バカとお酒とパチンカス 3浪と3留の物語   作:スピリタス3世

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バカテスト 物理

問 次の文の空欄を埋めなさい。

『光は粒子性と( )を持つ。』


姫路瑞希の答え

『 波動性 』

教師の答え

正解です。これは量子力学における不確定性原理などによって証明されます。


清水美春の答え

『 波平 』

教師の答え

昨日はサザエさんでも見てたのでしょうか?


蕨屋敷爽の答え

『 ハゲ 』

教師の答え

全国の髪の毛が乏しい方々に謝ってください。


鷹狩龍之介の答え

『 ウイスキーの熟成を妨げる特性 』

教師のコメント

先生もウイスキーは好きです。


第七問   Bクラス戦(後編)

  side 明久

 

 僕がDクラスの教室でやること。それは………

 

「美波!僕と召喚獣で勝負して欲しい‼︎」

「分かったわ、アキ!」

「えっと、2人とも、本当にやるんですか?」

「勿論です!」

「このバカとは一度決着をつけなきゃ行けなかったんです。」

「でもそれならDクラスでやらなくてもいいんじゃないですか?」

「仕方がないんです。このバカが観察処分者だからオンボロのFクラスじゃ教室が壊れちゃうんで。」

「もう一度考え直してみては……?」

「いえやります!彼女には日頃の礼をしないと気が済みません!」

「わかりました。お互いを知るための喧嘩も教育として重要かもしれませんね。」

「「試獣召喚《サモン》」」

 

 

 

英語

 

Fクラス 吉井明久 8点

      VS

Fクラス 島田美波 163点

 

 

 

 そして僕は美波の召喚獣に向かって走って行き………

 

「おりゃぁ!」 ドン‼︎

「甘いわね!」

 

 美波を通り過ぎて後ろの壁に攻撃した……。フィードバックで痛い……。でもやってやる!

 

「まだまだ‼︎」 ドン‼︎

「全然当たってないじゃない!」

「これでも……くらえ!」 ドンドン‼︎

「それくらい余裕よ‼︎」

 

 そして更には……

 

「先生、私の推測が正しければあそこに虫がいます。私のゴムパチンコで駆除してみせましょう!」 ヒューン ドン‼︎

「え、本当なんですか……」

 

 爽のパチンコ玉が僕が攻撃した場所に向かって放たれた。

 

「美波……よそ見を……するなぁ!」 ドンドン‼︎

「してないわよ‼︎」

「おかしいぞ。」 ヒューン ドン‼︎

「くた………ばれ……」 ドンドン‼︎

「ほら、ちゃんと狙いなさいよ!」

「クソ!私の計算が正しければこれで駆除できるはずなのに‼︎」 ヒューン ドン‼︎

「早く……決着を……」 ドンドンドン‼︎

「つけないとね‼︎」

「この虫、しつこいな‼︎」 ヒューン ドン‼︎

 

 まだまだ…。姫路さんが受けた痛みに比べればこんなもの……。

 

 

 

 

 

  side 龍之介

 

 なるほど!アイツのやりたいことが分かったよ。だったら俺は……

 

「あ!昨日チ○コにパチンコ玉食らってた可哀想な人じゃん♪おひさ〜♪」

「それはお前の仕業だろ‼︎あと負け組代表はそっちの坂本だと思うがな!頼みの姫路さんも調子が悪そうだしな〜。」

「お前ら相手じゃ俺だけで十分だぜ!」

 

 更には雄二も参加する。

 

「その通り。姫路はお前ら相手じゃ役不足だから休ませておいたぞ。」

「けっ!口だけは達者だな!負け組代表さんよ!」

「負け組?それがFクラスのことなら、もうすぐお前が負け組代表だな。」

「そのと〜り♪」 ドンドンドンドン‼︎‼︎

 

 あと少しだ!頑張れ明久!

 

「というかさっきからドンドンとうるせえなぁ。それにこの暑さはなんだ?エアコンきいてんのか?おいお前ら!暑いから窓を全部開けろ‼︎」

 

 よし、今がチャンス!

