バカとお酒とパチンカス 3浪と3留の物語   作:スピリタス3世

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バカテスト 家庭科

問 次の問題に答えなさい。

『 炊き上がったご飯をしばらく蒸らすと良いのは何故でしょうか。


鷹狩龍之介の答え

『 米粒表面に多く含まれる水分を内部にまで浸透させるため。 』

教師のコメント

正解です。こうすることによってよりご飯が美味しくなりますね。


蕨屋敷爽の答え

『 食欲を煽るため。 』

教師のコメント

確かに炊き立てのご飯の匂いを嗅いでいるとお腹が空いてきますよね。


土屋康太の答え

『 性欲を煽るため 』

教師のコメント

それは土屋君が特殊すぎます。


姫路瑞希の答え

『 隠し味の濃硫酸を浸透させやすくするため。 』

教師のコメント

暗殺でもするんですか?


第四十五問 明久の想い

  side 龍之介

 

 俺たちは屋上で明久が清水に言ったセリフを再生していた。

 

明久『あのさ清水さん。』

清水『何ですか?』

明久『一つだけ誤解を解かせてくれないかな?』

清水『何ですか?お姉様との交際が演技だという話なら既に知っていますけど。』

明久『いや、そうじゃなくて………、その………、僕だって美波の魅力を知らないわけじゃないってこと。』

 

 明久は聞かれて恥ずかしいのかまだ抵抗を続けている。

 

明久「うわ〜‼︎離してよ、皆‼︎」

秀吉「それは無理じゃ!」

ムッツリーニ「………大人しくしてろ。」

爽「さもなければ貴様の股間にパチンコ玉を打つぞ。」

明久「理不尽‼︎」

 

 爽の一言によってどうやら大人しくなったようだ。

 

清水『な、何を言ってるんですかっ!いつもお姉様に悪口ばかり言って女の子として大切に扱おうともしないで!』

明久『うん。それは清水さんの言う通りかもしれない。』

清水『だったらお姉様の魅力の何を知ってると言うんです‼︎』

明久『確かにお姫様みたいに扱ってるわけじゃない。男友達に接するみたいに雑な態度になってるかもしれない。けどね……』

清水『けどなんです?』

明久『けど僕にとっての美波は、ありのままの自分で話が出来て、一緒に遊んでいると楽しくて、たまに見せるちょっとした仕草が可愛い、とても魅力的な女の子だよ。それに……』

清水『それに?』

明久『いつもダメな僕のことを心配してくれたり、情けない僕の事を守ってくれたり、僕の非を詫びても何も気にせずに笑ってくれたりと、僕の心の支えとなってくれる、とても大切な人なんだよね。』プツッ

 

 明久が清水に言ったことはこれにて終了です!

 

龍之介「どう?面白いでしょ?」

明久「あぁぁぁぁぁぁぁぁ‼︎」

雄二「意外だったな。」

爽「もう少し婉曲的に言うものだと思ったのだが……」

ムッツリーニ「………直球勝負だった。」

龍之介「明久も意外と言う時は言うんだね!」

秀吉「な、何故かワシも鼓動が速くなって凄いのじゃが……」

雄二「男らしいな!」

明久「お前ら全員くたばれぇぇぇぇ‼︎」

 

 ん?あそこにいるのは……?美波じゃん!聞かれちゃったよ!それに、照れてるのか走って逃げちゃった……。

 

ムッツリーニ「………ん?………あの気配は⁉︎」

龍之介「いや、さっき見たけど知らない人だったよ〜。」

ムッツリーニ「………気のせいか。」

明久「え⁉︎その知らない人に勝手に広められたりしないよね⁉︎」

雄二「それはそれで面白えじゃねえか!」

爽「私の計算が正しければおそらくあの人は全校放送で……」

明久「嫌ぁぁぁぁぁぁぁぁ‼︎」

爽「冗談だ。」

龍之介「まあとにかく、俺がその人を口止めしてくるよ〜。」

明久「よ、よろしく……」

 

 ということで俺は嘘をついて美波の元へ向かった。

 

龍之介「ハロ〜♪さっきの全部聞いてた?」

美波「う、うん………///」

龍之介「良かったね〜、明久があそこまで言ってくれて!」

美波「うん………///」

 

 まあこんな事を言われて好きになるなって方が無理だよね〜。

 

美波「う、ウチ、決めたわ!」

龍之介「へ?何を?」

美波「アキに告白する‼︎ウチも自分の想いを伝えるわ‼︎」

龍之介「おお!ファイト‼︎」

 

 おお!明久が自分の思いをぶちまけたおかげでついに美波の心に火がついたか!

