比企谷八幡はボーダーに入っている   作:チャキ

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どうもチャキです!第10話どうぞ!


第10話

八幡side

 

平塚「さて、遅刻した言い訳を聞こうか」

 

今目の前にいる実感キレかけてるいる人物、平塚先生が腕を組んでまさに仁王立ちである。

 

八幡「昨夜防衛任務だったので寝坊しました」

 

そのため玲を先に行かせた。

 

平塚「ほう…言い訳しないんだな」

 

八幡「いや、事実ですし言い訳する理由もないので」

 

平塚「そうか、今回は大目に見るがこれから遅刻が続くようなら指導が入るから、そのつもりでいたまえ」

 

八幡「…うっす」

 

うわぁめんどくせぇーなと、そこで扉が開きポニテのちょっとガラが悪そうなやつが眠そうにしながら入ってきた。

 

平塚「ハア〜、全く、このクラスは問題児が多いな。川崎、ちょっと来たまえ」

 

えっと…その問題児にオレも含まれるのでしょうか?

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

放課後は予備校の資料集めをした。今はいろいろあるからな。どこがいいかは人それぞれだ。だからこういうのは資料の他にも実際にそこの事務の人とかに説明を聞いたり説明会にいってみたりするといいと言いたことがある。

 

そしてオレはその足で喫茶店に入った。そしてオレは先に待っている人達を探す。どこにいるんだ?と思っていると

 

熊谷「比企谷〜こっち」

 

とオレを呼ぶ熊谷がいた。そこのところに奉仕部の部員と彩加がいた。今からオレ達は勉強会をするのだ。まぁ、と言うより由比ヶ浜の発案なんだが。

 

八幡「悪い遅れた」

 

雪乃「いえ、大丈夫よ」

 

八幡「そうか」

 

彩加「八幡座って」

 

八幡「ああ」

 

オレの左には玲が座り、右には彩加が座る。反対には残りの3人熊谷、由比ヶ浜、雪ノ下の順に座る。

 

そして勉強を始める。時々お互いに教えあったりしたが、ほとんど由比ヶ浜が聞いてばかりだけどな。オレは数学が苦手なので、玲とか雪ノ下に聞いたりした。時々由比ヶ浜が唸ってたりしてうるさかった。あと雑談も少し入れたりして勉強をした。

 

雪乃「では今回はここまでにしましょうか」

 

雪ノ下のその言葉で皆は片付けに入る。結構やったもんな。

 

「あれ?お兄ちゃんと玲お姉ちゃんだ」

 

とそこでなんでいるのかわからんが、愛しのマイシスターの小町がいた。なんでここに?それよりも…

 

八幡「よお小町奇遇だな。それで横の男は誰だ?」

 

小町「ちょい待つ!話を聞いて」

 

玲「小町ちゃん、私にも話してくれる?」

 

小町「玲お姉ちゃんまで!」

 

どうやら玲も同じ事思ってたらしい。

 

熊谷「ちょ、2人とも落ち着いてまずは小町の話を聞いてあげて」

 

まぁ、確かにそうだな。話を聞かずに決めたらダメだよな。

 

小町「大志くんはただの塾の友達で。相談に乗ってあげてただけだから」

 

まぁ、小町そう言うなら仕方ない。玲も了承したみたいだ。

 

小町「なんかねー、最近大志くんのお姉さんが不良化したらしくてね。どうやったら元に戻るか相談受けてたの。大志くんが話してもあんたには関係ないで済まされちゃうみたいでね」

 

大志「お願いします。もうお兄さん達しか頼れないんです」

 

八幡「お前に義兄さんと呼ばれる筋合いはねぇ」

 

熊谷「なんで頑固親父みたいになってるの?」

 

八幡「うるせぇ」

 

彩加「八幡の妹さん?初めまして戸塚彩加です」

 

小町「これはご丁寧にどうも。可愛い人だね。お兄ちゃんまさか浮気!?」

 

八幡「んなわけあるか!オレは玲一筋だ!」

 

玲「ちょっとハチくん!///」

 

あ、やべえ……思ってる事そのまま言ってしまった。何とか話を逸らさなくてならない。小町なんてニヤニヤしてやがるよ。

 

八幡「…それと戸塚は男だ」

 

小町「いや、そう言うのいいから」

 

彩加「あ、うん。僕、男です」

 

