東方誘夢録   作:罪袋C

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今回はあの二人のお話
突然思い付いて勢いで書いちゃったから何がしたいのかよくわかんない。


第六.五話:偵察兵/援護兵始めました

「──以上が今回の作戦だ、各員準備につけ」

 

「了解!」

 

 あ、皆さんこんにちは、最近何かと出番のある妖孤の紺です。

 僕は今何をしているのかと言うと人間の軍の作戦会議を盗み聞きに行かされています。

 まあ僕の能力が偵察に向いてるのはわかってるから反発はしないし、できない。

 僕がやらないと皆が殺されてしまう、まああの二人に限っては万が一もないかもしれないけど、それでも役に立てるのは嬉しい。

 僕は戦闘には向かない種族で最近妖力に伸び悩んでいた、少しでも力になりたいのに霞と幽輝と一緒に並ぶとどうしても自分の弱さを感じる、二人の足を引っ張っちゃう。

 そんな僕に霞は「誰にでも向き不向きがある、適材適所で頑張ろう」と言ってくれた。

 本人は不本意なようだけどやっぱり霞は皆の上に立つ妖怪だと思う、そういう人が持つ英雄性ってやつを持っている。

 それから僕は霞の言う通り戦闘の技術を伸ばすより潜入や工作の技術を磨いた。

 今や妖怪軍団一の偵察兵だ。

 僕が情報を持ち帰り、霞が作戦を考えて実行する。

 それが僕たちの戦い方で、適材適所だ。

 本当は霞と一緒に戦える幽輝が羨ましい、でも、僕の仕事は幽輝には真似できない。

 弱くてもいい、一緒に前線に立てなくてもいい、霞は表で、僕は裏で、一緒に戦っているんだ。

 その事実が僕は一番誇らしい。

 

 

 少女戦闘中…

 

 

 皆さんこんにちは~、幽輝だよ。

 私達は今森で人間と戦っています。

 紺が持ってきてくれた情報のお陰で迎撃が簡単でいいわ~

 

「幽輝!あとどこ!?」

 

 霞が私を便りにしてくれる。

 私の眼を信じてくれる。

 だから私は霞の期待に応える。

 

「えっとね、そこの木の影に三人、更に奥から増援が来るよ」

 

 私は能力を使って戦場全体を見る、霞が言うところの『れーだー』だ。

 どうやってるのかは自分でもよくわからないけど、戦場を上から眺めてるみたいに敵がどこにいるのか解る。

 

「あ、裏からも来てるね」

 

「げぇ、そっちは任せた!」

 

「うん、任された~」

 

 幸いにも私は最古参で、力のある妖怪で、だからこうやって霞と肩を並べて、お互いに背中を預けて戦える。

 これはとっても嬉しいことだ。

 紺は私を羨ましがっていた、それはきっと私が霞と一緒に戦えるから。

 でも、私はちょっとだけ紺が羨ましかった。

 霞は紺がもって帰ってくる情報を一切疑わない、それは紺を信じているからできること。

 霞がそんな信頼を寄せている紺にちょっとだけ嫉妬。

 だから私は今度は紺が嫉妬するくらい霞が私を誉めてくれるように頑張る。

 私は馬鹿だから偵察も、作戦も考えられないけど、私には強い妖力とこの『眼』がある。

 この│能力《ちから》で私は霞を援護するんだ。

 それが私の喜びと、誇りなんだ。




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