仮面ライダーディレイド   作:白き翼

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使い魔の森での騒動から数日経ったある日、使い魔の森での騒動の解決に協力してくれた礼がしたいと聞いた吉良とクロウは一誠達と共にオカルト研究部の部室へと向かう。

だが、部室に向かった彼らを待っていたのは新たなトラブルの始まりであった・・・。


不死鳥、現る!

 

~駒王学園 一誠達のクラス~

 

「ふわぁ~・・・」

「だ、大丈夫?一誠君」

「なんか凄い眠たそうだけど・・・何かあったの?」

 

「んー・・・ちょっと色々あってなぁ・・・」

「そっか・・・大変なんだね」

 

使い魔の森での騒動から数日経った朝の教室内、HRが終わった教室内で自分の席についている一誠は大きな欠伸をしていた。

それを見ていた吉良とクロウが心配した様子で声をかけてきたのでそれに一誠が答えていると一誠がふと気になっていた事を尋ねた。

 

「そういえば吉良、使い魔の森で懐かれた龍はどうなったんだ?」

「あぁ、使い魔の森での騒ぎの後にすぐにあの子の事相談したらあっさりとOK出たから光風館で僕が世話してるよ」

「おぉ、良かったじゃん!」

 

「うん・・・最初は少し怯えてたところもあったけどすぐにフェンも光風館に慣れたみたいだし。今も光風館でのんびりしてるよ」

「フェン?」

 

「あ、あの龍の名前だよ。種族名のフェザードラゴンって名前を縮めてフェン」

「あぁ~、なるほどな・・・あ、そうだ二人とも。今日空いてるか?」

 

「っ?どうかしたの?」

「いや、使い魔の森での一件の礼をちゃんと言いたいって部長が言っててな、放課後部室に連れてきてくれって言われてな」

 

「そうなんだ・・・うん、特に予定もないし大丈夫だよ」

「了解、あ、今日は木場とアーシアも一緒に行くからな」

 

「木場君も?分かった」

 

放課後、オカルト研究部の部室に向かう事が決まる中で始業のチャイムが鳴り響く。

それを聞いた吉良とクロウは、それぞれ自分の席に戻っていくのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

放課後・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・なぁ、木場。ちょっと聞いていいか?」

「何だい?一誠君」

「いや、部長の事なんだけどさ・・・何か悩みがあるのかな?最近、様子が変だけど・・・」

 

「んー・・・これと言って何かあったとかは聞いてないんだけど・・・恐らく、グレモリー家に関することだと思う。朱乃さんなら何か知ってるかも」

「そうか・・・」

 

「何かあったの?」

「いや、何か最近部長が元気無くってさ・・・」

「あぁ~・・・言われてみれば、何かちょっと上の空になってたときあったなぁ・・・っ?」

 

木場と一誠の会話を聞いていたクロウの言葉に対して一誠が答え、それを聞いていたクロウが思い出すかのように呟いていたかと思うと何かに気づいて立ち止まる。

何事かと思う吉良達を余所に木場も急に立ち止まった。

 

「っ、木場君も気づいたんだね?」

「うん・・・でも、僕がここまで来て初めて気配に気づくなんて・・・」

 

「「「・・・?」」」

 

クロウと木場の会話に何のことやらわからずにきょとんとなってしまう吉良達。

そんなやり取りがありながらも、一同はオカルト研究部の部室へとやってくるとそこには一誠達以外のオカルト研究部の面々と共に銀髪のメイド服姿の女性の姿があった。

 

「えっ?」

「め、メイドさん?」

 

「始めまして、私はグレモリー家にお仕えするグレイフィアと申します」

「あ、えと・・・秋山吉良です」

「クロウ・スペリオルです」

 

「ごめんなさいね二人とも、使い魔の森の件でのお礼がしたくて呼んだのだけど・・・」

「何かあったんですか?」

 

「実は・・・」

 

吉良とクロウに対し声をかけるメイド服姿の銀髪の女性こと『グレイフィア』に対し、吉良とクロウは軽く頭を下げながらも名乗る。

そんな二人に申し訳なさそうに声をかけるリアスを見た一誠が尋ね、リアスが答えようとした途端突然部屋の中央に魔法陣が出現。

 

