仮面ライダーディレイド   作:白き翼

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アンデッドを倒し終え、木綿季の事を知るべく動く吉良。
そして、吉良が目的地であるについていることも知らずに動くクロウと零慈。

二組に分かれた彼らに、思わぬ事態が発生する・・・。


黒の光と影

 

「さて、と・・・いるかな、倉橋って人・・・」

 

ディレイドの変身を解除してから再び病院に入る吉良。

先程、ディレイドのままで入って戦いが終わった事を告げたためか病院内は落ち着きを取り戻しつつあった。

 

それを見た吉良が内心ほっとしながらも周りを見ていた時、和人を見つける。

 

「んっ?あれ、桐ヶ谷君?何してんだろ・・・おーい、桐ヶ谷君」

 

「っ、吉良?帰ったんじゃ・・・」

「あ、見てたんだ・・・いや、あの場で変身解除するとまずいかと思ってね。それより桐ヶ谷君はどうしてここに?」

 

「ちょっと、ここで働いている倉橋って先生に用があってな・・・」

「そっか・・・目的は一緒なんだね」

 

「えっ?目的は一緒、って・・・お前も倉橋先生に会いに来たのか?」

「うん、どうしても確認したいことがあってね・・・」

 

「すみません、お待たせしました」

 

吉良と和人がそれぞれ事情を話していると、互いに同じ目的でここにいると知る。

その事を知った和人がどういう事か尋ねて来たので答えようとすると、そこに一人の医者が近づいてきた。

 

「桐ヶ谷君ですね?結城さんから聞いています。初めまして、倉橋と言います」

「あっ・・・どうも、桐ヶ谷和人と言います」

 

「ところで、そちらの方は?」

「俺の知人の秋山吉良です。吉良も先生と話がしたいそうなんですが・・・」

 

「おや?貴方もですか?」

「えぇ・・・その、紺野木綿季さんの事でちょっと聞きたいことがありまして」

 

「なっ!?お前も、ユウキの事で来たのか!?」

「えっ、会いたい理由まで一緒だったの!?」

 

吉良と和人に近づいてきた医師こと『倉橋』は軽く頭を下げながらも挨拶をして来たので、和人も軽く頭を下げながらも答える。

すると、倉橋は吉良の方を見ながらも和人に尋ねて吉良の事情を話した。

 

倉橋が少し驚いた様子となる前で吉良が目的を話すと、和人と倉橋に会いに来た理由までも同じだったようで二人揃って驚く。

 

「・・・二人とも、ちょっと場所を変えましょう。あまり騒いでは周りに迷惑にもなりますしね」

「「す、すみません・・・」」

 

吉良と和人のやり取りを見ていた倉橋がやんわりと注意するように二人に声をかけ、それを聞いた二人は申し訳なさそうに返す。

それから吉良と和人は倉橋に連れられ、エレベーターに乗った後に広々とした待合スペースへとやってくる。

 

そして、吉良と和人は倉橋と向かい合うようにソファに座る。

 

「吉良からでいいぞ?」

「あ、分かった・・・それじゃ、倉橋さん。唐突で悪いんですが・・・紺野さんと会う事ってできますか?」

「・・・すみません、今は彼女に会う事は・・・」

 

「・・・この病院にいない、と言うより・・・いなくなってしまったからですか?」

 

「っ!?」

「なっ!?吉良、お前なんでそんな事知ってるんだよっ!?」

「・・・どうやら当たりの様だね、と言うか桐ヶ谷君も知ってたの?」

 

「あ・・・その、明日奈から聞いた。ユウキがいなくなったと連絡を受けたって・・・俺は、それがどういう事なのか、そしてその事で何か分かった事は無いかと聞きに来たんだ」

「なるほど・・・実は昨日、僕の家族が病衣姿の紺野さんと病院の外で出くわしたって聞いたんだ。でも、その話はおかしいと思えた・・・だって、紺野さんはこの病院の無菌室でメディキュボイドと言うものを使ったままで寝たきり状態になっているはずだからね」

 

「・・・驚きました。木綿季君の事を随分と良く知っているんですね」

「えっと・・・その、紺野さんの姿を描いた小説を読んだことがあるからなんです」

 

「木綿季君の物語・・・?」

「・・・信じてもらえるか分かりませんが、僕の事情を話します」

 

吉良が木綿季の事を詳しく知っている事に驚く倉橋に対して吉良は答える。

吉良の言葉が分からずにいる倉橋に吉良は自分の事情を話し始めた。

 

「・・・様々な世界で起こる異変を食い止める為に旅をしている・・・ですか」

「えぇ・・・この世界でのやる事は見つけたんですが、それとは別に紺野さんの事を聞いて彼女に何か起こっているんじゃないかとすぐに考えました。紺野さんも何かに巻き込まれたと言うのであれば、何とかしてあげたい・・・だから、ここに来れば何かわかるんじゃないかと思ったんです」

 