小町「え?ホント?」

 

彩加「うん、ホントだよ」

 

小町「すみません」

 

彩加「う、ううん大丈夫だよ。気にしてないから」

 

小町「皆さんもお久しぶりです」

 

熊谷「久しぶり小町」

 

雪乃「ええそうね」

 

小町は熊谷と雪ノ下に挨拶をすませる。

 

八幡「んでそこにいるのが由比ヶ浜だ」

 

結衣「は、初めまして、ヒッキーのクラスメイトの由比ヶ浜結衣です」

 

小町「ああ、これはどうも。初めま…って、あー!」

 

八幡「うるせぇよ。他の人に迷惑だろ」

 

小町「あ、ご、ごめん」

 

八幡「それでどうした?」

 

小町「お兄ちゃん!この人お菓子の人だ」

 

八幡「は?え、何由比ヶ浜お前ウチの小町に餌付けしたの?」

 

結衣「違うし!あ〜、でもごめん今まで黙ってて」

 

八幡「あ?なんだよ」

 

結衣「1年前の入学式の時にウチの犬のサブレを助けてくれてありがとう」

 

え?1年前?犬?……あ〜、あの時の犬は由比ヶ浜の家で飼っている犬だったのか。確かに今まで黙ってたのはちょっとあれだが、言ってくれたので良しとしよう。もしこのまま黙ってたら怒っていたかもしれんが。

 

八幡「あ、あの時の犬お前のところで飼っていた犬だったんだな。まぁ、もう気にする事はないぞ」

 

結衣「…でも」

 

八幡「もう済んだ話だ。お前が気にすることじゃない」

 

結衣「……うん…ありがとう」

 

そうもうその話は話し合いで終わった。

 

小町「えっと…話は終わりましか?」

 

結衣「あ、ああごめんね。いいよ話して」

 

小町「わかりました。さっきの相談内容なんだけど」

 

大志「あ、俺は川崎大志っす。姉ちゃんが皆さんと同じ総武高校の2年で、その、なんというか、最近悪くなったというか、帰りが遅いんすよ」

 

結衣「あー川崎さんね。あのポニテのちょっと怖い系の」

 

川崎?どっかで聞いたような…あ、朝のアイツか。

 

玲「それでそのお姉さんが不良化したのはいつなの?」

 

大志「2年になってからです」

 

なるほど。最近か……でもなんでだ?

 

結衣「ていうか、帰りが遅いって言っても何時くらいなの?あたしも時々遅くなるし」

 

大志「それが、5時くらいなんすよ」

 

結衣「遅!それもう朝じゃん!」

 

玲「親御さんは何も言わないの?」

 

大志「うちの両親共働きで、下にまだ小さいのが多いから姉ちゃんにはあんまりうるさく言わないんすよ。それに最近エンジェルなんとかって変なとこから電話もきますし」

 

熊谷「え?そんなに変?」

 

大志「だってエンジェルっすよ⁈なんかもう絶対やばいっすよ」

 

まぁ、確かに言いたい事は少しわかるが……

 

熊谷「じゃあその店を見つけて辞めさせればいいんじゃない」

 

彩加「それだと他の店で働くと思うよ」

 

確かにそうだな……あれ?これって八方塞がり?

 

雪乃「少し考えたのだけれど、一番いいのは川崎さん自身が自分の問題を解決することだと思うの。誰かが強制的に何かをするより、自分の力で立ち直った方がリスクも少ないし、リバウンドもほとんどないわ」

 

八幡「なるほどな」

 

不良に限らないが、自分の行動を他人にあれこれ言われるのは腹がたつだろう。例えば、親に勉強しろと言われて、やる気をなくす。これと同じだ。

 

雪乃「まず、一つ目の案はアニマルセラピーよ。動物と触れさせ合うことで彼女の心のケアになると思うの」

 

大志「あ、すんません。姉ちゃん動物アレルギーなんでダメだと思います」

 

玲「じゃあダメだね」

 

熊谷「じゃあ平塚先生なんてどう?」

 

彩加「あ、それいいかも。親だと近すぎて話しづらいこともあるだろうし。やってみようよ」

 

そして翌日に平塚先生に事情を話し、ここに来るよう約束を取り付けた。5分後、ヒールをカツカツ鳴らしながら俺達にもとに先生がやってきた。

 

八幡「あれ?早かったですね」

 

