バカとお酒とパチンカス 3浪と3留の物語   作:スピリタス3世

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バカテスト 現代文

『 与謝野晶子の代表作で、日露戦争の時に徴兵された弟を嘆いて歌ったものをなんというか。 』


姫路瑞希の答え

『 君死にたまふことなかれ 』

教師のコメント

正解です。ちなみに弟は無事日本に帰還しましたね。


鷹狩龍之介、吉井明久、
坂本雄二、蕨屋敷爽の答え

『 君死にたまへ 』

教師のコメント

なんで4人とも同じ答えなのでしょうか。


第五十一問 それぞれの想い(終)

  side 龍之介

 

 常村先輩を討伐し終えた後、俺は最後の教室に入る前に瑞希と合流した。ちなみに2年生の他のペアは全滅したから俺たちが最後らしい。

 

姫路「龍之介君、何で逃げちゃったんですか?せっかく慰めてあげようと思ったのに………」

龍之介「うるせえ!このサキュバスが‼︎」

姫路「もしかして恥ずかしかったとか〜w」

龍之介「び、びっくりしたのさ!」

姫路「風俗以外の恋愛は本当に経験ないんですね♪」

龍之介「うるさい‼︎」

姫路「可愛い〜♪」

龍之介「というかお前だって色んな工程をすっ飛ばしすぎでしょ‼︎というか前にも言ったよね⁉︎」

姫路「まあまあ、お気になさらず〜♪」

龍之介「気にするわ!」

 

 全く、人の事をナメやがって!許さないからな‼︎だから俺はお化け屋敷の中に入った後………、

 

姫路「ままま、待って下さ〜い……」

龍之介「密です。Social Distance.」

 

 瑞希と距離を取ることにした。

 

姫路「ごごごごめんなさい……。だ、だから許して下さい……」

龍之介「やなこった!」

姫路「うぅ………あっ!」

 

 ん?何を思いついたんだろう?

 

姫路「実は王水を持ってきてるんですが……」

龍之介「わ、分かったよ……。近くにいればいいんでしょ?」

姫路「はい♪」

 

 マジで王水はずるいでしょ。手軽に俺を脅さないで欲しいな〜。そんな事を思いながら進むと、いよいよ最後のチェックポイントに到着した。

 

龍之介「お疲れ様で〜す!」

小暮「お疲れ様です。どうやら2年生は貴方達だけのようですね。」

龍之介「そうですね〜。それじゃあ、勝負といきますか‼︎」

龍之介・姫路・高城・小暮「「「「試獣召喚(サモン)!」」」」

 

 

 

総合科目

 

2年Fクラス 鷹狩龍之介  6315点

2年Fクラス  姫路瑞希  7017点

        VS

3年Aクラス  高城雅春  10357点

3年Aクラス  小暮葵   5718点

 

 

 わお!流石学年首席………。かなりの点数だね……。小暮先輩もそれなりには高いようだ。

 

龍之介「よし、それじゃあ瑞希は小暮先輩を相手にして!」

姫路「えっ、いいんですか?私の方が点数が高いのに……」

龍之介「格上相手の方が俺は得意なの‼︎」

姫路「はっ、はい‼︎」

 

 ということで俺は高城先輩と戦うことにした。

 

 

 

  side 姫路

 

 私のお相手は小暮先輩です!私の役目は点数を多めに残して勝つこと!そして小暮先輩を倒したら今度は龍之介君のお手伝いです!

 

 えっと……、武器は新体操のリボンみたいです!私の大剣ではリーチの差で不利ですが隙を見て一気に攻めます!リボンとリボンの合間を縫って………

 

姫路「えいっ!」

小暮「くっ!」

 

 どうやら当たったみたいです!でもまだまだここから!リーチが自分より長い武器を持つ相手には、徹底して離れないようにしなければ‼︎

 

姫路「えいっ‼︎」

小暮「ならば……《和洋折衷》」

 

 小暮先輩の腕輪の力みたいです!彼女の召喚獣を中心にお茶の渦が発生しました……。さらには飛び交うリボン……!なかなか避けるのが大変な技ですが、私だって負けていられません‼︎龍之介君のために頑張らないと‼︎

 