「・・・分かりました。二人とも、ちょっと一緒に来てください。木綿季さんのいた場所に行きましょう、そこで彼女に何があったのかお話しします」

 

「っ、疑わないんですか?僕の事を」

「少なからず、貴方が嘘を言っているようには見えませんからね・・・少し遠くなりますが、付いてきてください」

 

吉良が自分の事情を話し終えた所で、倉橋はソファから立ち上がりながらも二人に声を変える。

吉良は少し驚いた様子となる中で倉橋は優しく微笑みながらも答えた後、吉良と和人を連れて移動を始める。

 

 

 

 

 

しばらくして・・・

 

 

 

 

 

「お・・・思った以上に遠い場所にあるんですね」

「桐ヶ谷君大丈夫・・・?」

 

「いや・・・別に疲れたと言う訳じゃないからな?」

「大丈夫ですよ、もうすぐ着きます」

 

倉橋に連れられて、病院の中央棟の最上階へとやって来た吉良と和人。

 

窓もなく外からの音も全く聞こえない通路を歩きながらも思った事を素直に口にする和人に対して吉良が心配した様子で声をかけると、和人はムッとしながらも吉良に返す。

そんな彼に対して倉橋が微笑みながらも告げると、『第一種特殊計測機器室』と書かれたプレートが付いているスライド式のドアの前にやってくる。

 

倉橋が首から下げていたカードをドア付近にあるパネルの下部にスリットに通すとぷしゅっ、と音を立てて扉が開いた。

それに合わせて吉良達が部屋の中に入ると、そこには横長の黒いガラスの窓があった。

 

黒い窓が気になった吉良と和人を余所に、倉橋が黒い窓の下部にあったパネルを操作すると振動音と共に黒い窓の色が透明なガラスの物へと変化した事で先程まで見えなかった向こう側の光景が見えるようになった。

 

 

窓の向こう側にあったのは吉良が知っているソードアートオンラインの物語で登場し、木綿季が使用したVRの技術を医療用に転用した世界初の医療用フルダイブ機器――『メディキュボイド』であった。

 

メディキュボイドはベッドと一体化した箱型と言う外見をしているのだが、ベットの上には本来いるはずの木綿季の姿は無い。

 

 

 

それどころか、メディキュボイド自体が派手に壊れてしまっていたのだ。

 

 

 

「なっ、壊れている・・・!?」

「い、一体何が・・・!?」

 

「機械の異常を示す警報がしてすぐに駆け付けた際にはもう、この有り様でした。そして・・・メディキュボイドの傍に身体を動かせないはずの紺野さんが立っていたんです。けど・・・」

「けど・・・?」

 

「・・・紺野さんの髪の色は茶色なんですが、私がその時見た紺野さんは長い紫の髪となっていました。そして、彼女の傍には黒と青のイナゴのような怪物がいて・・・」

「怪物、ですか・・・」

「えぇ・・・その光景に驚いている私の前で紺野さんは怪物と共に灰色のオーロラの様なものを潜って消えてしまいました」

 

「・・・僕の予想通りか」

「えっ?予想通り、って・・・っ!?誰だっ!?」

 

倉橋の話を聞いた吉良は思わず軽く俯きながらも呟いた。

その言葉を聞いた和人が尋ねようとした途端、突然何かに気づいた様子で振り返りながらも叫ぶ。

 

何事かと思いながらも振り返る吉良と倉橋が振り返ると、三人の前に病衣姿の木綿季が姿を現した。

 

「なっ、ユウキ・・・!?」

「ゆ、木綿季君っ!!」

 

「待ってください倉橋さん!今の彼女は紺野さんじゃありませんっ!」

 

「はっ!?ど、どういう意味だよ!?」

「紺野さんは体を乗っ取られているんだ。以前僕が倒した、いや倒したはずだった奴に・・・」

 

木綿季の姿を見て驚く和人を余所に思わず駆け寄ろうとする倉橋を慌てて制する吉良。

吉良の言葉に対して答えながらも、吉良は目の前にいる木綿季を睨む。

 

 

「・・・それで合っているだろう?コウガネッ!!」

「・・・ふん、御見通しと言う事か。いつから気づいていた?」

 

「そんなことどうでもいい!コウガネ、何故紺野さんの体を利用する!?お前の目的は何だ?!」

「知れたことを・・・今度こそ、新世界の神となる為だ!だが、そのためにはまだ力が完全に回復できてはいない・・・順調に力を取り戻しつつあったと言うのに、死神によって憑代にしていたスワローテイルファンガイアが倒されたのでな」

「なっ、スワローテイルファンガイアもお前に利用されてたのか・・・!」

 

吉良の言葉に対して木綿季・・・いや、木綿季の体を乗っ取っているコウガネが笑みを浮かべながらも尋ねるが吉良はそれに答える気もなく逆にコウガネに目的を問いかける。

それに対してコウガネは目的を語りながらも、スワローテイルファンガイアを利用していた事を話した為に吉良も驚きを隠せないでいる中コウガネは続けた。

 

