亡霊のお話   作:Luly

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そういえばこんな話作ってたなぁ、と思ってここに投げる(私はたまに置くことを投げるって言います)ことにしました。作ったのが結構前だったりするんですけど…タグにあるんですが真面目にこれは気分が悪くなりかねないので苦手な人は読まない方がいいかも…


第一話 始まり

─────これは…私、“THE PHANTOM(亡霊)”が…どのように主と出会ったのか…そして、出会うまでに何があったのかを記した物語。

 

 

 

─────約5年半前───

 

 

 

私は、世界を意味もなく彷徨っていた。

 

限りなく薄い状態で、でも存在はここにあって。

 

時には誰かに憑りついて何かをしたり。

 

何も記憶が無くて、魂という枠のみで存在していた。

 

私は、何者か。

 

私は何のためにここにいるのか。

 

私は何故この“霊”という状態になっているのか。

 

私の心残りは何かあるのか。

 

私はいつからここに“在る”のか。

 

確か、この状態になってすぐのころはそんなことを考えていたと思う。

 

でも最近、そんなことはどうでもよくなってきた。

 

彷徨って、憑りついて、彷徨って、憑りついて。ずっと、その繰り返し。

 

繰り返しているうちに、もう200年くらいは過ぎてると思う。

 

それでも答えは見つからなくて。

 

時代の変化とともに、私にも変化は起きている。

 

私が魂だけになってから40年くらいたったころ。

 

私に何か変化が起こったのを感じた。

 

私の中を渦巻く不思議な力。

 

でも使い方はわからなくて、困惑するばかりだった。

 

その力が発現した80年後。

 

私とは別の霊が水を浴びせてきた。

 

私は一瞬反応が遅くなったものの、その水がどこから発生しているのかを知った。

 

虚空。

 

何もない空中から、水が発生していた。

 

もう一度その霊の付近に水が発生し、私に水がかかる寸前、私は目を瞑って手を前に出した。

 

すると、いつまで待っても水はかかってこず、代わりにその霊のぎゃあ、という声が聞こえた。

 

目を開けてみると、その霊に()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

私は、その霊が感電しているうちにその場を逃げ出した。

 

その80年後となった今。私は住宅街の中に不自然に存在する空き地の中でその霊と見つめあっている。

 

あれからというもの、この霊は私を探し続け、何年かに1回は会っている。

 

その度に私は水をかけられ、相手がしびれ、私が逃げる、というのが続いている。

 

ただ、会うごとに相手にする霊の数が多くなっている。

 

今。私の視界に入るだけでも10,000はいると思う。

 

私はまた水をかけられる。

 

私が片手を地面につけると相手が感電する。

 

いつもならこれで終わりだが、流石に80年もの間追い回されていると腹が立つわけで。

 

もう片方の手を地面につけると、私の周囲に“()()”が見えるようになった。

 

その電気は私を中心に広がっていって。

 

()()()()()()()()()()()()()()

 

やっと終わった、そう思うとその場に崩れ落ちた。

 

私は、その場で眠りに落ちた。




あ、まだ軽いのですよ。本格的に辛くなるのは第五話からかな…ちょっと覚えてない…
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