにかく帰って下さい‼︎」

高城「ひ、人違いでしたか……。それでは失礼しました。」

根本「本当に失礼しましたね。」

 

 前から思ってたが、この先輩は本当に頭がおかしいんじゃないのか?

 

 

 

 さて………、回復試験に集中………

 

 

花火《ヒュ〜ン、ドン‼︎》

 

 

 花火だと?なんで?清涼祭の時の残りか?

 

モブ1「花火?」

モブ2「どんな感じだ?」

モブ3「きれ〜い♪」

 

 というかさっきからクラスの連中が集中出来てないし………

 

根本「お前ら!回復試験に……」

 

花火《ヒュ〜ン、ドン!ドン!ドン!》

 

 クソ!花火がうるさくて指示が通らねえ!

 

花火《ヒュ〜ン……》

 

 しかもしけってる奴も混ざってんのかい!

 

花火《ヒュ〜ン、ド、ド、ド、ド、ド〜ン‼︎》

 

 今度は何連発も来た…………ってそうじゃねえ‼︎集中できないだろうが‼︎

 

 

 

 しばらくした後、やっと花火は終わった。これで回復試験に集中………

 

放送《………………》

 

 放送?今度はなんだ?

 

鮫之介《一人で寂しい貴方に贈りま〜す‼︎》

杏《聞いてください‼︎‼︎》

 

 は?なんか曲が始まろうとしてるんだが?

 

鮫之介・杏《バカと孤独と個室飯》

 

 しかも一人で寂しい貴方ってぼっちのことかよ‼︎なんだよこの曲は⁉︎

 

ギター《♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪》

 

 題名が変だったけど、実は哀愁漂うギターソロからしていい曲なのかもしれないな?

 

鮫之介《卵、かけ〜、ご飯です〜♪僕は1人きりで〜♪》

 

 ん?なんか歌詞がちょっと変だぞ?

 

鮫之介《便所の個〜室〜、昼下がり〜♪孤独がスパイス〜♪》

 

 って便所でぼっち飯食ってる歌かよ‼︎確かに孤独で辛い貴方に向けた曲だけれども‼︎というかなんでこんなに哀愁漂うバラードにしたんだよ‼︎

 

杏《アクシデント〜、が起きる〜♪不穏な匂いする〜♪》

 

 ん?何が起きたんだ?

 

杏《隣の奴がレトルトのカレーを食いだ〜した〜♪本気か〜♪》

 

 それはまずい!トイレでカレーを食うのはやばい‼︎絵面も臭いも相当やばいぞ‼︎アレを連想しちゃうだろ⁉︎

 

杏《ちょっと待てよトイレでカレーを〜♪食いだすのは〜♪マナー知らずってやつだろう〜♪》

 

 その通りだぞ‼︎やってる奴を見つけたらぶっ潰してやる‼︎

 

鮫之介・杏《この孤独〜守り〜たい〜♪ほ〜かに〜何もないから〜♪》

 

 本来孤独は守るべきものじゃないが、隣の個室でカレーを食いだす奴がいるなら話は別だな。というか他に何もないのかよ⁉︎

 

鮫之介・杏《全てを失いこの空間すら失ってく〜♪》

 

 もう居場所がどこにはなくなりそうじゃないか。

 

鮫之介・杏《勇気〜出し〜♪壁殴り〜♪隣〜の個室〜見た〜♪》

 

 そうしたくなる気持ちは分かるぞ。さて、誰が犯人だったんだ?

 

鮫之介・杏《そこにはもう一人の僕が座っていた〜♪》

 

 え?どういう事?全く意味がわからないぞ?どういう意味………ってそうじゃない‼︎さっさと回復試験に集中しないと‼︎

 

 

 

 

  side 龍之介

 

龍之介「よし!」

ムッツリーニ「………これで大丈夫だな!」

 

 これなら俺たちが妨害したとは気付きにくいでしょう!あと高城先輩が瑞希の事を好きだったみたいなので瑞希を売ることにしたよ!まあどうせ彼女は彼にはなびかないからいいよね!決して瑞希への日頃の仕返しでやったわけじゃないよ‼︎

 

 さてと、そろそろ演技の方を見に行きますか!確か屋上に清水の盗聴器があるらしいからそこに行けばいいよね!そしてそこでは………

 

美波「あのさ、アキ?」

明久「何、美波?」

美波「実はウチ、アキのことが好きなの‼︎」

 

 清水のための演技が始まっていた!

