比企谷八幡はボーダーに入っている   作:チャキ

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どうもチャキです!第20話どうぞ!


第20話

八幡side

 

合宿とか林間学校などで作る料理といえば、大抵の人達はカレーと答えるだろう。というかカレーしか作らないと思う。まぁ、簡単にできるしお手軽だな。でも、班と一緒に作るからコミュニケーションが必要になる。分担をして各自で決められた仕事する。けどオレに至ってはいないと思われてしまった時がある。まぁ、いわゆる空気だな。あれ?なんだか知らんけど目から汗が少し出てきたぞ。おっかしいなぁ〜。

 

まぁ、そんな事よりオレは軍手を真っ黒にしながら竈の火を起こす。他の男子も火の準備をする。女子はカレーの食材を切っている。

 

出水「まぁ、小学生の野外炊飯を考えると妥当なメニューだ」

 

八幡「そうだな」

 

隣で火を起こしていた出水がそう言ってきた。まぁ、そうだろうな。

 

出水「家カレーだとそれぞれの家によって個性でるよな〜」

 

八幡「あ〜、確かにな」

 

まぁ、今は小町や玲は入れないと思うが、他の女子はわからん。後は由比ヶ浜は絶対にやらしてはいけない。何かしら入れるだろう。クッキーの時もコーヒーの元を入れようとしてたからな。すると、後ろで野菜を切っていた由比ヶ浜が…

 

結衣「うちのカレーね、前になんか葉っぱ入ってたの。いやーうちのママ結構ぼーっとしてるところあるからな〜」

 

君も大概ぼーっとしてるところあるけどな。でもそうなると遺伝だろうな。

 

雪乃「多分それはローリエじゃないかしら…」

 

結衣「へぇ?ろーりえ?…ロリエ?」

 

お前な何勝手に変換してんだよ。

 

雪乃「ローリエよ由比ヶ浜さん。ローリエは月桂樹の葉のことよ」

 

結衣「ローリエって…ティッシュの事じゃないんだ…」

 

あ、ダメだ。遺伝ではなく、進化してやがる。それもぶっ飛んだ進化だ。

 

隼人「ヒキタニくん、代わるよ」

 

そんな事を考えていると葉山が交代を申し出てくる。オレは言葉に甘えて交代してもらうことにした。

 

八幡「悪いな」

 

オレは葉山にうちわを渡して竈から離れる。

 

戸部「俺も変わるっしょ!」

 

出水「え?マジ?サンキュー」

 

どうやら出水も戸部に代わってもらうことにしたらしい。

 

小町「お兄ちゃんおつかれ。はいこれ」

 

小町がそう言って冷えた麦茶を渡してくる。

 

八幡「サンキュ」

 

オレはそう言って軍手を取り麦茶を受け取る。

 

小町「出水さんもどうぞ!」

 

出水「おお、サンキュ」

 

出水も軍手を取り小町から麦茶を受け取る。オレと出水はその麦茶を一気に飲む。

 

出水「くっは〜!うめぇ〜」

 

八幡「ああ」

 

確かに冷えててうまい。さっきまで火の近くにいてたから助かる。さすが小町だな、気が利く。すると、葉山グループ達が

 

優美子「隼人すごーい!」

 

海老名「葉山くんアウトドア似合うねー」

 

と歓声を上げる。縦ロールと海老名さんは大絶賛のようだ。すると、縦ロールがこちらを見て少し睨んできた。まぁ、多分『サボってんじゃねぇよ』とかだろう。

 

出水「なぁ、あれってハチがやったやつだよな」

 

八幡「ああ、でも気にするだけ無駄だ」

 

出水「けどよ…」

 

隼人「ヒキタニくんが大体やってくれてたからな」

 

葉山がすかさずフォローを入れる。フォローは良いけどそのフォローによって「隼人、庇ってあげてる。優しい…!」という雰囲気になっていることだ。

 

出水「ほら、今だってハチの名前間違えてるし」

 

八幡「言っても無駄だから無視してんだよ」

 

