その移動した先で、この世界での最後の戦いが幕を開ける・・・。
「っ!?ここは・・・」
「さっきの音声的に・・・移動させられたと言ったところか?」
電子音声の後に消えてしまったディレイド達はどこかの採石場のような場所にいた。
ディレイドと龍騎が周りを見渡す中でマンティスもキラーマンティスと共に戸惑っていると、マンティスの近くに灰色のオーロラが出現しそこからディナーレが現れた。
「っ!ディナーレッ!!」
「ディレイド!キバの世界では出来なかったが、この世界で貴様を始末させてもらうぞ!!」
「くっ、一気に蹴散らせばっ!」
《ストライクベント》
「させるかっ!」
《コンファインベント》
ディナーレの登場に対し、龍騎は纏めて攻撃してしまおうとカードをドラグバイザーに装填。
電子音声の後飛んできたドラグクローを装備するもマンティスがサイズバイザーに装填したと同時に響いた電子音声に合わせて消滅してしまう。
「っ!?二枚持ってたのか!」
「だ、だったらっ!!」
《アドベント》
「ふっ、甘いっ!!」
《フリーズベント》
先ほどゾルダに使用したのにまた使ってきた事に驚くディレイドに対し、龍騎は再びドラグバイザーにカードを装填。
それによりドラグレッダーが現れるものの、現れた途端にマンティスはカードを装填すると同時に響く電子音声に合わせてドラグレッダーが凍り付いて動かなくなってしまう。
「え、こ、これも駄目なの!?」
「くっ、どんだけ面倒なカードを持って、ぐぁっ!?」
「吉良く、うぁぁっ!?」
ドラグレッダーが動けなくなってしまい、戸惑う龍騎の隣で面倒なカードばかり持っているマンティスに文句を言おうとするが言い終わる前にディナーレドライバーの銃弾を浴びて吹っ飛ぶ。
それを見ていた龍騎が声を上げた時にディナーレドライバーの銃弾が命中して吹っ飛んだ。
「ははっ、打つ手なしか?ディレイドに龍騎」
「なら・・・このまま、終わりにしてやる」
それぞれ言いながらもマンティスとディナーレが二人に歩み寄ろうとしたとき、ディレイドと龍騎の近くにオーロラが現れる。
そのオーロラからディバインとディサイズの二人と一緒にウィザードやアビス達も現れた。
「くっ!?もう現れたのか!?」
「ディナーレ、やっぱテメェの仕業か!!」
「キバの世界だけでなくこの世界でも騒動を起こすとはな!」
「ちっ、またしても邪魔をするか!鬱陶しい連中めっ!」
《カイジンライド、ティーレックスドーパント、コマンダードーパント》
電子音声の後、引き金を引くとティラノサウルスの頭部に手足がついたような姿の『ティーレックスドーパント』とメカニカルな外見の人型怪人である『コマンダードーパント』が出現する。
《バーストライド、ドーパント》
「はぁっ!!」
電子音声の後にティーレックスドーパントとコマンダードーパント目掛けて発砲するディナーレ。
すると、周囲にある瓦礫や金属系の廃材等がティーレックスドーパントに引き寄せられていき次々と合体、その結果合体した瓦礫等で体を作った巨大なティラノサウルスのような姿『ビッグ・ティーレックス』へと姿を変える。
同じようにコマンダードーパントも背中に歯車のような装備を付けた『コマンダードーパント強化態』へと姿を変えた。
ビッグ・ティーレックスが咆哮を上げると同時にコマンダードーパントは左腕についている装置を右手の人差し指と中指で触れる。
すると、コマンダードーパントの周りに銀色のフルフェイスのヘルメットをかぶったような頭部の兵隊を思わせる姿の『仮面兵士』が数体現れた。
「おいおい、これまた面倒なのが来たな!?」
「これは厄介そうね・・・」
「へっ、ビビってんじゃねぇよマミッ!デカいものにはデカいものだっ!さやかっ!」
「あいよっ!」
驚いた様子のディバインの隣で不安そうになるゾルダ。
そんな彼女を見て王蛇が笑い飛ばしながらもアビスに声をかけると、アビスがアビスバイザーにカードを入れるタイミングでベノバイザーにカードを入れる。
