比企谷八幡はボーダーに入っている   作:チャキ

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どうもチャキです!第13話どうぞ!


第13話

八幡side

 

あの職場見学の翌日。三浦はどんな罰を受けるかは月曜になってみないと分からない。まぁ、でも別に知りたくもないがな。どうでもいい。停学だろうが退学だろうが、オレには知ったこっちゃない。まぁ、これでせいぜい反省すればいいさ。それよりもオレは今日やることがある。

 

 

八幡「小町〜。ちょっと出かけてるからな〜」

 

小町「ほーいってどこ行くの?」

 

八幡「玲の誕生日プレゼントを買いに行くんだよ。最近までちょっとゴタゴタしてて買えなかったからな」

 

小町「あ、なるほど。小町はもう買ってあるから」

 

八幡「そうか、じゃあ行ってくる」

 

小町「ほーい、いってらしゃ〜い」

 

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そしてオレはショッピングモールに来ている。この前玲と来たショッピングモールではない所だ。来たのはいいが玲の誕生日プレゼント何にしようか。前に小町に言われたことだけど『玲お姉ちゃんは、お兄ちゃんから貰うものならなんでも嬉しいよ』と言われた。いや、なんでもって言われたら困るんだよな。例えば母親が子供に『何食べたい?』と聞いた時子供が『なんでもいい』と答えのと一緒だ。……え?オレだけ?そんなこと考えながら周り見渡す。するとそこには、ネックレスなどが売ってる装飾品の店が目に入った。

 

八幡「…いってみるかな」

 

店に入り商品を見ていると、1人の女の店員が寄ってきた。

 

店員「何かお探しですか?」

 

顔を見ると、オレを一切疑わない営業スマイルだった。オレを疑わないとは、前に玲とデートで行った服屋の店員と同じだな。

 

八幡「えっと…彼女へのプレゼントを…」

 

間違ってないがちょっとキョドってしまった。怪しまれたかな?と思い見てみると、なんだかさっきよりも笑顔な店員。

 

店員「そうなんですね。では、その彼女さんはどのようなお方ですか?」

 

ふむ……そうだな。かわいいかな。でもこれはオレが思っていることだな。後は…そうだな……

 

八幡「お淑やかで美人で…後はめっちゃかわいいですかね」

 

店員「なるほど……1つお聞きしますがそれは誕生日プレゼントかなんかですか?」

 

八幡「そうですね。来週彼女の誕生日なんでそれで」

 

店員「誕生日プレゼントですか。いいですね。あ、でしたら誕生日石が入ったものはどうでしょう?」

 

八幡「誕生日石?そんなのがあるんですね」

 

店員「はい!誕生日の月によって色々ありますが、今月の6月、彼女さんの誕生日の石はムーンストーンとパールとかですね」

 

へぇ〜、そうなんだ。今度、誕生日石のことで調べてみようかな。

 

店員「そして、その意味は健康などの意味があります」

 

健康か…なるほど。それはいいな。玲にはいつまでも健康でいて欲しいからな。

 

店員「そして、その誕生日石が入ってるものは、ネックレスやブレスレットなどありますがいかがなさいますか?」

 

八幡「そうですね。後は自分で選んでみます」

 

店員「そうですか。では何かありましたら気兼ねなくお声をおかけください」

 

八幡「はい。ありがとうございます」

 

さて、どうするかな。玲に似合いそうなものか……中々難しいな。それからオレは色んな装飾品を見てまわる。そして…

 

八幡「おっ…」

 

オレはあるショーケースを見る。そこにはさっき店員が言ってた誕生日石、ムーンストーンが入ったネックレスがあった。これなら玲に似合いそうだな。

 

八幡「これにするか。……すいません」

 

店員「はい、決まりましたか?」

 

来たのはさっきの店員だった。

 

八幡「はい。このネックレスください」

 

店員「かしこまりました。包装なさいますか?」

 

八幡「はい、お願いします」

 

そしてオレは会計を済ませる。店員から商品を受け取ると同時に店員が

 

店員「彼女さん、喜んでもらえるといいですね」

 

八幡「はい、ありがとうございます」

 

オレはそう答えて店からでた。なんともいい店員だったな。初めからオレを疑わずに接客してくれたしな。そう思い帰ろうとした時……

 

???「あれ?比企谷君?」

 

八幡「ん?おー、三上か」

 

オレを呼んだのはA級3位部隊、風間隊のオペレーター三上だ。

 

三上「比企谷君は何してるの?」

 