「奴がやられた後、私はレギオネクスに加担した事によって手にしていた世界を渡るオーロラを使い、この世界にやってきた。その時にこの小娘を見つけて憑代にしたまでは良かったが、碌に身体が動かなかった」

 

「そりゃ、年単位で寝たきりだったからね・・・無理もない話だろうな」

 

「このままではまずいと思い、私は集めていたライフエナジーの大半を使って体を動くようにしたのだ・・・それからは、スワローテイルファンガイアの体を憑代にしたせいか使えるようになった吸命牙を利用してライフエナジーを集め直し、ようやく力を取り戻せてきた所だ」

 

「なるほど、この世界の人間のライフエナジーを吸収してまわっていたのはそういう事か・・・けど、力を取り戻せたと言うのであれば紺野さんを利用する必要ないだろっ!とっとと解放しろっ!!」

 

「ふん、貴重なライフエナジーを消費させておいてそう簡単に解放してやるものかっ!それに・・・動くこともできず、息絶えるまで待つだけしかできないようなつまらない命を有効活用してやって何が悪い?」

 

「つまらない、命ですって・・・!」

「お前・・・!」

「・・・随分ふざけたこと言ってくれるな」

 

「ふん、事実だろう・・・さて、これ以上話してると長くなる。ディレイド、貴様は今の私にとっては最大の障害だ!消えてもらおうぞっ!」

 

コウガネの言葉に吉良と和人もだが、倉橋までも怒りを覚える。

そんな三人を余所に、コウガネはどこからか取り出した戦極ドライバーを装着すると黒い林檎が描かれたロックシードを構える。

 

《ダークネス》

《ロックオン》

 

「変身・・・!」

 

《ソイヤッ!ダークネスアームズ、オぅゴンの果実!》

 

ロックシードからの電子音声と共にコウガネの頭上に出現する黒い林檎。

 

その光景に和人と倉橋が驚く前でコウガネはロックシードを戦極ドライバーに装着し、カッティングブレードを倒してコウガネの頭に被さる黒い林檎。

 

それに合わせてコウガネはその姿を変えると同時に響く電子音声に合わせて黒いリンゴが展開して装甲となる事で、コウガネはマルスの装甲を黒くしたようなものを装備した戦士『仮面ライダー邪武』へと姿を変えた。

 

変身完了と共に邪武は刀身が濃いピンク色になった大橙丸――『ダーク大橙丸』の切っ先を吉良に向けたと同時に駆け出して、吉良に斬りかかる。

何とか邪武の攻撃をかわしながらも吉良はディレイドライバーを装着する。

 

「変身っ!」

《カメンライド、ディレイド》

 

「馬鹿めっ!変身する前に仕留めてくれるっ!!」

 

ディレイドライバーの変身音声が響く中で、邪武がダーク大橙丸で斬りかかる。

まだディレイドに変身していない状態での邪武の攻撃に対し、吉良は咄嗟に左腕で防御しようとする。

 

それを見た和人が思わず声を上げようとした時、吉良の左腕にダーク大橙丸が当たる直前に左腕のみディレイドのものに変わる。

攻撃を防がれるとは思っていなかったのか驚いている様子の邪武の目の前で、吉良はディレイドへと姿を変えると同時に左腕を振るってダーク大橙丸を払いのけると、そのまま邪武を思い切り突き飛ばす。

 

邪武が突き飛ばされて部屋から出て行った所にディレイドが掴みかかって、和人と倉橋に被害が出ないようにそのままの状態で廊下を駆けていくのだが、すぐに邪武に振り解かれて蹴り飛ばされる。

床を転がりながらも何とか体制を整えようとするディレイドに対して邪武が攻撃を仕掛けようとするが、邪武を飛び越える事でディレイドと邪武の間に割り込んだ何かが邪武のダーク大橙丸を弾いた。

 

何事かと思う邪武とディレイドの間に割り込んだ何かの正体は、アクエリアスゾディアーツであった。

 

「なっ、アクエリアスゾディアーツ!?」

「っ、貴様が何故ここに!?」

 

「以前、私が貴方に襲われた際にこれの欠片を貴方に付けておいたんです。この欠片は発信器代わりに使えるので、貴方の位置を特定することは容易かったですよ?」

 

乱入してきたアクエリアスゾディアーツに驚くディレイドに対して、正体を知っている様子の邪武がダーク大橙丸の切っ先を向ける。

それに対してアクエリアスゾディアーツは何処からか取り出した鞭こと『ネクタル』を見せながらも答える。

 

それを聞いた邪武が思わず舌打ちしながらもダーク大橙丸で斬りかかるが、アクエリアスゾディアーツはそれをかわしながらも背後に回ると同時に両肩の水瓶から水流を放つ。

放たれた水流を受けた邪武が水流の勢いに負けて吹っ飛んできたのをディレイドがかわしている間に、アクエリアスゾディアーツがゾディアーツスイッチを押す。

 

