前話では誤字の報告ありがとうございました。
今回はしっかり添削も出来ましたので大丈夫です!(根拠なき自信)
視点が難しい!一人称になったり三人称になったり・・・
処女作だけあって経験不足を痛感します。
経験値を貯めている最中ですので温かい目で見てやってください!
それと今回からはキャラ崩壊?が入っています。苦手な方はブラウザバックを推奨します。
それではどうぞ!
俺が親父のところに戻ると、どうやらこちらも決着が付いたようだ。
親父は麦わらのルフィに敗れたのだろう。腕に装着していた武器は破壊され、黒い義手がむき出しになっていた。その姿はまるで、過去の親父の佇まいに見えて懐かし思えた。
親父の横にはこちらもボロボロになった、アインとビンズがいた。彼らの戦いも麦わらの一味が勝利を収めたのだろう。他の一味も問題なくここまでたどり着いたようだ。NEO海軍と海軍の包囲網を潜り抜けて。
なかなかどうして、手応えがありそうな海賊団だことだ。
結果は言うまでもなく、NEO海軍と麦わらの一味の戦いは麦わらの一味の完勝となったわけだ。Neo海軍は決して弱いわけではない。それを下した麦わらの一味に興味が湧くがここで戦うわけにもいかないし時間もない。
『まぁ、今回はあきらめるか・・・』そんな事を考えながら、親父に声をかけた。
「ずいぶんと派手にやったようだな、親父。それと麦わらの一味、今の俺はテメェらと戦うつもりはない。かかってくるようなら相手をしてやっても良いがな。」
「ちょっと!覇気洩れてるよ!抑えて!」
「「ッ⁉︎」」
麦わらの一味は俺の登場に驚き、身構えたため先に釘を刺しておく。が言葉とは裏腹に覇気が洩れてしまっていたようで、逆に日和に釘を刺されてしまった。その言葉に苦笑いで答えてやると、溜め息を吐かれてしまった。
そんなやりとりをしている俺たちに親父から返事が返ってきた。
「無事だったか、ゼニス。俺のほうはそうだな。・・・最期にやりたいように出来たんだ。ケジメはつけるさ。」
「・・・そうか。男が決めた事なら邪魔できねぇな。最期に話せて楽しかったぜ。」
「ぬかせ、お前は海賊なんかになりやがった親不孝のバカ息子だったよ。・・・そんなバカでも俺の息子だ。これからを見届けれないのは残念だ。なぁ、ゼニス。俺が言うのも変な事だが、やるからには頂点まで行ってこいよ?」
「ハッ、たりめぇだ!俺の名前を決めたのは親父なんだぜ。・・・俺を産んでくれてありがとな、親父。それにお袋。お袋に会ったらよろしく言っといてくれ。」
そんならしくない事を言う俺に当てられたのか目に涙を浮かべる親父は、それを隠すように壊れたサングラスをかけた。そしてちょうど到着した海軍に向けて歩き出した。それに合わせて、俺と日和も親父に背中を向けて歩き始めた。その背中に親父から声がかかった。
「バカやろう。アイツは天国に行ってんだろうさ。逆に俺とお前が行くのは地獄だろう。・・・アイツはずっと天国からお前を見守ってるだろうぜ。俺は地獄からでも見守っててやるよ。」
その言葉に鼻で笑ってやる。それきり言葉を返す事はなく、その場を離れて行った。高台の上で見守っていた青キジのところまで行き、一言「頼む」と声をかけると無言でうなずき、能力を発動させた。大きな大きな氷の壁が出来、それは親父と海軍だけを隔離する壁となった。親父は一瞬こっちをみた後、海軍に向かって行った。
大将の攻撃を受けても、中将の斬撃を受けても怯まずに向かっていく。その姿は俺が子供の頃憧れた、男の中の男そのものだった。その親父の姿は何よりもカッコ良かった。
「じゃあな、親父」
1人呟いて背を向けて歩き出す。親父の雄叫びを背に受けて、目尻が熱くなる。そんな時、隣りを歩いていた日和が俺の手を握る。それを受けて、俯きそうになっていた顔を上げ前を見据える。親父との約束を守るために、頂点まで登らなければならないのだ。親父に認められる男になるために。握られた手を握り返し、俺たちは海の方へと歩みを進めたのだった。
♢ ♢ ♢
まだ島の奥では爆発音が響いている。その頃俺たちは船になるでもなく、海辺である海賊船を眺めていた。もちろん、麦わらの一味の船である。最後に少し挨拶をしにきたのだ。宣戦布告とも言うだろう。
「よし、ちょっくら行くとするか。お前はどうする?」
「もちろん行くわ!それじゃあ、よろしくね?」
日和のその言葉に答えて、彼女を抱き上げる。俗に言うお姫様抱っこというやつだ。そして、麦わらの一味の船目掛けて踏み出した。