平塚「うちの生徒が深夜バイトしてるという由々しき事態にのんびり等してられないだろう。これに限っては緊急性を要する。私が解決しよう」

 

そう言って平塚先生は校舎に入り川崎が来たので、川崎を呼び止めて、朝帰りの話を切り出していた。それからしばらく口論になって、イケるか?と思っていたら、先生はうなだれてトボトボと川崎から離れていってしまった。何言われたのか大体想像できるが口には出さないでおこう。そして一方の川崎はずっと無表情を貫いていた。

 

そして次は……千葉内でエンジェルという名前の店の1つの前まで来ている。と言うより「メイドカフェ・えんじぇるている」と書かれている看板がある。

 

熊谷「ねぇ、本当にここにいるの?なんか違うような感じがするけど」

 

まぁ、確かに熊谷の言うことも一理ある。

 

玲「でも確かめてみないと分からないし」

 

熊谷「そうだけど……ここって男子が行くところでしょ。私達どうするのよ」

 

結衣「確かにそうだよ」

 

玲「でもあれ見て」

 

玲の言葉で視線が集中する。そこにあったのは看板でそこには『女性も歓迎!メイド体験可能!』と書かれていた。なるほどこれなら女性も入れると思う。個人的だけど。でも玲のメイド服姿か見てみたいな。すると服の袖をクイッと引っ張られ見てみると玲が袖を引っ張っていた。

 

玲「そんなに見たい?」

 

八幡「サラッと心を読むなよ」

 

玲「だって顔に出てて、わかりやすいんだもん」

 

え?そんなに分かりやすかったのか?やべぇ、気をつけないとな。

 

雪乃「イチャイチャしてないで入るわよ」

 

八幡「お、おう」

 

玲「そ、そうだね」

 

そしてオレ達は店の中に入る。

 

店員「おかえりなさいませ!ご主人様!お嬢様!」

 

定番の掛け声とともに、俺達を迎え入れたのは、ふりっふりのドレス?を纏った女性共だった。でもその時思ったのが絶対に川崎はいないと思った。こんなキャピキャピきゅるるん萌え萌えパワーみたいな場所で、あんな遠目からでもわかる鋭い目つきをした奴がいるはずがない。

 

無駄足だったかな?

 

玲「お、お待たせしました。ご、ご主人様///」

 

着替え終わった玲がオレの前でモジモジしながらオレの目の前で立った。オレはその姿に見惚れていると…

 

玲「は、ハチくん?///」

 

八幡「っ!…わ、悪い」

 

玲の声で我に返る。

 

玲「…変…かな?///」

 

八幡「いや全然。むしろ似合ってて可愛いぞ玲」

 

玲「ほ、ほんと!?嬉しい」

 

と言いながらニコッと笑う玲。でもちょっと恥ずかしそうにしている。ふむ、メイド姿の玲も良いなと思った。

 

熊谷「ねぇ玲。なんで私まで着なくちゃいけないわけ?」

 

玲「あ、クマちゃん。いいじゃん似合ってるよ」

 

熊谷「そう?」

 

玲「うん、可愛いよ」

 

彩加「そうだよ熊谷さん。とっても似合ってるよ」

 

熊谷「あ、ありがとう//」

 

そう言いながら視線を逸らす。え?何?お前も恥ずかしいの?でも熊谷が恥ずかしがってるところ見たことないな。でも意外と可愛い一面もあるんだな。

 

熊谷「ねぇ、比企谷。今失礼な事考えてなかった?」

 

八幡「い、いや。全然そうなことねぇぞ」

 

熊谷「そう?ならいいけど」

 

あっぶねぇ〜。なんで考えてる事分かったの?もしかしてまた顔に出てた?ヤバイなそれは。

 

熊谷「あ、そうだ。良い機会なんだし比企谷と玲で写真撮ったらどう?」

 

八幡「は?いやそれはダメだろ」

 

熊谷「え?なんで?いいじゃん付き合ってるんだし」

 

八幡「だからって写真撮るのはダメだろ」

 

玲「そうだよクマちゃん。それにお店の迷惑になっちゃうよ」

 

店員「あ、別にいいですよ」

 

八幡・玲「「え!?」」

 

店員「写真撮っても構いませんよ。良かったらご一緒にお撮りしましょうか?」

 

熊谷「いいじゃん撮ってもらいなよ」

 

