FAIRY BUSTER   作:仮面ライダーハードエボル

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FAIRY 08 潜入、エバルー公爵邸

side:エバルー公爵邸前

 

「失礼しまぁす❤金髪(ブロンドヘア)のメイドさん募集を見て来ましたぁ❤すみませぇーん、誰かいませんかぁ?」

 

 

依頼主の屋敷(仮)から変わってエバルー公爵邸前。ルーシィは屋敷の中に潜入する為に主であるエバルーを呼び出していた。

 

一方のナツ達は入口付近から少し離れた木々の陰に隠れて待機していた。

 

 

「ナツよ。ルーシィは本当に大丈夫なのか?」

 

 

「本人が乗り気なんだ。性格はともかく見た目は誰もが見蕩れるレベルで腕もたつみたいだし、エバルーってのが変な気を起こさない限り大丈夫だろ」

 

 

「ルーシィがSOSを出したら?」

 

 

「救出第1だ」

 

 

「了解」

 

 

「がんばれ〜!」

 

 

依頼主のカービィの屋敷(仮)から分かった隠し事や報酬の値上げ等でナツは当初の予定よりも気を引き締めていた。

 

勿論ルーシィにも警戒を怠らないように注意を促し、最悪の場合SOSを出すように指示を出した。

 

しかしルーシィ本人は色気に自信があるせいか、内心悪どい笑みを浮かべていた。その時、ルーシィの足元のタイルがボコっと盛り上がったと思った瞬間、何かが飛び出してきた。

 

 

ドムっ

 

 

「ひっ!?」

 

 

ズシィン

 

 

「メイド募集?」

 

 

「うほっ!?」

 

 

現れたのはメイド服を着たゴリラのようなイカつい女だった。力士と張れる様な巨体にピンク髪のツインテールをしているメイドが地面から現れた。

 

 

(アレ・・・・・メイドなのか?ボディガード的な奴じゃなくて??)

 

 

(あれはメイドではなく冥土(メイド)に住む生命体では?)

 

 

(アイ・・・・・)

 

 

隠れて見ていたナツ達もあれがメイドと信じたくないのか、情報処理が追いついていなかった。

 

するとナツ達に気づいてないメイドが自身が出てきた穴に向かって主であるエバルー公爵を呼び出した。

 

 

「御主人様!募集広告を見て来たそうですが―――」

 

 

「うむぅ」

 

 

(穴!!???)

 

 

穴から返事がした瞬間、ぬぼんっ!と鼻髭を無駄に立派に生やした真ん丸いオヤジ、エバルー公爵が飛び出て来た。

 

 

「ボヨヨヨヨ〜〜ン。我輩を呼んだかね?」

 

 

{〝日の出(デイ・ブレイク)〟の所持者}

 

{エバルー公爵}

 

 

(出た!!!)

 

 

「どれどれ・・・・・」ジィ〜

 

 

ゴリラメイドに呼ばれて出て来たエバルー公爵は早速ルーシィの品定めを始めた。

 

その目線は顔以外にも胸や脚の部分へ向けられており、見つめられているルーシィ本人も笑顔を浮かべているが、鳥肌が経ちまくるも、我慢を貫いていた。

 

 

「いらん!!帰れ()()

 

 

「∑ブ・・・・・!?」

 

 

傍から見て美少女と呼べる容姿のルーシィをブス呼ばわりし、面倒そうな顔をしながらシッシと手を払うエバルー公爵。

 

流石に斜め上の事態に固まったルーシィをゴリラメイドが掴みあげ、追い出そうとする。

 

 

「そーゆー事よ、帰んなさいブス」グイッ

 

 

「え・・・・・!?ちょ・・・・・」

 

 

「我輩のような偉〜〜〜〜〜〜い男には・・・・・」

 

 

納得がいかず、食さがるルーシィにエバルー公爵が呆れながら指を鳴らす。すると新たに地面から4つの影が飛び出して来た。

 

 

「美しい娘しか似合わんのだよ。ボヨヨヨヨ・・・・・❤」

 

 

