白蛇病恋譚~拾った妖怪に惚れて人間やめた話   作:二本角

2 / 75
今週日曜日は更新できない可能性が高いので、その告知も兼ねて

人物紹介・設定資料集は随時更新していきます。



人物紹介・設定資料集(第二章まで)

 月宮久路人(つきみや くろと)

 

 本作の主人公。現在編では19歳。

 基本的に彼のいる場所を中心に物語が進んでいく。

 

 外見

 やや背が高く、黒目黒髪で外見は整った顔立ちををしている方ではあるが、地味。10人すれ違っても、10人が気にすることなく通り過ぎていく。普段は温和な表情だが、戦闘時は目つきがかなり鋭くなる。外見のモデルは鬼〇の蛇柱さん。一人称は「僕」。

 

 性格

 性格はルールや常識、約束にうるさい頑固な所があるものの、もめ事を好まず波風立たないように生きているために基本人畜無害。やはり地味。ただし、本人に自覚はないが、やや独占欲は強い。雫のことは好きだが、後述の理由で想いを告げることはできていない。雫を傷つける者、馬鹿にするものにはひどく冷たい態度をとる。好きなタイプは「清楚でロングヘア。背は自分より低い方がいい。かわいい系より美人系。なにより巨乳」とのこと。

 

 戦闘スタイルなど

 「神の血」という特別な力を含む血が色濃く流れており、人外に狙われやすい。また、人間としては非常に珍しいことに人外を恐れない。

 人外が彼の周辺で暴れるため、怪奇現象が起きるという噂が立っており、周囲からやや避けられている。

 霊能力者、武芸者としての才能は非常に高く、雷と類似した性質の極めて膨大な霊力を持ち、剣術や弓術も得意。手先も器用。身体強化の術を使えば大物妖怪とも渡り合うことができるが、霊力の量が多すぎて人間の体には負荷が強すぎるために長時間の戦闘は不可能。直接雷を出すような、攻撃系の術も暴発の危険があり、「自分の意思では」使えない。

 血の影響か、幻術、催眠などを完全に無効化する。

 

 来歴など

 幼いころにペットにするつもりで拾った蛇が雫であり、意思疎通が可能と知り、守護の契約を結んでからは友達のように接し、すぐに親友の間柄になった。

 中学生になって、周囲から虐められていた所を初めて人化した雫に助けられた辺りから無意識に雫を異性として見ていた。高校時代の修学旅行中に想いを自覚するが、直後に九尾の襲撃を受け、「自分の血が雫の心を狂わせ、強制的に好意を持たせているのではないか?」という懸念に囚われてしまう。なお、久路人の血は妖怪には極上の美酒であるもの、洗脳効果や依存性はない。

 現在、雫によって自身の血液に雫の力が大量に混入しており、人外化が進行して違和感を感じているが、雫を疑うことをためらっているために現状に気づいていない。

 

 その他

 アニメ、漫画は全般的に好きだが、基本的に性癖はノーマル(現時点で)。好きな遊戯〇のデッキはパーミッションやバーンのような直接戦闘しないデッキ。モンハ〇は狩猟笛や弓など、テクニカルな武器を好む。過去の女子からのイジメが軽いトラウマになっており、男子とよく一緒にいるせいか、たまにホモと勘違いされるが、その気はない。

 

 

-----------

 

 

 水無月雫(みなづき しずく)

 

 本作のヒロインにして、もう一人の主人公。(見た目は)久路人と同じ年齢。

 

 外見

 外見は人間形態なら誰もが振り向くような美少女。抜けるような白い肌に、腰まで届くストレートの銀髪、ややツリ目がちの紅い瞳をしている。背は同年代の平均よりもやや低く、胸部も薄い。久路人が巨乳好きなのを把握しており、自身の成長を結構気にしている。また、霊能力を持たない者には認識できない。

 とある理由によって霊力が化学兵器レベルの悪臭を放っており、相対する霊能者、妖怪からほぼ確実に臭がられる。現在のところ、この悪臭を全く感じないのは久路人のみ。

 常に青い帯と白い着物を身に着けており、他の服は肌触りが悪いらしく着ない。ただし、着物は自在に変形可能で、ちょくちょく学校の制服に変えていたりする。下着は市販品を履いている他、久路人が加工するアクセサリーは特別な力の有無にかかわらず好んで収集する。外見は銀髪アルビノ美少女キャラなら誰でも。作者の中ではメルブ〇の白レンを成長させた感じ。一人称は「妾」だが、久路人相手かつ人間形態でのみ「私」。