《《ユナイトベント》》
二つの電子音声に合わせて王蛇の契約するベノスネーカー、メタルゲラス、エビルダイバーに加え、アビスの契約するアビスラッシャーとアビスハンマーが出現。
それと同時にアビスラッシャーとアビスハンマーが合体してアビソドンに変化する。
それに続くように王蛇の契約モンスターたちも合体し、メタルゲラスの体をベースにベノスネーカーにメタルゲラスの頭部が合わさったような頭部で背中にエビルダイバーの体が一対の翼になって尾が尻尾となったような姿の『ジェノサイダー』へと姿を変えた。
「「いっけぇぇぇっ!!」」
「くっ!キラーマンティス!!」
アビスと王蛇の声に合わせてアビソドンとジェノサイダーがビッグティーレックスに向かう。
それを見たマンティスはキラーマンティスをビッグティーレックスの援護に向かわせる。
近くでかなりド派手な戦いが繰り広げられる中でアビス達がディレイドと龍騎に駆け寄る中、ウィザードが声をかけた。
「吉良君、鹿目さん、行ける!?」
「は、はい!」
「大丈夫ですっ!」
「よしっ、とっとと片付けちまおうぜ!」
王蛇の声を聴いて頷いて答えると王蛇とアビス、そして龍騎はカードを装填する。
《《《ソードベント》》》
電子音声の後に、アビスはアビスセイバー、龍騎はドラグセイバー、王蛇はベノスネーカーの尾を模したドリル状の刀身の『ベノサーベル』が出現してそれを構えるのに合わせてナイトとゾルダ、そしてディレイドもそれぞれの武器を構える。
それを見たコマンダードーパントが無言で手を振るうと同時に仮面兵士が一斉に駆け出し、続くようにマンティスも駆け出した。
「ディレイド!お前はあの白いカマキリを頼むっ!」
「っ、分かりましたっ!」
それを見てディサイズがディレイドに声をかける。
それを聞いて頷いて答えた後に、ディレイド達も向かってくる敵に駆け出して行った。
戦いが始まる中、戦っている場所を見下ろせる崖のようになった場所に魔進チェイサーが降り立った。
チェイサーが降り立つと同時に、その場に一人のライダーが姿を現す。
その姿は仮面ライダーサイクロンを真っ黒にして額の触角が無くなったものが黒いシルクハットを被って、黒いスーツを纏っている状態の背中に黒いマントを付けていると言う感じのものであった。
それだけではなく左腕には円状で4か所にガイアメモリを挿入する部分がある盾のようなものを装備している。
「あれ?チェイサー、こんな所で何してんの?お仕事終わったんじゃないの?」
「・・・暇つぶしさ、旅人の実力を見てみたいと思ったんだ。分かったか?手品師」
「あぁ、なるほどねぇ・・・って、違ーうっ!俺の名はマジックだ!仮面ライダーマジックっ!手品師じゃないっ!!」
「間違ってはいないだろうが、お前の変身する際に使用するメモリの記憶は手品師だろう?」
「それでもちゃんとした名前があるんだっ!そっちで呼べっ!」
「・・・面倒な奴だ」
チェイサーに手品師と呼ばれた仮面ライダーこと『仮面ライダーマジック』がチェイサーに対して怒鳴る。
それに対し手品師と呼ぶ理由を言うのだがそんなの関係ないと言わんばかりにマジックに言われたので、軽くため息をつくチェイサーなのであった。
「へっ!雑魚は引っ込んでろよっ!!」
「っ!危ないっ!!」
向かってくる仮面兵士をベノサーベルで次々と斬り倒して行く王蛇の背後から攻撃しようとする仮面兵士にアビスが気づいて攻撃を受け止める。
そのまま攻撃を弾いた後、アビスセイバーで仮面兵士を切り捨てた。
「杏子、もうちょっと気を付けて戦いなよ!」
「そりゃ悪かった、なっ!!」
アビスが王蛇に対し注意すると、急に王蛇がアビスを押しのける。
それに対して文句を言おうとするが王蛇の前で仮面兵士が倒れた。
「へっ、さやかも人の事言えないじゃんかよ?」
「う、うっさいわねっ!」
「そこっ!喧嘩しないのっ!!」
「キリキリ働けっ!コマンダードーパント倒さないとこいつら次々出してくるんだからよっ!!」