「まぁ御主人様ったらぁ♥️」

 

 

「お上手なんだからぁ♥」

 

 

「うふ〜ん♥」

 

 

「ブスは帰んな!!しっしっ!!」

 

 

飛び出して来たのは常識的に見た美女ではなく、この世の終わりと言った方が正しいほどのブサイクな女達だった。

 

実はエバルー公爵はブス専と言われる人種だったが、本人から見たブサイクは全員美女に見える厄介な性格の人間だった。

 

 

「あちゃーーーーーっ!!!」

 

 

勝負は始まる前に―――既に着いていた・・・・・。

 

 

 

 

 


side:ナツ

 

 

シクシクシクシク(╥﹏╥)

 

 

(何も言えねぇ・・・・・(汗))

 

 

今まで自信を持ってた美貌が役に立たないというまさかの事態に出だしから躓いてしまったナツ達。しかも相手が無自覚ブス専という予想の斜め上の性癖によりルーシィの心に割と深い傷が着いてしまうという始末。

 

流石のナツもこうなったルーシィをいじる気もしなかった。

 

 

「役に立たないね」

 

 

「∑うぉいッ!!!」

 

 

しかし相棒の1人であるハッピーは容赦なく辛辣な言葉を吐き捨てる。これには流石にルーシィも反論した。

 

 

「違うのよっ!!エバルーって奴、美的感覚がちょっと特殊なのよ!!!」

 

 

「それはいい訳では無いか?」

 

 

「お前らに優しさは無いのか!?」

 

 

「キィーーー!!!!くやしーーー!!!!」

 

 

人間への美的感覚が分からないネコとバディロイドにあしらわれたルーシィは余りの悔しさに涙を流して叫ぶ。

 

 

「まぁ落ち着けルーシィ、俺から見てもお前は美少女何だからよ。もっと自分に自信もって行けよ、な?」

 

 

「うぅ〜〜、ナツゥ〜〜」(ó﹏ò。)ウゥゥ

 

 

ルーシィは唯一慰めてくれたナツに縋るように抱きついて泣いた。

 

暫く泣き続けたルーシィは少し納まったのか、顔を少し赤くしてナツから離れて気を取り直す。

 

 

「まぁ何にしても、あのエバルーってのには俺らが魔導士だってのはバレたみたいだな」

 

 

「え、何で?」

 

 

「いや、俺も後で気づいたんだけどよ・・・ルーシィの手の甲を隠し忘れてたわ」

 

 

「あ・・・・・(汗)」

 

 

ナツに言われてルーシィは自分が手のギルドマークを隠す事をせずに出てた事に今まで気がついてなかった。

 

それを聞いたハッピーはルーシィにジト目を向けた。

 

 

「じゃあ決直エバルーの好み云々以前に追い出されて終わりじゃん」( ≖_≖ )

 

 

「これは言い返せんぞ」

 

 

「うぐっ・・・・・」

 

 

「終わった事を一々言う事はねぇよ。今やるべき事は依頼人に託された仕事をこなす事!」

 

「つー訳で、こ「ここから先は〝作戦OST〟に変更だ!!!」被った上にセリフ取るな!!!」(ꐦ°д°)

 

 

「あの親父絶対許さん!!!」ヽ(`Д´)ノ(#゚Д゚)ゴルァ!!!

 

「ところで〝作戦OST〟って何?」

 

 

隠密(ONMITU)最速(SAISOKU)突撃(TOTSUGEKI)ーーーーー!!!」

 

 

「隠密や最速は分かるけど・・・・・突撃は作戦なの?」

 

 

当たり前の疑問を聞くルーシィに答えるものは誰もいない。このチームは頭は良いが、基本的に脳筋の思考だった。

 

 

 

 

 


side:エバルー公爵の屋敷内

 

 

「俺達の〝作戦OST〟は隠密(ONMITU)最速(SAISOKU)で仕事をするんだ。最後の突撃(TOTSUGEKI)は見つかったりした時の最終手段だ」

 

 

「最後の奴が最終手段なら別に文句は無いわよ」

 

