side:ハルジオンの港
「な・・・なんじゃコリャ!?」
「船が港に突っ込んで来たぞ!!?」
ルーシィーの星霊アクエリアスにより船が港に打ち上がった事で港周辺では騒ぎが起こっていた。
「一体・・・何事だ!!?」
打ち上げられて横転して破損した船の中では連続で起こった突然の事態に苛立ちながら声を上げた。
「揺れが・・・収まった・・・!!」
「俺は元から大丈夫だ」
そんな中、波の被害を受けた〝偽火竜一味〟の中に突っ込んでいたナツとJ・2がゆっくりと立ち上がった。
side:ルーシィー
「いつもの事だけど・・・アタシまでワザと巻き込まないでよ・・・・・・」
「いつもの事なんだ・・・」
ルーシィーごと港に打ち上げたアクエリアスは「しばらく彼氏とデートに行く」と言い残し、星霊界に帰還した。
「まぁいいわ。この騒ぎで軍隊もすぐに来るし女の子たちも助かる」
「あたしってなんて良い人なのかしら!!?」
「2人を置きっぱなしだった」スタスタ
ルーシィーの自画自賛をスルーしてハッピーはナツとJ・2がいる部屋の近くまで向かった。
「えっなに今の!!?」
爆音がした方向を見れば〝偽火竜一味〟のメンバーたちが船から吹き飛ばされていた。
「小僧ォ!!人の船に勝手に乗った上にこの俺を殴りやがって!!!」
「生きて帰れると思うなよ!!!」
部下たちと同じ様に吹き飛ばされたボラは自分達を吹き飛ばされた所を見て叫んだ。
しかしナツは笑みを浮かべたままボラを見ていた。
「「生きて帰れると思うな」ねぇ?それはこ「こっちのセリフだ!」∑だから被ってくるなよ!!!」(╬^∀^)
相変わらず被せてくJ・2にツッコミながらもナツはボラたちを睨みながら自身の左肩の刺青とJ・2の右手の掌を見せて叫んだ。
「俺たちは〝
「お前らみたいな悪党なんざ〝
「なっ!!!!」
「え?」
ナツとJ・2が〝妖精の尻尾〟のギルドマークを見せて宣言したことで〝偽妖精の尻尾〟のボラたちやルーシィーは驚嘆の声を上げた。
「〝妖精の尻尾〟!!!ナツとJ・2が〝妖精の尻尾〟の魔導士!!!?」
「オイラもです」
「な・・・あの紋章!?」
「本物だぜ、ボラさん!!!」
「バ・・・バカ!その名で呼ぶな!!!」
本物の〝妖精の尻尾〟の登場に困惑した手下たちはボラの名をうっかり喋ってしまった。
「やっぱJ・2の言う通りだったか」
「〝
「「「∑とっくにバレてたァ!!!?」」」
「別にお前が何者だろうが知ったこっちゃねぇよ?」
「だが俺たち〝妖精の尻尾〟の名を語っての悪行をやっているって知っちまったらだ「黙っている道理はない!」∑だから被るな!!!」
「ゴチャゴチャうるせぇんだよガキがァ!!!」
すると逆ギレを起こしたボラが自身の炎魔法を2人に浴びせた。2人は避けることをせず火に包まれた。
「ナツ!!J・2!!」
──ばっ
「!!」
「フン!!」
思わず駆け寄ろうとしたルーシィーをハッピーが翼でやめさせた。一方自身の魔法をまともに食らったのを見てボラは勝ち誇っていた。
「まずい」モグ
「お前本当に火の魔導士か?こんなまずい〝火〟は初めて
「・・・・・・!!!!」(;°д°)
「はァ!!!?」Σ(゚ロ゚;)
火の魔法を受けたナツが文字通り
「「ごちそう様でした」」ドン!!
「火を・・・・・・」
「
「ナツに火は効かないよ」
「こんな魔法見た事ない!!!」
〝火を食す魔導士〟───通常の魔導士でもそんな異常なことが出来る魔導士は何処にもいない。
「まずい火でも食ったら力が湧くねぇ」
「俺の脚力と腕力を強化。〝戦闘モード〟に移行」
火を食べたナツは息を吸って魔力を溜め込み、、〝エーテルナノ〟を吸収したJ・2は自身の手足を〝強化〟して〝戦闘モード〟に入った。
「コイツら・・・まさか・・・・・・!!」
「ボラさん!俺コイツら見た事ある!!!」
「はぁ!!!?」
ここでナツの魔法に怯えていたボラの手下の1人がナツとJ・2に見覚えがあると叫んだ。
「桜色の髪に鱗みてぇなマフラー・・・クワガタやカブトのような姿をした人型の機械・・・間違いねぇコイツら・・・本物の!!!!」
ドゴゴゴォォォォ!!!
