異世界転移された彼は【注文(オーダー)】と言うスキルで商人を目指す事にした。   作:北方守護

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第8話 地下室にて。

タケアキ達は見つけた地下室に入ったが……

 

「凄い暗いですね……」

灯の様な物が無く出入り口からの光が当たる所しか見えなかった。

 

「え?そうですか?私には普通に見えますけど……」

 

「カーネ、タケアキさんは私達とは違い普通の人なんですよ」

 

「あっ、そうだった」

 

「って言う事はお2人は、こんな暗くても見えるんですか?」

 

「えぇ、私は梟の獣人ですので、この様な場所でも普通に歩く事が出来るのです……おや?」

ミランが壁に何かを見つけた。

 

「どうかしたんですか?ミランさん」

 

「えぇ、ここの壁に何かあるんです」

 

「ん?……本当だ、何だろコレ?」

 

「何かあるって……どんな物ですか?」

 

「えぇ……何か指先程の大きさで横に長方形の物です」

 

「横に長方形で指先程の……ミランさん、それってどっちかが凹んでると言うか傾いてませんか?」

 

「えぇ傾いてますが……もしかして、タケアキさんはコレが何かご存知なのですか?」

 

「多分、俺が知ってる物なら、それだと思うんですけど……それの上がってる方を下げてくれませんか?」

 

「まぁ、タケアキさんがそう言うなら……ウッ!」

 

「ワニャー!目が!目がー!!」

急に地下室の中が明るくなったので2人は驚いていたがタケアキは右手で目を覆っていた。

 

「やっぱり電灯のスイッチだったか……カーネさん、こんな技術はこっちの世界にあるんですか?」

 

「い、いえ……私もこの様な物は初めて見ました……それよりもタケアキさんがコレを知ってるって事は……」

 

「そうですね、ここの以前の住人が俺と同じ異世界人だったって事になりますね……〔誰か……来たの?……〕ん?」

 

「どうしたんですか?タケアキさん」

 

「いえ、今何か声がしたんですけど……」

 

「そうですね、私にも聞こえました……」ピョコピョコ

カーネの耳が動いていた。

 

「カーネ、何処から聞こえるのですか?」

 

「こっちです……けど、なんでタケアキさんに聞こえたんですか?」

 

「うーん……俺にも分からないですよ……ってここからですね」

皆がついた場所は一つの扉の前だった。

 

「結構な頑丈な扉だけど……〔ガチャガチャ〕鍵が掛かってるみたいだな……カーネさん、ここの鍵って……」

 

「いえ私が持ってる鍵の中に合いそうな物は無いです……」

 

「そうですか……じゃあ……〔カチャカチャ〕よしっと開いたか……」

 

「いやいやいや、タケアキさん!何をしたんですか?!」

 

「ん?鍵が無かったからポケットに合った針金で、ちょっと……まぁ見て見ぬ振りって事で」

 

「ハァ……今回だけは私は()()()()()()()()

 

「ありがとうございますカーネさん……さてと何があるの……え?」

鍵を開けたタケアキが中に入ると首に首輪をされており、それから伸びた鎖が壁で拘束されている薄汚れたボロボロのローブを纏った耳の長い金髪の少女がおりタケアキ達に気付いた。

 

「あ……貴方は……誰?……」

 

「えーっと……この家の新しい持ち主なんだけど……とりあえずは()()を何とかするか〔カチャカチャ〕これで良いかな?」

 

「え?……嘘……何で、こんな事をしたの?……」

少女はタケアキが自分の首輪を外した事に驚いていた。

 

「ん?何でって、そんながあったら移動するのに邪魔くさいだろ……それよりも君の名前を教えてもらって良いかな?」

 

「あっ、すみません自己紹介が遅れました私の名はメティスと言います」

 

「メティスさんに聞きたいんですけど……その耳からして……もしすると貴方は……」

 

「はい……エルフになります……」

 

「エルフか……何でメティスさんは、この場所にいたの?」

 

「それは……私が()()だからです」

 

「うわっ!?急に何を!?って……それは?」

メティスが服を脱いで背中を見せると逆さまの星が記されており、それを見たギルドの2人は何か理解した。

 

「それって……奴隷の紋章じゃないですか……」

 

「まさかメティスさんは奴隷なんですか?」

 

「はい、そうです……以前のここの持ち主は私を救う為に奴隷にしたんです……」

メティスは事情を話した。

 

それによるとメティスは奴隷になる前に、こことは違う国の森で仲間たちと暮らしていたが、その国が戦争を起こし、その影響で森も焼き払われてエルフ達は散り散りになった。

 

その逃げてる最中にメティスが病気になり治療代を稼ぐ為に自分を奴隷にしたとの事だった。

 

「そうなんだ……それで病気の方はどうなんですか?」

 

「はい、完治とまではいきませんが以前よりは楽になりました……」

 

「病気なら、何でこんな所にいたんですか?」

 

「それは他の方に移さない為だと言ってました……」

メティスの話を聞いたタケアキは何かを考えていた。

 

「すみませんけど、こう言う場合ってメティスさんの立場はどうなるんですか?」

 

「メティスさん、ちょっと失礼します……奴隷紋の中に持ち主の名前が無いので今は誰の物でもありません」

 

「うーん……じゃあ俺がメティスさんを買うって事は可能ですか?」

 

「えぇ、その為には奴隷商人の所に行って契約をしないとダメですけど」

 

「そっか……メティスさんが良かったら俺の奴隷というか……手伝いをしてくれませんか?」

 

「え?……あの……手伝いとは一体?……」

メティスが疑問に思っているとタケアキがここで商売をする事を話した。

 

その結果……

 

「それならば……こんな私に何が出来るか分からないですけど……タケアキさんの仕事を手伝わせてもらいます」

 

「そうですか、ありがとうございます……それじゃ、まずは奴隷商人の所に向かわないと」

 

「でしたらギルドと繋がりのある人物を紹介します」

タケアキはカーネの案内でメティスを連れて奴隷商人の所に行き奴隷の契約を結び、ギルドの2人は一度ギルドに戻った。

 

 

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