出水「なるほど。確かにそうかもな」

 

八幡「だろ?」

 

名前を訂正してもまた間違えてると思うし、言うだけ無駄だ。

 

出水「じゃあオレはあっちに行くわ」

 

八幡「おう」

 

そう言って出水は米屋達の方へと向かった。

 

玲「おつかれ様ハチくん。はいこれ」

 

いつの間にか近くにいた玲がオレに洗顔ペーパーを渡す。

 

八幡「おう、サンキュ、玲」

 

オレは洗顔ペーパーを受け取り手を拭く。まぁ、サイドエフェクトっと言っても気を抜いている時とか、知り合いの気配があってもあまり気にしていない時があるから気づかない時もある。

 

玲「あ、軍手つけたまま顔吹いたでしょ?もう、汚れてるよ」

 

そう言ってもう1枚持っていた洗顔ペーパーでオレの顔を拭いてくる。

 

八幡「いや、これくらい自分で拭くから」

 

玲「動かないでじっとする」

 

八幡「はい…」

 

あれ?なんでオレこんなにも玲の言う事に弱いのだろう。

 

玲「はい、これでキレイになったよ」

 

八幡「おう…サンキュ」

 

小町「いや〜、やっぱりお兄ちゃんには玲お姉ちゃんが必要だね」

 

と小町が横からそう言ってくる。

 

玲「こ、小町ちゃん?何言ってるの?私はただハチくんの顔が汚れてたから拭いただけだよ」

 

八幡「そうだぞ小町」

 

小町「いやいや、お兄ちゃん達はそうかもしれないけど、小町から見たらもう、夫婦みたいだったよ」

 

八幡・玲「は?(え?)」

 

ホントコイツ何言っちゃってんの?

 

熊谷「いやいや、私から見ても夫婦みたいだったよ」

 

小南「私も」

 

熊谷と小南はニヤニヤしながら言ってくる。コイツら絶対にからかってるだろ。

 

八幡「あのな、オレ達は付き合ってくるけど、夫婦じゃないからな」

 

玲「そ、そうだよ。まだ夫婦じゃないよ!」

 

熊谷・小南「「あ、"まだ"なんだ」」

 

玲「え?…あ///」

 

熊谷と小南はそう言ってさらにニヤニヤし始める。小町もニヤニヤして腹立つ。小町は後でチョップでもしとこう。でも、オレも考えた事くらいある。玲と結婚して、夫婦になれたらってよ。あ〜、ダメだオレまで顔が熱くなってきやがった。

 

 

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あれから時間が経ち、食材を全て鍋に入れて後は煮込むだけとなった。オレは鍋を見ていると平塚先生が

 

平塚「どうした?暇なら見回って手伝いでもするか?」

 

え〜、めんどくせぇな〜。

 

八幡「あ、自分鍋見ときますんで」

 

平塚「気にするな。私が見ておこう。小学生との交流も大事だろう」

 

平塚先生はそう言ってオレを鍋から離れさせる。どうやらオレには拒否権はないらしい。ここにずっといたら何言われるかわからんしどっか離れていて、バレずにサボるところでも探すか。そう思い少し離れた場所に行くと、雪ノ下が先にいた。なるほど、先約がいたか。すると雪ノ下は何かを見ていた。その視線を追うと、そこにはオリエンテーリングでぼっちだった少女が一人佇んでいた。そして、葉山がぼっち少女に話しかける。

 

隼人「鶴見留美ちゃん、カレー好き?」

 

それを近くで見ていた雪ノ下が小さな、聞き逃すほどのため息を吐いた。同感。悪手である。ぼっちに声をかける時は、秘密裏に、バレないように声をかけなければならない。無色透明なら完璧なノーダメージだが、変な方向に手を差しのべられると、無職童貞くらいのダメージを受ける。葉山が動けば葉山の周りも動く。話題の中心である「憧れの高校生たち」が動けば、小学生達も付き添う。そうなれば、あの鶴見留美という名の少女は一瞬で晒し者になる。葉山は、たった一手で留美を詰みまで追い込んだ。…まあ、本人はそれに気づいていない。ホントどうしょうも無い奴だ。