 

 

 

  side 明久

 

 正直今は美波に腕をちょっとキツく握られてて痛いけど我慢だね!それに演技とはいえ美波が近くにいるとちょっとドキドキする………。まあ向こうは嫌でやってるんだけどね。

 

明久「ほ、本当?」

美波「う、うん……」

明久「実はね、僕も美波のことがすごく好きなんだ。初めて会ったあの時からずっと好きだった。だからこれからは恋人としてよろしくね‼︎」

美波「うん、こちらこそよろしくね‼︎」

 

 そこに姫路さんが乱入した。

 

姫路「ふ、2人とも何してるんですかっ‼︎今は授業中ですよ⁉︎」

 

 秀吉の指導もあって迫力が増してる。まるで姫路さんが本当に僕に惚れてるように見えて正直ちょっとドキドキしてる。

 

美波「ごめんね〜瑞希♪恋人同士でイチャついてただけだよ〜♪」

姫路「2人の関係って美波ちゃんが無理矢理付き合わせただけですよね⁉︎全くいつもそうやって暴力と恐喝ばかり………。なんとか言ったらどうなんです、美波ちゃん⁉︎」

 

 まあこのセリフが無理矢理言わされてるのは本当なんだけどね〜。命令したのは秀吉だけど。それにしても本当に迫力があるな………。というか最近この2人が怖いんだよね。なんかずっと喧嘩をしているし……。もしかして龍之介とどっちが付き合うかで争ってるのかな?

 

美波「な〜に瑞希は怒っちゃってるのよ?もうアキはウチのものなんだから諦めなさいよ‼︎それとも隙を見てウチから奪おうとしてたわけ⁉︎頭おかしいんじゃないの⁉︎この泥棒猫が‼︎」

姫路「奪おうも何も、明久君と美波ちゃんの関係はちゃんとしたものではないでしょう‼︎私の方が明久君を大切にできる自信があります‼︎だから早く明久君を解放してあげて下さい‼︎そうでないと明久君が可哀想です‼︎」

 

 2人とも僕のために争わないで〜、ってドラマとかで言うところだよね。まあそんなんじゃないんだけどね。あとさっきからアドリブが多いような……。秀吉の演技指導の賜物かな?

 

美波「あらそう?でもアキはウチのことを好きなの。ね、アキ?」

明久「そ、そうだよ‼︎これは美波に言わされてるわけじゃないんだよね!ごめんね、姫路さん‼︎」

姫路「そ、そうやってまた脅迫して‼︎」

美波「脅迫なんかじゃないわよ‼︎」

明久「そうだよ。これは僕の本心だよ!」

姫路「そ、そうなんですか……。もう2人とも知りません‼︎」

 

 そう言って姫路さんは屋上から出る。作戦成功だね!さあ清水さん、これを見て聞いて怒り狂ってね‼︎…………ってあれは何かな?

 

 

 姫路さんの制服の首の後ろに近い部分、あの機械は…………さては盗聴器⁉︎いつの間に⁉︎さっきトイレ行った時かな?とにかく早く取らないと‼︎このあと姫路さんは教室に戻る予定だから、このままだとクラスの会話が聞かれてしまう‼︎

 

明久「ちょっと美波、ごめん‼︎」

美波「え、ちょ、アキ?どこ行くの⁉︎」

明久「いいから離して‼︎」

美波「ちょ、あの⁉︎」

明久「いいから‼︎」

 

 姫路さんに向かって一直線に走る。早くあの盗聴器を取らないと‼︎

 

 

 

 

 

 

 

  side 美波

 

 やっぱり…。ウチよりも瑞希を優先するんだね。何も初めから分かってたことじゃない。

 

美波「そう…そういうことなのね…。」

秀吉「(し、島田落ち着くのじゃ、迂闊なセリフは…)」

龍之介「(お、落ち着いて〜)」

 

 リュウと木下が何か小声で言ってるけどそんなのもうどうでもいいわ。

 

美波「もういいわ。演技なんておしまい。どうせアンタは瑞希みたいな『女の子』が好きなんでしょ‼︎」

 

 何も初めから分かりきってたことじゃない‼︎アキのタイプは瑞希だって。あの心理テストも所詮安物よ!アキが変な勘違いをされてそれで焦ったんだわ‼︎やっぱりウチには無理だったんだ……。アキ、瑞希と幸せになってね………。




 ということでBクラスへの妨害工作からの屋上での明久・美波・姫路の演技でした。2人が本当に喧嘩しているということもあって原作よりもセリフがキツくなっています。そして明久の逃亡理由はアニメの方に合わせました。

 ちなみに放送で流した全裸兄貴たちの音源は前にあの2人がふざけて撮ったものを龍之介が悪用した形になります。

 さて、次回は暗殺をします。お楽しみに!

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