バカとお酒とパチンカス 3浪と3留の物語   作:スピリタス3世

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バカテスト 家庭科

問 次の問いに答えなさい。

『調味料の さしすせそ を述べなさい。』


鷹狩龍之介、吉井明久の答え

『砂糖、塩、酢、醤油、味噌』

教師のコメント

正解です。醤油はせうゆからとってます。味噌も紛らわしいですね。


蕨屋敷爽の答え

『砂糖 塩 酢 せ ソース』

教師のコメント

後半が難しいですよね。しっかり覚えましょう。


姫路瑞希の答え

『酢酸 硝酸 ストロンチウム セシウム 塩素』

教師のコメント

人殺しですか。


第五問   Bクラス戦(前編)

  side 龍之介

 

 さてBクラス戦開幕だ!俺と姫路が前線で暴れまくる予定なんだけど、姫路は足遅いからまだ来てないんだよね〜。仕方がない!ここは年上コンビでやってやるぜ!

 

「俺は鷹狩龍之介だ!Bクラスのそこにいる女2人に世界史勝負を挑むつもりだぜ!」

「私も加勢しよう。」

「「「「試獣召喚《サモン》」」」」

 

 

世界史

 

Fクラス

    鷹狩龍之介 348点

     蕨屋敷爽 14点

      VS

Bクラス

     岩下律子 215点

    菊入真由美 201点

 

 

「もしかしてこの2人が例の3浪アル中と3留パチンカスなの⁉︎」

「みてよ律子、アル中の方の武器はビール瓶だよ!」

「パチンカスの方は遠くにいるけどパッと見武器はゴムパチンコみたいね!」

「遠くにいるなら近づくまでよ!」

 

 やっぱり爽のことを狙ってくるよね〜。ならば!

 

「みんな!爽の召喚獣を隠すんだ!人がいっぱい群がれば相手に見えないはずだ‼︎その隙に爽はゴムパチンコを打ちまくれ‼︎」

「「「「了解‼︎」」」」

「心得た。」

 

 こうすれば遠距離攻撃の弱点、近接戦闘の弱さをカバーできるのさ!普通の召喚獣は物理干渉ができないからパチンコ玉は生身の人間をすり抜けるんだよね!

 

「ちょっとなんなのコイツら⁉︎」

「年上のことをなめた罰だ!くらえ、ビール瓶アタック‼︎」

「おつまみとしてパチンコ玉を添えてあげよう。これは私からのプレゼントだ。受け取るがいい。」

「「きゃあ!」」

「まだまだ行くぜ!俺のビール瓶は一回割れてもまた別のが再生してくるからな!破片が飛び散って痛いだろう‼︎」

「私の玉のストックは無限にあるのだよ。私の計算が正しければ貴様らは私と龍之介の相手にならない。」

「「ちょっと〜‼︎」」

 

 

世界史

 

Fクラス

    鷹狩龍之介 189点

     蕨屋敷爽 14点

      VS

Bクラス

     岩下律子 0点

    菊入真由美 0点

 

 

 

 

  side 明久

 

 なんか年上2人が容赦なく年下2人をボコっている絵面を見るとちょっとあれだね〜。

 

「なんか大人気ないね〜。」

「黙れ明久。これはれっきとした戦争だ。戦場に年上も年下も関係ない。」

「爽の言う通りさ!大人気とか気にしてられないしね!」

「ええ……。」

 

 まあ確かにそうなんだけどね〜。この2人にプライドと言うものはないのかな?

 

 そんなことを思っているとついにエースの姫路さんの登場だ!運動が苦手で遅れちゃったのも可愛いね!

