仮面ライダーディレイド   作:白き翼

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クウガの物語では出てこなかったもう一人の仮面ライダー、ライガ。

苦戦するライガと共闘するディレイドはライガの正体が女である事に気づく。
果たして、ライガの正体は・・・?


共闘!!

「ご、五号と・・・新たな未確認!?」

「一条、どうする!?」

 

「未確認5号が人間の味方をしているのは明らかです、そして5号と共に戦うあの未確認も我々の味方と見て問題ないと思います。今のうちに怪我人を!」

「お、おぅ!」

 

警官隊がいきなり現れたライガと共に戦う戦士――ディレイドの姿を見て困惑していた。

そんな中、一人の刑事がこちらに近づいて来た一条にどうするか声をかけると一条は先ほどのディレイドとライガの会話を聞いていた為、敵ではないと判断し怪我人を何とかするように言うとライガとディレイドが入って言った廃工場内へと入っていくのであった。

 

 

 

 

 

「「はぁぁぁっ!!」」

「「グォォォッ!?」」

 

廃工場内でディレイドとライガの叫びと共に拳が放たれる。

その拳は二人が戦っていたギャリドとバヅーに綺麗に決まり、吹き飛ばした。

 

地面を転がる2体のグロンギに対し、ディレイドはブレイブッカーからとび蹴りを放つディレイドのイラストが描かれた金色のカードを取り出す。

 

「さて、トドメと行こうか?」

「あぁっ!!」

 

持っているカードをライガに見せながらも声をかけるとライガは頷いて答える。

それに合わせてライガの右足に赤い電流の様な物が纏われ始めるのに合わせて、ディレイドは持っていたカードを装填する。

 

《ファイナルアタックライド、ディ・ディ・ディ・ディレイド》

 

電子音声を合図としたかの如く、ディレイドとライガは同時に駆け出すと、ライガの右足に纏われる電流が徐々に強くなるのに合わせてディレイドの右足が銀色に輝き始める。

そして、二人同時に思い切り跳躍するとそのまま相手目掛けて飛び蹴りを放つ。

 

「はぁぁぁぁっ!!」

「でやぁぁぁっ!!」

 

「「ギャァァァァァァッ!!?」」

 

ライガの赤い電流を纏う右足でのとび蹴りと、ディレイドが銀色に光る右足で放ったとび蹴り『ディメンションストライク』がギャリドとバヅーに決まる。

二人の戦士の攻撃をまともに受けた二体の怪人は断末魔を上げながらも爆発するのであった。

 

「ふぅ・・・終わったみたいだね」

「あぁ・・・・・だけど、また被害者が出たみたいだ・・・」

 

軽く息を吐くディレイドの隣でライガは頷くと、急に視線をそらす。

ディレイドがライガの視線の先を見てみると、そこには一人の学生服を着た男子生徒が倒れていた。

 

「また、学生を狙ったのか・・・」

「これで三人目だ・・・奴等は、何のために学生を・・・・」

「・・・とりあえず、一旦この場を離れようか」

 

「ちょっと待ってくれっ!」

 

悔しそうに拳を握っているライガを見て、ひとまずここを離れようと言うディレイド。

ディレイドの言葉に頷いてライガもこの場から離れようと工場の中から出ようとするが、その前に一条が二人の前に現れた。

 

「っ?貴方は・・・」

「一条 海里、ライガの協力者だ」

 

「っ?ライガの協力者・・・?」

 

一条の言葉を聞いたディレイドはライガのほうを見る。

すると、ライガは頷いて来たので本当なのだろうと思いディレイドはディレイドライバーを外して変身解除、吉良の姿に戻る。

 

「っ!?その制服は・・・」

「なっ、あ、秋山!?」

 

「えっ!?何で僕の事を・・・」

「あっ・・・!?」

 

吉良の着ている制服を見て驚く一条に対し、ライガは吉良の苗字を口に出した。

流石に自分の名を知っている事には驚く吉良に対し、ライガはしまったと言わんばかりに声を上げた。

 

そこから少しの間沈黙が流れたかと思うと、ライガが口を開いた。

 

「その・・・この事は内緒にしておいて欲しい」

「えっ?」

 

