比企谷八幡はボーダーに入っている   作:チャキ

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どうもチャキです!第9話どうぞ!


第9話

八幡side

 

玲とのデートの翌日。オレは防衛任務の為オレら比企谷隊は今警戒区域にいる。ネイバーはゲートと呼ばれる異次元の扉からやってくる。まぁ、毎日出てきてるからあちらさんもご苦労さんなこって。でも、この場所は一昔前まで人が住んでいた所。オレもここで家族4人で暮らしていたが、4年前の大規模侵攻後のボーダー本部ができて、そのゲート誘導装置的なものでゲートが発生するのが本部周辺だけとなり、それゆえ本部周辺の人は撤退を余儀なくされた。オレらもその内のひとつだった。元が家は幸いのことにまだ残っていた。その上ネイバーも出てきておらず残っていた。って言っても中は空っぽの状態だけどな。家具とかその他諸々は今住んでいるマンションに持っていったからな。その時に玲の両親も手伝ってくれた。

 

話を戻すが今オレ達は防衛任務中だ。ネイバーが現れるまでのんびり待つことにした。先に言っとくけどサボってないからな。

 

綺凛「それにしてもだいぶ曇ってきましたね」

 

八幡「ホントだな。いつ降ってもおかしくないかもな」

 

真司「そうだね」

 

真由『そんに曇ってるの?』

 

耳につけた通信機からオペレーターの水川が聞いてきた。

 

八幡「ああ、遠くの方まで曇ってくぞ」

 

真由『マジ?傘持ってないや』

 

八幡「じゃあ水川は今日は泊まりか?」

 

真由『もし降ったら迎えに来てもらおうかな』

 

綺凛「それがいいと思いますよ」

 

真司「まぁ、でもそれは降った時に考えればいいと思うよ」

 

真由『そうだね』

 

八幡「あ、そういえば沢北さん。あの改造の件どうだったんですか?」

 

真司「ん?ああ、あれかい。できたよ」

 

八幡「マジっすか」

 

真司「うん、じゃあ見ててね」

 

そう言って沢北さんは持っていた2本の弧月の柄の下を繋ぎ合わせナギナタ状の方にへとなった。

 

八幡「おおー」

 

綺凛「なんだか凄そうですね」

 

真司「そうでしょう?それにこうすれば囲まれてても振り回せば、周り全体に攻撃ができるよ」

 

おおー、ナギナタにした弧月を演舞のように振り回す沢北さん。

 

八幡「慣れてますね。もしかしてナギナタとか習ってました?」

 

真司「いや、習ってないね。しいって言うなら子供の時とかに棒を振り回して遊んだことがあるね。その時親に叱られたよ」

 

八幡「あ〜、なるほど。オレも小さい時やりました。…1人でですけど」

 

真司「そ、そうなんだ」

 

綺凛「はは…」

 

やめて!永宮その乾いた笑いやめて!

 

真由『ハッチの自虐ネタはおいといて、ゲート開くよ〜』

 

真司「わかった。水川ちゃんトリオン兵の数は?」

 

真由『え〜と…モールモッド7体バムスター4体だね』

 

八幡「まあまあだな」

 

綺凛「そうですね」

 

真司「それでも多少はお金になるからやろっか」

 

八幡「そうすっね。じゃあ沢北さんモールモッドお願いします。永宮はオレと一緒にバムスターをやりましょう」

 

真司「うん、わかった」

 

綺凛「了解しました」

 

八幡「沢北さん、そのナギナタの力見せてくださいよ」

 

真司「任せて!」

 

そう言って沢北さんはモールモッドの群れに突っ込む。そして1体のモールモッドに斬りかかり真っ二つする。そして後ろからもう一体のモールモッドが鎌を振り下ろす前にナギナタのもう片方の刃であいつらの弱点である目玉を後ろ向きながら突き刺して撃破する。おおーすげぇなナギナタ。しかもかっけぇな。さてオレらもバムスターをやりますかね。

 

八幡「永宮そっちのバムスター任せたぞ」

 

綺凛「了解です!」

 