 龍之介君は私の醜い一面も全て認めた上で変わらずに接してくれた人です。憧れの明久君ですらちょっと心の距離を感じていた中、貴方だけは近い距離で接してくれました。たまに、いや大抵ムカつく事が多いですが、それでもこんな私を見捨てずに変わらずに接してきてくれました。基本クズで扱いが適当なだけかと思いきや、優しい部分も結構あってすごく救われました。そして最近ではたまに可愛い反応も見せてくれるようになりました!明久君が手の届かない存在となった今、私の好きな人は貴方です‼︎

 

姫路「《熱線》‼︎」

小暮「負けませんよ‼︎」

 

 

 

総合科目

 

2年Fクラス 鷹狩龍之介  3814点

2年Fクラス  姫路瑞希  981点

        VS

3年Aクラス  高城雅春  6392点

3年Aクラス  小暮葵   451点

 

 

 

  side 龍之介

 

 いや〜、思った以上にヤバイね〜。というか……

 

龍之介「先輩って結構召喚獣を扱い慣れてますよね?何があったんです?」

 

 高城先輩が明久並み、いやそれ以上に召喚獣を使いこなしてるんだよね〜。おかげで大苦戦だよ‼︎

 

高城「えっと……、私は前まで騙されてたんですよ!観察処分者がやる用の雑用は学年首席がやるべきだと‼︎」

龍之介「ええ………」

 

 いや理由それかい‼︎この人アホなのか頭いいのか本当によく分かんないよな〜。

 

高城「ちなみに鷹狩君は私たち3年生に何をお願いするつもりなんですか?」

龍之介「えっと〜、『金を寄越せ‼︎』と言いたいところなんですけど、それはダメなので大人しく体育祭の準備の押し付けくらいにしときま〜す!」

高城「なるほど、そんな感じなんですね!」

龍之介「ちなみに先輩は瑞希と付き合う事ですか?」

高城「いいえ違います。」

 

 あれ?俺の予想と違うんだけど……。

 

龍之介「それじゃあ何を?」

高城「姫路さんの交換留学ですね‼︎」

 

 交換留学?どういう事?

 

龍之介「どこか行くんです?」

高城「海外にある文月学園の姉妹校です!そこにいるリンネ・クラインという生徒と交換留学をするのです!そしたら姫路さんは今いるFクラスの劣悪な環境ではなくて、海外の素晴らしい環境で学ぶ事が出来るんですよ‼︎」

姫路「えっ⁉︎」

 

 そういう事ね〜。一応彼なりには瑞希の事を考えてるみたい。でも瑞希はせっかくクラスメイトに恵まれたのに、可哀想だな〜。無理矢理勝負を引き受けた責任もあるし、ここは俺が頑張らないと‼︎

 

龍之介「瑞希は小暮先輩に集中して。」

姫路「はい!」

龍之介「それと、その話ですけど、瑞希本人はあまり望まないと思うんですよね〜。」

高城「どうしてです?」

龍之介「彼女は今いるクラスの事が大好きですからね〜。だからその案じゃなくて、瑞希と付き合う事にした方がいいと思うんですよ〜。」

高城「なるほど‼︎確かに姫路さん本人は反対するかも知れませんね。」

龍之介「それなら取り止めて……」

高城「それでも私はこの方が彼女の為になると信じてるのです‼︎姫路さんの親御さんとも先生を介して連絡を取ったのですが、やはり彼らも望んでいたみたいです!ですので私は私が付き合うよりもこの方がいいと思ったのです‼︎」

 

 わ〜お。信念の強い人だな〜。でも本人に内緒で勝手に親に連絡を取るのはどうなのかな〜?まあ手段を選ばないところは好きだけどね♪

 

龍之介「おお!それは素晴らしい考えをお持ちで‼︎」

高城「そう思いますよね‼︎」

龍之介「でも他人の人生を勝手に決めるのってどうなんです?親にニートやってんのがバレて金で脅されて渋々文月に通った俺が言うことじゃないですけど……」

高城「本人がいくら憎んでくれても構わないと思ってるのです!最終的に10年、20年後に本人が得をしたと思ってくれれば‼︎」

 

 おお!なんと素晴らしい自己犠牲の精神なんだろう‼︎

 