しかし手下が言い切る前にナツの吐き出した爆炎の咆哮がボラや手下たちを呑み込んだ。
「〝
炎に包まれた奴隷船の残骸・・・そこに立つナツ・ドラグニルの姿はまさに〝火竜〟その物であった。
「ボラさんがやられたァ!!!」
「逃げろォ!本物の〝火竜〟や〝機甲人〟に勝てる訳ねぇ!!!」
「逃がさん!」
運良く咆哮から逃れた手下たちが逃げ出したがJ・2が回り込だ。
「よく覚えておけ!これが・・・・・・」
強化した脚力で速度を上げ、強化した腕力で手下の1人を殴り飛ばした。
「〝妖精の尻尾〟の魔導士だ!!!」
「∑シレッと決め所を持っていくんじゃねェ!!!」
side:ルーシィー
「火を食べたり火で殴ったり・・・本当にこれ・・・魔法なの!!?」
〝偽火竜〟一味を相手に暴れるナツとJ・2──特にナツの異常な魔法の使い方を見て困惑していたルーシィーにハッピーが説明を始めた。。
「竜の肺は焔を吹き竜の鱗は焔を溶かし竜の爪は焔を纏う・・・これは自らの体を竜の体質に変換させる〝
「なにそれ!!?」ビタっ!!
「元は
「・・・・・・・・・あらま(汗)」
「その名も〝
「・・・竜が竜退治の魔法を人間に教えるって変な話じゃない?」
「∑っ!!!」( ºロº)
「疑問に思ってなかったのね(汗)」
「じゃあJ・2は?」
ナツの魔法を理解したルーシィーはJ・2の使う魔法について聞くことにした。
「J・2が使うのは一定範囲の魔法や〝エーテルナノ〟を吸収して自分の魔力に変えて自分を強化する〝
「因みにJ・2はナツが小さい頃にゼロから創った上に〝吸収強化〟も与えたんだよ!」
「∑創ったァ!!?」
「あと2人にはあれ以外にも
「・・・・・・もう何でもアリね(汗)」
ハッピーからある程度説明を受けてお腹いっぱいになったルーシィーはナツとJ・2が暴れている廃船に目を向けた。
「〝滅竜魔法〟に〝吸収強化〟・・・ 確かにスゴい・・・スゴいけど・・・・・・」
「やり過ぎよォォ〜〜ッ!!!!!」
ハッピーから説明を受けている間にナツとJ・2が〝偽火竜〟一味ごとハルジオンの港を半壊させていた。
「やっべやり過ぎた!!」
「俺はまだ行けるぞ!!!」
「∑もう行かなくていいんだよ!!!」バコン!!
ルーシィーの叫びでやり過ぎたと自覚したナツはまだ戦おうとするJ・2をシバいて止めさせた。
「ナツは普段冷静だけど戦いで興奮すると周りが見えなくなりやすいのが玉に瑕です」
「∑なら早く止めてあげなさいよ!!!」
「軍隊!!!」
するとここでしばらく騒ぎを聞きつけ軍隊がやっとハルジオンの港にやって来た。しかしナツとJ・2が港を半壊させたせいで事態はややこしくなるのは明白だった。
「よし、ハッピー、J・2!それとルーシィー!!ここから退散だ!!!」
「了解した」
「アイサー!!」
「∑何でアタシまでぇーーーッ!!!」
ナツはハッピーとJ・2に逃げる指示を出し、ルーシィーの手を取って軍隊から逃げ出した。
「お前〝
「!」
「連れてってやるよ」
「───うん!!!」
そしてナツたち〝妖精の尻尾〟は新しい仲間───ルーシィーと共に軍隊から逃げながら自分たちの
ーENDー
ナツ・ドラグニル その2
前世が陣マサトでありお調子者の
スタッグ・Jビート その2
ナツの今世の〝バディロイド〟。基本的に前世の〝ビート・J・スタッグ〟と同じでナツの命令は聞くが自己主張が激しいため、ナツ以外にもよく人の前にしゃしゃり出て来るのが玉に瑕。
戦闘の時は自身の魔法〝吸収強化〟を使い、足の遅さを補う。J・2はこの状態を〝戦闘モード〟と呼んでいる。
ルーシィー
原作ヒロイン。ナツとの出会いは原作と同じでこの作品でも共に行動する仲間。今後喋る度にJ・2に被せられる事が多くなる予定。
オリジナル魔法
ナツがJ・2を創った同じ時にナツが新しく創った魔法。J・2は基本機械であるため魔力を生成することが出来ない。
しかしこの魔法は自身の一定範囲にある魔力の微粒子〝エーテルナノ〟や周囲の魔導士が使用した魔法の魔力を任意で吸収し、自信を強化することが出来る。