仮面ライダーディレイド   作:白き翼

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仮面ライダーディレイド、前回の三つの出来事!

一つ、クウガとけいおんの世界を後にした吉良達はオーズとシンフォギアの世界にやってきた!

二つ、リディアンの教師の役割を与えられた吉良が仕事を終えて帰っていた際にノイズと遭遇!

そして三つ、ディレイドに変身しノイズを蹴散らした吉良の前に、なんと前の世界で出会った仮面ライダークウガこと藤宮 勇介が現れた!!




逃走と出会いと連行

「えっ、ゆ、勇介さんが二人・・・!?」

「あー、未来ちゃん。そいつはクウガじゃなくてディレイドって言うライダーなんだよ。一応、俺の友人だ・・・ってか、吉良。他の奴が来た時説明が面倒だから変身を解け」

 

「あ、うん」

 

クウガの変身を解いた勇介と自分の近くにいるDクウガと交互に見ながらも戸惑うように呟く未来。

それを見た勇介が簡単に事情を説明するとDクウガに変身を解くように言う。

 

それを聞いたDクウガは頷くと同時にディレイドの姿へと戻る。

 

「姿が変わった・・・」

「それが僕の特徴みたいなものだからね、クウガ以外にもあと一つ姿があるよ」

「あと一つ・・・って、まさかライガにまでなれるのか!?」

 

元の姿になったディレイドの姿を見て呟く未来に笑いながらも説明を入れるディレイド。

それを聞いた勇介がライガになれるのかと驚いた様子で聞いてきたので、ディレイドは頷いて返す。

 

「さて、そろそろ帰らないと・・・勇介!小日向さんをお願い!」

「えっ!?あ、おい!?」

 

逃げるように去っていくディレイドを捕まえようとする勇介だったが、ディレイドはマシーンディレイダーに乗ってどこかへと去ってしまった。

仕方なく勇介は未来を連れて、その場を後にするのであった。

 

 

 

 

 

 

 

翌日・・・

 

 

 

 

 

~光風館~

 

「・・・さて、この世界に来て先生を始めた翌日が休日とはね・・・」

「まぁまぁ、折角の休みの日なんだからゆっくりしなさい。昨日も戦ったりしたんでしょ?」

 

テレビを見ながら呟く吉良に微笑みながらも声をかけるキズナ。

 

吉良の言う通り、今日はリディアンが休みなので先生としての役割は休みなのだ。

この世界のライダーの事を調べようにも、情報が無さ過ぎる。

 

「・・・仕方ない、適当にぶらついてみるか。キズナ、宗一郎さん。ちょっと出てきます」

 

「行ってらっしゃい」

「気をつけてね」

 

少し考えた結果、とりあえず適当に外をぶらつこうと考えた吉良は出かける事にする。

キズナと宗一郎に声をかけた吉良は、マシーンディレイダーに乗って適当に街の散策をしようと走り始めた。

 

どこに行こうかと考えていた時、ふとある事を思いつく。

 

「・・・そういえば、あのCDあるかな?ちょっと探してみよっと」

 

そう呟きながらも吉良はCDショップへと向かう事にするのであった。

数分後、適当に見つけたCDショップに入る吉良はお目当てのCDを探し始める。

 

「えーっと・・・ツヴァイウィングって、どの辺だろ?」

 

そう呟きながらもお目当てのCDを探す吉良。

 

 

ちなみに、ツヴァイウィングとは戦姫絶唱シンフォギアに登場する『天羽 奏』と『風鳴 翼』と言う二人の少女のボーカルユニットである。

だが、吉良の知っている物語の展開ではある理由で奏が死亡してしまった為に解散してしまい、翼はソロで活動をしている。

 

 

「ツヴァイウィング・・・ツヴァイウィング・・・んー、どこだ?」

「ん?ツヴァイウィングのCD探してるのか?」

「あ、はい。どの辺りにあるか分かります・・・か?」

 

CDを探して歩く吉良はなかなか見つけることが出来ないでいると、急に誰かが後ろから声をかけてくれたので店員かと思い声をかけてくれた人の方を向く吉良。

ところが、後ろにいたのは店員ではなく黒いサングラスをかけた赤い髪の少女――本来いるはずの無い天羽 奏であった。

 