直後、現れた魔法陣から炎が噴き上がった。

 

「うわっ!?」

「きゃぁっ!?」

「な、何だ!?」

 

「・・・フェニックス」

「フェニックス・・・?」

 

いきなりの展開に驚く吉良とアーシアと一誠。

そんな中、木場の呟いた言葉にクロウが反応した途端に炎が収まりそこからどこかのホストを思わせるような姿の男が姿を現した。

 

「会いに来たぜ?愛しのリアス」

「・・・はいっ?」

 

「えーっと・・・グレイフィアさん、この人は?」

「このお方はライザー・フェニックス。純血の上級悪魔であり古い家柄でもあるフェニックス家の御三男であり・・・グレモリー家次期当主であるリアス様のご婚約者です」

 

「「えぇぇぇっ!?」」

 

一誠が何言ってんだこいつと言わんばかりにきょとんとなる中、クロウが戸惑い気味にグレイフィアに尋ねる。

 

それを聞いたグレイフィアは突然現れた男こと『ライザー・フェニックス』の紹介をするのだが、その紹介を聞いた一誠とクロウは思わず声を上げてしまう。

吉良はこの展開を覚えていたと言う事もあってか声は上げるほどは驚いてはいなかったものの、多少は驚きを隠せないでいたのであった。

 

 

 

 

 

数分後・・・

 

 

 

 

「いやぁ、リアスの女王が入れたお茶は美味しいものだなぁ」

「傷み入りますわ」

 

ライザーの言葉を聞いて朱乃は笑みを浮かべながらも軽く一礼する。

けれども、その笑みは一誠や吉良達の知る彼女の笑顔とは違い少し恐さがあるものである。

 

そんな彼女を余所にライザーはリアスの隣に座って茶を飲みながらも彼女の肩を抱いている。

それに対し明らかに不快感を露わにしながらもリアスは肩を抱くライザーの手を振り払うも、ライザーは別に気にせずに手やら髪やらを触り続ける。

 

それを見ていて明らかに苛ついているのが分かるリアスを見て、一誠達と共に少し離れた場所にいる吉良とクロウは大丈夫だろうかと不安になっていると、ふとライザーは吉良とクロウを見てリアスに尋ねた。

 

「ん?おい、リアス。そこの銀髪と黒髪の小僧も君の眷属か?」

「彼と彼の隣にいる銀髪の子は客人よ、先日あった使い魔の森での騒動に協力してくれたお礼が言いたくて呼んでたのよ」

 

「なるほどねぇ・・・だが、銀髪はともかく黒髪の方は大した力を持ってないように見えるが・・・」

 

吉良とクロウの事を聞いたライザーは思ったことを告げる。

その言葉を聞いてクロウはムッとする中、先ほどから自分を触り続けているライザーに我慢の限界が来たのか立ち上がってリアスは声を上げる。

 

「いい加減にしてライザーッ!前にも言ったはずよ!貴方とは結婚しないわっ!!」

「あぁ、聞いているよ。けどそう言う訳にはいかないだろう?君の所の御家事情は意外と切羽詰まっていると思うが」

 

「余計なお世話よっ!私が次期当主である以上婿の相手は私が決める!皆急かし過ぎてるのよ、そもそも私が人間界の大学を卒業するまでは自由にしていいと言う事になってたと言うのにっ!!」

「その通りだ。君は基本的に自由だよ。大学に行ってもいいし、下僕も好きにしたらいい。だが、君のお父様もサーゼクス様も心配なんだよ。御家断絶が怖いのさ」

 

「サーゼクス様・・・?」

「リアスお嬢様の兄であり、現在の魔王・・・サーゼクス・ルシファー様の事ですよ」

 

「あ、説明ありがとうございます」

「ど、どうも・・・」

 

リアスとライザーの会話の中で出て来た聞きなれない言葉に首を傾げるクロウにグレイフィアが説明した。

いきなり声をかけられたので少し驚きながらも説明してくれたことに礼を言う吉良とクロウを余所に話は続く。

 