 

「おっ、遅れました…、ご、ごめんなさい……はあっ…。」

「姫路さん、来たばっかりで悪いけどあそこにいるBクラスの人たちを相手にしてくれる?」

「は、はい!」

 

 ごめんね…。いきなり酷使しちゃって…。

 

「姫路遅いよ!もしかして太った?」

「先に鷹狩君から倒します!試獣召喚《サモン》」

「ちょっと待ってよ‼︎俺は味方だよ⁉︎勘弁してよ〜!」

 

 ってかなんで龍之介はこんなに姫路さんを雑に扱うんだよ!訳がわからないよ‼︎

 

「姫路さん!僕も加勢するよ‼︎」

「ありがとうございます、吉井君!」

「おいお前ら、ちゃんとBクラスの人に向かって攻撃しろよ〜‼︎」

 

 全く、ここできちんと友を導いてあげなきゃね!

 

「チャンスだ!Bクラス井川始め10人が姫路瑞希と鷹狩龍之介に数学勝負を挑みます!」

 

 ってヤバ‼︎数で取り囲みに来たか!

 

「僕と蕨屋敷君も加勢します!」

「ワシも行くぞい!」

「「「「「試獣召喚《サモン》」」」」」

 

 

数学

 

Fクラス

     姫路瑞希 412点

    鷹狩龍之介 427点

     吉井明久 7点

     蕨屋敷爽 15点

     木下秀吉 3点

      VS

Bクラス

     井川健吾 225点

     小野明  197点

     工藤信二 248点

       :

       :

 

 

 ん?姫路さんと龍之介の召喚獣になんかついてるような?

 

「2人とも、その腕輪みたいな奴何?」

「明久はバカだから縁がないと思うけど、400点超えるとこの腕輪がついて必殺技が使えるようになるのさ!」

「それはいいな〜って罵倒するな!」

 

 400点なんて僕の総合科目の4倍の点数じゃないか!そんなの僕には無理だね〜。

 

「鷹狩君!人数が多いから一気にやりましょう!」

「了解!」

 

「《熱線》‼︎」

 

 うおー!姫路さんのは超巨大ビームだ!めちゃくちゃかっこいいな〜!威力もかなりあるみたいだしね!さて、龍之介の技は?

 

「《酒鉄砲》!」

 

 しょぼ!水鉄砲の酒バージョンかよ!

 

「姫路さんと比べて鷹狩君のは……ってえ?」

「なにこれ?」

「召喚獣がちょっと食らっただけで倒れたんだけど!」

「俺の腕輪の力は相手の召喚獣に度数96度のスピリタスを飲ませて、急性アルコール中毒で倒すという技なんだよね〜。召喚獣相手だから未成年に飲酒を強要した訳でもないし、大丈夫でしょ!」

 

 なにそのえげつない技!というか………

 

「フィードバックを受ける僕は大丈夫なの?」

「明久は正直ダメだから俺と勝負するときだけフィードバックをなくすように申請してあるよ!」

「良かった…。」

 

 どうやら僕が死ぬことはないみたい。これなら安心だね!

 

「よし姫路!一気に薙ぎ払うぞ!他の3人も手伝ってくれ!」

「「「「了解‼︎」」」」

 

 それにしても普段はただのアル中だけど、本当に勉強だけは出来るんだね〜。こういうときだけは急に頼もしくなるね!

 

 

 

  side 龍之介

 

 まあ流石に俺と姫路のダブルエースだけじゃあBクラス相手に粘り続けるのも厳しいよね〜。爽も遠距離から粘っているけど、アイツは点数が少ないから攻撃力自体は低いんだよね〜。

 

 さてと、俺は点数がだいぶ減ったから教室に行って点数補給をしよ〜っと!ちなみに一緒にいるのはもはやFクラス女子で唯一天敵じゃなくなった秀吉だ!全く、あの2人が過激すぎるんだよ!そんなことを思ってたら秀吉が変なことを言い始めた。

 

「龍之介よ、教室は無事じゃろうか…。」

「どういうこと、秀吉?」

「Bクラスの代表は『あの』根本らしいぞい。」

 