 

ルーシィのメイド作戦が失敗し、屋敷のベランダから潜入したナツ達はコッソリと屋敷内を移動していた。

 

ナツは最初は普通に乗り込もうかと思ったが、エバルー公爵は街の有力者なだけで別に悪党ではない。

 

下手をすれば軍が動く可能性があり、何よりギルドマスターであるマカロフにどやされたくないのがナツの本音だった。

 

 

「しっかし有力者なだけあって無駄に広いな・・・・・一部屋ずつ探すにしてもたった1冊を探すのは骨だな」

 

 

「これじァ日が暮れちゃうよ」

 

 

「それよりJ・2はどこに行ったの?」

 

 

「またあいつはどっかに・・・・・」

 

 

気がつけばJ・2だけが1人単独行動しており、既にいなかったが、トゴォンと音がしたと思ったら、何かを引き摺ってやって来た。

 

 

「戻ったぞ」

 

 

「∑何か引き摺って来たぁ!?」

 

 

「そいつらってエバルーのメイドの連中か?」

 

 

「あんただけ隠密行動取る気ないわよね、絶対・・・・・」

 

 

「俺の前に出て襲って来たコイツらが悪い」

 

 

「∑ってまた騒ぎを起こしかけやがって!!!」

 

 

勇往邁進を体現したようなJ・2に呆れるルーシィだが、今の騒ぎで誰かが来てしまうのでナツがJ・2達3人を引き摺って1つの部屋に飛び込んだ。

 

 

「もぉ〜!これじゃ新手が来るのも時間の問題じゃない!!」

 

 

「まぁ入った部屋は当たりみたいだけどな」

 

 

ナツの言う通り慌てて入った部屋はエバルー公爵の書斎らしく、数百冊の本を持つ蔵書家の一面を持っていたようだった。

 

 

「以外にしっかり読書してるみたいだな」

 

 

「もしそうだとしたらちょっと感心したわ」

 

 

「これは18禁という本か?」

 

 

「魚図鑑だ!!」

 

 

「この中からたった1冊を見つけるのしんどそぉ」

 

 

「まぁこの部屋に絞れただけまだ良いだろ」

 

 

「〝日の出(デイ・ブレイク)〟があったぞ」

 

 

「「「∑早っ!!!」」」

 

 

真面目に探していたナツとルーシィに比べ、関係ない本ばっかり見つけていたJ・2とハッピーだが、J・2がアッサリと例の本を見つけて見せた。

 

 

「こんなあっさり見つかって良いやつなのか?」

 

 

「早速燃やそーよー!」

 

 

「ハイハイ、ん?この本の作者の名前・・・・・」

 

 

「∑あ〜!こ・・・これ・・・作者ケム・ザレオンじゃない!!!魔導士でありながら小説家でもあった人よ!!!」

 

 

「あぁ、見た名前だと思ったら冒険譚で有名になった小説家か。だが〝日の出(デイ・ブレイク)〟なんて聞いたことないな・・・未発表か?」

 

 

まさかのビックネームの記載にルーシィは目をキラキラさせ、ナツは少し驚いた顔になった。

 

しかし小説に興味の無いJ・2とハッピーはナツとルーシィの様に興奮する事はなかった。

 

 

「いいから早く燃やそうよ」

 

 

「∑何言ってんの!?これは文化遺産よ!!燃やすなんてとんでもない!!!」

 

 

「気持ちは分かるがこれも仕事だ」

 

 

「依頼放棄は今後の仕事に影響が出るぞ」

 

 

「大ファンだって言ってるでしょ!!!」˚。(•̀ㅂ•́)。˚

 

 

「今度は逆ギレか・・・」

 

 

「人としてどうだろ・・・」

 

 

「プルーンの時と同じエゴが出ている・・・」

 

 

「うぅ・・・・・!!!」

 

 

手を振って抵抗するルーシィだが、正論を言いつつ冷たい目を向けてくる3人に徐々に押されるルーシィ。しかしルーシィはまだ諦めない。

 

 

「じゃあ燃やしたって事にしといてよ!!これはあたしが貰うから!!!」

 

 

「いや、流石にそれは・・・・・(汗)」

 

 

いくらルーシィの気持ちが分かるナツとはいえ、依頼人を騙す事をする気は無い。その上そんな事をすれば〝妖精の尻尾(フェアリーテイル)〟の信頼にも関わる。

 

ナツがどうするか悩んでいると、既に魔の手は迫っていた。

 

 

「なるほどなるほど。ボヨヨヨヨヨ・・・・・」めきっ

 

ボッゴオォォン!

