色々してたら全員病んだんですけど!?   作:ロウ・トウヤ

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「半年以上の投稿期間だぞ!
確実にサボりたかったんだろ!!」

すいませんでした、そしてお久しぶりのトウヤくんです。
リハビリ中です、細かな話はあとがきで。

では、ご覧ください。



地獄の沙汰も病み次第

どうも皆さん、如月です、突然ですが僕は今温泉旅館に来ています。

というか連行されました、黒服さんズによって。

 

そして今、僕はたった1人のヤンデレに追い詰められています。

 

「スゥ……この状況、なかなかどうして…辛いものが……」

「…如月さん?」

「ッ──!!(声にならない悲鳴)」

「わ、びっくりさせちゃいましたか?すいません」

「つぐみチャァン……なに?今アレから逃げてるんだけど」

 

曲がり角に隠れて様子を伺う僕に、背後から声がかかって悲鳴を噛み潰し飛び上がる、声をかけてきたのは羽沢つぐみ、マトモに見える女の子だ、見えるだけ。

 

そして僕がそっと指さしたのは曲がり角の向こう側、今は僕に背を向けているが、星……というか、猫耳のような髪型からもすぐに分かる。

…戸山香澄だ、ハイライトの消えた瞳で旅館をうろつく通称スターマン(勝手に呼んでる)

 

それだけならまあ逃げる必要もない…いやあるな、ヤンデレだし。

………まぁ、とにかく、僕は彼女だけには見つかってはいけないのだ。

 

「なんで逃げてるんですか?香澄さんって……」

「僕を抱いて共に星になろうとしてる危険思考のサイコパスですが」

 

やがて星になる(天に昇る)

つまり道連れだ、心当たり無いのだがそれはいつも通りとして、捕まる=死に直結する今回、捕まるわけにはいかない。

その結果、他のヤンデレに捕まったとしても!!

 

 

 

え?なんでこんなことになったか?

 

仕方ないなあ説明してあげよう、そう、あれは今から1時間ほど前──。

 

 

 

『如月様、こちら、日替わりヤンデレシステムです』

『一体何を仰っている??』

『簡単にご説明しましょう。

この旅館は現在弦巻家によって貸し切り状態が7日続きます。

7日経つまでの1日ずつ、まず如月様とこころ様一同には鬼ごっこをしていただきます。

 

1番初めに如月様を捕まえた人に、その1日、如月様を独占する権利が与えられます、尚、傷を付けるのは禁止、殺害も禁止、基本肉体的苦痛を感じることはありません』

 

『それはいいんですけどぉ……いやよくないな、でも僕に選択権無いしなぁ。

…あー、もしかしてアンタらも相当頭のネジぶっ飛んでますね?もう誰も信じませんよぼかあ』

『私たちも被害者なのです、突然こころ様が言い出したことでして、ご理解して頂きたい』

『なんでそんなこと言い出しちゃうかなぁ……』

『口調の荒い男に唆されていました』

『蛇穴ィ!!!』

 

悲痛な叫びを残し、僕は旅館に放置された。

 

 

…そして、今に至る。

 

 

 

 

 

 

「クソ……殺害は禁止なのでは…」

「『殺害』じゃなくて、『心中』ですから……扱いが違う?って言うんですかね…?」

「判定がガバガバ過ぎる、例えるならブラッドボーンの黒獣パールの引っ掻きぐらいガバガバだ、何言ってんだ僕は、ふざけやがって(半ギレ)」

 

いやそもそも、こんなことが許されていいのだろうか、僕のような誠実な成人男性が病んだ女子高生に命を狙われる、許されていいはずがない、日本の法律はどうなっている(全ギレ)

 

「…そういえば、つぐみちゃんは僕を捕まえなくていいのかい?」

「? 必要ありませんから、私と如月さんは運命の赤い糸で繋がれてます」

「あーはいはい、いつものですね」

 

例え全ギレしていても、ヤンデレは下手に刺激しないようあしらう、この子は本当に普通だ。

普通に狂っている、特筆した病みポイントは無いし、スタンダードなヤンデレと言える。

 

…ヤンデレの時点でスタンダードではないのだが。

 

「んー、ところでさ、つぐみちゃん」

「はい、なんですか?」

「キミが持ってるの……なに?」

「? 何って……包丁ですよ」

「ぶぶぶ武器までスタンダードなんだね(震え声)」

 

淀んだ瞳が僕を捉える、この距離ではどう考えても逃げ切れない、例え逃げたとしても足音で他のヤンデレに感知されてエンド、死ぬよかマシだろうが………いや死んだ方がマシかもしれない。

 

「大丈夫ですよ如月さん、傷を付けるのは禁止ですから」

「……ならその包丁はなんのために?」

「脅迫です」

「ガバガバ判定!!!」

 

悲痛な叫びと共に勢いよく立ち上がり、濁った瞳から目を離さないようにして廊下の方へ後退りする。

しかし大声を出したせいか、別の場所からも足音が近付いてきた、十中八九僕を探していたスターマン(戸山香澄)だ。

 

いやまだ舞える、見つからない可能性もあるし

「あー!居た!如月さん!!!」

「対戦ありがとうございました(諦め)」

「如月さん……?どうして逃げるんですか…?私は戸山さんと違って如月さんを傷付けないのに……」

「アッアッアッアッ」

 

前方通路にはつぐみちゃん、右の通路にはスターマン。

そして左は行き止まり、背後は壁。

……これは、詰みじゃな?

 

「……戸山さん、如月さんに何をするつもりですか」

「えー?星になるんだよ!キラキラでドキドキな星に!!」

「それ言っときゃなんとかなると思ってません?」

ナニカイイマシタ?キサラギサン?

「黙ります」

 

2人の少女が火花を散らす、なぜか当の本人が横槍を入れるとソッコーで黙らせられてしまった、私のために争わないで欲しい.。

というか私を真ん中において争わないで欲しい。

 

散らす火花に当てられて気が滅入りそうになる中、僕はあることに気が付いた。

 

僕、『如月準』に傷を付けることは禁止されているが、少女達に関しては一切言及されていない、ということに。

まぁつまり、彼女らが殺し合おうことは許されている、ということだ。

 

「如月さんのためなら、私は人殺しにでも何でもなります」

「私もなるよ、キラキラドキドキは命より大切だから」

 

つぐみちゃんは包丁を、スターマンは……なんですかあれは。

……え、素手?素手!?

 

「……如月さんはそこで見ててください」

「血で血を洗うデスマッチだあ」

「これが終わったら、一緒に星になりましょう……ネ?」

 

僕に人権はない、悲しいがそれが現実である。

そして戦闘が始まる…………と、思った、その瞬間に。

 

「ウェッ!」

 

ガシッ、と音が聞こえそうなほど綺麗に僕は何者かに両肩を捕まれ、暗闇に引きずり込まれるのだった…。

 




あーもうめちゃくちゃだよ………失敬。

数ヶ月ぶりに筆を握った作者です、本当に申し訳ない、進展のないリハビリ作品になってしまいました。

色々あったのです、だいたい骨折が悪い。
でも責任転嫁しても事は進まないのでこれからの説明をば。

投稿はゆっくりですが進めていきます、まずリハビリがてら旅館編を終わらせます、頑張ります。

ツイ垢はこれから復帰すると思います、頑張ります(2回目)

これで話は終わりです、簡潔ですね。
では、これからのトウヤくんに乞うご期待!また次のお話で!!
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