そう言ってもう片方のバムスターに向かっていた。さてオレもこっちのバムスターにバイパーで目玉に向かって撃つ。そして目玉を突き抜かれたバムスターは動けなくなり撃破となった。永宮の方を見るとアイビスでバムスターの目玉を撃ち抜いた。やっぱすげぇなウチのスナイパーは。そんな事を考えながらトリオン兵を殲滅する。

 

八幡「水川、回収班呼んどいてくれ」

 

真由『ほいほ〜い』

 

 

そしてまた暇となり、ゲートが開くまで待つことになった。

 

綺凛「あれ?なんだかさっきよりも曇ってません?」

 

八幡「ん?ホントだな。もうこれ降るんじゃないか?」

 

真司「かもね」

 

いや、マジでさっきより曇ってんじゃん。帰りまでもつかな?すると、いきなり通信が入った。

 

忍田『比企谷隊、風間隊、聞こえるか。こちらは忍田だ。これより君たちに緊急任務を下す。密航者を捕らえろ』

 

え?密航者?どういうことだ?

 

八幡「え、ちょ、一体どういうことですか?」

 

忍田『詳しくは現地に向かいながら話す。今から送る座標に一刻も早く向かってくれ』

 

「「「了解」」」

 

オレ達3人は表示された座標の場所に急いで向かった。あ、一応バッグワームをつけてだけど。

 

真由『それじゃあ説明するね。さっき上層部から言われた指令内容はトリガーを民間人に横流しして、外の世界に密航しようとしてる人がいるからその人を捕らえろって来たの』

 

説明を聞いたが民間人にトリガーを横流しだと!?一体誰が…

 

綺凛「水川先輩。その密航者って一体誰なんですか?」

 

真由『…その人は…二宮隊の鳩原さん』

 

3人「「「え?」」」

 

鳩原さんってあの武器破壊と言われている人だよな。

 

綺凛「あの…鳩原さんが…どうして…?」

 

そっか永宮は鳩原さんと同じスナイパーだったから信じられないのだろう。なぜそんなことしなければならないのか。それにトリガーの横流しは記憶封印措置も適応される重度の違反行為だ。

 

真由『理由はともかく、でも上層部としてもそんな違反者を野放しにはできないんだと思う。それに民間人と一緒に密航だなんて』

 

まぁそうだろう。ボーダーはトリガーという技術に関してかなり情報を隠している。おれら隊員にも守秘義務が課せられていることも多々あるのだから。レーダーに4つ反応があった。

 

八幡「レーダーには4つの反応があるけど、沢北さんどうですか?見えますか?」

 

真司「うん、ちょっと見てみるね」

 

そう言って沢北さんは反応があった方向を見る。沢北さんが何をしているのかと言うと、サイドエフェクトを使っているのだ。沢北さんのサイドエフェクトは視力強化だ。言ってしまえば目が良くなるという訳だ。沢北さんはそのサイドエフェクトをオンオフができるのだ。沢北さんもオレ同様スナイパー殺しである。

 

真司「顔は見えないけど確かに4人いるね」

 

八幡「わかりました」

 

真由『やばいよ。鳩原さん達の近くにゲートが開いた!』

 

八幡「何!?くっ!一か八か…バイパー!」

 

当たってトリオン体を破壊できればベイルアウトするし、なければ生身に戻るだけだ。だがバイパーを放った瞬間反応が消えた。間に合わなかったみたいだ。

 

八幡「本部、比企谷隊現着しました。現場に密航者の姿はありませんがトリガーの反応は確認しました」

 

忍田『ご苦労。しかし、間に合わなかったか。風間隊にも追手を頼んだがまだ来てないか?』

 

八幡「今来ました」

 

風間「風間隊到着しました」

 

到着した風間隊の隊長の風間蒼也さん。よくレポートを手伝わせる太刀川さんをしめてくれる人だ。

 

???「なんで比企谷先輩がいるんですか?指令受けたのうちですよ」

 

この生意気ね態度をとるやつは風間隊のアタッカー菊地原士郎。毒舌を吐くやつだ。

 

八幡「こっちも指令受けてんだよ」

 

