バカとお酒とパチンカス 3浪と3留の物語   作:スピリタス3世

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バカテスト 音楽

問 次の問いに答えなさい。

『 ドイツの有名な作曲家として3大Bというのが挙げられますがそこに該当する人物を全員答えなさい。 』


島田美波の答え

『 バッハ ベートーベン ブラームス 』

教師のコメント

正解です。流石ドイツ育ちの島田さんですね。


土屋康太の答え

『 ボイン バスト ボンキュッボン 』

教師のコメント

君の好きな部位が分かりました。


蕨屋敷爽の答え

『 ばあちゃん ばあちゃんのばあちゃん ばあちゃんのばあちゃんのばあちゃん 』

教師のコメント

隔世遺伝が凄いですね。


第六問   Bクラス戦(中編)

  side 明久

 

 僕たちがCクラスにつくと、そこは大勢の人で賑わっていた。やっぱり試召戦争の準備をしてるみたい。

 

「すいませ〜ん。Cクラス代表はいますか〜。」

 

 すると奥から1人の女の子が出てきた。

 

「私だけど、何か用?」

「不可侵条約ってやつを結びにきました♪」

「交渉ねぇ……」

 

 何を悩んでるんだろう?

 

「どうしようかしらね、根本クン?」

 

 は⁉︎Bクラスの根本君がなんでCクラスにいるの⁉︎おかしいじゃん‼︎

 

「当然却下。だって必要ないだろう?酷いじゃないか、Fクラスの皆さん、協定を破るなんて。試召戦争に関する一切の行為を禁止したよな?」

「なんで君が………」

「おい根本‼︎」

 

 そうだ、龍之介は何故か根本君にキレてるんだった。

 

「お前は人としてやってはいけないことをやった‼︎俺はお前を絶対に許さない‼︎」

「先に協定を破ったのはそっちだろう?これはお互い様だよな‼︎」

「俺が言いたいのはそういうことじゃない‼︎この件の前に………」

 

 何が言いたいんだろう?確かにちゃぶ台やシャーペンを壊して妨害工作をしたのは許せないけど……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お前は俺の保冷バッグから俺のビールを取り出して外に置いた‼︎これは重大な犯罪だ‼︎せっかくキンキンに冷やしていたビールを外に出して温めただと⁉︎ふざけるのも大概にしろ‼︎そんなことしたら味が不味くなるだろうが‼︎」

 

 

 いやそれかよ。こんなクソしょーもないことでキレてたんだね。期待して損したよ…。

 

「それくらいで怒ることか?」

「当たり前だ‼︎お前はキンキンに冷えたビールの旨さとぬるくなったビールの不味さを知らないからそんな卑劣で汚いことが出来るんだ‼︎もう怒ったぞ‼︎それならこっちにも策がある‼︎」

「何をする気だ!」

「今から俺は試召戦争関係なくただ個人的にお前に怒りをぶつける‼︎目には目を、外道には外道を、だ!いけ爽!リアルゴムパチンコを使って根本のチ○コにパチンコ玉をぶつけろ‼︎」

 

 いやしょーもな。お前それでも20歳なの?本当に僕よりも3年長く生きてるのかな〜?

 

「心得た。」

「ちょっと待て!ふざけるな!先生、なんとかしてください!」

「試召戦争の件はともかく、人のビールを勝手に温めるはダメだよ思うよ、根本君。」

「ふざけるなぁぁぁぁ‼︎」

 

 下らないのはともかく教師を味方につけるって凄いね!これが大人の力か!見直したよ龍之介!さあ、この隙に退散だ!

 

「ぎゃぁぁぁぁぁ‼︎なんで全部命中するんだよぉぉぉぉ‼︎」

 

 なんか根本君が面白いことになってるしね♪

 

 

 

 

  side 龍之介

 

 全く!人のビールを勝手に温めるという大罪を犯しやがって‼︎絶対に許さねえ‼︎

 

「すまない龍之介。残弾が切れた。私は点数が少ないから戻る。後は貴様と島田でなんとかしてくれ。」

「ありがとう爽‼︎おい島田!爽が引いたら退散するぞ!」

「ウチさ、アンタのこと見捨てていい?」

「なんでなのさ!お前はドイツ育ちだろ‼︎ビールの温度についてくらい分かるはず‼︎」

「ドイツは16歳にならないと飲めないのよ!ウチは15歳の時に日本に来たからね。」

「じゃあ3・4年後に俺に会いに来い!お前にビールを教えてやる‼︎」

「わ、分かったわよ!」

「とにかく逃げるぜ‼︎」

「分かった!」

 

 さて、逃げるためには……そうだ、Dクラス戦の時に使った消化器があるじゃん♪島田が近くにいるから頼もう!