 

 

 性格

 永く弱肉強食の世界で孤独に過ごしていた反動か、久路人にベタ惚れしている。思考の中心は常に久路人であり、「自分と久路人以外の全人類と妖怪が明日滅んでも別にどうでもいい」とすら思っている。その想いの深さは犯罪レベルに踏み込んでおり、ドン引きされることもしばしば。性格は好奇心旺盛で、基本的には寛容。ただし、久路人に少しでも危害を加えようとする者には人間だろうが妖怪だろうが一切の容赦なく抹殺を試みる。極めて独占欲が強く、性別メスに対しては冷酷無慈悲で、わずかでも久路人を奪う可能性があるならば氷漬けにした上で粉々に砕くまで安心しない。

 後述の理由で久路人に想いを告げていない。匂いフェチ。なお、久路人の血を飲むこと、自分の血を久路人に飲ませることに強く興奮する変態でもある。

 

 戦闘スタイルなど

 その正体は妖怪化した白蛇であり、数百年前に封印されていた。封印前はかなりの格の妖怪であったが、永きに渡る封印で大幅に弱体化した。中学編までには久路人の血によって力を取り戻している。水属性の霊力を持ち、大味な広範囲攻撃が得意。反面、細かな霊力の操作は少し苦手で、人化の術の会得にも適性は低かった。近接戦闘時には薙刀を使用。

 蛇の妖怪であるために凄まじい自己治癒能力を持つ他、久路人の血の影響か、幻術、催眠に極めて高い耐性を持つ。人間形態の雫の着物は、蛇の鱗が変化したモノで高い耐久力と術への耐性がある。

 

 来歴など

 封印が解けてただの蛇とほぼ変わらない強さにまで落ちぶれた時に偶然久路人に出会い、拾われて、「雫」と名付けられる。「久路人の血をもらう代わりに、自身が力を取り戻したら久路人を守る」という契約を結び、当初は久路人にくっついていたのも力を取り戻すための打算であり、人間の子供に庇護されることを情けなく思っていた。しかし、妖怪を恐れず、一切の下心なく自分に接する久路人にほだされてすぐに打ち解ける。そうして、かつて孤独に生き抜いていた自分が久路人に守られていることを「悪くない」と思うようになり、「契約がなくてもお互いを守りあう」という約束を交わした時に、無自覚に恋心を持った。

 久路人が中学に上がり、久路人が本格的に周囲から浮くようになった時点で人間の姿になる「人化の術」を会得するために修行していたが、中々実を結んでいなかった。月宮家使用人のメアから発破をかけられ、久路人がひょんなことから女子に苛めを受けた時に自分の想いを自覚する。

 「久路人と結婚するときに名字がいるから」という理由で久路人と出会った頃である水無月を名字にするが、その名字を呼ぶものはいない。

 高校の修学旅行中に九尾の襲撃を受け、「いつ久路人が死んでもおかしくない」ということを思い知らされる。その結果、「久路人を自分と同じ化物に変えれば永遠に一緒にいられる」と考え、罪悪感に駆られながらも自身の血を密かに飲ませて、人外化を進めている。

 自分を置いて久路人が死ぬことを何より恐れており、久路人を化物に変えた結果、憎まれることになっても構わないと覚悟はしているものの、実際に嫌われた場合に正気を保てる自信はない。久路人は「自身の血を得るために、雫が無理やり好意を持たされている」と考えているが、雫は素で久路人を病むほど愛しており、「久路人と一緒にいられるなら血なんていらない」と考えているため、完全にすれ違っている。

 元々「人外の自分が久路人に拒絶されるかも」という恐怖を持っていたが、そこに密かに人外化を進めている負い目もあって、告白はできていない。

 

 