 

「雄二!」

「分かってる!態勢を立て直すから一旦下がれ!」

「なんだよ!散々からかっておきながら逃げるのかよ!全員で一気に畳み掛けろ!誰一人生きて帰すな!」

 

 こうしてBクラスの人を引きつけたところで………

 

「「あとは任せたぞ、明久‼︎」」

「うおりゃぁぁぁぁ‼︎」 ドガァァァン‼︎

 

 明久がBクラスとDクラスの間の壁を破壊した!全く、自分へのフィードバックも考えずにやるとか、大した野郎だぜ!

 

「な⁉︎壁ぶっ壊すとかどういう神経してんだ⁉︎」

「遠藤先生!Fクラス島田が……」

「Bクラス山本が受けます!」

「この私、Fクラス蕨屋敷が……」

「Bクラス吉河が受ける!」

 

 わお!近衛部隊に止められちゃった♪

 

「驚かせやがって!残念だったな‼︎お前らの奇襲は失敗だ!」

 

 残念なのはお前だ、根本‼︎近衛部隊を剥がされて丸裸になってしまったからな!

 

 

 さてここで教科の特性について振り返ってみよう。テストにおいては各教科の担当の先生によって結果に特徴が現れるんだよね〜。例えば数学の木内先生は採点が早い。世界史の田中先生は点数のつけ方が甘い。今いる英語の遠藤先生は多少のことは寛容で見逃してくれる。では保健体育はどうだろうか?

 

 保健体育は採点が早いわけでも甘いわけでもなく、召喚可能範囲が広いわけでもなければ御しやすい先生というわけでもない。では保健体育の特性は何か。それは教科担当が体育の教師であるがための………

 

 

 

 

 

 並外れた身体能力

 

 

 

 

「な⁉︎窓から教師ごと入ってきただと⁉︎ここは3階だぞ‼︎というかキサマは………」

「………Fクラス土屋康太。………Bクラス代表根本恭二に保健体育勝負を申し込む。」

「寡黙なる性識者《ムッツリーニ》‼︎」

「「試獣召喚《サモン》」」

 

 

 

保健体育

 

Fクラス 土屋康太 521点

      VS

Bクラス 根本恭二 268点

 

 

 終わりだな、根本‼︎

 

 

Fクラス 土屋康太 301点

      VS

Bクラス 根本恭二 0点

 

 

 

 さて、あそこでくたばってる明久に声かけてあげるか!

 

「いよぅ明久!なんともお前らしい作戦だったな‼︎」

「でしょ………もっと褒めて………」

「後先考えず自分を追い詰める男気あふれる素晴らしい作戦だったな!」

「それ………遠回しに………馬鹿って………言ってない?」

「………それが明久の強み!」

「流石アキね!」

「馬鹿が強み………なんて不名誉な………。」

「まあとりあえずそこで休んどけや!」

「ありがとう……。」

 

 さてと、戦後対談と行きますか!といっても俺じゃなくて雄二が担当なんだけどね!

 

 

「さて、それじゃあ嬉し恥ずかしの戦後対談といくか、負け組代表さんよ。」

「クソが‼︎」

「本来なら設備を明け渡してもらい、お前らに素敵なちゃぶ台をプレゼントするところだが、特別に免除してやらんでもない。」

「条件はなんだ?」

「Aクラスに試召戦争の準備が出来てると宣言してこい。ただし宣戦布告ではなく戦争の意志と準備があるとだけ言え。そうすれば今回は見逃してやる。」

「それだけでいいのか?」

「ああ。ただし………」

 

 まあそれだけじゃつまらないからね‼︎ここは追加の一撃として………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お前がこの女子の制服を着て今言った通りにしてくれたらな。」

 

 根本を女装させる!こうすれば仕返し兼瑞希のラブレター奪還ができるからね!

 

「ば、馬鹿なことを言うな!この俺がそんなふざけたことを!」

「Bクラス全員で必ず実行させよう!」

「任せて!必ずやるから!」

「それだけで教室を守れるならやらない手はないね!」

 

 草。コイツ今までどんなことをやってきたんだよ。クラス全員の反感買ってるじゃね〜か。

 

「それじゃあ決定だな。やれ、爽、ムッツリーニ、龍之介!」

「「はっ!」」

「心得た。」

 

 そして俺とムッツリーニで根本を固定して………

 

「おいお前ら、離せ!邪魔だ!」

「………離さない!」

「ビールのこと、まだ忘れてないからね♪」

「やめろぉぉぉぉ‼︎」

 