龍之介「なるほど!でも瑞希の人生は瑞希のものですよね?それに、人間は皆先輩みたいな崇高な考えを持ってるわけじゃないんですよ〜。目先の欲に駆られて動くような人も中にはいるんです。俺とか、貴方が尽くそうとしているこのデブとか。」

姫路「誰が太ってるですって?」

龍之介「瑞希、小暮先輩に……」

姫路「倒しましたよ♪」

 

 あっ………。また怒られんじゃん………。

 

高城「でも私はこの方がいいと思うのですが……」

龍之介「我々のようなクズはそんな崇高な事は考えられないんですよ。今が楽しければそれでいい。ね、瑞希?」

姫路「はい!」

高城「そうですか……。なら無理矢理勝つだけです‼︎」

龍之介「上等!行くぞ瑞希!」

姫路「はい!」

 

 

 

総合科目

 

2年Fクラス 鷹狩龍之介  2481点

2年Fクラス  姫路瑞希  321点

        VS

3年Aクラス  高城雅春  4962点

3年Aクラス  小暮葵   0点

 

 

高城「《高城百烈拳》‼︎」

 

 高城先輩の腕輪の力か!大量の拳が飛んできた‼︎ならこっちだって‼︎

 

龍之介「《酒鉄砲》‼︎」

姫路「先輩の腕輪の力は私が受けます‼︎」

 

 頼む!俺のスピリタスよ!先輩の召喚獣を潰してくれ‼︎

 

 

 

総合科目

 

2年Fクラス 鷹狩龍之介  1382点

2年Fクラス  姫路瑞希  0点

        VS

3年Aクラス  高城雅春  2971点

3年Aクラス  小暮葵   0点

 

 

姫路「後は任せました。」

龍之介「おう!」

小暮「高城君、お願いしますよ。」

高城「分かりました!」

 

 点数は明らかに俺が負けている……。でもこの後、俺が格上相手が得意な理由が先輩目線でも判明するぜ!

 

高城「あれ?召喚獣が思うように動きません……」

龍之介「フフフフ……」

高城「どうしたんですか⁉︎」

龍之介「猫に木天蓼、人にはお酒!あれあれ〜?召喚獣が千鳥足になってますよ〜?」

高城「何をしたんです⁉︎」

龍之介「俺のスピリタスで召喚獣が酩酊したんですよ!酒の中でも最も度数の高い酒です‼︎存分に味わって下さい‼︎」

 

 まあ味わうのは召喚獣だけだけどね。流石に未成年相手にフィードバックをつけるわけにはいかないからね。

 

高城「くっ……!こう言う事でしたか……!」

龍之介「一気に攻めます‼︎」

 

 そして千鳥足になってる先輩の召喚獣を俺の召喚獣がビール瓶でタコ殴りにしている!よし、これなら多少の点数差も巻き返せる‼︎行け〜、俺の召喚獣〜‼︎

 

 

総合科目

 

2年Fクラス 鷹狩龍之介  1点

2年Fクラス  姫路瑞希  0点

        VS

3年Aクラス  高城雅春  0点

3年Aクラス  小暮葵   0点

 

 

 しゃあ‼︎ギリギリで耐えたぜ‼︎

 

高城「うっ……、負けてしまいました……」

姫路・小暮「「ありがとうございました。」」

龍之介「ありがとうございました‼︎それじゃあお約束通り、体育祭の準備は2年生の分まで頑張って下さいね〜。」

高城「はい………」

龍之介「それと、先輩の考えは崇高な人には結構合うとと思うので、気にせずに自分を貫いたらいいと思います‼︎以上、年上の後輩からの生意気なアドバイスでした‼︎」

高城「貴方って人は……、なんか変わってますね……」

龍之介「よく言われます!それじゃあまた!」

姫路「ありがとうございました‼︎」

 

 ということで俺は瑞希を連れてみんなの元に戻ることにした。

 

姫路「それで、誰がデブでクズですって?」

 

 おい。それ忘れてないんかい‼︎まあいい!ここは誤魔化す‼︎

 

龍之介「さあ?」

姫路「それに、私にいう事が……」

龍之介「さらば‼︎」

姫路「あっ!待ってください‼︎」

 

 こうして俺は無事瑞希の処刑をかわす事に成功し、みんなの元に生還する事が出来た。やったね!