それによってアクエリアスゾディアーツはヴァルゴゾディアーツへと姿を変えると同時に右手に持っていたロディアを掲げる。

 

すると、ディレイドと邪武の背後の空間に黒い穴が出現する。

その直後、邪武とディレイドはその穴に向かって吸い寄せられ始めた。

 

「っととと!?」

「ぬぅぅ、何のつもりだっ?!」

 

「・・・ここは人を癒す場所です。傷つけあう場所ではありません!戦うなら余所でやりなさいっ!!」

 

「ぬぁぁぁぁ!?」

「うわぁぁぁっ!?」

 

穴に吸い寄せられないようにディレイドと邪武が踏ん張っている中、ヴァルゴゾディアーツが叫びながらもロディアを振るう事で突風を起こした。

それによってディレイドと邪武が体勢が崩れてしまい、そのまま黒い穴に吸い込まれてしまった。

 

ディレイドと邪武が吸い込まれたと同時に黒い穴が消失するのを確認した後、ヴァルゴゾディアーツは振り返る。

そして、倉橋と共にこちらを見る和人に対して告げた。

 

 

 

「・・・この世界に起きる異変はもうすぐ大きく動くことになります・・・貴方も動いた方が良いかもしれませんよ?仮想世界でのデスゲームを終わらせた黒き英雄であり・・・現実世界でのアンデッドとの戦いを終わらせた青き英雄である、貴方も」

「っ・・・!!?」

 

 

ヴァルゴゾディアーツの言葉に目を見開く和人を余所に、ヴァルゴゾディアーツはロディアを振るうと同時に出現した竜巻に包まれる。

すぐに竜巻は収まったのだが、その時には既にヴァルゴゾディアーツの姿は無かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「やれやれ・・・情報、なかなか手に入らねぇなぁ~・・・」

「そうだねぇ・・・もしかして、こっから遠いのかな?」

 

その頃、零慈とクロウは街で横浜湾北総合病院の場所を適当な人を捕まえては尋ねて回っていた。

だが、今の所誰も場所を知らないと返されてしまっている状況でありどうしたものかと考え始めたその時、どこかから悲鳴が響いた。

 

周囲の人も悲鳴を聞いて何事かと思う中で零慈とクロウが悲鳴のした方をみると、そこにはアルビローチの群れが暴れまわっていた。

 

「っ、何だあいつ等!?」

「アルビローチか、ったく!妙なタイミングで現れやがって!クロウ、行くぞっ!」

「分かった!」

 

零慈の言葉に頷きながらもクロウはウィザードライバーを装着し、指輪を左手につける。

それに合わせて零慈が右手を軽く横に振るうと黒い炎と共にディバインドライバーが現れ、零慈は左手にカードを構える。

 

「「変身っ!」」

 

《カメンライド、ディバイン》

《フレイム、プリーズ!ヒー、ヒー、ヒーヒーヒー!》

 

電子音声と共にクロウが魔法陣を潜ってウィザード・フレイムスタイルに変身する傍で、零慈が黒い炎に包まれ炎が晴れた時にはディバインへと変身を完了していた。

変身した二人のライダーは顔を見合わせて頷きあうと、そのままアルビローチに向かっていく。

 

《コネクト、プリーズ》

 

アルビローチに向かっていきながらも右手に指輪を付けたウィザードがウィザードライバーを操作して指輪をかざすと共に響いた電子音声に続くように、目の前に現れた魔法陣を見て足を止めながらもウィザードは右手を突っ込む。

そこからウィザーソードガン・ガンモードを取り出した勢いでその場で一蹴しながら右腕を振るう中でウィザーソードガンを連射。

 

放たれた銃弾は意志を持つかのように滅茶苦茶な軌道をたどりながらも次々と人々を襲うアルビローチに命中していく。

 

「おいっ!早く逃げろっ!!」

 

「は、はいぃっ!!」

「わ、わぁぁっ!?」

 

ウィザーソードガンを連射して銃弾が次々とアルビローチに命中していく中、ディバインもディバインドライバーを振るって銃弾を浴びたアルビローチ達を次々と斬り捨てていく。

アルビローチを倒しながらも襲われていた人々に逃げるように叫び、それを聞いてこの場から人々が急いで離れていく。

 

その途中にも数体のアルビローチが逃げ遅れている人々を襲おうとするがウィザーソードガンの銃弾によって次々と倒れて消滅していく。

 

「弱いみたいだけど数が多いな・・・纏めて潰すかっ!」

《フレイム、シューティングストライク!》

 

「こっちはこれで行くかっ!」

《アタックライド、ブレストキャノン》

 