ライガは吉良に対して一言言うと、その体が赤い光に包まれる。

その光が収まった時には、ライガの姿は一人の制服姿の少女に変わっていた。

 

「っ!?君は・・・」

「・・・同じクラスの、秋山 澪だ」

 

目の前にいる少女に驚く吉良。

その少女は、軽音部の部室に言った時に勇介達が話題に出していた張本人――秋山 澪だったのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

「やれやれ・・・まさか秋山さんがライガだったなんて、思わなかったよ」

「私も、助けてくれたのがうちのクラスの人間とは思わなかった・・・」

 

「・・・俺は二人が知り合いだと言うことに驚いたぞ」

 

マシーンディレイダーを押しながら歩く吉良と共に歩く澪と一条。

澪はともかく、一条が何故一緒にいるのかと言うと自分一人だけが置いてきぼりをくらったので歩いて戻る羽目になってしまったからだ。

 

「もしかして・・・最近軽音部の部活に行かずにこっそり一人で帰ってるのは未確認の起こす事件を調べる為?」

「あぁ・・・今回の奴等のターゲットは学生だから、早く解決させたかったんだ・・・けど、奴等の狙いが学生である事以外は全く分からないし、奴等も今回は複数でゲゲルを行ってるから被害を収める事が出来ない・・・」

 

「警察も何か共通点が無いか調べてるんだが、今の所は・・・」

「そうですか・・・」

 

グロンギ達が行っている事が余り分かっていない状況である事を二人の話を聞いて理解した吉良。

そんな時、マナーモードにしていた吉良の携帯が震え始めたので一旦止まって携帯を開くとキズナからの電話だった。

 

「っ?キズナから電話?なんだろ・・・もしもし?」

『あっ、吉良・・・大丈夫?怪我してない?』

 

「うん、大丈夫。ピンピンしてるよ?」

『そう、よかった・・・それなら良いの』

 

「・・・ごめんね、心配かけちゃって」

『無事だから良いわ、早く帰ってきてね?夕飯作って待ってるんだから』

「りょーかい」

 

「家族からか?」

「えっ?まぁ・・・うん」

 

「心配しているみたいだったから、早く帰って安心させてあげるべきだな。でも、交通ルールはちゃんと守れよ?」

「あはは・・・警察の人の前で違反する勇気はありませんよ。それじゃ、僕はこの辺で」

 

電話を切ると同時に澪が質問してきたので、一応家族である事は間違いではないので頷いて答える吉良。

そんなやり取りを見ていた一条が吉良に早く帰るように言うと、吉良は一条の言葉の最後の辺りの発言に対して苦笑いしながらもマシーンディレイダーに乗ると、そのまま光風館へと向かっていくのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日・・・

 

 

 

 

 

 

~光風館~

 

「ふぁぁ・・・おはよぉ~」

 

「あ、おはよう。キズナ」

「ふぇ?」

 

眠たそうに目を擦りながらもパジャマ姿で現れるキズナに挨拶を返す吉良。

その吉良の格好は既に私服姿であった。

 

「・・・あれ?どこか行くの?」

「うん。今日学校は休みだし・・・暇つぶしに出かけようと思って。それじゃ、宗一郎さん。行って来ます」

 

「あ、行ってらっしゃい、気をつけてね?」

 

宗一郎が吉良に返すと共に、吉良は光風館を出て行くとすぐにバイクの音が響く。

キズナはディレイドになったばかりの吉良の元に突然現れたバイク――マシーンディレイダーに乗って出て行ったんだろうと考えていると、ふと時計を見る。

時計はまだ8時を過ぎたばかりであった。

 

「っ?こんな朝早くから、暇つぶし・・・?」

「仕方ないよ。さっきテレビつけたらどこも昨日起こった未確認とかいうのが起こした事件の事ばかりだったんだし」

 

やけに早く出るのだなと考えているキズナに宗一郎が笑いながら声をかける。

その言葉を聞いてテレビをつけて適当にチャンネルを変えてみると、宗一郎の言う通りどこも昨日起こった未確認の事件のことをやっていたのであった。

 

「でも、朝ごはん食べずに出かけちゃったのはびっくりしたけどなぁ・・・」

(っ?朝ごはん抜き、って・・・あいつ、本当に『暇つぶし』の為に出かけたのかしら・・・?)