玲「じゃあお願いします」

 

こうしてメイド姿の玲とツーショット写真をゲットしました。すると……

 

結衣「どう…かな?」

 

由比ヶ浜が着替えが終わったみたいだ。

 

彩加「わぁ、由比ヶ浜さん可愛いね。ね、八幡」

 

八幡「あ、うん。そうだな」

 

結衣「適当過ぎない!?」

 

だって玲の方が似合ってて可愛いもん。

 

八幡「それで雪ノ下は?」

 

雪乃「ここよ」

 

後ろから声がしたので振り返るとロングスカートに長袖で大英帝国時代みたいなメイドさんがいた。

 

玲「わぁ、雪乃ちゃん可愛い!とっても似合ってるよ」

 

雪乃「ありがとう。皆も似合ってるわよ」

 

八幡「それでどうだった」

 

雪乃「調べてみたけどいなかったわ。シフト表に名前がなかったわ」

 

八幡「そうか、悪いな」

 

雪乃「いいえ大丈夫よ」

 

でもここにはいなかったか。外も暗くなってきたので今日中に違う所を探すのは無理と判断し皆家に帰った。

 

そして翌日…

 

オレ達は今川崎をどうするかという事で話し合うことに。でもなんでか知らんが小町がいた。それと葉山もいた。すると由比ヶ浜が口を開いた。

 

結衣「やっぱり女の子が変わることなら、こ、恋とかじゃ、ないかな?」

 

は?何言っちゃてるの?コイツ恥ずかしいことを口走りやがったぞ。でも恋で本当に人は変わるのか?

 

八幡「なぁ玲。ホントに恋で人って変わるのか?」

 

玲「う〜ん、どうだろう。ちょっとわかんないや」

 

八幡「そうか」

 

玲も分からないみたいだ。まぁ、オレも恋をして玲と付き合ってるしな。すると……

 

小町「あれぇ〜?おかしいな〜玲お姉ちゃん。前言ってたじゃん。お兄ちゃんに元気な姿見てもらいたいから体力つけてるんだって」

 

玲「ちょ!小町ちゃん!?」

 

何やら玲は慌ててるみたいだ。

 

小町「それにお兄ちゃんと一緒にお出かけしたいとも言ってたし」

 

玲「小町ちゃん、ホントにやめて!恥ずかしいからお願い!?」

 

そんな玲のお願いを聞きもせずさらに続ける。

 

小町「でも何よりお兄ちゃんといつでも隣にいたいとも言ってたしね!」

 

玲「いやぁ〜!やめて〜!…う〜」

 

そう言いながら玲は顔を赤くしながらオレの胸板に顔をうずめてきた。小町と熊谷はニヤニヤしていた。うわぁ、めっちゃイラつくな。雪ノ下に関しては反応無しで、由比ヶ浜と葉山はポカーンとしてるし。小町は後でチョップするとして、熊谷はランク戦50本の刑にするか。そしてオレは玲の頭を撫でる。

 

八幡「おい小町。ホントのことかもしれないがあんま玲をいじめるなよ」

 

小町「ごめんなさ〜い」

 

うわぁ、反省してんのかよ。玲も落ち着いたみたいでオレの胸板から離れる。まだ少し顔が赤いが大丈夫だろう。

 

八幡「んっん!話を戻すがどうするんだよ。と言うよりなんで葉山がいるんだよ」

 

結衣「それは隼人くんモテるから」

 

ええ〜、何その理論?

 

隼人「で?俺は何をすればいいのかな」

 

結衣「うん、最初は雑談程度で、こっそり聞き出すみたいなことしてきて」

 

隼人「努力するよ」

 

由比ヶ浜にそう告げて、葉山は川崎の下へ向かっていった。川崎が自転車の鍵を開けたと同時に葉山が現れた。

 

隼人「お疲れ、眠そうだね。バイトかなんか?あんまり根詰めないほうがいいよ?」

 

沙希「お気遣いどーも。じゃあ帰るから」

 

そう言って自転車を押して去っていこうとすると……

 

隼人「あのさ……そんなに強がらなくても、いいんじゃないかな?」

 

沙希「あ、そういうのいらないんで」

 

とそう言って去っていった。そして葉山は時間は止まったままだった。

 

隼人「なんか、俺、ふられちゃったみたい」

 

八幡「まぁ、何。おつかれさん」

 