それを見て自分の後ろにいた仮面兵士を斬ったんだと考えるアビスに王蛇が笑いながらも指摘する。
指摘に対して思わず悔しいと思いながらもアビスが返したと同時に二人揃ってゾルダとディバインに注意され、一瞬びくっとなる二人を仮面兵士が取り囲む。
それに対し、それぞれ武器を構えながらもアビスと王蛇は背中を合わせた状態となる。
「・・・杏子、背中預けてもらうよ?あんた見てて危なっかしいし」
「ふん・・・だったらお前の背中はあたしに任せてもらうぜっ!」
短い会話の中揃って仮面の中で笑みを浮かべながらも、アビスと王蛇が二人で取り囲んできた仮面兵士を蹴散らしていく。
「・・・喧嘩するほど仲がいいってやつだな、ありゃ」
「えぇ、そんな感じです」
アビスと王蛇の戦いを見て微笑みながらも仮面兵士を蹴り飛ばすディバインとゾルダ。
二人も仮面兵士を蹴散らして行ってる中、ウィザードとディサイズはディナーレとコマンダードーパントを相手に少し苦戦しているように見えたディバイン。
「っと、ここ任せて大丈夫か!?」
「はいっ、大丈夫ですっ!」
「良い返事だ、任せたぜ!!」
返事をしたゾルダの肩を叩いた後に駆け出すディバイン。
そのままコマンダードーパントに近づいてケンカキックを後ろから放って蹴り飛ばし、そのままディナーレにディバインドライバーを振るうがこれはディナーレドライバーに止められる。
「くっ!?」
「ちっ、止められたか・・・っと!?」
止められたことに舌打ちするディバインにコマンダードーパントが襲い掛かる。
咄嗟にディナーレと距離を置くことで攻撃をかわしながらも、ディバインドライバーのスリットにカードを通す。
《アタックライド、ウラロッド》
電子音声の後に、カードを投げ捨てながらもディバインドライバーを腰のホルスターに収める。
それに合わせて六角形状の刃がついた棒『ウラロッド』が出現すると同時にディナーレ目掛けて目掛けて投げつける。
それを見たディナーレは咄嗟にコマンダードーパントを盾にして防御する。
ウラロッドがコマンダードーパントに命中したと同時に、コマンダードーパントの体内に入っていきながらも体に六角形の亀の甲羅を思わせるものが浮かび上がって動きが封じられる。
「へっ、盾にしてくれてありがとさんっ!!」
《ファイナルアタックライド、ディ・ディ・ディ・ディバイン》
「おらよっとぉっ!」
すぐさまホルスターから抜いたディバインドライバーのスリットにカードを通し、電子音声が響くと同時にディバインドライバーの刀身が黒い光に包まれる。
そのままディバインドライバーを振るって、黒い光の斬撃『ディメンションフラッシュ』を放つ。
放たれた斬撃をかわすディナーレに対し身動きが取れないコマンダードーパントは飛んできた斬撃をまともに受けた為に、コマンダードーパントはその場で爆発してしまう。
それによりコマンダードーパントに生み出されていた仮面兵士がすべて消滅する。
「く、くそっ!!」
「ディナーレ!!」
「逃がすかっ!!」
コマンダードーパントがやられてしまったのを見て、逃げ出そうとするディナーレ。
それに気づいたディサイズとウィザードが追おうとするが、彼らの前にビック・ティーレックスが吹っ飛んできた為に足を止める。
その間にディナーレはオーロラを作り出して、それを潜ってそのまま逃走するのであった。
「ちっ、逃がしたか!!」
「とにかく、あの馬鹿でかい奴も何とかしないといけないなっ!」
「うわー・・・こりゃ、大変そうだ・・・」
立ち上がるビックティーレックスはディバイン達を見ながらも咆哮を上げる。
それを見て構える一同の中で、龍騎が抜け出したかと思うとそのまま追いかけるようにナイトも離れる。
そして二人はそのまま、マンティスと戦うディレイドを援護するために、マンティスに近づくと同時に斬りかかるもののサイズバイザーで防がれる。
だが、防ぐと同時にディレイドがケンカキックで蹴り飛ばした事でマンティスは地面を転がる。
「くっ!?ならっ!!」