 

美波「それとリュウには謝らなければいけない事があるわ……」

龍之介「何を?」

美波「実はね、ウチはアキに関しては割と諦めてたの。アキの事が一番好きだったんだけど、ウチはアキが望むような人間じゃないってね。アキが瑞希みたいな子がタイプなのも薄々気付いていたからね。だから二番目にリュウを選んでいたの。アキにフラれた時用にね。呼び方を変えたのもそのため。本当にごめんね。」

 

 そう言う事だったのね。それと………

 

龍之介「この間自分の事を汚い人間だって言ってたのってこういう事だったんだね。」

 

 正直美波の性格は短気なだけで割とまともだと思ってたからね。だからあのセリフを聞いた時はちょっとびっくりしたんだよね。

 

美波「そう。本当に今までごめんね。」

龍之介「い〜よい〜よ!汚い人間なのは俺も同じだしさ!」

美波「ぷっ。そ、そうだよね!」

龍之介「それよりさ、一つ約束をしようよ!」

美波「何を?」

 

 名前の呼び方で相手との心の距離を表すのなら…………

 

龍之介「告白が成功したら前まで通りお互いの名前を苗字呼びに戻す、失敗したらこのままにする。それでOK?」

美波「うん!それでいいわ!それと告白は放課後にするね!」

龍之介「それじゃあ頑張って‼︎」

美波「うん!ありがとね、リュウ‼︎」

 

 そう言って美波は教室に戻っていった。さてと、今度は瑞希に会わないとな!と言っても昼休みの残り時間が短かったので会う時間はまさかの放課後になってしまった。

 

姫路「それで、話って何ですか?」

龍之介「美波が今から明久に告白するって。」

姫路「えっ⁉︎」

龍之介「ごめん、昼の終わりに聞いて以降話すタイミングが無かったんだ……」

姫路「そ、そうなんですか……」

龍之介「マジでごめん……」

 

 今おそらく美波が屋上で明久に告白してるのだろう。でもそこに瑞希も乱入させるべきかはよく分かんない。ああ、なんで俺はこんなことをしてるんだろう。全く、どうせどっちかが勝ってどっちかが負けるか、あるいはどっちも負けるんだから初めから興味本位でかかわらなければよかったよ。全く、バカだな〜、俺は。

 

龍之介「それで、瑞希はどうしたい?」

姫路「わ、私も行ってきます‼︎」

 

 そして姫路が行こうとした時、美波から連絡があった。

 

龍之介「瑞希、美波から連絡が入ったよ。」

姫路「そ、そうですか……」

龍之介「一緒に見る?」

姫路「はい!」

 

 さてと、中身は…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

美波『鷹狩、告白の件なんだけど………』

 

 

 

 俺は今度から美波ではなく島田と呼ばなければいけなくなった。

 

 

龍之介「と言うことです。ごめんなさい。」

姫路「そ、そうですか………」

龍之介「それじゃあ、負けた責任として俺のことを好きにしていいよ。」

姫路「そ、そんな……。龍之介君は悪くありません!悪いのは私です……。もし暴走しなかったら………。もしもっと明久君と早い段階から心を近づける事が出来ていたら……」

龍之介「暴走した原因も結局は俺みたいなもんじゃん。ほら、心理テストのあれ。あの時の明久の気持ちはともかく、あれで瑞希を動揺させることになったのには変わりないからね……」

姫路「そ、それでも………」

 

 公平を貫くのなら一切かかわらなければよかったのにな。というかいつもの俺ならそうしてたのに……。何故か世話を焼きたくなってしまう気持ちがあったんだよね………。

 

龍之介「とりあえず俺のせいにしておいてくれ。ほい、負けた責任として煮るなり焼くなり好きにしてくれていいよ………」

姫路「そ、そこまで言うのなら………。私が泣き止むまで一緒にいて下さい……」

 

 そうして俺はしばらく瑞希と一緒に居た。

 

 

 

 

 しばらくすると、瑞希は泣き止んでくれた。

 

姫路「あ、ありがとうございます。おかげでちょっとスッキリしました!」

龍之介「いえいえ〜。」

 

 ちょっとスッキリしてくれたんだ〜。なら………

 

龍之介『高城先輩、もう来て大丈夫ですよ〜。』

高城『分かりました!』

 

 高城先輩との約束を果たさないとね!これからすることが彼との協力の条件だったからね!