 

留美「別に。カレーとか興味無いし」

 

そういうとその小学生は手をとめ、その場を離れた。いい答えだ。好意的に返せば「なにあいつチョーシ乗ってる」と言われ、素気無く返せば「なに様チョーシ乗ってる」とされる。ここは戦略的撤退しかない。

 

そしてまた雪ノ下はため息をつく。葉山わかってない。話しかけられたその事実だけでイジメの材料にさせられるから。小学生が去ると葉山は少し重くなった空気を変えようと声をはる。

 

隼人「せっかくだから何か隠し味いれようか!なにか入れたいものある人!」

 

まぁ、色々あるよな。そして小学生がガンガン案を出すなかで、バカが反応する。

 

結衣「はい!あたしフルーツがいいと思う!桃とか!」

 

なんでお前まで参加してんだよ。今のは小学生達に言ってんだよ。

 

八幡「ハァ〜、アイツ…」

 

雪乃「そうね…」

 

雪ノ下も同じ反応らしい。

 

八幡「バカだろう」

 

留美「本当、バカばっか」

 

八幡「ま、世の中は大概がそうだ。早く気づいてよかったな」

 

雪乃「あなたもその大概の一人よ」

 

八幡「お前な…」

 

雪乃「冗談よ」

 

ったく…雪ノ下の奴。

 

留美「…名前」

 

八幡「あ?名前がなんだよ」

 

留美「だから名前を聞いてるの。普通今のでわかるでしょう」

 

雪乃「人に名前を尋ねる時はまず自分から名乗るものよ」

 

ちょっと雪ノ下さん。あなた何喧嘩売るような事言うの?

 

留美「…鶴見留美」

 

雪乃「私は雪ノ下雪乃よ」

 

八幡「オレは比企谷八幡。んで今こっちに来てるやつは…」

 

結衣「由比ヶ浜結衣だよ。よろしくね留美ちゃん」

 

だが、留美はそれに頷くだけ。

 

留美「なんか、そっちの二人は違う気がする。私も違うの」

 

結衣「ど、どういうこと?」

 

留美「みんなガキなんだもん。だから、一人でもいいかなって……」

 

結衣「で、でも小学生の頃の思い出って大事だと思うよ」

 

留美「思い出とかいらない。中学あがれば、他所からきた人と仲良くなればいいかなって」

 

雪乃「残念ながらそうはならないわ。中学に入ってもその他所からきた人とやらも一緒になってやるだけよ」

 

その通りだ。中学に入っても人によるだろうがなにも変わらない。オレはボーダーに入ってから変わった…いや、ボーダーに入る前に玲と出会ってから変わったのかもしれない。

 

留美「……やっぱりそうなんだ。……どうして、こうなっちゃったのかな」

 

留美はそう言って悲しそうな顔になって涙もたまっていた。

 

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そして時間は過ぎて、カチャカチャと食器とスプーンの立てる音がする。半ば諦めたような表情で自分の班に戻っていつて留美を見送ってすぐ、オレ達もベースキャンプへと戻ってきた。平塚先生が煮込んでいたカレーもじゃがいもがいい感じに煮込まれている。ご飯のほうもかなりいい仕上がりだ。炊飯場の近くには、木製の長いテーブルとベンチが沢山ある。それぞれが皿に盛り付けると、座る場所を探り合いが始まる。オレはそのうちの一つのベンチの端に座る。その隣には、当然の如く玲が座り、その隣には熊谷が座り、その隣には雪ノ下が座った。向かいには小町、日浦、永宮という順番で座った。そして他のベンチでは出水、米屋、透、三輪と座り向かいには小南、三上、綾辻、水川という順番で座った。あ、後一応総武の奴らは適当に座っている。

 

平塚「さて、では食べるとするか」

 