「貴様らの狙いは〝日の出(デイ・ブレイク)〟か!!泳がせて正解だった!!我輩って賢いのぉ、ボヨヨヨヨヨ!!!」

 

 

「やはり見られていたか・・・・・」

 

 

「ほらァ〜、お前が駄々こねるからァ〜!」

 

 

 

「ゴ・・・ゴメン」

 

 

(屋敷の床ってどうなってんだろ?)

 

 

屋敷の主、エバルー公爵が床から穴を開けて現れた事で身構えるナツとJ・2。

 

一方自分の我儘で自体がややこしくなった事に申し訳なく謝るルーシィと、穴から出てくるエバルー公爵勢に変な疑問を持ち始めていた。

 

 

「フン・・・魔導士共が何を躍起になって探してるかと思えば・・・・・そんな()()()()だったとはねぇ」

 

 

「!!?下らん本?ケム・ザレオンの最後の1冊がか??」

 

 

(依頼主が200万出してでも破棄したい本・・・・・所有者のエバルーまでも下らない・・・・・って!!?)

 

「も・・・もしかしてこの本、貰っていいの?」

 

 

「嫌だね!どんな下らない本でも我輩の物は我輩の物」

 

 

「ケチ!」

 

 

「うるさいブス」

 

 

諦めきれずに一抹の希望に縋るルーシィだが、呆気なく砕くエバルー。

 

小さい交渉が決裂し、子供の様な口喧嘩をする2人を見るナツは冷静に本を燃やそうとする。

 

 

「まぁ・・・・・本を燃やせばこっちのもんだ」

 

 

「本来の目的は本の破棄だからな」

 

 

「ダメ!!!絶対ダメ!!!」

 

 

(`ーωー´)イラッ

「ルーシィ!!!仕事だぞ!!!」

 

 

ルーシィの我儘に流石のナツもキレてしまい、ルーシィに怒鳴ってしまうナツ。

 

 

「じゃせめて読ませて!!!!!」ペラッ

 

 

「∑ここでか!!?」×3

 

 

「・・・・・・・・・・」

 

 

ルーシィはあろう事か敵陣のど真ん中で座り、しかも敵の目の前で読書を始めた。

 

予想の斜め上を行く行動にエバルー公爵もナツとハッピーと一緒に驚き、J・2は呆然と見ていた。

 

 

「ええい!!!気に食わん!!!偉ーーい吾輩の本に手を出すとは!!!来い!!!〝バニッシュブラザーズ〟!!!!

 

 

エバルー公爵がそう叫ぶと、1部の本棚が左右に動き出し、隠し通路が現れ、そこから2の人影が出て来た。

 

 

「やっと仕事(ビジネス)時間(タイム)か」

 

 

「仕事もしないで金だけ貰ってちゃあママに叱られちまうぜ」

 

 

「グッドアフタヌーン」

 

 

「こんなガキ共があの〝妖精の尻尾(フェアリーテイル)〟の魔導士かい?そりゃあママも驚くぜ」

 

 

{傭兵ギルド 〝 南の狼〟 所属}

 

 

{〝バニッシュブラザーズ〟}

 

 

1人は身の丈程のデカい中華鍋を背負った武闘家風の男と、バンダナをしたマザコン発言の目立つ大男の2人組。

 

2人の共通点はそれぞれの左腕と右腕に狼の顔とSが入った紋章の布を付けていた。

 

 

「∑あの紋章!!傭兵ギルド〝南の狼〟だよ!!!」

 

 