 

「島田、消化器を使え!視界を悪くしてその隙に逃げるよ!」

「分か………」

 

 ん?コイツは何を迷ってるんだ?

 

「使い方が分からないの?」

「それは分かるんだけど〜。う〜ん、どうしようかな〜?」

「迷ってないで早くしろ‼︎」

「鷹狩、アンタDクラス戦の時ウチに消化器使用の罪をなすりつけなかったっけ〜?」

「あっ……。」

 

 ヤベ……すっかり忘れてた……。

 

「じゃあとりあえずウチの望みを聞いて欲しいな〜。」

「わ、分かったよ!とりあえず聞くから!」

「じゃあウチはリュウって呼ぶから、アンタはウチのことを美波様って呼んで♪」

 

 あ、これ明久の時と同じ手口だ!でも逃げるためには乗るしかない!

 

「了解しました美波様‼︎」

「それで次は今度の休みにウチと映画館に行く‼︎」

「無理!その日は昼から飲み会……」

「……………」

「いや、飲み会断るとキャンセル料がかかるの!俺だけの問題じゃないの‼︎」

「じゃあその日の午前中‼︎」

「前日も飲み会だから二日酔いで………」

「は?」

「分かった、分かったから‼︎」

「じゃあ最後に…………」

「最後に?」

 

 何言う気かな?明久の時は呼び方変わったことしか知らないんだよね。

 

「ウチのこと愛してるって言ってみて?」

「ウチのことを愛してる‼︎」

「……ばか。」

 

 いやごめんね‼︎ちょっとその辺うかつに言いたくなかったから誤魔化したよ‼︎別に美波のことは嫌いじゃないし、いい友達だとは思ってるけど、流石にそれを言うには早いと思ったからね‼︎

 

 

 教室に戻ると姫路が出迎えてくれた。

 

「美波ちゃんに鷹狩君!無事だったんですね!」

「なんとかね!美波様のおかげで助かったよ!」

「様は冗談!美波だけでいいよ!」

「ガッテン承知の助!」

「2人とも随分仲良くなったんですね!」

 

 そう見える?確かに呼び方は変わったけど結局明久と同じになっただけだからね………ってそうだ‼︎

 

「美波が名前呼びになったから姫路も名前呼びにするよ!よろしく、瑞希!」

「へ、あ、よろしくお願いします、龍之介君!」

「へぇ〜。」

「だって2人は仲の良い友達なんだから親密度に差をつけるのはおかしいでしょ?」

「「なるほど……」」

 

 そう、さっき誤魔化した理由はこれ‼︎ごめんね、美波‼︎

 

 

 そんなことを思ってると雄二が口を開いた。

 

「お前ら、お疲れだった。」

「ありがとう雄二!まあ根本には個人的な恨みを晴らせたし良かったよ!」

「何があったんだ……。」

「だって酷いんだよアイツ‼︎俺の保冷バッグにあったビールを勝手に取り出して外に置いて温めたんだよ‼︎」

「いや未成年にそれ言うなや。それはともかくこうなったら以上Cクラスも敵だ。そこで明日の朝にとある作戦を実行するぞ。」

「とある作戦?なんだろね〜?」

「まあ見とけって。」

「了解!」

 

 そうしてその日は下校した。

 

 

 

 

 次の日、朝教室についてのんびりとウイスキーを飲んでると、なんと秀吉の生着替えが始まった‼︎

 

「ムッツリーニ!写真‼︎」

「………もう撮ってる!」

「明久、大丈夫か⁉︎」

「れ、劣情が‼︎」

「爽は………」

「来週に新台入替だと⁉︎これは行くしかない‼︎私の計算が正しければこれは学校よりも優先させるべきことだ‼︎」

「お主ら……、何をやっておるんじゃ……。」

 

 作戦はこうだ!まず秀吉に本校の女子の制服を着せる!次に髪型を双子の姉、木下優子と同じにする!そして最後に、木下優子を装ってAクラスの使者としてCクラスに喧嘩を売る!作戦は以上だ‼︎