平塚先生が葉山の隣、席の一番端に座る。そして、その合図で全員が「いただきます」と呟き、カレーを食べ始める。思えば、こんな大人数で食べるのは中学の時の給食以来な気がする。

 

出水「おい!槍バカ!福神漬け返せ!」

 

米屋「取られる方が悪い!」

 

ホントアイツらはバカだよな。何、福神漬けで争ってんだよ。静かに食べれないのかよ。

 

小南「スキあり!」

 

米屋「あっ!」

 

すると米屋の皿に盛り付けられていた福神漬けを小南が強奪する。

 

米屋「オレの福神漬けが!」

 

小南「取られる方が悪いんじゃ何の?」

 

小南がそう言うと米屋は悔しそうにしている。そして、小南は奪った福神漬けを食べる。

 

八幡「アイツら何してんだよ…」

 

熊谷「ホント静かに食べれないのかな?しかも小南まで」

 

小町「でも、給食のカレーの時って男子本当にうるさかったよ」

 

綺凛「あ〜、小学生の時にあったよね〜」

 

日浦「そうだね」

 

どうやら小町達は懐かしむようにつぶやく。まあ、現在進行形でうるさいしな。オレがいるテーブルなんて静かだぞ、あっちと違って。

 

ん?

 

八幡「おい、小町。頬にカレーついてるぞ」

 

小町「え?うそ?どこ?」

 

八幡「ちょっとじっとしてろ」

 

オレはそう言って前のめえりになり、手に持っていたナプキンで小町の頬についたカレーを拭き取る。

 

八幡「ほれ、とれたぞ」

 

小町「ありがとうお兄ちゃん」

 

ったく…世話のやける妹だな。

 

日浦「もう小町ちゃんったら〜」

 

玲「そう言う茜ちゃんもついてるよ。もう…」

 

そう言って玲も日浦の頬についたカレーを拭き取る。

 

玲「はい、とれたよ」

 

日浦「あ、ありがとうございます」

 

熊谷(なんだかこの光景を見てると、子供の世話をする夫婦みたいだな。でも言わないでおいとこう)

 

 

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笛付きケトルがカタカタと音を立てる。さほど大きなサイズではないが、けたたましい音をあたりに響かせる。小町がすっと立つと、ティーバッグで紅茶を淹れ始めた。高原の夜はかなり冷えるが、小学生達が撤収して静かになると更に涼しく感じる。もうじき、小学生達は就寝時間のはずだ。だが、あんなにパワフルな小学生達が、大人しく眠るはずもない。枕を投げ合い、お菓子を食べ、夜通し語り合いながら過ごすのだろう。けれど、一部には早々と眠りにつく子だっている。その輪の中に入れない子は、早々と眠り、ほかのヤツらの邪魔にならないように努力するのだ。そんな苦労を、他の奴らは知らない。

 

そんな時由比ヶ浜が小さくボソッと呟く。

 

結衣「大丈夫、かな」

 

平塚「ふむ、なにか心配事かね?」 

 

由比ヶ浜の呟きに平塚先生が反応する。

 

由比ヶ浜は留美のことを心配しているのだろう。何が?と問うまでもない。ここにいる全員が瑠美の孤立に気が付いているはずだ。 

 

隼人「まあ、ちょっと孤立している子がいたので…」

 

 

平塚先生の問いかけに答えたのは葉山だ。

 

優美子「ねー、可哀想だよねー」

 

三浦は相槌のつもりなのか、当然のごとくその言葉を口にした。お前絶対思ってねぇだろ。

 

八幡「…違うぞ、葉山。お前は物事の本質を理解していない。問題なのは、悪意によって孤立させられていることだ」

 

優美子「は?なんか違うわけ?」

 

オレは葉山に言ったんだけど、何故か三浦が反応する。なんでお前が反応するんだよ。

 

三輪「つまり、好きで一人でいる人間と、そうではない人間がいるということか?」

 

八幡「ああ、大体はそんなところだ。つまり、解決すべきなのは彼女の孤立ではなく、彼女にそれを強いる周りの環境という事だ」

 