 そして爽が………

 

「おいそこの貴様、私のゴムパチンコを食らうが良い!」

「待て!まさかあれをする気か!やめろぉぉぉぉ‼︎」

「根本!ちゃんと男なら足を開かないとな‼︎」

「ぎゃぁぁぁぁぁぁ‼︎」 ガクッ……

 

 根本の股間に爽のリアルパチンコ玉がクリーンヒット‼︎しかも十連発‼︎そのおかげで根本が気絶したよ‼︎やったね‼︎

 

「それじゃあBクラス女子!着付けは頼んだよ‼︎どうせなら可愛くしてあげてね♪」

「それは無理♪土台が腐ってるから♪」

 

 草。酷い言いようだね。まあそれはさておき、明久を起こすとするか!  

 

「明久、起きて〜!やることあるんでしょ!」

「はっ、そうだった……ってなんで龍之介が知ってるの?」

「俺も見たから!」

「なるほどね〜。」

「じゃああとよろしく!」

「ほ〜い!」

 

 そう言って俺は教室を後にした。

 

「根本君の制服はゴミ箱に捨てちゃおう‼︎」

 

 途中明久が鬼畜なことやってるのが聞こえたけど気にしないでおこう。さてと、教室帰ってウイスキーでも飲みますか!

 

「おい待て龍之介。私は貴様にも用がある。」

 

 爽か。どうしたんだろう?

 

「何、爽?飲み会のこと?」

「違う。貴様はあの日私に毒を盛ったな。」

「へ?そんなこと俺がするわけ………」

「7日、私がスロットを打っていた日のことだ。私の計算が正しければあの日はもっと勝てるはずだった。しかし貴様はそれを妨害した。よって貴様は死に値する。」

 

 ヤベ……。なんでそれ覚えてるんだよ!

 

「いや待ってくれ‼︎それはお前が学校をサボるのが……」

「問答無用‼︎」

「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ‼︎」

 

 この野郎‼︎俺の股間にパチンコ玉当てやがって‼︎絶対あとでぶっ殺してやる‼︎

 

 

 

 

  side 明久

 

 廊下で年上組が喧嘩してるのを見たあと、僕は教室に戻ってラブレターを姫路さんの鞄に入れようとすると…

 

「吉井君!」

「なっ⁉︎姫路さん⁉︎え〜っといやこれはそのあの〜龍之介にいたずらを…」

 

 姫路さんが、だ、抱きついてきた⁉︎お、落ち着け、僕!

 

「あっ、ありがとうございます!私ずっとどうしていいかわかんなくて…」

「おっ、落ち着いて!泣かれると僕も困るし…」

「すっ、すいません…」

 

 姫路さん離れちゃった…。も、もう一度抱きついて欲しいな〜。

 

「も、もう一度…」

「はい?」

 

 ヤバい!声に出てた!えぇっと〜どうしよう…

 

「もう一度壁を壊したい‼︎」

 

 ってバカ!お前はどこのテロリストだよ!

 

「あの、さらに壊したら停学しちゃいますよ…」

「それはやだな〜。」

 

 うん分かってる。だからそんな気の毒そうな目で見ないで…

 

「あっ、あの…」

 

 まさか、僕に病院を紹介するつもり?

 

「手紙ありがとうございました!」

「別に?根本君の制服から手紙がたまたま出てきただけだよ…」

「それってウソ…ですよね?」

「いや、そんなことは…」

「やっぱり吉井君は優しいです…。振り分け試験のときだって、高熱で倒れた私のために先生とあんなに言い合いをしてくれたですし…」

 

 それは姫路さんが報われないのが嫌だからやっただけだし…

 

「それにこの戦争って私のためにやってくれてるんですよね?」

「え、いや、それは…」

「ごまかしてもダメですよ。だって私自己紹介の時に吉井君が鷹狩君と坂本君に相談しているのを見ちゃいましたから…」

 

 見られてたのか…

 

「吉井君は優しくて小学生の時から変わってなくって…」

「そっ、その手紙、うまくいくといいね!」

「あっはい!がんばります!」

 

 そういや姫路さんって誰のことが好きなんだろう…。雄二?それとも龍之介?というか最近龍之介と仲がいい気がするような……。まあいっか!