八幡「オレは来週の玲の誕生日プレゼントを買いに来たんだよ」

 

三上「そういえばもう来週か〜。私も買わないとな〜。比企谷君は何買ったの?」

 

八幡「内緒だ」

 

三上「え〜、教えてよ〜。玲ちゃんには言わないから」

 

八幡「嫌だ」

 

三上「いいじゃん。ね?教えてよ」

 

八幡「当日に教えてやるよ」

 

三上「そっか〜。うん、わかった。じゃあ当日教えてよ」

 

八幡「あー、わかった。約束な」

 

三上「絶対だよ!じゃあまたね」

 

八幡「おう」

 

三上と別れて家に帰った。帰ると小町がリビングから飛び出してきた。

 

小町「お兄ちゃんおかえり!どう?買えた!」

 

え?なんでそんなにテンション高いんだよ。

 

八幡「ああ、まぁな」

 

オレは紙袋の中から綺麗に包装されたプレゼントを見せる。

 

小町「ほー、で?何買ったの?」

 

八幡「内緒だ」

 

小町「えー」

 

八幡「当日、玲に渡すからその時のお楽しみ、みたいな」

 

小町「ちぇ〜、まぁ、確かに当日に玲お姉ちゃんに教えてもらうもん」

 

もんって……まぁ、いいか。そういえば明日は由比ヶ浜の誕生日プレゼントを買いに行くんだったよな。そうだ

 

八幡「なぁ、小町。明日玲達とで由比ヶ浜の誕生日プレゼント買いに行くんだがお前も来るか?」

 

小町「え?結衣さんの誕生日プレゼント?いつなの?」

 

八幡「6月18日だとよ」

 

小町「へぇ〜、玲お姉ちゃんと近いんだね」

 

八幡「ああ、初めて知った時は少しビックリしたわ」

 

小町「そっか、結衣さんの誕生日プレゼントをね。わかった小町も行く!少しの間だけどウチのお兄ちゃんがお世話になってるからね」

 

八幡「なんだよそれ…まぁ、わかった。玲達に伝えとくよ」

 

小町「うん、お願い」

 

よし、そうと決まれば玲に連絡だな。そう思いオレは携帯を取り出し玲に電話をかけた。

 

玲『もしもし、どうしたの?ハチくん』

 

八幡「もしもし、玲、今大丈夫か?」

 

玲『うん、大丈夫だよ。ついさっき防衛任務が終わったところだから』

 

八幡「そっか、それならよかった」

 

玲『で?どうしたの?』

 

八幡「ああ、明日由比ヶ浜の誕生日プレゼント買いに行くだろ?その事小町に言ったら、小町も誕生日プレゼント買いたいんだとさ。だから明日小町も連れて行くことにしたからこの事、雪ノ下達にも伝えといてくれないか?」

 

玲『うん、わかった。雪乃ちゃん達に伝えとくね』

 

八幡「スマンが頼むわ」

 

玲『うん』

 

八幡「じゃあ明日な」

 

玲『うん、明日ね』

 

そしてオレは通話をきった。これでよしっと。でも由比ヶ浜へのプレゼントか〜。何にすればいいのか……玲の誕生日プレゼントにあんなに苦戦したから由比ヶ浜のプレゼント選びもちょっと苦戦するかもな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして翌日、駅前……

オレと小町が駅に着くと玲達はもう着いていた。

 

八幡「スマン待ったか?」

 

玲「ううん。全然待ってないよ。私達も今来たところだから」

 

八幡「そうか」

 

小町「玲お姉ちゃん、友子さん、雪乃さん、おはようございます」

 

熊谷「おはよう小町」

 

雪乃「おはよう小町さん」

 

玲「おはよう小町ちゃん」

 

雪乃「では、皆揃ったことだし行きましょうか」

 

八幡「そうだな」

 

そしてオレ達はショッピングモールも見てまわる。何がいいか考えていると雪ノ下が

 

雪乃「そういえば由比ヶ浜さん、あれから料理の練習しているそうよ」

 

熊谷「え?そうなの?」

 

八幡「それは……大丈夫なのか?」

 

玲「ハチくんそれはちょっと酷いと思うよ」

 

雪乃「その質問の反応には困るわね」

 

小町「すいません。ちょっとお聞きしますが、そんなに酷いんですか?」

 

と小町が聞く。それには玲達が反応に困っていた。そりゃそうだよな。

 

八幡「まぁ、そうだな。初めてクッキーを作る時にコーヒーの粉や桃を入れようとしてた」

 