 

龍之介「へ〜い‼︎俺が神だぜ‼︎」

雄二「コンニャク神が帰ってきたぞ‼︎」

全員「「「「「はは〜‼︎」」」」」

龍之介「おい‼︎誰がコンニャク神だ‼︎ブチ殺すぞ‼︎」

 

 なんて不名誉なあだ名なんだろう。頼むからやめてくれ。

 

雄二「まあとにかく、助かったぞ。」

優子「感謝するわ!」

愛子「凄いね〜!」」

爽「これは貴様の手柄だ。」

ムッツリーニ「………流石‼︎」

翔子「…凄かった!」

鳳之介「今日だけは兄貴と認めてやる。」

龍之介「いえいえ〜、それほどでも〜♪」

 

 まあみんなが褒めてくれるので許すか!あと生意気な弟にはあとで部屋にある秀吉の写真を全部本人にバラしてやろう。

 

明久「クラスメイトが1人減るところだったからね!」

美波「瑞希が居なくなったら寂しいもんね!」

秀吉「そうじゃの‼︎」

龍之介「いえいえ〜、それほどでも〜♪」

姫路「誰が居なくなってもそれほど寂しくないですって?」

 

 ヤベ、帰ってきやがった……

 

龍之介「瑞希、みんながお前を待ってたぞ‼︎早くおしゃべりしてきな‼︎」

姫路「ちょっと色々とお話が……」

龍之介「さらば‼︎」

姫路「あっ!待って下さい‼︎」

 

 こうして俺はまたしても瑞希の魔の手から生還する事が出来た。やったね♪そうして俺はそのまま下校した。

 

 

 

 それにしても、2年前まではこんな楽しい学校生活を送れると思ってなかったな〜。中学の頃までは規則が厳しくて自由に出来ず息苦しさを感じてたんだよね〜。友達も爽、達哉、圭人とかはいたけれどそれ以外はなんかお利口さんが多くてつまんなかったし。だから学校が嫌いで高校に行く気になれなかったんだよね〜。

 

 でも今は違うね!なんせ同じような馬鹿共と楽しくやれてるんだもん♪最高だね‼︎最高のクラスメイトだよ!

 

 

 

 クラスメイトで思い出したんだけど、瑞希の留学を阻止できて良かったな〜。せっかくクラスメイトに恵まれた矢先だったからね。みんなの前ではああ言ったけど、正直俺も寂しいと思ってたしね〜。

 

 それと、アイツなんか鈍臭くて危なっかしいところがあるから面倒を見たくなるところがあるんだよね〜。今思うと、島田との明久奪還戦争に首を突っ込んだのもそのためだったかも知れない。それにからかうと全力でからかい返してくれるから一緒に居て楽しいんだよね。まあ命の危険は何度も感じたけどな‼︎

 

 

 さてと、そろそろ自宅に到着だ‼︎今日は大人しく寝て明日の麻雀に備え………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

姫路「お帰りなさい、あ・な・た♪」

 

 信じられないものを見た。俺の家の前に立つ瑞希の姿がそこにはあった。もしかして俺酔ってるのかな〜?ここ俺の家の前だよね?何でコイツがいるのかな?

 

龍之介「酒の飲み過ぎで幻覚が……」

姫路「幻覚じゃありませんよ?王水で試してみます?」

龍之介「やめときます。」

 

 じゃあこれは幻覚ではないのか……。ならコイツがここにいること、その理由は…………

 

龍之介『もしもし警察ですか?』

 

 ストーカーだ。

 

姫路「えっ?どこかに犯罪者が?怖いです……」

龍之介「お前だよ‼︎何でここにいるんだよ‼︎」

姫路「坂本君たちに連れてきてもらいました♪」

龍之介「あの糞野郎共がぁぁぁぁぁ‼︎」

 

 アイツら、完全に俺を殺す気じゃねえか‼︎ふざけんなよ‼︎

 

 

 

 

 警察の誤解を解いたあと、とりあえず瑞希と一緒に自分の部屋に入った。

 

龍之介「んで、何しに来たのさ?」

姫路「心当たりが無いんですか?」

 

 心当たりね〜。

 