ある程度人がいなくなったのを見ながらも、ウィザードは纏めて倒そうとウィザーソードガンのハンドオーサーを展開して左手で握るウィザード。

その傍でディバインがディバインドライバーのスリットにカードを通した後で腰のホルダーに納めると、胸部にバースの装備であるブレストキャノンが装備される。

 

「ぶっとべっ!!」

「フィナーレだっ!!」

 

『『『『『ギャァァァァッ!!?』』』』』

 

同時に叫ぶと同時にウィザーソードガンからの火炎弾とブレストキャノンがアルビローチの群れ目掛けて放たれる。

二人のライダーの攻撃を受けたアルビローチの群れが断末魔と共に大爆発を起こした。

 

目の前の爆発を確認したウィザードとディバインが終わったかと思い大きく息を吐く。

その直後、近くから叫び声が上がった。

 

「っ、何だ!?」

「近いぞ、こっちだっ!!」

 

叫び声に驚きながらも声のした方へ向かって二人が駆け出す。

駆け出して少しすると、広めの公園に二人が到着するとそこには華の形をした頭部と右腕を持つ怪人が木の棒を持った青年を軽くあしらっている所であった。

 

「あれは・・・確かオーキッドアンデッドだったか」

「零慈っ!早く助けないとっ!」

「おっと、そうだなっ!」

 

ウィザードとディバインは駆け出したかと思うと、そのまま青年を飛び越えるようにしながらも青年を襲う怪人こと『オーキッドアンデッド』に飛び蹴りを放つ。

オーキッドアンデッドは素早く腕を交差することで防御するものの、威力を殺しきれずによろけるように後退する前でディバインとウィザードはそれぞれ武器を構える。

 

「よぉ、大丈夫か?」

「ここは任せて早く逃げてっ!!」

 

「逃がすかっ!出てこいっ!」

「「「「「ギィィィッ!!」」」」」

 

「うわっ!?また出て来た!?」

「ったく、しつこいなっ!!」

 

青年に早く逃げるように告げるウィザードの言葉を聞いて、そうはさせないと言わんばかりに声を上げながらもオーキッドアンデッドが右手を上げる。

すると、ウィザード達の周囲を取り囲むようにアルビローチが現れた為に苛ついた様子のディバインがカードを使おうとする。

 

 

 

 

 

 

 

 

《シャカリキスポーツ!》

 

 

 

 

 

 

 

「っ?何だ今の・・・えっ!?」

「あん?どうし・・・たっ!?」

 

突如響き渡る電子音声に何事かと思うウィザードが電子音声のした方を見ると同時に驚いた声を上げる。

それを見てどうしたのかと思いながらもディバインはウィザードの見ている方を見ると、全体的に黒い仮面ライダーがこちらに向かってきていた。

 

ただ、歩いてこっちに向かってきている訳ではなく・・・BMXと呼ばれるタイプの自転車に乗って向かってきていたのだ。

 

「な、何だあのライダー!?チャリンコに乗ってるぞ!?」

「えっ、零慈も知らない仮面ライダーなの?」

 

「邪魔だっ!!」

『『『『ギャァァァッ!?』』』』

 

その光景に固まるウィザードとディバインを余所に自転車に乗った黒い仮面ライダーはスピードを落とすことなくアルビローチの群れに突っ込んで弾き飛ばしながらも進むと突然急停止。

それを見てチャンスだと考えたのかアルビローチが襲い掛かろうとするが、黒い仮面ライダーは自転車から降りると同時にそのまま自転車を豪快に振り回して近づいて来たアルビローチを吹っ飛ばしたかと思うとそのまま自転車を思いきりぶん投げる。

 

そのまま自転車は地面に落ちるのかと思うと、突然まるで自分の意思を持っているかのごとく綺麗に着地してそのまま動き回ってアルビローチを次々と弾き飛ばして行った。

自転車に蹴散らされて次々と消滅していくアルビローチ達を見て驚きを隠せないウィザードとディバインを余所に、オーキッドアンデッドが思わず叫ぶ。

 

「き、貴様っ!一体何者だっ!?」

「・・・俺はゲンム、仮面ライダーゲンム」

 

《ガシャコンバグヴァイザー!》

「さぁ・・・ゲームスタートだ!」

 

《チュドーン!》

「ぐっ!?こ、このぉっ!!」

「はっ!!」

「あぐっ!?」

 

オーキッドアンデッドの問いに答える黒い仮面ライダーこと『仮面ライダーゲンム レベル2』はどこからか取り出したパッド型アイテム『ガチャコンバグヴァイザー』を起動させるとそれを右腕に装備する。

装備すると同時に響く電子音声と共に射撃モードである『ビームガンモード』となったガチャコンバグヴァイザーを向けると同時に、二門の銃口からビームが連射される。

 

いきなりの攻撃に対処できずに直撃し、よろけるオーキッドアンデッドに向かっていくゲンムを殴ろうとするがかわされてお返しと言わんばかりに蹴り飛ばされた。

蹴りを受けて吹っ飛んだオーキッドアンデッドは地面を転がった後にすぐさま体制を整えると花弁を放ってくるが、ゲンムは思い切り飛び上がってかわしながらもオーキッドアンデッドの背後に着地する。