「私は家を潰さない・・・婿養子だって迎え入れるつもりよ」

 

「おおっ、流石リアス!じゃあ、早速俺と―――」

「でも、貴方とは結婚しないわ、ライザー。私は私が良いと思った者と結婚する。古い家柄の悪魔にだって、それぐらいの権利はあるわ」

 

「・・・あのなぁ、リアス。俺もフェニックス家の看板背負った悪魔なんだ。この名前に泥を掛けられるわけにも行かないんだよ・・・なんなら、ここにいる君の眷属全員焼き尽くしてでも君を冥界へと連れて帰ってもいいんだぞっ!!」

「・・・そんなことする気なら容赦はしないわよ」

 

「「っ!?」」

「お納め下さいリアス様、ライザー様」

 

リアスの言葉に我慢の限界が来たのか怒りを露わにした様子のライザーの周囲に炎が噴き上がった直後に、リアスの体に赤い魔力のオーラが纏われ始める。

一触即発の状況を見て吉良とクロウはまずいと思い、止めようとそれぞれ変身アイテムを腰に装着しているとグレイフィアがリアスとライザーに近づいて声を変える。

 

「関係のないお客人がいらっしゃる場でこれ以上やられると言うのであれば私も黙って見ている訳にはいきません。サーゼクス様の名誉の為にも容赦は致しません」

 

「ちょ、流石に最強の女王とも呼ばれる貴方にそんなこと言われるのは流石の俺も怖いよ・・・」

「・・・ごめんなさい、熱くなり過ぎたわ」

 

チラリと吉良とクロウを見ながらも告げるグレイフィアの目は本気であった。

それに気づいたライザーは顔を強張らせながらも答えると同時に周囲の炎が消え、それと同時にリアスの体に纏われた赤い魔力のオーラも消える。

 

それを見た後、グレイフィアは静かに告げた。

 

「・・・こうなる事は旦那様もサーゼクス様もフェニックス家の方々も承知していました。なので最終手段を取り入れることとしました」

「最終手段?どういう事?」

 

「お嬢様、これ以上自分の意思を貫きたいと言うのであれば、ライザー様とレーティングゲームで決着をつけると言うのはいかがでしょうか?」

「っ!?」

 

「レーティングゲーム・・・?」

「爵位持ちの悪魔同士で行う、互いの下僕を戦わせて競い合うゲームだよ」

 

グレイフィアの言った言葉に驚くリアスを余所に、レーティングゲームと言う言葉を良く知らなかった一誠に木場が説明を入れる。

その説明を聞いていたクロウもへぇー、と思っている中でグレイフィアがリアスに対して話を続ける。

 

「公式のレーティングゲームは成熟した悪魔で無ければ参加できません、ですが非公式で純血悪魔同士でなら半人前の悪魔でも参加できます。ですがこの場合は・・・」

「身内同士、もしくは御家同士でのいがみ合いよね・・・お父様方はどれだけ私の生き方を弄れば気が済むのかしら・・・!」

 

「では、お嬢様はこのゲームを拒否すると?」

「まさか、むしろ好都合よ・・・ライザー、レーティングゲームで決着をつけましょう」

 

「俺はそれでも構わないが・・・俺は既に成熟しているから公式のゲームに参加した経験もある。今の所、勝ち星も多い・・・それでもやるのか?リアス」

 

「えぇ、やるわ!ライザー、貴方を消し飛ばしてあげる!」

「いいだろう、そちらが勝てば好きにするといい。けれども、俺が勝てば即結婚してもらうぞ!」

 

「承知いたしました。お二人のご意思を私、グレイフィアが確認させてもらいました・・・両家の立会人として私がゲームの指揮をとらさせていただきます。よろしいですね?」

 

ライザーとリアス、二人の結婚をレーティングゲームの勝敗で決めると言う事になった所でグレイフィアが尋ねるとライザーとリアスはそれぞれ頷く。

やり取りを見ていてすごい事になったなと思う一誠や吉良達を余所に、ふとライザーは周囲を見渡した後にリアスに尋ねる。

 

「ところでリアス、そっちの二人は別として・・・君の下僕はここにいる面々だけか?」

「だとしたらなんなの?」

 