小町「……え?」

 

それを聞いた小町も反応に困っている。

 

小町「むむむ……そうなると何かの料理用品をあげればいいのかな……」

 

雪乃「なるほど。それなら料理に必要な物を見てまわればいいのね」

 

熊谷「じゃあどんなのがいいの?」

 

雪乃「そうね。エプロンなんてどうかしら?」

 

玲「あ、いいかもね」

 

そして数種類あるエプロンの棚から、雪ノ下は1つ取り出し鏡の前でエプロンを着る。そしてその場でクルッと周りオレ達に

 

雪乃「どうかしら?」

 

と聞いてくる。雪ノ下が来ているエプロンは黒い生地に、白い猫のワンポイントが入ったシンプルなエプロン。シンプル故に、雪ノ下の清楚さをより際立たせる。

 

八幡「いや、どう?って言われても似合ってるとしか」

 

玲「そうだね」

 

雪乃「ありがとう。でも私が聞いているのは由比ヶ浜さんにどうかしらという意味なのだけれど」

 

熊谷「由比ヶ浜にはもっと違うのがいいんじゃないかな」

 

雪乃「例えば?」

 

熊谷「うーん…」

 

熊谷が言い出したのにな〜。まぁ、確かにちょっと考えたくなるよな。

 

八幡「由比ヶ浜はあれだ。もっと頭悪そうなポワポワした感じのやつの方が良いんじゃねぇの?」

 

玲「ハチくん、結構酷い事言ってるよ」

 

小町「そうだよお兄ちゃん」

 

うん、それは確かに思うよ。玲と小町の気持ちはよくわかるよ。でもねそう思っちゃうんだよ。今まで見てきたけど、なんだかやっぱりバカだな〜と思っちゃうんだよ。

 

雪乃「確かに酷い言い方だけど、間違いないわね」

 

熊谷「間違えないんだ…」

 

うん、雪ノ下も認めちゃったよ。そして雪ノ下が選んだのはフリフリでカラフルなエプロンと先程のエプロンをご購入した。

 

それからオレ達は適当に見てまわった。小町は料理の本を熊谷は、由比ヶ浜が犬を飼っている事で犬用の遊び道具。玲はヘアピンを買い、オレはチョーカーを買った。

 

玲「買えてよかったね」

 

雪乃「ええ、そうね」

 

熊谷「これからどうする?」

 

小町「適当に見てまわりますか?」

 

雪乃「そうね。そうしましょう」

 

由比ヶ浜の誕生日プレゼントを買い終えた後、ショッピングモールをまわるらしい。が、何故だか知らないがオレのサイドエフェクトが反応している。後ろに嫌な反応がある。なんだこの反応は……と考えていると

 

???「あれ?雪乃ちゃん?」

 

と呼ばれて雪ノ下や他のみんなも呼ばれた方を見る。

 

???「やっぱり雪乃ちゃんだ!」

 

と言いながら雪ノ下を呼んだ人はこっちに近づいてくる。

 

雪乃「姉さん」

 

雪ノ下が姉と呼ぶ。なるほどこの人に反応していたのか。

 

???「あれ?そっちの子達は?」

 

雪乃「私の友達よ」

 

???「へぇ〜、雪乃ちゃんの友達か〜」

 

???「ちょっと陽乃。どうしたの?」

 

ん?何やら聞き覚えのある声だな。

 

???「あら?比企谷君達じゃない」

 

八幡「加古さん」

 

そこには、ストレートロングヘアーに口元にはホクロが特徴の人物。ボーダーではA級6位部隊、隊長加古望さんだ。

 

???「望の知り合い?」

 

加古「ええ、ボーダーで一緒なの」

 

???「へぇ〜、取り敢えず移動しょうか」

 

 

場所を移動し椅子に座る。

 

???「じゃあまず自己紹介からね。私は雪乃ちゃんの姉の雪ノ下陽乃です。あなた達のお名前は?」

 

玲「那須玲です」

 

熊谷「熊谷友子です」

 

八幡「比企谷八幡です」

 

小町「その妹の比企谷小町です」

 

と全員の自己紹介が終わると…

 

陽乃「那須…熊谷……比企谷」

 

とオレ達の名前を繰り返す雪ノ下(姉)。そしてそれぞれの顔を見ると、何か思い出した顔になったと思ったら

 

陽乃「あ〜、君達か〜。雪乃ちゃんが話してた人達は」

 

と言う。え?雪ノ下が言ってた?なんの話だ?