 

テレビを見ていたキズナに対して、宗一郎が続けた言葉にキズナは何か引っ掛るのであった。

一方その頃、吉良はと言うとマシーンディレイダーに乗って移動している最中・・・ではなく、一旦マシーンディレイダーを止めて考え事をしていた。

 

「さて、昼には戻るとしといて・・・どこに行ってみようかな?この辺の事余り詳しくないし・・・」

「きゃぁぁぁぁっ!!?」

「っ!?まさか!?」

 

突然悲鳴が聞こえたので慌ててマシーンディレイダーを走らせて悲鳴の聞こえたほうへと向かう。

すると、とある公園の前に出たので一旦マシーンディレイダーを止めて公園の中を見ると、尻餅をついた状態で後ろに下がる制服姿の少女を見つける。

そんな少女の前にはサイ種グロンギ『ズ・ザイン・ダ』がいた。

 

ザインは少女に対しゆっくりと近づいているのを見て、吉良の乗ったマシーンディレイダーが公園に乱入。

それに気づいたザインが少女から離れるのに合わせて、吉良がザインと少女の間に割り込むようにしながらもマシーンディレイダーを止めた。

 

「早く逃げてっ!!」

「っ・・・!!」

 

吉良が言うと同時に少女は頷くと、そのままその場から逃げ出す。

それを見て少女を追いかけようとするザインの前にマシーンディレイダーを降りた吉良が立ちはだかる。

 

「ちょっと聞きたい事があるんだけど、いいかな?」

「リントドザバグボドバゾバギ!!(リントと話す事など無い!!)」

 

「なら・・・無理矢理にでも聞きだすまでだ!!」

 

ザインの苛ついているような言葉を聞いた吉良はディレイドライバーを装着。

そして、ブレイブッカーからカードを取り出す。

 

「変身!」

《カメンライド、ディレイド》

 

ザインの前で吉良はディレイドに変身すると、ザインに向かって走り出す。

それを見て迎え撃つと言わんばかりにザインもディレイドに向かって走り、二人同時に拳を相手目掛けて放った・・・。

 

 

 

 

 

 

 

「はぁっ、はぁっ・・・!!」

 

その頃、吉良に助けられた少女は涙を拭わずに吉良に言われたとおりに公園から急いで逃げていた。

 

そんな時、走る事に一生懸命になりすぎて周りを見てなかった少女は目の前にいた誰かに気づかずに勢い良くぶつかってしまう。

少女がぶつかった青年がよろける同時にぶつかってしまった少女は尻餅をつき、尻餅をついてすぐにぶつかった誰かを見上げるように見る。

 

ぶつかった者の正体は、偶然この場を通りすがった勇介であった。

 

「だ、大丈夫か・・・って、どうした?何かあったのか?」

 

ぶつかってしまった勇介が駆け寄ると、少女が泣いていた事に気づく。

ぶつかって泣いたにしては少し泣くのが早すぎると疑問になった勇介が尋ねると少女は震えた声で事情を話し始める。

 

「み、未確認が、この先の公園に出て・・・そ、それで、私と同い年くらいの男の子が逃がしてくれて・・・」

「はぁっ!?どんな命知らずだよ・・・ったく!ここからすぐ離れろ!いいなっ!?」

「えっ、ちょ、危ないよっ!?」

 

「心配すんな!逃げ足には自信があるからよ!!」

 

少女の言葉に勇介が驚いた声を上げると、すぐに公園のほうに走って行こうとする。

それを見た少女が驚いていると、一旦立ち止まった勇介は少女に対し笑顔でサムズアップして公園のほうに向かっていく。

 

そして、勇介が公園にやって来てすぐに公園内を見ると、見た事の無い戦士がザインと戦っている最中であった。

 

「な、何だアイツ・・・!?」

 

見た事のない戦士ことディレイドが戦う様子を見て困惑する勇介。

そんな中、ディレイドはザインに対し思いきり蹴りを放って吹っ飛ばした。

 

「よし、このまま一気に・・・」

 

「ウォォォォッ!!」

「うわっ!?」

 