菊地原「うちだけでいいのに…」

 

???「まぁ、そう言うな」

 

そう言って間に入ってきた人物は、風間隊のオールラウンダーの歌川遼。

 

風間「雑談はそこまでだ。現場を少し調査してから本部に帰投する。比企谷隊、手伝え」

 

八幡「了解です」

 

そしてオレ達比企谷隊と風間隊でこの辺りを散策した…が何も無かった。すると雨が降ってきたので本部へ戻った。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

ボーダー本部司令室

 

風間「以上報告となります」

 

先程の密航者の件でオレと風間さんで指令室に報告に来ていた。そして指令室の真ん中らへんに座っている人物。顔に傷がありこのボーダー司令室の最高司令官の城戸正宗さんが口を開いた。

 

城戸「報告ご苦労。しかしトリガーが横流しされあげくに密航か。なかなか手の込んだ計画だ」

 

忍田「そもそもどうやってトリガーをその数用意したのかすら方法がつかめていない」

 

次に開いたのは、オレ達に指令をした人物。本部長の忍田真史さん。

 

???「しかし、トリガーを3つもくすねるとは…」

 

次に口を開いたのは見た目完全たぬきで開発室長の鬼怒田本吉さん。

 

???「このことが民間人に知られるのは避けたいですねぇ」

 

次に口を開いたのはメディア対策室長の根付栄蔵さん。

 

 

忍田「今回のことは関係者である諸君ら以外には口外しないように願う。恐らく下手につつきまわすと事が広まる恐れがある。それはこちらとしては避けたい」

 

八幡「わかりました」

 

風間「それがいいと思います」

 

鬼怒田「鳩原め、一体何を考えておるのだ」

 

確かに何を考えているのか、何を企んでいるのかオレにもわからん。でもかなり手の込んだ計画だな。

 

忍田「後は我々で話し合う。もう帰っていいぞ。ご苦労であった。連絡はおいおいする」

 

八幡「わかりました」

 

風間「はい」

 

そう言ってオレと風間さんは司令室から出た。

 

 

そして翌日本部から連絡があった。その内容は前の密航の件により二宮隊はB級に降格となり、鳩原さんは表向きは隊務規定違反によりクビ。そしてその責任を取らされ二宮隊は降格となったという連絡だ。あくまで表向きではあるが。事実を知ってる人はかなり少ないだろう。とまぁ、こんな感じの内容だった。

 

話は変わるが今は職員室にいる。

 

平塚「で、言いたいことはあるか」

 

八幡「いや、というよりなんで呼び出されたんですか」

 

平塚「分からないか?」

 

八幡「あ、いや、すみません」

 

平塚「ったく…何が職場見学を辞退するだ」

 

八幡「いや、オレはボーダーという職に就いてますので、辞退するんです」

 

平塚「同じことを那須にも言えるか?」

 

八幡「ちょっと、そこで玲をだすのは卑怯ですよ」

 

平塚「卑怯なわけあるか。それと私が言いたい事は分かるな」

 

八幡「…分かりました。書き直します」

 

平塚「と言ってもまだ決まりではないが多分職場見学の場所はボーダー本部になると思ってくれ」

 

八幡「はい?」

 

平塚「いや、ほとんどの人がボーダーを見学を希望していてな。それで職場見学は2年全員ボーダーになると思う」

 

八幡「マジっすか?じゃあ書き直さなくてもいいんじゃあないですか?」

 

平塚「念の為書き直せ。それで許可は出せん」

 

八幡「はぁ…分かりました」

 

平塚「あとそれと、3人1組を組んでもらう。これも念の為だ」

 

八幡「はい、分かりました」

 

と言ったがクラスではぼっちなんだよな〜…

 

さて今日も部室へと向かう。部室に入ると由比ヶ浜以外来ていた。

 

八幡「うっす」

 

玲「あ、ハチくん」

 

雪乃「こんには比企谷君」

 

熊谷「遅かったね比企谷」

 

八幡「ちょっと先生に呼び出されてな」

 

熊谷「…何したの?」

 

