直死の聖杯戦争 Fate/staynight×月姫   作:ドレミ24

1 / 1
第一話

日本:都内某所のホテル

PM.10:48

 

アルクと別れてから色々な所へ行った。アトラス院、時計塔、それから世界各地にある強力な地脈。でも、そのどれにもアルクェイドとずっと一緒にいる手がかりになる物は無かった。・・・いや、教えて貰えなかった。唯一の情報と言えば魔術の界隈では比較的有名な一つの事象

 

「冬木の聖杯戦争、か。」

 

10年前に勃発した7人の魔術師と7騎の英霊のペアによるバトルロイヤル、勝利した一つの陣営だけが万能の願望器、聖杯をもって願いを叶えるというなんとも信じ難い話だ。

 

だが事実、一人の歪んだ願いによって一度あの町は壊滅している。その前例がある以上その力であればあるいは・・・

 

「でも、俺は魔術師じゃないしな。」

 

そう、志貴には直死の魔眼という武器こそあるが肝心の魔術が使えない。恐らくはマスターにさえ選ばれる事は無いだろう。ならばどうするか

 

「マスターを騙して加担し、最後に令呪とやらを奪い俺が勝者になればいい。」

 

志貴は善人だが、そこまでお人好しではない。自分のためなら小汚い奴ら程度なら切り捨てるだけの汚れた人間性は持っている

 

「[[rb:あんな奴ら>魔術師]]にはもったいない力、俺が使ってやる。」

 

時計塔に行った時の奴らの対応を思い出す。自分の事を珍しい実験道具としか見ていなかった奴ら、一応情報をくれた一人のロードとその門下生を除きほとんどの人間がこちらに聞こえる様に陰口を言ったり、挙句目を抉り取って自分の物にしようとする者達までいた、なんとかあのロードのおかげで逃げられたが二度と行きたくない。

 

ロードと別れる時に「もしも聖杯戦争に手を出すのならここを頼れ。」と言われたメモ、「その場所には冬木の管理者がいる。一つ前の代ならいい顔はされなかっただろうが今の当主なら多少は多目に見てくれるだろう。」と言われ渡された一つのメモ、ソレには一つの住所と名前、『遠坂凛』と記された名前が書かれてあった。なんでも高校生にして冬木の地の管理者らしい、若いのに土地を治めるなんて優秀なもんだ。

そこまで考えてふと、時計を見る

 

PM.11:28

 

こんなに時間が経っていたとは予想外。いくら旅に慣れてきたからと言っても疲れは溜まっている。そろそろ休むか

 

「考えすぎた、もう寝よう。」

 

冬木を訪ねるのは翌日にすればいい、何よりもう今日の交通機関が終わってしまった以上行く手段はないのだから。

そこまで考えたところで志貴の意識は闇へ落ちた

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。