「なるほど、だから依頼の報酬が10倍に上がっていたのか」

 

 

ハッピーは2人の紋章を見てピンと来て叫び、J・2は報酬の増額の理由に納得した。

 

以前依頼を受けた魔導士はこの傭兵ギルドの2人にやられたからだ。

 

この2人の登場でエバルー公爵はさらにナツ達を嘲笑い始める。

 

 

「ボヨヨヨ!!〝南の狼〟は常に空腹なのだ!!覚悟しろよ!!!」

 

 

両者が互いに睨み合い、緊張が周囲を支配し始めた。しかし・・・・・・・・・・

 

 

じーーーーーーー

 

 

「∑おいッ!!!!!」×6

 

 

我関せずといった態度で〝日の出(デイ・ブレイク)〟を読み続けるルーシィに、J・2を含めた一同は思わずツッコミを入れた。

 

 

「なんとふざけた奴等だ・・・・・(怒)」

 

 

「これが〝妖精の尻尾(フェアリーテイル)〟の魔導士か・・・・・(怒)」

 

 

「〝バニッシュブラザーズ〟よ!あの本を奪い返せ!!そして奴らを殺してしまえっ!!!」

 

 

「仕方ねぇ、暴れるか」

 

 

「手加減は?」

 

 

「ナシだ」

 

 

ルーシィの態度に舐められたと思った〝バニッシュブラザーズ〟はキレ、エバルー公爵は抹殺の指示を出す。

 

ナツとJ・2も迎え撃とうと構えたその時、〝日の出(デイ・ブレイク)〟を読んでいたルーシィが突然立ち上がり、部屋の外へと駆け出した。

 

 

「ごめんナツ!!!少し時間を頂戴!!!」

 

 

「!」

 

 

「この本には何か秘密があるみたい!!!」

 

 

「何っ?」

 

 

「∑秘密!!?」

 

 

「お前は何処に行くんだよ!?」

 

 

「どっかで読ませて!!!」バタン!

 

 

「行っちまった・・・・・」

 

 

言うだけ言って書斎から出ていったルーシィ呆れるナツ。

 

しかし今のやり取りを聞いてたエバルー公爵は何かよからぬ事に思い至ったのか、〝バニッシュブラザーズ〟に新たな指示を出してルーシィを追い始めた。

 

 

「作戦変更じゃ!!!あの娘は我輩が自ら捕まえる!!!〝バニッシュブラザーズ〟よ!!その小僧共を消しておけ!!!」ギュルルルルル!

 

 

「体をドリルの様に回転させて地面を潜る・・・・・〝土潜(ダイバー)〟という魔法だな」

 

 

「∑アレも魔法なの、J・2!!」

 

 

「やれやれ、身勝手な依頼主は疲れるな」

 

 

「全くだ」

 

 

「やっぱりややこしい事になってきたな」

 

 

互いがうんざりし、戦闘準備に入るのを他所に、J・2は冷静にエバルー公爵を〝分析(アナライズ)〟して魔法をつきとめる。

 

 

「J・2とハッピーはルーシィを追ってくれ」

 

 

「相手は〝南の狼〟だよ!!オイラも加勢するよ!!!」

 

 

「問題ない」

 

 

「J・2!?」

 

 

「あの程度の実力者、ナツ1人でも過剰戦力だ」

 

 

「そゆこと」

 

 

2人の絶対的な自信を聞いたハッピーは安堵した顔になり、逆に〝バニッシュブラザーズ〟はキレていた。

 

 

「あぁ?てめぇ!!!ママに言いつけんぞ!!!」

 

 

「落ち着け、冷静(クールダウン)だ」

 

 

ハッピーは〝(エーラ)〟で飛び、J・2は〝吸収強化(パワーアップ)〟で脚力を強化して走り出した。

 

 

「ナツ!!!気をつけてねーー!!!」

 

 

「おう!お前らもな!!!」

 

 

「当然!!!」

 

 

「さて・・・・・かかって来な、仔犬ちゃん♪」

 

 

 

 

 

 

 

ーENDー

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