俺がそう言うと、周りはなるほど、といった様子になる。すると、再び平塚先生が俺達に問いかけてくる。

 

平塚「ならば、君たちはどうしたい?」

 

隼人「…それは…」

 

平塚先生の問いかけで、皆が一様に黙る。なぜ黙るのか?何もする気がないからだ。ただ、その事について話し合って自己満足したいだけだ。要するに、テレビやネットニュースで世界の貧困の事を知り、可哀想だね、なにか出来ることをしようね。とかほざきながら、心地よい部屋で美味しいものを食べているのと変わらないのだ。じゃあ、そのうち何か解決のために動き始めるのかというと、そうでもない。ただ「今の生活を大事にしよう」「日常のありがたみを知った」などと言って終わりだ。だがそれでも、問題意識を持って本気で助けようとする人間はいる。たしかに素晴らしい。

 

だがオレ達は違う。オレも玲も葉山も雪ノ下、三浦、由比ヶ浜も、他の奴らも本気で何かをするわけでも出来るわけでもない。それを知っていながら、力がないことを言い訳にして、それでも自らに優しい心根があることを理解したいだけだ。それを知っていながら、力がないことを言い訳にして、それでも自らに優しい心根があることを理解したいだけだ。ただ、その事実を知ってしまったから、何もしないわけには行かない。見て見ぬふりはできない。だから、せめて憐れませてほしい。そういうことだ。そんなのは何の解決にもならない。時間の無駄だ。

 

そんな時、葉山が口が開く。

 

隼人「俺は…できれば、可能な範囲で何とかしてあげたいと思います」

 

葉山らしい言い回しだろう。けどオレは呆れて言葉も出ねぇよ。その言葉は優しいが、それは優しい嘘だ。そんな出来もしない事をするのは無駄だろうな。

 

雪乃「あなたでは無理よ。そうだったでしょう?」

 

と雪ノ下が反応する。どうやら雪ノ下は過去に葉山との間になにかあってらしい。

 

隼人「そう、だったかもな。…でも、今は違う」

 

雪乃「どうかしらね」

 

葉山の答えに、肩を竦めるような仕草をする雪ノ下。同じチームである、玲、熊谷、日浦は心配そうな顔になる。

 

平塚「そうか…ボーダー諸君はどうかね」

 

玲「私も、なにかしたいです」

 

綾辻「やれることがあるかはわかんないけど、やれるならやりたいです」

 

三上「そうだね」

 

小南「うん、そうね」

 

出水「オレに何ができるか分からないけど、頼まれたら何かしらやるぞ」

 

三輪「そうだな」

 

米屋「だな」

 

平塚先生の問に各々回答する。小町達も頷く仕草をする。

 

雪乃「先生、これは奉仕部の合宿も兼ねてるとおっしゃいましたね。なら彼女が助けを求めるなら力を貸すことも可能ですよね」

 

平塚「その通りだよ雪ノ下」

 

そんな事言ってたの?オレ全然わかんなかったわ〜。

 

雪乃「わかりました」

 

平塚「よし、では君たちでどうするか話し合ってみたまえ。私は寝る」

 

え〜、やるの〜。めんどくせぇな。

 

玲「ねぇ、ハチくん」

 

八幡「ん?なんだ?」

 

玲「私、あの子事助けたい。だからお願い手伝ってくれる?」

 

と少し寂しげな表情をしながら言ってくる。玲も何かできるか分からない状況なのに、留美を助けたいという真剣さが伝わって来る。あんま乗り気じゃないけど、こりゃあ…手伝わないといけないな。

 

八幡「わかったよ。案だけでも考えるよ」

 

玲「うん、ありがとう」

 

そう言って、ニッコリと笑う、玲。その笑顔に照れくさくなったオレは、フイっと視線を逸らす。言ってしまったし、何か案でも考えないといけないな。

 

 

 

 

 




いかがでしたか?ではまたお会いしましょう。
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