隼人「あ、ああ。でもまたなんかできる事があったら言ってくれ」

 

そう言って葉山は去っていった。

 

そしてその後調べてみたら「エンジェル」という名前が入った店はもうひとつあった。それは「エンジェル・ラダー天使の階」というラウンジバーの店だった。

 

というわけで夜9時に現地集合となった。ラウンジバーともなればそれなりの格好をする必要があるので大人しめの格好でくるように言われた。戸塚や熊谷はそういった服がないので不参加。玲はどうやらそういう服を持っていたので参加となった。ロビーのソファーに座り雪ノ下と由比ヶ浜が来るのを待つ。

 

玲「なんだかすごい所だね」

 

玲が小声で言ってくる。

 

八幡「まぁ、そうだな」

 

玲「それよりハチくん。よくスーツ持ってたね」

 

八幡「あーこれは、二宮さんにA級昇格祝いになんでか知らんが貰った」

 

玲「そうなんだ。でもなんで?」

 

八幡「オレにもわからん」

 

ホントになんでA級昇格にスーツ貰うとか意味がわからんよ。

 

雪乃「ごめんなさい。待たせてしまったわね」

 

すると雪ノ下と由比ヶ浜がドレス姿でやってきた。

 

八幡「いいや、そんなに待ってないから大丈夫だ」

 

雪乃「そう。なら良かったわ」

 

結衣「ねぇねぇ、聞いてよヒッキーに那須ちゃん。ゆきのんの家おっきいマンションに一人暮らしでこういう服もいっぱいもってるんだよ」

 

雪乃「大袈裟ね。ちょっとそういった機会があるから持ってるだけよ」

 

普通はそういう機会ないんだけどな。まぁ、雪ノ下はボーダーの大手スポンサーの一つ「雪ノ下建設」のご令嬢でもあるからな。なので普段から持っているのだろう。

 

八幡「じゃあさっさと行こぜ」

 

そして最上階のバーにつく。すごい高級感があるな。と言うよりオレはA級昇格祝いに二宮さんにつれてこられてたな。だからスーツオレにあげたのかな?

 

オレ達はカウンターの方に案内されそこを見るとグラスをきゅっきゅっと磨く女性バーテンダーがいた。青みがかかった髪にすらりと背が高く、顔だちは整っている。すると川崎はこちらを見ると…

 

沙希「雪ノ下……?」

 

雪乃「こんばんは川崎さん、探したわよ」

 

いや、なんでわかるんだよ。すげぇなお前。

 

沙希「あと、由比ヶ浜と那須か」

 

結衣「ど、どもー」

 

玲「こんばんは」

 

玲もなんだか慣れてるな。こういう所来たことあるのか?

 

沙希「あんたは…?」

 

八幡「一応自己紹介しとく。同じクラスの比企谷八幡だ」

 

沙希「そ…でもバレちゃったか」

 

そう言って肩を竦める川崎。

 

沙希「なにか飲む?」

 

雪乃「じゃあペリエを」

 

結衣「あ、あたしも同じものを!」

 

テンパり過ぎだ。

 

沙希「あんた達は?」

 

八幡「じゃあジンジャエールを」

 

玲「あたしも」

 

え?玲ってジンジャエール飲めたの?と言うより炭酸飲めるんだな。そっか、そこまで頑張ったんだな。

 

沙希「それで何しに来たの?」

 

八幡「お前、最近家帰んの遅いんだってな。弟、心配してたぞ」

 

沙希「そんなこと言うためにわざわざ来たの?ごくろー様。あのさ、見ず知らずのあんたにそんなこと言われたくらいでやめると思ってんの?」

 

ごもっとも。確かにオレは川崎の事なんも知らねぇらこれはこれでいいと思う。

 

沙希「――ああ最近やけに回りが小うるさいと思ったらあんた達か。大志が何言ったか知らないけど相手にしなくていいよ。だからもう大志と関わんないでね」

 

雪乃「止める理由ならあるわ」

 

そう言う雪ノ下。ちょっと嫌な予感するな。あんま面倒事起こすなよ。

 

雪乃「10時40分。シンデレラならあと1時間ちょっと時間があったけど、あなたの魔法はここで解けたみたいね」

 

沙希「なら最後は王子様が迎えに来てくれてハッピーエンドが待ってるんじゃないの?」

 