 

「くっ、ちょこまかとっ!!」

 

《ギュイーン!》

「はぁっ!!」

 

オーキッドアンデッドが振り返りざまにゲンム目掛けて触手を伸ばしてきたが、ゲンムは慌てることなくガチャコンバグヴァイザーを外すと、180度回した状態で再び装備する。

 

装備すると同時にガシャコンバグバイザーから先ほどとは違う電子音声が響くと、近接モードである『チェーンソーモード』へと切り替わる。

そして、迫る触手に対してゲンムはガシャコンバグヴァイザーに付いている刃を使って伸びて来た触手を切り裂いていきながらも、突き進んでそのままガシャコンバグヴァイザーでオーキッドアンデッドの体を斬り付けた。

 

ゲンムの一撃を受けたオーキッドアンデッドが吹っ飛んでいくのを見ていたゲンムはつまらなさそうにしていた。

 

「お前、弱いな・・・上級アンデッドの名が泣くぞ?」

「な、何ですってぇ・・・!?」

 

「・・・まぁいい、これで終わりだ」

 

「フォォォォォゥッ!!」

「なっ、ぐぁぁっ!?」

 

オーキッドアンデッドに対して言い放ちながらも、ゲンムは腰に付いているベルト『ゲーマドライバー』に挿しているゲームカセットの様なもの――『プロトマイティアクションXガシャット』に触れる。

だが、突然響いた奇妙な叫び声と共に青い衝撃波がゲンムに放たれ、衝撃波をまともに受けたゲンムが吹っ飛ばされる。

 

ディバインとウィザードが衝撃波の飛んできた方を見るとそこにはサングラスをかけた男の姿があった。

 

「っ、アンタ・・・何故ここに・・・!?」

「いやぁ、私もそこの彼を捕まえろと言われちゃってねぇ・・・しっかし、封印されてた間に仮面ライダーも随分と増えたもんだなぁ」

 

「っ、封印されてたって・・・まさかっ!?」

「どうやら、テメェもアンデッドみたいだなっ!!」

 

「ははっ、大当たりぃ~!!」

 

オーキッドアンデッドが突然現れた男を見て驚くのに対して、男が答える。

男の言葉を聞いたウィザードがまさか、と考えた所でディバインが男にディバインドライバーの切っ先を向ける。

 

ディバインの言葉を聞いた男は笑いながらも答えると、突然その姿を山羊を思わせる姿をした『カプリコーンアンデッド』へと変えた。

 

「ちっ、上級アンデッドが二体か・・・厄介だな」

「・・・よし、今回はこれで行ってみるか」

 

面倒な相手だと思いながら舌打ちするディバインの傍で、ウィザードは本来のウィザードで言うウォータードラゴンの指輪を手にすると左手の指輪を付け替えた。

 

指輪を付け替えたウィザードがウィザードライバーを操作して左手をかざそうとするのを見ていたカプリコーンアンデッドはどこからか取り出した三日月状のブーメランをウィザード目掛けて投げつける。

ウィザード目掛けてブーメランが飛んでくる中、ウィザードの左手がウィザードライバーにかざされた。

 

 

 

《ウォーター、フェンサー!》

 

 

 

左手をかざすと同時に響き渡る電子音声。

それに合わせてウィザードの周囲を包むように水の竜巻が現れると同時にカプリコーンアンデッドが放ったブーメランが飛んでくるが、水の竜巻に当たったと同時に弾かれてしまった。

 

「なっ、何だぁっ!?」

「っ、これは・・・」

 

《ザバザババシャーン、ザブンザブーン!》

 

カプリコーンアンデッドが驚く中で響き渡った電子音声と共にウィザードを包んでいた水の竜巻が突然弾け飛んだ。

水の竜巻であった水滴が舞う中でウィザードが姿を現した時には、コートが白で胸にあるドラゴンの顔を思わせる部分がなくなっているウォータードラゴンスタイルにそっくりの姿――『ウォーターフェンサースタイル』へと変わっていた。

 

「っ?資料で見た姿と違う、だと・・・!?」

「姿が変わろうが同じだっての!」

 

「それはどうかなっ!!」

「舐めてると痛い目に合うぜっ!!」

 

ゲンムがウィザードの姿を見て驚く中、カプリコーンアンデッドが向かってくるのを見てウィザードが迎え撃とうと駆け出すのに合わせてディバインも付いて行く。

そんな中でオーキッドアンデッドは先程まで襲っていた青年に狙いを変えようとするが、そこにゲンムが現れた際に乗っていた自転車こと『スポーツゲーマ』が突撃してきて吹っ飛ばしてしまう。

 

「逃がすと思っているのか?」

「くっ、鬱陶しい奴ねっ!!」

 