「おいおい、そんなんじゃ話にならないんじゃないか?君の女王である雷の巫女しか俺の可愛い下僕達に対抗できないぞ・・・そうだ、さっき暴れそうになった詫びにそっちの二人にも俺の可愛い下僕達を見せてやろう」

 

リアスの答えを聞いたライザーはに少し小馬鹿にするような様子で返しながらも指を弾く。

すると、突然魔法陣が出現したかと思うとそこから噴き上がる炎と共にライザーの下僕が現れるのだが、下僕たちの姿を見て吉良とクロウは思わずきょとんとなる。

 

何故かと言うと、魔法陣から現れたライザーの下僕達は様々な格好をしてはいるものの全員女性だったからだ。

 

「ぜ、全員女の人・・・!?」

「た、確かに・・・って、うわぁっ!?一誠君どうしたの!?」

 

まさか全員が女性とは予想だにしてなかった為に困惑するクロウに頷きながらも、吉良がふと視線を逸らした時に何故が一誠が大泣きしていたので仰天する。

流石のライザーもどうしたのかと思いながらもリアスに尋ねる。

 

「なぁ、リアス・・・お前の所の下僕の一人が大泣きしてるんだが、何故だ?」

「・・・あの子、夢がハーレムなのよ。貴方の下僕を見て感動しているんだと思うわ」

 

「ほぉ、そうなのか・・・」

 

困惑気味のライザーを余所に若干呆れ気味のリアスが答える。

それを聞いた途端に、一誠を見た後に彼を嘲笑うかのように告げる。

 

「お前には一生こんな事は出来まい、下級悪魔君?」

「俺が思ってた事をそのまま言うなぁっ!!」

 

((あ、思ってたんだ・・・))

 

「ちくしょう、来い!赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)ッ!!」

 

意地悪そうな笑みで告げるライザーに対し思わず怒鳴り散らす一誠。

それを見て二人揃って同じことを考えている吉良とクロウを余所に、一誠が叫ぶと同時に左腕に赤い籠手のようなものを装備した。

 

「っ?赤い、籠手?」

「赤龍帝の籠手、一誠君の持っている神器で・・・十秒ごとに能力を倍加させるって言う能力を秘めてます」

「へぇ・・・使い方次第じゃとんでもないことになるね・・・」

 

「お前みたいな女ったらし、部長には不釣り合いだっ!この焼き鳥野郎っ!!」

「な、や、焼き鳥だと!?おい、リアス!君の下僕の教育はどうなってるんだ!上級悪魔への態度がなってないぞっ!!」

 

一誠の左腕に現れた籠手『赤龍帝の籠手』について簡単にクロウに説明する吉良。

そうしている間に一誠が言い放った言葉にライザーは怒りを露わにしながらもリアスに尋ねるが、リアスはそんなこと知るかと言わんばかりにそっぽを向くだけだ。

 

「ゲームなんて必要ないっ!ここで全員俺が倒してやらぁっ!!」

「ふん・・・やれ、ミラ!」

 

一誠の言葉を聞いて不快そうにしながらも下僕の一人に指示を出す。

指示を出されたミラと言う少女はライザーの前に出ると棍を構えながらも一誠に突撃し、そのまま棍で突きを放つ。

 

いきなりの攻撃に対処仕切れなかった一誠は吹き飛ばされて壁に激突する。

一誠は思わず倒れてしまいそうになってしまうが、何とか倒れないように耐えた。

 

「っ、今ので決めたつもりだったんだけどね・・・でも、これで終わりよっ!!」

 

「一誠っ!!」

「一誠さんっ!!」

 

まだ立っている一誠を見て少し驚きながらも、ミラがトドメだと言わんばかりに棍を構えながらも駆け出したのを見てリアスとアーシアが思わず声を上げる。

そんな中で、クロウは魔法を発動させようと右手に指輪をつけてウィザードライバーを操作しようとする。

 

 

《カメンライド、ディレイド》

 

 

その時、突然鳴り響いた電子音声と共に一誠とミラの間に吉良が割り込みながらもディレイドに姿を変え、ミラが一誠目掛けて放った一撃を右腕を使って防御する。

 