次の瞬間には、彼らはすでに船の上に立っていた。それはまるで『踏み出した瞬間から着地までの時が飛んだ』ようだった。麦わらの一味も彼らの存在に気付いていない。抱き上げていたトキを下ろし、まだ彼らに気付いていない麦わらの一味にゼニスは声を掛けた。
「よう、麦わらの一味の諸君。さっきぶり、だな。」
「「ッ⁉︎」」
突然聞こえた声に驚いて一斉に振り返る。ゼニスはついさっきも見たような光景に思わず鼻で笑ってしまった。警戒したり、怖がったり、ムッとしたり、日和に見惚れるバカがいたりとさまざまな反応を見せる麦わらの一味に改めて向き直る。
「こうして話すのは初めてだな。まず、どうやら親父が世話になったらしいからな。あんなに、生き生きした親父の姿を最後に見れて良かった。ありがとう!」
「アンタはさっきの。親父って言うのはゼットのことなの?そんなアンタが何のよう?わざわざそれを伝えに来たとでも言うつもり?」
「ああ、久しぶりに再会したんだが俺の親父は間違いなくあの人だった。そういえば、自己紹介がまだだったな。俺はゼニスってんだ。ウェルテクス海賊団船長だ。で、こっちが日和。うちの船の航海士をしてもらってる。何の用事か?だったか。まぁ挨拶に来ただけなんだが、やろうってんなら相手になるぜ?」
グル眉の質問に答えていたが、ついつい売り言葉に買い言葉で覇気を出してしまう。親父、海軍大将、そして麦わら。強いやつと向き合っても戦えないことにフラストレーションが溜まっていた。
「・・・なんて覇気だっ!」「おいおい〜マジかよ〜」などなどと声が聞こえてくる。
そんな時、隣で待機していた日和から頭を叩かれる。その光景に身構えていた麦わらの一味も唖然としてしまう。
「もう、またそうやって喧嘩腰になって。お礼を言いに来ただけでしょ?それに、他にもやらないといけないことがあるんじゃないの?」
「・・・・・・ああ、そうだな。」
そう言いながら島の方を指差す。すっかり忘れていたが覚えていた風を装って返事をするが、バレているようでもう一度叩かれてしまう。ゼニスは頭を掻きながら、一つ頷いて唖然としたままの麦わらの一味に声をかける。
「そう言うわけで、俺にはまだやることがある。親父の件もあるし今回は見逃してやるよ。次に会う時は、晴れて敵同士ってわけだ。せいぜい出会わない事を願ってるんだな。」
そこまで言い終わると日和に一声かけて、来る時と同じようにお姫様抱っこで抱きかかえる。そうすると日和は俺の首裏に腕を回し抱きついてくる。振り返って挨拶でもしようと思ったのだが、何故か真っ黒な嫉妬のこもった覇気を2つほど感じだため振り返る事をやめる。日和に一言「行くぞ」とだけ告げて飛び上がり月歩を使い島へ向けて宙を蹴ったのだった。
♢ ♢ ♢
次の瞬間には景色が変わる。目の前には親父の墓を建ててその前で涙を流す親父の部下だったアインとビンズがいた。その後ろには親父が好きだったJEREZの酒を持った青キジがいた。彼らは俺たちの登場に一瞬身構えたが、俺たちだとわかるとすぐに矛を納めた。
「おいおい、今どうやって来たの?何も見えなかったじゃないの?それに別嬪さんをお姫様抱っこなんて、羨ましいじゃないの。」
「こいつの能力だ。とだけ言っておこう。それで、それが親父の墓か・・・。親父は最後まで戦い抜いたんだよな?」
「・・・あぁ、カッコよかったぜ。自分の人生に一本筋を通して行ったんだ。まさに男の鏡のような人だったよ。」
「そうか」と一言答え墓へと近づいて行く。墓の前にいた彼らは自然と道を開ける。そうして墓の前までたどり着いた俺は、ドッカリと座り込んで口を開いた。
『海は見ている。世界の始まりも。
海は知っている。世界の終わりも。
だからいざなう。進むべき道へと。
だから導く。正しい世界へ。
痛み、苦しみ、包み込んでくれる。
大きくやさしく、包んでくれる。』
それは、亡くなった海兵を弔う歌であり海賊である俺が歌うのもおかしな話である。しかし親父がよく歌っていたのを耳にしていたので覚えていたのだ。前半を歌い終える。そして、立ち上がるとボロボロになった親父の武器に拳を合わせて改めて誓うのだった。『俺は誰よりも強い男になるのだ』、と。
まずはごめんなさい。今回では終わり切りませんでした!
そのため次回はゼット編?と瞬間移動の秘密?をやって行く予定です。
なるべく早く投稿していけたらと思っていますので、
次回もよろしくお願いします!