《クリアーベント》
マンティスが体制を整えたと同時に、サイズバイザーにカードを入れると、マンティスの体が透明化して見えなくなってしまう。
「っ!?消えちゃったっ!?」
「だったらっ!」
《フォームライド、オーズ・タカキリーター》
《タカ、カマキリ、チーター!》
驚く龍騎に対しディレイドはディレイドライバーにカードを装填、電子音声に合わせてオーズの亜種形態であるタカキリーターに変身する。
どこから来てもいいように武器を構えながらも龍騎とナイトが警戒している中で、タカヘッドの力を使って周りを見渡すDオーズ。
すると、姿を隠していたマンティスの姿を見つける事が出来た。
「そこかっ!!」
見つけたマンティス目掛けて、チーターレッグの加速力を生かして突っ込みながらも右腕のカマキリソードで斬りかかるDオーズ。
いきなりの行動に驚きながらもマンティスはサイズバイザーで受け止めると、Dオーズは左腕のカマキリソードを使って斬り上げることでサイズバイザーを弾く。
そして、がら空きとなったマンティスの体をカマキリソードで素早く連続で斬り付けるとダメージを受けてしまったせいか透明化が解除される。
「くっ、調子に乗るなぁっ!!」
「っと!?」
鬱陶しいと言わんばかりに思い切りサイズバイザーを一閃するのに対し、咄嗟に後ろに跳んでかわすDオーズ。
それによってサイズバイザーが掠るだけで終わり、後ろに跳んで着地すると同時にDオーズは変身を解除してディレイドに戻る。
「くっ、何故だ!何故貴様等ごときにここまで押される!?」
「その理由は怪人を操って戦うディバインや、一人で戦っているお前にはずっと分からない事だろうねっ!!」
「何だと・・・?」
「・・・確かに、吉良君の言うとおりだよ」
訳が分からないと言わんばかりに叫ぶマンティスにディレイドが言い放つ。
その言葉の意味が分からないでいるマンティスに対し龍騎が返すと、そのまま続ける。
「誰だって一人だけだったら、限界があるよ・・・でもっ!支え合って、助け合える仲間がいるなら、一人の時以上に強くなれるんだよっ!」
「っ・・・支え合う、仲間・・・」
「「「うぉぉぉぉっ!!」」」
「「はぁぁぁっ!!」」
龍騎の言葉にナイトが小さく呟くと、そのまま視線をそらしてアビス達の方を見る。
アビス達はビッグティーレックスとキラーマンティスの二体を相手にミラーモンスターと協力しながらも戦って、優位に立っていた。
アビス達を見ていた事に気づくと同時にナイトの肩をポンと叩きながらもディレイドが続ける。
「例え、大きな困難が待ち受ける事になろうとも僕達は一人じゃない!支え合い・・・助け合える仲間がいるっ!!だから、どんな困難も乗り越えられるっ!!」
ディレイドの言葉の後、ブレイブッカーからカードが出てくる。
けれども、今までとは違って龍騎に関係したカード以外にも、魔法少女姿のまどか達のイラストが描かれた見慣れないカードがあった。
そのカードの事が気になりながらもとりあえず龍騎のFFRのカードをディレイドライバーに装填したディレイド。
《ファイナルフォームライド、リュ・リュ・リュ・リュウキ》
電子音声の後、龍騎の肩に突然ドラグシールドが装備される。
戸惑う龍騎に歩み寄りながらもディレイドが声をかける。
「鹿目さん、ちょっと痛いけど我慢してっ!」
「えっ!?何を・・・あぅっ!?」
いきなりドラグシールドが両肩に装備された事に困惑する龍騎の背中をポンと叩くディレイド。
すると、背中を叩かれると同時に龍騎は変形して龍騎の契約モンスターであるドラグレッダーそっくりの姿『リュウキドラグレッダー』へと変化した。
「ま、まどかっ!!?」
「な、何だ!?あの姿は!?」
『え、えと・・・良く分かんないけど、えぇぇぇいっ!!』
リュウキドラグレッダーの変形の様子をばっちりと見ていたナイトとマンティスも流石に驚きの声を上げる。
リュウキドラグレッダーも流石に戸惑っていたが、やけくそ気味にマンティスに突撃していく。