 

「で、いつ告白するの?」

「えっと…、全部が終わってから…」

「そっか。でもそれなら手紙より直接言ったほうがいいかもね。」

「そっそうですか?吉井君はその方が好きですか。」

「うん、僕は顔を合わせて貰うだけでも嬉しいよ。」

「本当ですか?今言ったこと忘れないでくださいね?」

「え?うん…」

 

 僕の気が変わらない限りは忘れないと思うけどね……

 

「それじゃあ、また明日会いましょうね!」

「うん!さようなら!」

 

 そうして姫路さんに別れを告げたあと、僕も家に帰ることにした。途中雄二と龍之介にいたずらしようと思ったけど、龍之介が暴走した昨日のことを思い出してやめといた。自分の股間にパチンコ玉ぶつけられるのは嫌だしね〜。

 

 

 

 

  side 龍之介

 

 十分な点数補給を終えて臨んだ次の週、俺たちはクラス全員でAクラス戦の作戦会議をしていた。ちなみに爽はこんな大切な日であるにもかかわらず、パチスロで新しい機種が入るからとか言って休みやがった。全く、頭のおかしな野郎だぜ‼︎あとでクラス全員でぶん殴ってやる‼︎

 

 あと、皆には言ってないけど雄二の一騎打ち作戦が不安だったから俺もこっそり別の作戦を立てておいたよ!披露するのはAクラスの教室に行ってからだけどね〜。

 

 そんなことを思ってると雄二が口を開いた。

 

「不可能だと言われていたにもかかわらず、ここまで来れたのは他でもない皆の協力があってのことだ。感謝している。」

「どうしたの雄二、らしくないよ?」

「明久の言う通り、自分でもそう思う。だがこれは偽らざる俺の気持ちだ。ここまで来た以上、絶対Aクラスにも勝ちたい‼︎勝って生き残るには勉強だけが全てじゃない現実を教師どもに突きつけるんだ‼︎」

「「「「おおー‼︎」」」」

 

 クラス全体が盛り上がる!まあいよいよラスボス戦だからね〜。どこぞのパチンカスでもない限り、こうなるのは普通だよね〜。

 

「皆ありがとう。そして残るAクラス戦だが、これは代表同士の一騎打ちで決着をつけようと思う。」

 

 前々から言ってたことだね。でも普通に考えたら勝てないよね。

 

「雄二、何か策あるんでしょ〜。それを俺たちに教えてくれよ!」

「分かった。では作戦を説明する。やることは召喚獣勝負じゃなくて純粋なテストの点数勝負だ。科目は日本史とする。」

 

 まあ確かに召喚獣勝負ってテストの代わりみたいなもんだからさ、これもありだけど!雄二が日本史得意って話も聞いたことがないし、そもそもそれで学年主席に勝てんのかな?

 

「ただし内容は限定する。レベルは小学生程度、方式は百点満点の上限ありだ。」

 

 なるほどね。確かに雄二は小学生の時神童って呼ばれてたからね。でもそれって満点前提のミスしたら負けな注意力勝負じゃない?

 

「なあ雄二、それだったら延長戦のあげくブランクのある雄二が負けない?」

「おいおい龍之介、あまり俺を舐めないでくれ。いくらなんでもそこまで運に頼り切ったやり方を作戦と言うものか。」

「じゃあどうするのさ。」

「俺がこのやり方をとった理由は一つ。ある問題が出れば翔子は確実に間違えるからだ。その問題は『大化の改新』。しかもそれの年号を問う問題だ。」

 

 なるほどね〜。確か霧島って一度覚えたことは忘れないチート持ちらしいからね〜。噂だけど。それにしても意外なところに霧島の弱点があるもんだね〜。

 

「俺はそれを利用してアイツに勝つ。皆、ここは俺に任せてくれ‼︎そうしたら皆にシステムデスクとリクライニングシートをプレゼントしてやろう‼︎」

「「「「「オー‼︎」」」」」

 

 盛り上がってるところ悪いんだけど、俺は昨日もっといい作戦を思いついちゃったんだよね‼︎皆に大人の力を見せてやる‼︎そんなことを思いながら俺は皆とAクラスの教室に向かった。




 ということでBクラス戦が終了です。そして次からはAクラス戦ですね。龍之介の作戦とは一体なんなのでしょうか。どうぞお楽しみに。
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