乱入してきたディレイドに驚きながらもミラは素早く距離を置く中、限界が来たのか一誠がその場で膝をついてしまいそれを見たアーシアが慌てて駆け寄りながらも聖母の微笑で一誠の体を癒し始める。

 

(一誠君は大丈夫そうだな・・・)

「はぁぁぁっ!!」

「おわっ!?」

 

アーシアが治療し始めたのを見ていたディレイドに対し、標的を彼に変えたのかミラが棍を振るってきた。

 

ミラの一撃を受けてよろけるディレイドに再びミラが棍を振るうがそれは何とかかわしてディレイドはカードをブレイブッカーから取り出す。

 

「変身っ!」

《フォームライド、クウガ・ドラゴン》

 

ディレイドがカードをディレイドライバーに装填すると同時に響いた電子音声に合わせて、ディレイドはクウガ・ドラゴンフォームに姿を変える。

いきなり姿を変えたDクウガに驚きながらもミラが棍で突きを放つがDクウガはそれをドラゴンフォームの俊敏さを生かして難なくかわしながらも両手で棍を掴むとそのままミラの腹に蹴りを入れた。

 

ミラは蹴りを受けて棍から手を離しながらもDクウガから離れると、Dクウガが手にしている棍が瞬時にドラゴンロッドに変化し、Dクウガはそのまま素早くミラの顔面目掛けてドラゴンロッドで突きを放つ。

思わず目を瞑ってしまうミラだったのだが、顔に襲い来るはずの痛みと衝撃は来なかった。

 

何故なら、Dクウガはドラゴンロッドをミラの顔スレスレの位置で止めていたからだ。

 

「降参、してくれないかな?これ以上はやりたくないんだ」

「えっ・・・」

 

「ミラ、下がれ!」

「っ、は、はい・・・!」

 

「あ、ちょっと、これ返すよっ!」

「っとと!?」

 

Dクウガの言葉に思わず困惑するミラに対しライザーが声を上げる。

それを聞いたミラはハッとなりながらもライザーの元に戻ろうとしたので、Dクウガはドラゴンロッドを投げ渡す。

 

投げられたドラゴンロッドをキャッチした途端に、元の棍へと戻ったので驚きながらもライザーの元へと戻るミラを余所にDクウガは変身を解除して吉良に戻る。

大きな騒ぎにならずにすんでよかった、と吉良が考えているとライザーはアーシアによって治療されている一誠を見ていた。

 

「ふん、つまらないなぁ。赤龍帝の籠手を持っているとは言えども、使用する奴がこんなくだらない男じゃあ・・・」

「っ・・・!」

 

「それに比べて、人間だと言うのにそこの小僧は面白い力を持ってるな・・・そうだ、グレイフィア殿。そこの小僧をレーティングゲームに参加させられないだろうか?リアス達の戦力をちょっとは補強できると思えるんだが・・・」

「レーティングゲームは悪魔が行うものです・・・ですから、人間である彼が参加することは認められません」

 

つまらなさそうな様子のライザーの一言に悔しそうにする一誠を余所に、ライザーは吉良に対して興味を持ったらしく、グレイフィアにレーティングゲームの参加が出来ないか尋ねる。

だが、それに対してグレイフィアはそれは出来ないと返して来たのでライザーは少し残念そうにしながらも今度はリアスに声をかける。

 

「リアス、レーティングゲームだが・・・十日後に行わないか?」

「・・・私にハンデをくれると言うの?」

 

「あぁ、そうさ。このままでは少々物足りないと思えて・・・十日もあれば少しはマシになるだろう。君も君の眷属たちもな」

「・・・その提案、ありがたく受け取るわ」

 

「それじゃ、次はゲームの時に会おうぜ?愛しのリアス」

 

リアスに対して告げた後、ライザーは彼の下僕達共々炎に包まれたかと思うと炎が収まった時にはすでにその姿は無かった。

ライザー達のいなくなったオカルト研究部の部室内は、嫌なほどに静まり返ってしまうのであった・・・。

 

 

To be continued・・・

 

 

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