ちょっと熊谷?オレがいつも何かしてるみたいな事言わないでね。

 

八幡「ちょっと職場見学の事でな」

 

玲「あ〜、あれね」

 

雪乃「そういえば先生方が話していたの偶然聞いたのだけれど、職場見学の場所ボーダー本部になるそうよ」

 

雪ノ下もこの事を知っているんだな。

 

熊谷「え?マジ?」

 

玲「そうなんだ」

 

八幡「自分達の職場に見学するって、どういうことだよ」

 

熊谷「確かに」

 

八幡「あ〜、嫌だなぁ行きたくないなぁ〜。オレがボーダー隊員という事言ってねぇし、言いたくないし」

 

熊谷「まあ、比企谷らしいね」

 

いや、ホントなんで自分の職場に見学いかないといけねぇんだよ、まったく……すると……

 

結衣「やっはろー!」

 

ドアをいきよいよく開いてバカっぽいあいさつで出てきたのは奉仕部の部員となった由比ヶ浜だ。そして由比ヶ浜はいつもの席に座った。位置は雪ノ下の隣だ。まぁ、そんなことより玲に借りた本でも読むか。

 

雪乃「あら?比企谷君もその本読んでるの?」

 

八幡「ああまぁな。と言うより玲から借りたもんだけどな」

 

雪乃「そうなの?」

 

玲「うん、この前一緒に出かけた時に進めたの」

 

八幡「それでオレも興味が出てきたから借りてるんだ」

 

雪乃「なるほどね」

 

玲「それでどうかな?」

 

八幡「ああ、結構面白い」

 

玲「そう?良かった」

 

八幡「でも、そろそろ勉強しねぇとな」

 

玲「あ、そっかテスト近いもんね」

 

熊谷「あ〜、そうだった〜。忘れてた〜」

 

雪乃「確かにそろそろした方がいいかもしれないわね」

 

結衣「ねぇ、思ったんだけど勉強なんて意味なくない?社会に出たら使わないし」

 

うわぁ〜、でた〜。いるよなこういう奴。身近な奴だと米屋あたりだよな。それを聞いた雪ノ下は呆れていた。

 

雪乃「由比ヶ浜さん。あなた、勉強に意味がないって言ったけどそんなことはないわ。むしろ、自分で意味を見出すのが勉強というものよ。それこそ人それぞれ勉強する理由はは違うでしょうけれど、だからといってそれが勉強すべてを否定することにはならないわ」

 

正論だな。でも由比ヶ浜はいまいちわかってないようだ。いや、なんでだよ。

 

結衣「でも私馬鹿だし。皆どうなの?」

 

雪乃「私は全教科1位よ」

 

結衣「え!?すごっ!」

 

八幡「オレは現国なら2位と3位しかとってねぇな」

 

玲「私は平均よりは上だけど」

 

熊谷「私は赤点は回避してるけど、ギリギリだね」

 

結衣「そうなんだ〜。ていうかヒッキーさっき2位を取り合ってる相手って誰なの?」

 

八幡「透だよ」

 

結衣「え?奈良坂君!?隼人君じゃあないの?」

 

八幡「あ?葉山?知らねぇよ」

 

結衣「そっか〜」

 

そう言いながら携帯をいじる。聞いといてなんだその態度。

 

結衣「うわぁ…」

 

雪乃「どうかしたの?」

 

結衣「え!?あ、いや変なメールがきてね」

 

玲「変なメール?」

 

結衣「うん」

 

熊谷「どんなメールなの?」

 

結衣「それが…」

 

由比ヶ浜が何か言いかけた時ドアがノックされる。多分依頼人がいたのだろう。

 

雪乃「どうぞ」

 

雪ノ下が答えると入ってきたのは、葉山だった。個人的に劣化版嵐山さんと思っている。

 

隼人「こんな時間にすまない。奉仕部ってここでいいんだよね?いやー、テスト前はなかなか練習抜けさせてもらえなくてね。今日の間にこなしておきたいメニューがあって」

 

雪乃「能書きはいいわ。何か用があるんでしょ。葉山隼人君」

 

実感キレてるのか雪ノ下は冷たいオーラを出す。

 

隼人「そうだ。ヒキタニくん、この前のテニスコートの事は悪かった。この通りだ」

 

そう言いながら頭を下げる。今更なんなの?しかもその言葉で玲がスゴイオーラ出してるんですけど。どうしてくれるんですか?