「ちっ、フォォォォォォウッ!!」

「甘いぜっ!」

 

《アタックライド、メロンディフェンダー》

 

オーキッドアンデッドとゲンムが再び戦い始める中、カプリコーンアンデッドが雄叫びと共に青い衝撃波を口から放つ。

それに対してディバインがディバインドライバーのスリットにカードを通すと、電子音声と共に出現したメロンディフェンダーで衝撃波を防ぐ。

 

衝撃波を防がれたことに驚くカプリコーンアンデッドに対しウィザードがウィザーソードガンを連射。

銃弾を受けてよろけたカプリコーンアンデッドは先ほど投げたものと同じブーメランを構える。

 

「くそっ!くらえっ!!」

「おっと!」

《リキッド、プリーズ》

 

カプリコーンアンデッドがブーメランを投げようとするのを見て素早く右手の指輪を付け替えるウィザード。

そのままカプリコーンアンデッドがブーメランを投げつけてくると同時に、ウィザードはウィザードライバーを操作して右手をかざし、電子音声が響くと共に飛んできたブーメランを液状化してかわす。

 

そして、かわされたブーメランはオーキッドアンデッドに命中。

予期せぬ攻撃によろけた所をゲンムに蹴り飛ばされると、ゲンムはゲーマドライバーからガシャットを引き抜くとゲーマドライバーの右側に装備されたホルダー――『キメワザスロットホルダー』に装填してからホルダーについているスイッチを押した。

 

《ガッシューン》

 

《ガシャット!》

《キメワザ!》

 

「な、何をする気・・・!?」

「決まっているだろ・・・必殺技さっ!」

 

《マイティ!クリティカルストライクッ!》

 

「これで・・・終わりだぁっ!」

「きゃぁぁぁっ!!?」

 

響き渡る電子音声に警戒するオーキッドアンデッドに言い放った後、ゲンムは再びホルダーのボタンを押す。

それに合わせて響き渡る電子音声と共に飛び上がったゲンムはそのままオーキッドアンデッド目掛けて飛び蹴り―『マイティクリティカルストライク』を放った。

 

オーキッドアンデッドはその一撃をくらって吹っ飛んだ後、爆発を起こして倒れる。

 

「くっ、こりゃまずいな・・・覚えてろっ!!」

 

「逃がすかっ!!」

《ウォーター、スラッシュストライク!》

 

「はぁぁっ!!」

「なっ、おわぁぁぁっ!!?」

 

オーキッドアンデッドがやられたのを見て逃げようとするカプリコーンアンデッドに対してウィザードはウィザーソードガンをソードモードに切り替え、ハンドオーサーを展開して左手で握る。

 

響く電子音声に合わせてウィザードはウィザーソードガンを地面に突き立てたかと思えば、突然カプリコーンアンデッドの足元から勢いよく水柱が噴き上がる。

それによってカプリコーンアンデッドの体が宙に舞った。

 

「零慈っ!!」

「あいよっ!!」

《ファイナルアタックライド、ディ・ディ・ディ・ディバイン》

 

電子音声と共に零慈がディバインドライバーを振るってディメンションフラッシュを放つと同時に、ウィザードがウィザーソードガンを振るって青い斬撃を飛ばす。

体勢を整える間もなくカプリコーンアンデッドは二人の放った斬撃をまともに受け爆発を起こしたかと思えば、地面に落下したと同時にベルトのバックルが開く。

 

「これで良し・・・って、あれ?アンデッドって封印しないといけないんじゃ・・・」

「あっ、忘れてた!?やべぇぞ、俺こっちの世界に知り合いいないから封印するカード持ってないぞ!?」

 

「えぇっ!?そ、それまずいじゃない!どうするのっ!?」

「・・・ったく、持ってきててよかったか」

 

二体のアンデッドを倒した事に一安心していたウィザードはふと、吉良から聞いた事を思い出す。

それを聞いてしまったと言わんばかりに叫ぶディバインにどうするんだと声を上げるウィザードを見て、呆れた様子のゲンムがどこからか取り出したラウズカードを二枚を二体のアンデッドに向かって投げ、封印する。

 

「あん!?何でお前がラウズカードを持ってんだよ!?」

「・・・知り合いの女、天宮 紅音に頼まれたからだ。今動けないからな」

 

「天宮 紅音さん・・・?」

「紫音の姉ちゃんだよ、こっちに来てたとはなぁ・・・」

 

「・・・これは回収させてもらう。じゃあな」

 

ゲンムが事情を話し終えると、近くで停まっていたスポーツゲーマに乗ってそのまま去っていく。

その後ろ姿を見送ったディバインとウィザードがオーキッドアンデッドに襲われていた青年に近づいて行った。

 

「よぉ、無事か?」

「あ、あぁ・・・何とか。アンタ達も仮面ライダーなのか?」

 

「まぁね・・・って、ん?アンタ達も?」

「あ、その・・・実は・・・っ!?な、何だよあれっ!?」

 