それを見て避けようとするが間に合わず吹っ飛ばされるマンティスを見て、ディレイドがカードを装填する。
《ファイナルアタックライド、リュ・リュ・リュ・リュウキ》
電子音声の後、ディレイドが飛び上がると同時にリュウキドラグレッダーも彼を追うように空へと上がる。
そしてリュウキドラグレッダーがディレイドの周りを移動している間に飛び蹴りの体制となったディレイドにリュウキドラグレッダーが炎を放つ事で相手目掛けて撃ち出す『ディレイドドラグーン』を放つ。
そのままマンティスに迫るディレイドの前にマンティスを護ろうとしたのかキラーマンティスが立ちはだかる。
けれども、ディレイドの一撃はキラーマンティスの体をやすやすと貫いてしまった。
「なっ・・・!?」
「いっけぇぇぇぇぇぇぇっ!!」
「ぐぁぁぁぁっ!!?」
ディレイドの一撃はキラーマンティスの体を貫いたディレイドに驚くマンティスにそのまま直撃する。
まともに受けたマンティスは吹き飛ばされ爆発すると同時にキラーマンティスが爆発した。
それに合わせてリュウキドラグレッダーも龍騎の姿に戻ってディレイドの隣に降り立つ。
そこに手を振りながらビッグティーレックスを倒し終えたアビス達が駆けよってきた。
「おーい!まどかー!!」
「吉良君っ!!」
「あのカマキリ野郎は!?」
「多分倒したと思う・・・っ!?」
「えっ!?」
マンティスが爆発して炎が上がった所を見る龍騎とディレイドの前に炎の中からマンティスの変身していたものが現れる。
その姿を見た途端、龍騎は驚きを隠せないでいた。
何故ならそれは人ではなく、全体的に白い体で所々に赤い部分がある怪人だったのだ。
「な、何だありゃ・・・!?」
「あれは、一体・・・!?」
「・・・ディケイドみたいにのこの世界の住人が変身したんじゃないって可能性は考えてたけど・・・お前とは思わなかったよ、アルビノジョーカーッ!!」
「っ、ほぉ・・・俺の事を知ってるみたいだな?でも、こんな所で終わるわけには行かないのでな・・・!!」
王蛇とナイトが驚く中で、ディレイドは目の前にいる怪人に静かに言い放つ。
それを聞いて面白そうに返す怪人――『アルビノジョーカー』の背後に、突然灰色のオーロラが出現する。
オーロラを見た途端、逃げる気だと理解したディレイドはブレイブッカーを向けようとするがそれより先にアルビノジョーカーがオーロラに飛び込む。
そしてそのまま、オーロラと共に消えてしまうのであった。
それを見て、様子を眺めていたチェイサーとマジックも動き始める。
「さて・・・あの真っ白ゴキブリも失敗したみたいだし・・・戻ろうか?」
「・・・そうだな」
短く会話を終えると同時にマジックはロストドライバーのマキシマムスロットにメモリを装填した。
《ゾーン、マキシマムドライブ》
電子音声の後、チェイサーとマジックはその場から姿を消した。
そして、それに合わせるようにディレイド達もディサイズが作り出したオーロラを使用してこの場から立ち去るのであった・・・。
~光風館~
「ただいま・・・」
「おぉ、お帰り吉良君にクロウ君」
「お疲れ様・・・大丈夫?」
「うん、何とかね」
「まぁ、この位なら大丈夫かな?」
ちょっと疲れた様子を見て心配するキズナに大丈夫と答えると、吉良は椅子に腰かける。
そんな中、二人と共に来ていた零慈と紫音は二人に声をかけた。
「さて、と・・・どうする?もう別の世界に行くか?」
「えぇ、そうしましょう。アルビノジョーカーの動きが気になりますしね」
「確かにな・・・んじゃ、行くとするか」
紫音の言葉にいなくなったアルビノジョーカーが何かしでかす可能性があると思い、早く次の世界に行こうと考える吉良。
それを聞いた零慈が背景ロールを降ろすと、新しい絵が降りてきた。
その絵は、全体的に黒い背景で四隅にウィザードの変身する指輪が描かれて、中央にはウィザードのものとは別の魔法陣が描かれたものであった。
To be continued・・・