 

八幡「テニスコートのことは戸塚に謝れ。所有権はテニス部にあるんだし、それに謝れてもオレは何も言わん」

 

隼人「それでも君はあの時ケガをしたんだし」

 

八幡「確かにケガをしたが、あれは三浦が悪いんだろ。なんでお前まで謝るんだ」

 

隼人「いや、それは…」

 

八幡「ハア〜もういい。さっさと要件を言え」

 

隼人「…ああ、実はこのことなんだけど」

 

そう言って携帯を取り出し見せてきた。画面にはメールが表示されていた。

 

『戸部はゲーセンで西校狩り』

 

『大和は三股かけてる最低のクズ野郎』

 

『大岡はラフプレーで相手校のエース潰し』

 

結衣「あ、変なメール…」

 

なるほどな。チェーンメールか。まだ流行ってるのかよ。珍しい人だな。

 

隼人「最近送られてくるようになったんだ。それからなんかクラスの雰囲気もあんまり良くなくて。それに、友達のことを悪く言われれば腹も立つ。だから止めたいんだよね。あ、でも犯人を見つけたいとかではなくて丸く収める方法を知りたいんだ。頼めるかな?」

 

はい?コイツマジ言ってるの?やばくない。

 

雪乃「そうでは、犯人を見つけるしかないわね」

 

八幡「そうだな」

 

隼人「え?ちょっとなんでそうなるの?」

 

雪乃「チェーンメール、あれは人の尊厳を踏みにじる最低の行為よ。自分の顔も名前も出さず誹謗中傷の限りを尽くす。止めるにはその大元を根絶やしにするしかないわ。ソースは私」

 

玲「実体験なんだ…」

 

熊谷「しかも根絶やしにしたんだ」

 

雪乃「とにかくそんな人間は確実に滅ぼすべきだわ。私は犯人を探す。一言言うだけでぱったりやむと思うわ。そのあとどうするかはあなたの裁量に任せる。それでいいかしら?」

 

隼人「あ、ああ、それでいいよ…」

 

あ、もう諦めたよ

 

雪乃「メールが来たのはいつから?」

 

隼人「えーと、確か先週末からだったよな?」

 

結衣「うん、確かそんくらい」

 

雪乃「そのとき何かあった?」

 

隼人「いや…なにもなかったと思うけど」

 

結衣「そうだね、普通だったかな」

 

雪乃「比企谷君は何かない?」

 

八幡「いや、オレが知るわけ…あ」

 

雪乃「何かわかったの?」

 

八幡「いや、分からないが多分職場見学があるな」

 

結衣「それだ。グループ決めでナーバスになるから」

 

熊谷「あ〜、なんだか分かる」

 

玲「うん、そうだね」

 

うへぇクソどうでもいいわ〜。

 

雪乃「葉山くん、あなたは誰と行くか決めたの?」

 

隼人「ああ、そう言えばまだだけど……多分その中の誰かと行くことになると思う」

 

確かグループは三人一組、こいつのグループは葉山含め四人。そうなると必然的に誰かハブにされる。そしてそれを避ける為に誰か蹴落とす、と言ったとこか?

 

結衣「犯人わかっちゃったかも」

 

雪乃「どういうことかしら、由比ヶ浜さん?」

 

結衣「こういうグループ決めは今後のクラスの立ち位置とかも関わってくることがあるから、そのハブにされた人はかなりきついよ」

 

熊谷「じゃあそうなるとこの3人の中の1人が犯人となるね」

 

玲「そうかもね」

 

雪乃「そうね」

 

隼人「ちょっとおれはこの中に犯人がいるなんて思いたくない!それにあいつらを悪く言うメールなんだぜ?こいつらは違うんじゃないか?」

 

八幡「はっ!バカかお前。そんなの自分が疑われないようにしてるだけだろが」

 

言わないがオレなら誰かに罪をなすりつけるがな

 

雪乃「とりあえずその三人の事を教えてくれる?」

 

隼人「あ、ああ。戸部はおれと同じサッカー部で、見た目悪そうだけど社交的でムードメーカー的な感じだ。文化祭とかの行事にも積極的に取り組んでいる。いい奴だよ」

 

雪乃「騒ぐことしか能のないお調子者、と」

 

あれ?おかしいな?ちょっと方向転換してない?