 Bクラス代表根本恭二。卑怯で外道なことで有名だ。目的のためなら手段を選ばないらしい。まあ俺も人のこと言えないんだけどね〜。

 

「なるほどね〜とりあえず戻るか!」

 

 そうして俺と秀吉は教室に戻った。どうやら教室は無事だ。そしてなんといっても久しぶりの休息だ!ちょっとだけビールを飲んで回復試験に挑むぞ‼︎

 

 

 

 回復試験からしばらくすると、明久が駆け込んできた。

 

「なんか美波らしい人が人質になってるらしい!」

 

 いや、曖昧すぎてよくわからんのだが……

 

「明久、ちゃんと説明してくれ!」

「ごめん、僕も教室にいる人を呼んできてって言われただけだからよく分からないんだよね。」

「じゃあ爽に聞くか…。」

「アイツ今トイレ。」

「タイミング悪‼︎」

「とりあえず前線に行けば何かあるかもしれんのぅ。」

「そうだな!とりあえずみんなで向かうか!」

 

 向かう途中、姫路とすれ違った。

 

「姫路、島田が人質ってどういうことなの?」

「美波ちゃんの召喚獣が捕まってるんです。大人しくしないと補習室送りにするって前線で脅されてます!」

「なるほどね〜。分かった!とりあえず行ってくる!」

「お、お願いします!」

 

 びっくりした!卑怯で外道といっても流石に16・17歳で考えられることっていったらそんくらいだよね〜。ここは大人の力を見せてやる!

 

「お前ら、この女が補習室送りにされてもいいのか!」

「大人しく降伏しろ!」

 

 クラスに3人しかいない女子のうち1人を人質にしたのね。確かに他のFクラスの人には効果てきめんだ。だかな、その作戦は俺と明久には通用しないぜ!

 

「おいおい、その作戦が俺たちに通用するとでも?」

「美波は残念ながら戦死しても僕にとっては大したダメージじゃないんだよね〜。決して日頃の仕返しってわけじゃないからね!」

「ちょっとアキ‼︎アンタねぇ‼︎」

「そしてこの俺、鷹狩龍之介は風俗巡りの経験から大人の女性を沢山知ってるのさ!だから16・17の女なんて俺にとっては大した価値がない‼︎島田がいくら死のうが全く問題ないぜ!」

 

 さあ、俺の雄弁にひれ伏すがいい!

 

「なんだコイツら‼︎頭のネジが外れてるんじゃないのか!」

「観察処分者と3浪アル中は一味違うな!」

 

 効果てきめん‼︎相手も動揺してるぜ!さて、一気に攻めるぞ!

 

「明久、お前は右だ!俺は左をやる!」

「OK龍之介!とりゃ‼︎」

「「クソが‼︎」」

 

 こうして俺たちはあっという間に島田を救出した。やったね!

 

「アキ、鷹狩?何か言い残すことはある?」

「美波はなんで捕まってたの?」

「アンタたちが怪我したって聞いたから保健室に行ったのよ…。」

 

 なるほどね〜。

 

「龍之介、これは偽物の美波だ!本物はこんなに優しくない!」

「そうだな明久‼︎これは島田に変装したBクラスの奴だ!かかれ!」

「どうやら死にたいようね。ねえ瑞希、鷹狩がさっき風俗巡りのおかげで16・17の女には興味がないって言ってたよ〜。」

 

 なんだと?島田だけなら2vs1で対処できるのに、姫路がいたら……。いやいや、これは島田の脅し……

 

「廊下でそんなふしだらな発言をする人を放ってはおけませんね。お仕置きが必要なようですね!」

「明久、逃げるぞ!」

「分かったよ龍之介‼︎」

「ちょっと待ちなさい!」

 

 姫路は幸い足が遅い!ならここまでは追って来れないはずだ!島田も足が速いとはいえ男子並みではない!だから俺と明久は余裕で投げ切れたんだよね〜。ざまあみやがれ!