雪乃「それはどうかしらね、人魚姫さん。あなたに待っているのはバッドエンドだと思うのだけれど」

 

ちょっと君達仲悪すぎだよ。すると肩をちょんちょんと叩かれ見ると由比ヶ浜だった。なんだよ。

 

結衣「ねぇヒッキー。この二人何言ってるの?」

 

八幡「オレらの歳ではこの時間働けない。だから川崎が歳誤魔化してるってことだ」

 

結衣「へーならそう言えばいいのに」

 

まぁ、お前はバカだからな。

 

玲「ねぇ、やめる気ないの?」

 

沙希「ん?ないよ。…まぁ、ここはやめるにしてもまたほかのところで働けばいいし」

 

結衣「あ、あのさ…川崎さん、なんでここでバイトしてるの?あたしもお金無い時バイトするけど歳誤魔化してまで働かないし…」

 

沙希「別に…。お金が必要なだけだよ」

 

由比ヶ浜はその金を何に使うのか聞きたいのだろう。そんなこと川崎もわかってるのだろう。川崎も多分用途は言わないだろう。

 

結衣「お、お金がいるのはわかってるの。そうじゃなくて…もしかしたら、何か力になれることあるかもしれないし…それに話すだけで楽になれることも…」

 

沙希「言ったところであんた達に分かるはずもない。力になる?楽になるかも?それじゃ、あんた、あたしのためにお金用意できるんだね。うちの親が用意できないものをあんた達が肩代わりしてくれるんだ?」

 

結衣「そ、それは…」

 

由比ヶ浜は顔を俯かせる。玲も何も言えない。そりゃそうだ。本当の事だしな。

 

沙希「それに雪ノ下。あんたの父親さ、県議会議員なんでしょ?そんな余裕がある奴にあたしのこと、分かるはずないじゃん」

 

そう言うと雪ノ下も顔を俯かせる。唇も噛みしめていた。すると…

 

結衣「ちょっと!ゆきのんの家の事なんて今、関係ないじゃん!」

 

そして川崎はさっきよりも少し声のトーンを落として。

 

沙希「…なら、あたしの家の事も関係ないでしょ」

 

これもごもっともな意見だ。それを言われればおしまい。オレや玲、それに雪ノ下と由比ヶ浜にも関係なんてない。

 

結衣「それでも…!「由比ヶ浜」…何?」

 

由比ヶ浜が何か言いそうになるのをオレは止めた。このままいけば追い出される。それをされればもう無理だ。

 

八幡「一旦落ち着け」

 

結衣「でも…」

 

ハァ〜、仕方ない。

 

八幡「雪ノ下、由比ヶ浜を外に連れて落ち着かせてくれ。後はオレがやる」

 

雪ノ下はオレの顔見て何か納得したような顔になり

 

雪乃「……そう。わかったわ。後で説明お願いね」

 

八幡「ああ」

 

玲「私はどうしたらいい?」

 

玲か……そうだな〜。ここにいてオレの事悪く言われて川崎と口論になるよりかは……

 

八幡「そうだな。雪ノ下達に着いてやってくれ」

 

玲「うん、分かった」

 

雪乃「行きましょう由比ヶ浜さん」

 

結衣「…うん」

 

由比ヶ浜は雪ノ下と玲に連れられて行くがなんだか納得してない様子なので。

 

八幡「…由比ヶ浜」

 

結衣「…何?」

 

八幡「後で説明してやるから」

 

結衣「…うん、分かった」

 

さっきよりかは表情が柔らかくなった。

 

玲「じゃあお願いね。ハチくん」

 

八幡「ああ」

 

そう言って玲と雪ノ下は由比ヶ浜を連れて行った。さぁ〜てとここから本題だな。

 

八幡「さて、川崎。お前が働いている理由を当ててやろう」

 

沙希「…あんたに分かるわけ「学費だろ」っ!」

 

お、反応した。ビンゴみたいだな。

 

八幡「まぁ理由は、まず一つ目、大志から聞いたお前の家の経済状況。二つ目、今年になってから川崎家において変わったこと。これは、大志が塾に行き始めたことだ。三つ目、総武高校の進学率の高さ。うちは進学校だからな。それにお前も塾に行くための資金が欲しかった。どうだ?」

 

そう言ったら川崎は動揺していた。もう完全に図星だな。

 

八幡「そこでオレは提案する」

 

沙希「…提案?」

 