 

雪乃「どうしたの?続けて」

 

いや、もうどうしたの?っていう顔になってるよ

 

隼人「……ああ。大和はラグビー部。冷静で人の話をよく聞いてくれる。ゆったりとしたマイペースさと、その静かさが安心させてくれるっていうのかな。寡黙で冷静ないい奴だよ」

 

雪乃「反応が鈍く優柔不断、と」

 

隼人「……大岡は野球部で人懐っこくいつも誰かの味方をしてくれる。人の上下関係にも気を配れるいい奴だよ」

 

雪乃「人の顔色を伺う風見鶏、ね」

 

いや、ちょっと?雪ノ下さん?結構ヤバイ方向にいってますが大丈夫ですか?前より柔らかくなったと思ったけど、まだかな?

 

雪乃「誰が犯人でもおかしくないわね」

 

もうお前が犯人でよくね?

 

熊谷「なんだか雪乃が犯人にしか見えなくなってきたよ」

 

言うな!これを言うな熊谷。

 

雪乃「葉山くんの話だとあまり参考にならないわね。あなたたちはその人たちをどう思う?」

 

結衣「ど、どうって……」

 

八幡「オレはそいつらのことよく知らんからなんともいえん」

 

雪乃「じゃあ悪いけど調べてもらえるかしら?」

 

結衣「え、えっと……」

 

玲「ちょっと雪乃ちゃん」

 

雪乃「あ、そうねごめんなさい、あまり気のいいものでもないから」

 

八幡「あ〜、じゃあオレがやるよ。由比ヶ浜に関しては、同じグループなんだし」

 

熊谷「そうだね。それがいいと思う」

 

玲「そうかもね」

 

雪乃「じゃあお願いできるかしら」

 

八幡「おう」

 

結衣「待って!私もやる!」

 

八幡「いや、でも」

 

結衣「やる。同じグループだからこそやるの!」

 

なるほど。意思は固いな。

 

八幡「わかったよ。でもあんま無理すんなよ」

 

結衣「わかった」

 

雪乃「じゃあ2人ともお願いね。私達は同じクラスではないから」

 

八幡・結衣「おう(うん!)」

 

そして翌日…現在やつらを監視もとい観察している。パッと見は仲よさげには見えるが裏ではかなりドロついてるのな。なんかすげぇ関係性だな。

 

すると視界に手が現れる。見ると……

 

「おはよ」

 

戸塚だった。

 

八幡「お、おう。おはよ」

 

彩加「あのさ、ひ、比企谷くんは職場見学行く人、その、決めたの?」

 

八幡「い、いやまだだ」

 

本当は行きたくないです。

 

彩加「そっか。それで、僕もまだなんだけど……比企谷くんが良ければ一緒に組まない?」

 

な、なんとあのオレが誘われただと!?

 

八幡「お、おう。オレで良ければいいぞ」

 

彩加「ほんと!?ありがとう!じゃあ、僕もヒッキーって呼んでいい?」

 

八幡「ごめん、それはやめて」

 

ホントヒッキーやめろって言ってもやめないバカがいるからな

 

彩加「じゃあ八幡?」

 

八幡「お、おう。それならいいぞ」

 

彩加「ホント!?よろしくね八幡」

 

八幡「おう、よろしくな彩加」

 

彩加「え?」

 

あ、やべぇ、口走った。

 

八幡「わ、悪ぃ」

 

彩加「う、ううん。違うの。ちょっと驚いちゃったけど、嬉しかった」

 

八幡「お、おう。そうか」

 

するとそこに葉山が近づいてきた。

 

