神様の気紛れで転生したらエリート妖精になってしまいました 作:凉暮月
~装備妖精side~
??:『はい、こちらくれだいいちちんじゅふ、どうぞ』
こえにはきがないし、ただたんたんとようけんだけをじむてきにつたえてくるようなこえ、やばそうだね。
装備妖精:「こちらくれようせいたい、だいいちさくてきしょうたいしせいけいうんとうじょうぶんたいのそうびようせいです、どうぞ」(こちら呉妖精隊、第一索敵小隊 試製景雲搭乗隊の装備妖精です、どうぞ)
??:『・・・』
??:『(きこえない)』
??:『もしもし、接続確認求む』
あ、ぼくたちふつうのようせいのこえはきほんてきにきこえないんだった、しくじったね。
装備妖精:「えりーとさん、えりーとさん」
装備妖精:「おきて」
えりーとさんが起きないことにははじまらないよ。
玲一:「ん、」
装備妖精:「れんらくついたよ」
玲一:「うん」
装備妖精:「かわって?」
玲一:「??」
装備妖精:「ふつうのようせいじゃあひとやかんむすとはなすことができないんだ」
玲一:「・・・」
玲一:「ん?」
え、・・・あ、このひとよくしらないんだった。ぼくとしたことが...。
装備妖精:「...とりあえずつうしんかわって、せつめいはあと!」
玲一:「ああ...」キキウケトリ
~玲一side~
玲一:「変わりました、五十嵐と申します」
??:『ああ、はいこちら鳳翔...』
なんだろう、やっぱり声に生気がないし、どこか疲れている印象を受ける。
??→鳳翔:「あの~、なぜこの回線から男性の声がするのでしょうか」
玲一:「えっと、妖精さんの交信機の周波数で、ということですよね?」
鳳翔:「はい」
玲一:「すみません、考えが至らず。私妖精です」
鳳翔:『すみません、少々お待ちください』
混乱している様子だ。無理もない。自分が転生してきたというのは黙っておいた方がいいな。うん。
鳳翔:『どうぞお続けください』
玲一:「私はエリート妖精という種類の妖精でして、人や艦娘と会話できます」
鳳翔:『あの!そこにうちの妖精はおりますでしょうか』
あ、あの子たちかぁ~
玲一:「念のためにどんな感じか言って貰って宜しいでしょうか」
鳳翔:『えーと、落ち着いた感じの僕っこと、』
装備妖精さんだね。
鳳翔:『ちょっとつたない感じの”ですぅ”と語尾に付くこと、』
羅針盤妖精さんだわ。
鳳翔:『ちょっとぬけているところのあるきちんとしてるこなんですけれど』
たぶん工廠妖精さんでしょう。
鳳翔:『そちらにおりませんでしょうか』
玲一:「いますよ」
鳳翔:『良かった』
安堵している様子がうかがえる。
鳳翔:『いまどちらに?』
玲一:「豊島港沖三〇〇程に」
鳳翔:『何かに乗っておられるのでしょうか?』
玲一:「私の作った大発動艇玲型に」
鳳翔:『??...ああ、妖精さんでしたね...』
玲一:「はい」
玲一:「これからそちらにむかいますので」
玲一:「誰か案内とよろしければ座標をお願いします」
鳳翔:『#34°13'52.6"N 132°32'41.9"E#です』
鳳翔:『では母港におりますので...』
プツッ ザッザザーザザザー
玲一:「よし、」
工廠妖精:「れんらくついたわね!」
玲一:「ああ!」
そういえば名前とかしっかりきいてなかったな、
装備妖精:「じゃあ」
玲一:「ちょっとまって」
玲一:「名前、ちゃんと教えて?」
装備妖精:「
へー、偵察隊だったのか、
工廠妖精:「
ゑ、工廠の機関分隊長!?やべー
羅針盤妖精:「
羅針盤分隊長!? いなくなったらやばそうだな...。
玲一:「そうか、なにはともあれ、改めてこれからよろしく頼みます」ペコリ
呉妖精隊内での状況
装備妖精…索敵隊の隊長。いなくなると、景雲隊が動かない。
呉鎮の索敵機一覧
・零観 1機
・彩雲 3機
・試製景雲 24機
実質的には呉鎮守府の索敵が機能しなくなる。必須。
工廠妖精…エンジンやモーターを使う装備の開発ならびにメンテナンス担当。設計図を持っているのは彼女のみなので、いなくなると、
・航空機
・艤装の主機
・主砲副砲の仰角調整
などができなくなる。必須。
羅針盤妖精…羅針盤隊隊長。いなくなるとルートの固定率が3割を切る。必須。