龍之介「あり過ぎてどれだか分かんないや♪」

姫路「でしょうね!」

龍之介「なんかごめんね〜♪」

姫路「本当に謝る気があるのですか?」

龍之介「あるさ!これが俺の精一杯の謝罪だよ!」

姫路「私が何持ってるか知ってます?」

龍之介「すいませんでした。」

 

 だからそれずるいって‼︎眉間に拳銃突きつけてるみたいじゃん‼︎

 

姫路「それで、今回の件について、私は龍之介君に色々と命令する権利があると思うんですよ〜♪」

龍之介「ないと思います。」

姫路「まさか人を勝手に売り飛ばした挙句、相手の要求を勘違いしていた上に、売った相手に対してクズだのデブだの好き勝手言った人がただ謝るだけで許させると思うんですかね〜?」

龍之介「あっ……」

 

 何も全部言う事ないじゃん!確かに全部俺のせいだけどさ……。まあいい、ここは誤魔化すか‼︎

 

龍之介「でもこれは全部瑞希のために……」

姫路「嘘つき♪そんな貴方には………」

龍之介「ちょちょちょ、ごめんって‼︎言う事聞くからさ〜!だから俺に王水を飲ませようとするのやめてくんない⁉︎」

姫路「はいっ♪分かりました♪」

 

 どうやら命の危機だけは回避できたみたいだ。

 

龍之介「良かった〜!それで、俺に何を命令するの?流石に命だけは勘弁してね!」

姫路「流石に私もそんな事はしませんよ♪」

龍之介「じゃあ何を?」

姫路「えっと………、」

 

 出来れば簡単なやつがいいな〜。麻雀を教えて下さい、とかね!流石にお酒はまだ教えられないけど………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

姫路「龍之介君は今から私の恋人になります‼︎」

龍之介「は?」

 

 え?マジで?

 

姫路「ちなみに命令なんで拒否は出来ませんよ?」

龍之介「わわわ、分かってるよ‼︎でもなんで俺なんだよ⁉︎」

姫路「そりゃあ好きだからに決まってるじゃないですか♪」

龍之介「いいいいや〜、その〜、えっと……」

 

 どどどどうしよう‼︎告白されるの初めてなんだよ‼︎なんか照れるんですけど‼︎

 

姫路「もしかして照れてるんですか?やっぱり龍之介君は可愛いですね♪とても私より3つ上とは思えません♪」

龍之介「う、うるさいな‼︎」

 

 経験ないんだから仕方ないじゃん‼︎

 

姫路「まあ恋人になるのは確定なんですけど、一応龍之介君の気持ちも聞かせてくれませんか?」

 

 お、俺の気持ち⁉︎えっと、とりあえず……

 

龍之介「こ、告白されて嬉しい‼︎」

姫路「それってつまり龍之介君は私の事が好きなんですね?」

 

 え⁉︎そ、そう言う事⁉︎えっと〜、

 

龍之介「いや〜その〜、一緒にいて楽しいと思ったり……、危なっかしいから面倒を見たいとか思ったりはするけど……」

姫路「それって好きって気持ちと変わらなくないですか♪」

龍之介「そ、そうなの?」

姫路「はいっ♪」

龍之介「えっと、それじゃあ………」

 

 そういうことだったんだ……。だからみんなはずっとからかってきたわけね……。それに心理テストもドンピシャだ……。よし、こうなったら……、は、恥ずかしいけど言うしかないか………

 

龍之介「貴方のことが、好きです……///」

姫路「わあっ♪照れてて可愛いですね♪」

龍之介「うるせえ‼︎」

姫路「それじゃあ改めてよろしくお願いします♪」

龍之介「こ、こちらこそよろしく‼︎」

 

 こうして俺は人生で初めて恋人が出来た。これから色々とあるかもしれないけど、よろしくね、瑞希‼︎




 ということで「バカとお酒とパチンカス 3浪と3留の物語」は完結です‼︎最後は割と駆け足になっちゃいましたけどね。それと割と珍しいオリ主×姫路でした。

 とにかく、今まで読んで下さりありがとうございました‼︎次回作がどれになるかはまだ未定ですが出たときはよろしくお願いします‼︎

 最後に、評価・感想をお待ちしております。

 そして最後にリメイク版?のリンクを貼っておきます。まあほぼ別物なんですけどね。

https://syosetu.org/novel/232245/


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