「あ、あも、むぐっ!?」

「しーっ!大声出すな、騒がしくなるから!」

 

流石に驚いてしまった吉良が思わず声を上げようとした途端口を塞がれる。

その状態のままで奏は吉良に注意、それを見て吉良がコクコクと頷いたのを見て手をどけた。

 

「それで、ツヴァイウィングのCD探してるんだったよな?こっちだぞ」

「あ、すみません」

 

奏に案内されてツヴァイウィングのCDがある場所に向かう吉良。

そこで見つけたツヴァイウィングのCDを購入するのであった。

 

「ありがとうございました、案内してくれて」

「気にすんなよ、それにしても・・・変わったバイクだな?」

 

「そ、そうですかね?」

 

CDを購入した後、CDショップを後にする吉良に付いてくる様に歩く奏。

そして、停めていたマシーンディレイダーに乗ろうとした時突然悲鳴が響き渡る。

 

またノイズが出たかと思っていたのだが、そこにいたのはノイズではなくボロボロの包帯を体中に巻いたミイラ男を思わせる姿の怪人――『屑ヤミー』の群れであった。

 

「ったく、今度はヤミーかっ!!」

「あっ、おい!?」

 

持っていたCDの入った袋をマシーンディレイダーのハンドル部分に引っ掛けると、吉良は屑ヤミーに向かって走っていく。

そのままディレイドライバーを装着、ブレイブッカーからカードを取り出す。

 

「変身!」

《カメンライド、ディレイド》

 

電子音声と共に走りながらも吉良はディレイドに変身。

変身と同時に近くにいた屑ヤミーを殴り飛ばしてから、ブレイブッカーをガンモードにして屑ヤミーの群れ目掛けて撃ち始める。

 

「変身した・・・?」

 

吉良の変身したディレイドの姿を見て困惑する奏。

そんな時、奏の近くに一台のバイクが止まるとバイクに乗っていた青年が奏に声をかける。

 

「奏っ!使えっ!」

「おっ!ナイスタイミングだ、映司っ!!」

 

映司と呼ばれた青年は奏に向かってバイクの後部座席に積んでいたトランクに入っていたベルトを投げ渡す。

奏が投げ渡されたベルトを装備すると同時に映司は銀色のメダル――『セルメダル』を投げる。

 

それを奏がキャッチすると同時に、映司は腰に装備していたベルトのバックル部分にある三つの溝に左から赤、黄色、緑のメダル――『コアメダル』をそれぞれ装填する。

そして、バックル部分を傾けた後に映司が右腰につけていた円形のアイテムをバックル部分に滑らせる。

 

「変身!!」

《タカ、トラ、バッタ!タ・ト・バッ!タトバ!タ・ト・バッ!!》

 

映司の声と共に鳴り響く不思議な歌・・・

その歌が終わると同時に映司は頭部が赤、腕が黄色、足が緑のカラーリングの姿の戦士――『仮面ライダーオーズタトバコンボ』へと姿を変える。

 

「変身!!」

 

その隣では奏が映司から受け取ったセルメダルをバックル部分の左側にある装填口に装填、バックル部分の右側にあるハンドルを回す。

ハンドルを回し終えると同時にカポーンと音が鳴り響くと同時に球体状のエネルギーに包まれ、その中で奏は銀と黒で所々に丸い部分がある姿の戦士――『仮面ライダーバース』へと姿を変えた。

 

「うしっ!行くぞ!!」

「おうっ!」

 

変身を終えた二人の戦士は屑ヤミーの群れと戦うディレイドに駆け寄る。

 

「よっ!手伝うぜ!」

「えっ!?その声・・・奏さん!?」

 

「説明は後でする!とっとと片付けるぞ!」

「あ、はい!」

 

いきなりディレイドの肩を叩いて声をかけるバースに驚きながらも、声を聞いて奏である事に気づくディレイド。

どういうことかと困惑するディレイドにオーズが声をかけ、それに頷いて返すとディレイドはブレイブッカーをソードモードにして接近戦に切り替えて屑ヤミーと戦い始める。

 