八幡「ああ、そこでオレの提案するのは『スカラシップ』だ」

 

沙希「……『スカラシップ』って何?」

 

八幡「『スカラシップ』ってのは、奨学金。または奨学金を受け取る資格の事だ」

 

沙希「それを使えば、学費とかを気にしなくていいってこと?」

 

八幡「まぁそうだな。詳しいことは学校の先生とかに聞けばいいし」

 

川崎は少し考えた後……

 

沙希「そっか。そんな方法があったなんて知らなかったよ……。ありがと、比企谷」

 

八幡「それともう1つ」

 

沙希「まだ…あるの?」

 

八幡「ああ。でもこれはどうするかはお前次第だがどうする?」

 

沙希「一応聞いてみる」

 

八幡「そうか。その提案はボーダーに入る事だ」

 

オレの言った言葉に驚いたのか目を見開いていた。まぁ、そりゃあそうだろうな。すると川崎が我に帰った。

 

沙希「ボーダーってあの?でもなんで?」

 

八幡「それはオレがボーダー隊員だからだ」

 

沙希「え?そうなの?」

 

八幡「ああ、ほれ」

 

オレは川崎にしか見えないようにトリガーを見せる。本当は見せない方がいいんだがな。

 

沙希「本物…」

 

八幡「見せた本人が言うのもあれだが他言はしないでくれ」

 

沙希「分かった。それでなんでボーダーに?」

 

八幡「ああ、それはボーダーにはボーダー推薦もある。その推薦もある」

 

沙希「ボーダー推薦?」

 

八幡「まぁ、いわゆう推薦して入学的な感じかな」

 

沙希「そうなんだ」

 

八幡「後は防衛任務をすれば金も貰えるし、防衛任務があれば早退や遅刻も許される。ただ寝坊は無理だけどな。さて、オレから言えることはここまでかな」

 

沙希「そっか、ありがとう色々と。1つ目は先生とかにも相談してみる。2つ目は親と話し合ってみる」

 

八幡「そっか、まぁ頑張れよ」

 

沙希「うん」

 

そしてオレは飲みのも代を出して店を出て玲達の所へと向かった。

 

八幡「よお」

 

玲「あ、ハチくん。終わったの?」

 

八幡「ああ」

 

結衣「ヒッキーちゃんと説明してよね」

 

八幡「分かった分かった。じゃあまずは川崎が働いていた理由は……」

 

オレは川崎が働いていた理由と提案した事を皆に説明した。言っとくけど2つ目の提案の事は言ってない。それは由比ヶ浜がボーダーに入ってないからだ。

 

八幡「と、言うことだよ」

 

結衣「じゃあ川崎さんはもう大丈夫なの?」

 

八幡「ああ」

 

結衣「…そっか。良かった〜」

 

玲「それにしてもスカラシップか〜。成程ね」

 

結衣「ねぇねぇ、すからしっぷって何?」

 

雪乃「スカラシップというのは、奨学金の事よ。予備校では成績がいい人の学費を免除してくれるの」

 

結衣「へぇ〜」

 

八幡「これで解決したな。もう帰ろうぜ」

 

玲「そうだね」

 

雪乃「そうね、それではここで解散ね。比企谷君今回はありがとう。助かったわ」

 

八幡「別にいいって。それじゃあな」

 

玲「じゃあまたね2人とも」

 

結衣「うん!バイバイ!」

 

雪乃「さようなら」

 

そしてオレは玲を家まで送り、自分の家に帰った。

 

 

翌日…

 

小町「あ、お兄ちゃん。大志くんのお姉ちゃん昨日は10時くらいに帰ってきて事情を全部説明したらしいよ」

 

八幡「そうか」

 

朝のリビング。オレと小町は朝食を食べながら話しをする。いつもの光景だ。

 

小町「でも良かったね。結衣さんに会えて」

 

八幡「ん?ああ。と言うより聞いてないんだけどな。それとお菓子も食べてないし」

 

そう言うとてへっという顔をしたので軽く頭にチョップをした。でも確かに1年越しだったがこうやってお礼を言ってくれたし良しとするか。

 

八幡「おし、そろそろ行くか」

 

小町「うん、そうだね」

 

そしてオレ達は学校へと向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




いかがでしたか?原作とはちょっと変えてみましたがどうでしたか?ではまたお会いしましょう〜
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