 

 とりあえず女子の制服の秀吉があまりにも可愛いのでついていくことにした。

 

「ふぅ。あまり期待せんでくれのぅ。」

「大丈夫♪今の秀吉なら行けるよ!」

「とにかくやってみるぞい。」

 

 そうして秀吉がCクラスに入ると……

 

 

「静かにしなさい!この薄汚い豚ども!」

 

 うわぁ、ひでぇ。木下ごめんな。すかさず代表の小山が言葉を返す。

 

「何よあんた!」

「私はAクラスの木下優子よ!アンタたち臭い豚どもをしつけにきたのよ!」

「アンタ、点数がいいからって調子に乗ったんじゃないわよ!」

「私はねえ、こんな臭くて醜い教室と生徒たちが同じ校舎にいることが気に食わないの。アンタたちなんで豚小屋で十分よ!」

「なっ!言うに事欠いて、私達にはFクラスがお似合いですって⁉︎」

 

 別にFクラスとは言ってないでしょ!

 

「手が汚れるのが物凄く嫌だけど、近いうちに薄汚いアンタたちを相応しい教室に送ってあげるわ。覚悟してなさい。」

 

 これ後で秀吉は木下に怒られるんだろうな〜。

 

「Fクラスなんて相手にしてられないわ‼︎Aクラス戦の準備を始めるよ!」

「「「「オー‼︎」」」」

 

 作戦成功!Cクラスの敵意をAクラスに向けることが出来たぜ‼︎

 

「これで良かったかのう?」

「バッチリだよ!これでBクラス戦に集中できるな!」

 

 よし、後は教室に戻ってBクラス戦の準備だ!

 

 

 

 そしていよいよ戦争再開の時間だ!作戦は次の通り!Bクラスの教室にある2つのドアを、片方は俺の部隊、もう片方は瑞希の部隊で塞ぐ予定なんだが………

 

「あ………。」

 

 瑞希がおかしい。もう片方の部隊はアイツがリーダーなのに、全く喋らずに戦争に加わろうともしない。明久もそれに気づいていて、かなり困っている。

 

「おい瑞希!援護を頼む!」

「あ…そ…その!」

 

 なんかおかしいぞ。ってか瑞希側のドアが破られる!承認は古典の竹中先生か……。なら近づいて小声で………

 

「(先生。ヅラずれてますよ?)」

「しょ、少々席を外します‼︎」

「今のうちに瑞希側は態勢を立て直せ‼︎瑞希も指示出して!」

「あ、は、はい!その……、なんでもないです!」

「姫路さん大丈夫?」

「だ、大丈夫です!」

 

 やっぱりおかしい……。なら!

 

「瑞希!体調悪いなら教室で休んでて‼︎」

「で、でも……。」

「俺だって酔って吐いてDクラス戦一部サボったんだからそのくらいは気にするな!代わりに秀吉と明久が指揮を取って‼︎爽はキリが良くなったら瑞希がいた側のドアに回れ!」

「「了解‼︎」」

「心得た。」

 

 さて、瑞希なしでもやってやろうじゃない‼︎酒の力を見せてやる‼︎

 

 

 

  side 明久

 

 龍之介の機転で瑞希を下げたのはいいものの…結構厳しい。爽も来てくれたけど……ってあそこに見えるのは……、根本君の制服にあるあの手紙は……姫路さんのラブレターじゃん!

 

 なるほどね。昨日の協定の話を聞いた時からおかしいと思ってたんだ。あの時にはもう姫路さんを無力化する算段が立ってたわけだ。それならあの協定だってうなずける……。だとしたらやることは一つ‼︎

 

「僕は雄二のところへ行ってくる!みんなあとを頼んだ!」

 

 あの野郎、ブチ殺してやる‼︎

 

 

 

 僕は教室に戻ると早速雄二と相談した。

 

「どうした明久。勝手に姫路を下げるなんて。」

「姫路さんは体調不良だ。だから下げた。」

「じゃあなんでお前は戻ってきた。何が目的だ?」

「根本君が着ている制服が欲しいんだ。」

 

 しまった!これじゃただの変態じゃん‼︎

 

「お前に何があったんだ……」

「え、えっと……。」

 

 どうしよう…。迂闊にラブレターのことは話せないし……。

 

「まあいい、勝利の暁にはそれぐらいなんとかしてやろう。」

 

 受け入れられたんだけど!