それに合わせてオーズも腕に装備されている爪――『トラクロー』を展開して屑ヤミーを次々切り裂いていき、その近くでバースが武器を何も使わずに体術オンリーで戦い始めた。

屑ヤミーはそこまで強くないので、あっと言う間に三人のライダーによって全て蹴散らされてしまった。

 

「ふぅ・・・こんなものか?」

「多分・・・けど、どこから屑ヤミーは沸いてきたんだろ・・・?」

 

いきなり出てきたヤミーがどこから出たのかと考えながらもディレイドは変身を解除しようとしたその時、突然彼等の近くに数台の黒い車が停まる。

なんだと思っていると、黒い車から数人の黒服の男と共に勇介が降りて来た。

 

「吉良!見つけたぞ!」

「ゆ、勇介!?」

 

「ん?勇介とは知り合いだったのか」

「あー、はい。一応ですが・・・」

 

いきなり勇介が出て来た事に驚くディレイドにいつの間にか変身を解除した奏が尋ねる。

それに答えながらもディレイドが変身を解除した途端、ガチャンと言う音が聞こえる。

 

何の音だろうと思っていた吉良は、いつの間にか自分の手に手錠がつけられている事に気がついた。

ちなみに、刑事物とかに出てくる手錠よりもかなり頑丈そうな代物である。

 

「・・・え?」

 

「すみません、こうでもしないと逃げる可能性があると言われているので念のために」

「ほれっ、とっとと歩く!」

 

「え、ちょ、僕はどこ連れてかれるの!?」

 

手錠を取り付けたと思われる眼鏡をつけた男に言われると同時に勇介が車に乗せていく。

いきなりの展開にどうなってるのと言わんばかりに声を上げる吉良の隣に勇介が座るとドアを閉める。

 

「安心しろ、危なくない所だから」

「いや、だったら手錠を外して!?何か悪い事してとっ捕まってるみたいじゃないか!!」

 

「緒川さん、お願いしまーす」

「勇介お願いだから人の話聞いてぇぇぇ!?」

 

勇介の言葉にツッコミを入れるように吉良は言うが、勇介はそれを無視。

そのまま勇介と吉良を乗せた車は、吉良に手錠を取り付けた緒川と言う男の運転でそのままどこかへと行ってしまう。

 

それに合わせて残りの黒服の男も車に乗って緒川の運転する車を追いかけるようにしながらもその場を後にした。

 

「・・・なんだったんだ?」

「さぁ・・・?」

 

その場に取り残された奏は吉良と勇介のやり取りに対し首をかしげる。

その隣にいたオーズの変身を解除した映司も首を傾げるしかできなかった。

 

そんな様子をビルの上からこっそりと一体の怪人が見ていた。

怪人の名は『ウヴァ』、オーズの世界に存在するヤミーと呼ばれる怪人を作り出す『グリード』と呼ばれる怪人だ。

 

「・・・くそっ!アイツめ・・・一体何をしているんだ!?」

「呼んだか?」

「うぉぉぉっ!!?」

 

オーズ達を見ていてイライラした様子で呟いた途端、いつの間にか横にいた誰かに声をかけられる。

思わずその場から素早く離れて、声をかけてきた誰かを見る。

 

その誰かとは、クウガとけいおんの世界でゲアハからグゼパを奪った黒いライダーであった。

 

「お、脅かすな!と言うかどこに行っていた!?屑ヤミーを作って暴れさせろと言っておいて・・・」

「ワリィワリィ、だってそっちに目を向けておいてくれたほうが拝借しやすかったんだ。ほれっ!」

 

黒いライダーに怒鳴りながらも尋ねるウヴァに対し、黒いライダーはウヴァに何かを投げ渡す。

ウヴァは投げ渡された何かをキャッチし、確認した途端に固まってしまう。

 

何故なら今彼の手の中にあるのは自分のものではないコアメダルであったのだ。

 

「それさえあれば色々好き勝手できるだろ?自分だけでヤミーも作れるようになるし・・・んじゃ、後は適当に頑張れや」

 

コアメダルを渡した後、黒いライダーはどこかへと去ってしまう。

それを見送った後、ウヴァは黒いライダーから受け取ったコアメダルを取り込むのであった。

 

 

 

To be continued・・・

 

 

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