吹っ飛ばしたザインを見ながらもブレイブッカーからカードを取り出そうとするディレイド。

その時、どこから現れたのか分からないがヤマアラシ種グロンギ『ゴ・ジャラジ・ダ』が戦いに乱入しディレイドを横から蹴り飛ばす。

 

いきなりの攻撃に倒れてしまいながらもすぐに立ち上がったディレイドだったが、背後に回りこんだジャラジによって羽交い絞めにされる。

ジャラジを振り解けないでいるディレイドを見た勇介の腰にベルト――『アークル』が出現すると勇介は左手をベルトの左側に乗せ、右手を斜め左に伸ばし、ゆっくり右側に移動させる。

 

「変身!!」

 

勇介は叫ぶと共に右手を左手の上に乗せると同時に右手で左手を下に押すと不思議な音がベルトから鳴り始めると同時に駆け出す。

それに合わせて勇介の姿が『仮面ライダークウガ・マイティフォーム』に姿を変えると同時にクウガの右足に炎が宿る。

 

クウガの走っている先にはディレイドを羽交い絞めにするジャラシがおり、クウガの接近に気づいてジャラジがその場を離れようとディレイドを開放するのだがもう遅い。

 

「おらぁぁっ!!」

「ガァァァァッ!?」

 

ジャラジがディレイドを開放した直後、クウガが右足で繰り出した蹴り『マイティキック』が直撃して吹っ飛びすぐに爆発する。

目の前で爆発したジャラジを見て固まるザイン目掛けてディレイドが思い切り拳を放って、ザインの角を折った。

 

角を折られて痛そうに叫ぶザインに対し、ディレイドは拳を構えるディレイドが描かれた金色のカードを装填する。

 

《ファイナルアタックライド、ディ・ディ・ディ・ディレイド》

 

「もう一発、くらっとけっ!!」

「ギャァァァァァッ!?」

 

電子音声の後に、ディレイドが放った銀色に光る右拳の一撃『ディメンションパンチ』がザインに直撃。

断末魔を上げながらもジャラジのように吹っ飛んだザインも爆発するのであった。

 

爆発の瞬間を見た後、ディレイドはクウガのほうを見る。

 

「ありがとう、助かったよ・・・クウガ」

「っ、俺の事を知ってる見たいだな・・・お前、一体何者だ?」

 

「えと・・・通りすがりの、旅人かな?」

「旅人、ねぇ・・・ん?」

 

自分の事を知っているディレイドに対し、何者かと尋ねるクウガ。

それに対してのディレイドの言葉にクウガは流石に怪しそうにしていると、突然二人の前に灰色のオーロラが出現し二人に向かってくる。

 

二人はそれにぶつかるものの、ただ潜り抜けてしまっただけで終わる。

何だったんだと考える二人は周りを見渡すと、いつの間にか後ろに二人のライダーの姿があった。

 

その二人は槍を持った身軽そうな姿をしたこげ茶色のライダー『仮面ライダー黒影』とハンマーを持った西洋風の鎧のような外見の茶色のライダー『仮面ライダーグリドン』であった。

 

「なっ!?また知らない戦士!?」

「あれは・・・!?」

 

「おっ!見知らぬアーマードライダー見っけ!!」

「ん?確かに見た事ない奴等だけど・・・あれってアーマードライダーなの?」

 

また見知らぬ戦士が出てきた事に驚くクウガに対し、ディレイドはその二人を知っていたのでこの世界に存在しないライダーがいることに驚く。

 

それに対しなにやら嬉しそうな感じに黒影はクウガとディレイドをアーマードライダーと呼びながら見ている中、グリドンは二人を指差しながらも何か自分達と違うと考える。

 

「関係ないなっ!この黒影様が相手になってやるぜぇ!行くぞグリドンッ!」

「あ、ちょ、ちょっと!?」

 

グリドンの言葉に対し、知ったこっちゃないと言わんばかりにクウガとディレイドに向かって駆け出す黒影を見てグリドンは慌てて追いかける。

こっちに向かってくる黒影とグリドンを見て、クウガとディレイドはそれぞれ構えるのであった。

 

 

 

 

To be continued・・・

 

 

 




注意!!
今回のラストに黒影とグリドンを出現させましたが、この二人は原作鎧無の二人ではありません。

ちなみに今後の物語でも、異世界ライダーを出そうと思ってます。
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