八幡「んだよ」

 

隼人「ああ、何かわかったかなって」

 

おれと戸塚の時間を邪魔するな。ぶっちゃけお前らがどうなろうとおれは知ったこっちゃねぇんだよ。

まあ依頼でもあるから無下にはできない。リア充どもに目を向ける。小さいやつはケータイ弄ってて、茶髪はぼんやり、でかいのもケータイ弄ってる。あ〜、なるほどやっぱりな。じゃああの手しかないな。

 

八幡「とりあえず解決策はわかった」

 

隼人「え、本当か?」

 

八幡「ああ」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

玲「ハチくん解決策がわかったの?」

 

八幡「ああ」

 

熊谷「もしかして犯人も?」

 

八幡「すまんそれはわからんが解決策はある」

 

雪乃「それは何?」

 

八幡「葉山がその三人誰とも組まなければいい」

 

今回、やつらのうちの誰かがチェーンメールを送ったのは葉山といたいからであり他のが心の底から憎いというわけではない。ただハブられたくないだけなのだ。

 

八幡「そうすればみんな仲良く同じ目にあう。そうすれば多分事態は収拾する」

 

まぁ、犯人探ししたくなかったからこれしかない。

 

八幡「まぁこれでもおさまんなかったら本当に犯人探しだな」

 

雪乃「じゃあ葉山君は誰と組むの?」

 

八幡「んなもん自分で探せ」

 

熊谷「なんか投げやりだね」

 

八幡「あったりまえだ」

 

そこまで面倒見る義理はない。

 

雪乃「そうね。じゃあ葉山君、とりあえずその策でやってみて。それで収まればそれでいいけれど収まらなかったらまた来てちょうだい。その時は本当に犯人を捜すわ」

 

隼人「あ、ああ。わかった。ありがとう」

 

 

そして葉山は帰っていった。

 

玲「これで収まるといいね」

 

結衣「そうだね」

 

八幡「まぁ、これで収まるんじゃねぇか知らんけど」

 

熊谷「まぁ、そうだね」

 

雪乃「では、依頼も来ないみたいだし帰りましょか」

 

玲「そうだね」

 

結衣「うん、わかった。じゃあ皆またね!」

 

そう言って由比ヶ浜は帰っていった。

そしてオレ達はボーダーに寄って行った。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

その後オレが言った解決策を実行したらチェーンメールはこなくなったらしい。すると……

 

隼人「ここいいか?」

 

葉山が近づいてきてそう言った。

 

八幡「お好きに」

 

葉山「依頼の件、無事収まったよ。ありがとう」

 

肩をすくめて返す。特別おれはなにもやってない。ただそうすれば事態は収拾すると思っただけだ。

 

隼人「オレがあいつらと組まないと言ったらみんな驚いてたけどな。でも、これを機にあいつらが本当の友達になってくれればいいと思うよ」

 

ここまで思うとなるとこれはこれで何かの病気なんじゃないかと思う。

 

隼人「ヒキタニくん、まだ職場見学の組決まってないだろ?おれと組まないか?」

 

なにこいつ、アメリカ人?

 

 

八幡「まぁ構わんが、オレは彩加と組んでるから彩加にも聞いてくれ」

 

隼人「そうか。あ、戸塚。ちょっといいか?」

 

彩加「うん?何?」

 

葉山「職場見学の班オレも入れてくれないか?」

 

彩加「いいよ。八幡もいい?」

 

八幡「ああ」

 

班決めても意味ないんだよな。だって2年全員ボーダーに行くんだから。

 

 

そしてその後担任の平塚先生から職場見学は2年全員ボーダー本部に行くことが伝えられた。うわぁ〜、めっちゃ行きたくねぇ〜。サボろうかな?いや、それしたら平塚先生に何されるかわからんし、絶対玲に連れていかれるからやめよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




いかがでしたか?
比企谷隊の作戦室には大きなテレビがあり、来客が来てもいいように大きなソファーがある。時々そのソファーで寝たりする時もある。本棚がありそこには色んな資料がある。

ではまたお会いしましょう〜
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