 

雪乃「去年、実家に帰った時に話したのよ。皆のこと」

 

玲「そうなんだ」

 

熊谷「なるほどね」

 

陽乃「それに比企谷君、去年はごめんね。その後大丈夫だった?」

 

八幡「え、ええ。あれは自分も急に飛び出してすいませんでした。車の方は大丈夫だったのでしょうか?」

 

陽乃「うん、大丈夫だよ。心配しないで」

 

この人、会ってからはなんだか寒い演技をしていたが、雪ノ下が話したという内容がオレ達だとわかった途端それは剥がれ、本当の顔になった。

 

陽乃「それと那須ちゃんに熊谷ちゃん」

 

玲「はい」

 

熊谷「なんですか?」

 

陽乃「雪乃ちゃんと仲良くしてくれてありがとね」

 

玲「いえ、こちらこそ仲良くしてもらってます」

 

熊谷「そうですよ」

 

雪乃「べ、別に私はそんな風に思ってないのだけれど」

 

なんだか照れる雪ノ下。

 

加古「それにしても、比企谷君達は何してたの?」

 

八幡「同じ部活仲間の誕生日プレゼントを買いに来ただけですよ」

 

加古「そうなんだ」

 

八幡「ええ」

 

陽乃「あ、そうだ!」

 

と何か思いついた雪ノ下の姉。

 

加古「どうしたの陽乃?」

 

雪乃「いきなり大声を出してどうしたの?」

 

陽乃「あー、ごめんごめん。雪乃ちゃん、今度実家に帰ってくる時、皆を招待するのはどう?お母さんも会いたがってたしさ」

 

雪乃「ええ、そのつもりよ。だから夏休みまで待っててちょうだい」

 

陽乃「うん、わかった。待ってるよ」

 

雪乃「そういうことだから、時間空けといてくれるかしら?日にちはまた連絡するから」

 

玲「うん、いいよ」

 

熊谷「わかったよ」

 

雪乃「それとここにはいないけど日浦さんに志岐さんも言わないとね。もちろん比企谷君も小町さんも」

 

八幡「え?オレも?」

 

小町「小町もですか?」

 

いや、この話は玲達、那須隊の話ではないのか?

 

雪乃「ええ、だってあなた達も私の大切な友達だもの」

 

なるほど。そういうことならば。

 

八幡「わかったよ。日にち教えてくれれば空けとくよ」

 

小町「小町もです!」

 

雪乃「ありがとう」

 

陽乃「なんだか雪乃ちゃん変わったな〜。やっぱりボーダーに入ったから?」

 

雪乃「どうかしら?自分では分からないものよ。でも私を変えた出来事といえば那須さん達に出会った事かしら」

 

陽乃「なるほど。雪乃ちゃん成長したね。お姉ちゃん嬉しいぞ!じゃあもう私達行くね。皆、また会おうね。行こ望」

 

加古「ええ、わかったわ。じゃあ皆またね」

 

そう言って2人は去っていった。

 

八幡「すごいなお前の姉ちゃん」

 

雪乃「一応、あれでも自慢の姉なのよ。文武両道、才色兼備。コミュニケーション能力も高くて、誰も彼もがあの人のことを持て囃す」

 

八幡「いや、違う違う。オレが言ってるのは強化外骨格みたいな外面だよ」

 

雪乃「やっぱり比企谷君はすごいわね。そこまで見極めるだなんて」

 

八幡「でもさっきの顔は、本当の顔だったぞ。いい姉だな」

 

玲「確かにいいお姉さんだったね」

 

熊谷「だね」

 

小町「そうですね」

 

雪乃「ありがとう」

 

でもまさか加古さんと会うだなんて思ってなかったな。雪ノ下の姉にも会うし、色々あったな。その後、皆で昼飯を食った。

 

 

雪乃「さて、そろそろ帰りましょうか」

 

熊谷「そうだね。いい時間だしね」

 

玲「そうだね」

 

八幡「だな」

 

こうして、由比ヶ浜の誕生日プレゼントを買ったオレ達はそれぞれの家に帰った。

 

でもまだ1週間ある。玲達は由比ヶ浜にケーキを作るらしい。それにオレも手伝わさせる事になった。いや、なんでだよ。女子達だけでやっとけよ。まぁ、ほとんどは力仕事だけだけどな。

 

 

 

 

 

 

 

 




いかがでしたか?陽乃さんの性格を変えました。
ではまたお会いしましょう〜
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