青年の言った言葉が引っ掛かったウィザードが尋ね、青年が答えようとしたのだが突然驚いた声を上げる。

それを聞いて、何事かと思うウィザードとディバインが視線をそらしてみると自分たちの近くに灰色のオーロラが出現していた。

 

オーロラを見て今度は何だと言わんばかりにウィザードとディバインが身構えていると、オーロラからディナーレが姿を現した。

 

「っ、ディナーレッ!!」

「テメェ、何しにきやがったっ!!」

 

「なっ!?お前等、何故ここに・・・オーキッドとカプリコーンは何をしている!?」

「生憎だったな、今倒して封印したばっかり・・・まぁ、封印したカードは紅音さんの知り合いが持って逃げたがな」

 

「ちぃっ、あのクソ女め・・・また邪魔をっ!!」

「・・・ん?お前、何持ってるんだ?」

 

オーロラが消える最中にウィザードとディバインを見て驚くディナーレの問いに答えるディバインの言葉を聞いて苛ついた様子のディナーレ。

その様子を見ていたウィザードがディナーレが何か持っている事に気づいたと、同時に青年が声を上げた。

 

「っ、それはレンゲルバックル!?何でお前が持ってる!?」

「えっ?レンゲル、バックル?」

 

「この世界のライダーの一人、仮面ライダーレンゲルの変身アイテムだ。てか、それを知ってるって事は・・・」

「そうさ、その男はかつて仮面ライダーレンゲルとしてアンデッドと戦った下野睦月さ、その男を渡してもらうっ!僕等レギオネクスの新たな戦力としてやるっ!!」

 

「ふざけるな、誰が渡すかっ!」

「それより、レンゲルバックルを返せっ!!」

 

「ふん、誰が渡すか・・・」

《アタックライド、スチールベント》

 

自分たちの傍にいる青年こと『下野睦月』がこの世界の仮面ライダーの一人である事に驚きながらも、ディナーレの目的を聞いて彼を護ろうとディバインとウィザードが構える中で睦月が叫ぶ。

それに対してディナーレが答え終わる前にディバインがディバインドライバーのスリットにカードを通した。

 

すると、ディナーレの持っていたレンゲルの変身アイテムこと『レンゲルバックル』が消失してディバインの右手に握られた。

 

「はい、お馬鹿さんっと・・・ほれっ!」

「っとと!?」

 

「くっ、くそっ・・・」

「させるかっ!!」

 

あっさりレンゲルバックルを奪い取ったディバインがレンゲルバックルをパスする。

それを睦月が慌てて受け取る中で、ディナーレがディナーレドライバーにカードを装填しようとするが、それよりも早くウィザードが左手を突き出して雷を放って攻撃する。

 

まともに雷を浴びてしまったディナーレが思わず片膝をつく前でディバインとウィザードが追撃を仕掛けようとしたその時、何処からか爆発音が響き渡った。

思わずディバインとウィザードが音のした方を見て煙が上がっている事に気づいている間に、ディナーレは慌てて作り出したオーロラを潜ってその場から逃走してしまった。

 

「あっ、あの野郎っ!!」

「零慈、いなくなった奴よりも今は爆発の方をっ!」

 

「ちっ、しょうがねぇ・・・っとと!?」

 

爆発が起こった原因を調べに行こうとするウィザードとディバインだが、どこからかアルビローチが大量に現れる。

それぞれ武器を構えるウィザードとディバインを余所に、睦月はレンゲルバックルを弄るとその中にカードが入っていた事に気づいてそのカードを確認してみると、それはレンゲルの変身に必要なラウズカード―『チェンジスパイダー』であった。

 

睦月はカードの絵柄を確認するかのように少し見つめた後で決心した様子でレンゲルバックルにカードを入れてから腹部に当てる。

すると、レンゲルバックルからベルトが伸びて自動で装着された。

 

「・・・変身っ!」

《Open up》

 

睦月が叫ぶと同時にレンゲルバックルを開くと同時に電子音声が響いて、カード型のオーラが現れる。

それを潜りぬけると、睦月は全体的に緑で紫の瞳の仮面ライダー――『仮面ライダーレンゲル』へと姿を変えた。

 

睦月が変身したことに驚くディバインとウィザードを余所に、レンゲルは専用武器である先端にクラブの形の刃を付けた杖―『レンゲルラウザー』を構える。

 

「俺も戦う、足手纏いにならないようにはするさっ!」

「へっ、ありがたい事だっ!」

 

「それじゃ、行こうかっ!!」

 

ウィザードの言葉の後、三人のライダーが駆け出してアルビローチと戦いを始める。

この時、三人のライダーはアルビローチを倒すことに集中していた為、ある事に気づいていなかった。

 

 

 

 

爆発が起こり、煙が上がっている場所の辺りに金色に光る何かが落ちて行った、と言う事に・・・。

 

 

 

 

 

To be continued・・・

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