 

姫路「えっと、どういうことですか?」

龍之介「もうすぐ分かるさ!」

高城「姫路さん、お待たせしました!貴女は今から私と映画館に行くことになっています!さあ、いらっしゃい‼︎」

姫路「はぁ⁉︎ちょっと、どういうことですか⁉︎」

龍之介「いや〜、瑞希に日頃のお礼をしたくてさ〜。それに、失恋したんだからちょうどいいんじゃない?」

姫路「全然良くないですよ⁉︎何してくれてるんですか⁉︎」

龍之介「それじゃあ高城先輩、後はよろしくお願いしま〜す‼︎」

高城「分かりました‼︎」

姫路「分からないで下さぁぁい‼︎」

龍之介「ばいば〜い♪」

 

 まあ強化合宿より前から瑞希には虐められっぱなしだったからね!だからこれくらいはいいよね‼︎

 

 

 

 次の日、幸せになった明久と島田はともかく、瑞希に会うのが怖かったので俺は学校を休んで雀荘にいることにしたよ!ビールを飲みながら打つ麻雀は最高だね!

 

龍之介「ツモ!12,000オール‼︎」

メンバー(店員)「はいラスト!優勝、鷹狩さんです!」

客1「おいおい、オーラスに親の三倍満はずりぃだろw」

客2「これでラス半(最後のゲーム)とかもったねえな!」

龍之介「いえいえ〜。俺はこの後飲み会なんで!すいませんね!それじゃあ今日はありがとうございました‼︎」

 

 今日は木曜日だけど明日が祝日だからね!だから夜に爽・達哉・圭人のいつメンで飲むことにしたんだ〜!

 

龍之介「さぁって、今日の店は〜?お、すぐそこじゃん!」

 

 そしてすぐに店についた。

 

龍之介「お待たせ〜!」

達哉「遅いぞ〜!」

圭人「また雀荘か風俗で遊んどったでしよ〜?」

龍之介「そのと〜り♪そういえば爽は?」

達哉「少し遅れるって………」

爽「待たせたな。」

龍之介・達哉・圭人「「「今来たんかい!」」」

 

 そう言いながら爽の声がする方を振り向くと…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

姫路「私を先輩に売った挙句会いたくないから学校をサボって雀荘で遊んでたクズはどちら様でしょうか?」

 

 鬼がいた。

 

龍之介「ちょっと待ってよ‼︎なんで爽が瑞希を連れてきてんだよ‼︎」

爽「姫路に頼まれてな。」

達哉「ということで今日の飲み会は5人だね〜。」

圭人「安心して、姫路さんだっけ?には絶対にお酒を飲ませないから〜!」

姫路「はい!」

龍之介「というかなんでお前らも知ってんだよ‼︎」

達哉・圭人「「爽に頼まれてね。」」

龍之介「ふざけんなぁぁぁぁぁぁぁぁ‼︎」

 

 ということで飲み会が地獄になりましたとさ。めでたしめでた……くないわ‼︎




 ということで第六章、終了です!そして明久×美波が成立しましたね。この設定にしたからにはなるべくどっちが明久とくっつくかを分からなくさせよう、と思ってこうなりました。

 ちなみに美波とくっつけたのは、原作で明久が清水美春に対して言ったセリフを美波が聞いて「どうしようもなく好きになっちゃった///」からそのまま告白させたら面白いんじゃないか、と思ったからです。あとは姉属性の美波と弟属性の明久は相性がいいんじゃないか、とも考えましたね。

 さて、次は最終章、お化け屋敷対決編です。残された龍之介と姫路の関係、それから爽と優子の関係がメインになります。お楽しみに!

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