 

「で、それだけか?いつまで姫路を休ませるつもりだ。」

「ずっとだよ。この戦争が終わるまで。」

「理由は?」

「言えない。」

「どうしても外さなきゃ行けないのか?」

「うん……。」

 

 無理を言ってるのは分かってる…。龍之介と爽だけで持ち堪えるのにも限界がある…。それで負けたら雄二の責任問題にもなる…。こんな理由も話さない頼みを普通は受け入れたりはしないだろう…。でも!

 

「頼む雄二‼︎」

「条件がある。姫路がやる予定だった役割をお前がやるんだ。やり方は問わない。必ず成功させろ。」

「もちろんやってみせる‼︎絶対に成功させるよ‼︎」

「いい返事だ。」

 

 良かった!受け入れられた!でも……

 

「それで、僕は何をすればいいの?」

「タイミングを見計らって相手に攻撃を仕掛けろ。科目はなんでも構わない。」

「皆のフォローは?」

「ない。しかもBクラスの出入り口は今の状態のままだ。」

 

 場所的に常に一対一になる出入り口を抜けるためには圧倒的な個人の火力が必要だ。それこそ姫路さんのような……。

 

「もし失敗したら?」

「失敗するな。必ず成功させろ。」

 

 失敗はそのまま敗北ってことか…。どうする?どうやって目的を達成する?

 

「それじゃあうまくやれよ。」

「どこか行くの?」

「Dクラスに『例の指示』を出してくる。」

「分かった。」

「明久……」

 

 雄二は何が言いたいんだろう?

 

「秀吉、ムッツリーニ、龍之介、爽のようにお前にも秀でている部分がある。だから俺はお前を信頼している。」

「雄二…。」

「うまくやれ。計画に変更はない。」

 

 僕の秀でている部分…。狭い場所じゃあ細かい動作なんて役に立たないし…。何か考えてくれそうな雄二はDクラスの教室に行っちゃったし……。ん?Dクラスの教室?確かBクラスの教室の隣だから……そうだ!それがあるじゃないか!他の人とは違う、僕だけの特別がもう一つだけあった……。痛そうだよなぁ……ってそんなことを思っている場合じゃない‼︎

 

「よっしゃ!あの外道に目に物を見せてやる‼︎みんな僕について来てくれ‼︎」

「アキ⁉︎ちょっとどうしたの!ていうか補給テストは?」

「中断!これからやるのは戦争の鍵を握る、大切な作戦だ‼︎」

「随分とマジな話みたいね。」

「うん。ここからは冗談抜きだ!これからやることといえば……」

 

 そうして僕は作戦の内容を美波達に話した。あとは爽を戦線から剥がして連れて行かないとね!

 

 根本君、首を洗って待ってろよ‼︎

 

 

 

  side 龍之介

 

 明久が教室に戻ったと思ったら瑞希以外の全員を連れて戻ってきやがった。しかも途中で爽も連れて行きやがった。

 

「明久、何してたんだ?」

「龍之介はここを頼む。僕はDクラスでやることがある。」

「室外機破壊か?」

「それは雄二がやった。僕がやるのはもっと大切なことだよ。」

 

 コイツの目は真剣だ。こう言う目をしてる時の明久は本当に何をしでかすか分からない。もちろんいい意味でな。

 

「頑張れよ‼︎俺はここをなんとかする‼︎」

「ありがとう、龍之介‼︎」

 

 アイツが何をするつもりなのか知らない……って根本の制服にあるあの手紙はなんだ?まさかあれが明久が前言ってた瑞希のラブレターか?なるほどね‼︎そりゃあ明久がこんなことをするわけだ‼︎分かったよ‼︎俺はお前のためにも、自分の役割を全うさせてもらうよ‼︎

 

 

「《酒鉄砲》‼︎」




 というわけで龍之介がキレた理由は、冷やしておいたビールを勝手に温められたから、でした。国によってはぬるいビールを飲むこともあるらしいですが、やっぱりビールはキンキンに冷えたやつが一番ですよね‼︎

 さて、次は明久の例のアレです。爽が追加されるとどうなるでしょうか。それは次回のお楽しみに。
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