 

 

 

 

  side 明久

 

 なんとか龍之介と一緒に美波と姫路さんから逃げ切れた!なんか美波だけじゃなくて最近姫路さんも怖いよね!今はほとんどが龍之介に向いてるけど、たまに僕にも向いてくるから怖いんだよね!

 

 さて、教室まで逃げ切った……ぞ?

 

「ねえ龍之介!教室がボロボロなんだけど!」

「明久、それは根本のせいだ!」

「あの外道のこと?」

「その通り!アイツは今Bクラス代表だからな!」

「それは厄介な戦いになりそうだね…。」

 

 ちゃぶ台やシャーペン、鉛筆の破壊…。教室が誰もいないタイミングで補給試験の邪魔をしてくるなんて……。って誰もいない?

 

「ねえ龍之介、雄二達は?」

「確かに。アイツは今……」

「すまん。今戻った。」

 

 わお!急に後ろから雄二が出てきてびっくりした!

 

「なにしてたの?」

「協定を結んでた。午後4時までに決着がつかなかったら明日の午前9時に持ち越し。その間は試召戦争に関わる一切の行為を禁止するってな。」

「それを承諾したんだね。」

「ああ。エースの姫路が体力が劣る以上、俺たちにとっては時間を開けて休んだ方が有利だからな。」

「なるほどね〜。まあそんなことを言ってるうちにもう4時だね。」

「確かにな。」

 

 よし、これで今日のやることは完了したね。そんなことを思ってると龍之介が口を開いた。

 

「でも根本がそんな協定結んでくるなんてなんか変だよな〜。裏がありそうだな!」

「まあ確かにな。何かはしてくるはずだ。」

 

 そんなことを話してるとスパイのムッツリーニが戻ってきた。

 

「………Cクラスで試召戦争を始めようという動きが出てる。」

「そうなるとAクラスと?」

「いいや違うな。俺たちとBクラス戦の漁夫の利を狙うつもりだろう。そうだな……。」

「じゃあ休戦協定結びに行っちゃう?」

 

 え?それってさっきの協定思いっきり破ってるよね?

 

「ちょっと龍之介!それはダメだよ!」

「落ち着いて聞いて、明久。多分これは根本の陰謀だよ。」

「龍之介の言う通りだ。それに対する作戦も思いついた。今から龍之介、明久、爽の3人でCクラスに行って休戦協定を結んでこい。秀吉は予備の作戦で待機しておけ。」

「「「了解‼︎」」」

 

 なんか怖い気がするけどとりあえず行くか〜。

 

「安心して明久‼︎16・17歳が考える外道なことって俺からすればたがが知れてるよ!だからここは俺と爽に……」

 

 なんか龍之介が固まったんだけど?どうしたんだろう?

 

「あの野郎!人として踏み越えちゃいけないラインを超えやがった‼︎目にものを見せてやる‼︎生きて帰れると思うなよ‼︎」

 

 え?急に態度変わりすぎじゃない?さっきまで根本君のことなめてたくせに……

 

「ちょっと龍之介!大丈夫⁉︎」

「安心しろ明久。」

「どうやって安心するのさ、蕨屋敷君!」

「見ればわかる。あとよそよそしいから爽でいい。」

「分かったよ爽!」

 

 ということで蕨屋敷君改め爽と、なぜか暴走した龍之介と共にCクラスに向かった。

 

「ねえアキたち、お仕置きの……」

「島田!今は後にしろ!俺について来い!」

「わ、分かったよ……。」

 

 美波も合流したところでCクラスの教室に到着した。




 というわけでBクラス戦が始まりました!龍之介の腕輪の能力も判明しましたね。決してリアルではやらないでくださいね。

 さて、龍之介は果たして何に怒ってるのでしょうか?それは次回のお楽しみに。


 余談ですが龍之介はCV.宮野真守、爽はCV.中村悠一のイメージです。
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