 その他

 娯楽の少なかった世界に生きていたため、好奇心を満たすサブカルチャー全般に傾倒する。R18方面にも深い知識を持ち、久路人からの行為ならばハードリョナも余裕。よく薄い本のシチュエーションを自身と久路人に置き換えて夜な夜な布団の中で妄想に励む。好きな遊〇王のデッキはビートダウン系とロックデッキ。よく久路人にメタられる。好きなモン〇ンの武器は大剣、スラアク、ハンマー。よく久路人はサポートに徹する。

 

 

-----------

 

 

 月宮京(つきみや きょう)

 

 久路人の叔父。現養父。年齢は(見た目は)20代後半。

 

 外見

 よくツナギを着ており、だらしない。無精ひげが生えていることもしばしば。背が高く茶髪のロングヘアで、見た目は完全にチャラ男だが、本人はその呼び方を嫌う。一人称は「俺」。

 

 性格

 異能者の中ではとても人間ができており、ぶっきらぼうな態度であるが情に厚い。特に慕っていた亡き兄の忘れ形見である久路人には結構甘い。また、自身が「嫁」と呼ぶメアにも滅茶苦茶甘い。だが、霊能者らしく人外への警戒心は高く、雫への警戒は怠っていない。しかし、雫の久路人へのヤンデレ具合を見てある程度警戒を解き、最近では月宮家の一員として見ている。

 本作でも屈指の常識人であるが、過去に「嫁のために最高のボディを造る」と考えた結果、霊能者の一族の家々を巡って「パーツのために体の一部を下さい」と土下座して回ったことがあり、界隈からは彼が造った人形とともに狂人扱いされる。

 

 戦闘スタイル

 本人は喧嘩はあまり得意ではない。

 ただし、特別な力を持った道具である「術具」の天才的な製作者であり、それらの術具を使ってガンメタを張る戦法を行う。優れた観察眼を持ち、初見の相手でも弱点を突く術具を即興で作れるとのこと。逆に言うと京の前に姿を現さず、戦いもせずに暗躍するタイプには無力。

 久路人と同じく神の血を引いているが、久路人よりもずっと薄い。何やらその力を引き出す仕掛けがあるようだ。

 

 来歴など

 表向きは建築家を名乗るが、霊能者の一大組織である「学会」の幹部、「七賢」の第三位に収まっている。

 月宮一族という霊能者の名門の生まれだが、本人の天才的なセンスと周囲の異能至上主義者との差に嫌気がさして出奔。同じように家を出た兄とだけ連絡を取りつつ、裏社会や異能者の間を渡り歩いていた。

 ある時、強大な力を持つ亡霊を巡ってとある死霊術師と死闘を演じる。そして、霊能者の家や知り合いからパーツを譲ってもらい、亡霊の成れの果てを組み込んだ超高性能自動人形兼ホムンクルスであり、生涯の伴侶であるメアを得る。

 しかし、それから兄が妻ごと妖怪に襲われて死亡。残された久路人を「絶対に幸せに育て上げる」と決意する。現在は襲撃してきた九尾のような妖怪を探すため、日本各地をメアとともに探索中。「こいつならば久路人を傷つけず、一生傍にいるだろう」という見込みから、雫を久路人の嫁にあてがうことに乗り気だが、保険として他の霊能者の家の娘との縁談も取り持っている。

 

 

 その他

 サブカルチャーには理解があるが、そこまで好きというほどではない。

 「とりあえず強けりゃいいだろ」という理由で遊戯〇のデッキは金に飽かせた環境デッキで、コロコロ変わる。久路人並びに雫からは「魂のデッキを持たないデュエリストの屑」と言われているが何も堪えていない。

 

 

-----------

 

 月宮メア(つきみや めあ)

 

 京の妻兼月宮家メイド。外見年齢は20代前半から変化なし。

 

 外見

 「人形のように」整った外見をしている。長く紫がかった黒髪をポニーテールにしており、常に無表情。

 メイド服ではなく割烹着を着ているが、別にメイド服が嫌いなわけではない。身長は平均的、体つきはやや豊かな方。使用人としては完璧であり、所作も「機械のように」正確で美しい。一人称は、普段は(わたくし)。ある状況の時は、「ワタシ」。

 

 性格

 冷静沈着で丁寧な口調で喋るが、慇懃無礼。ある程度打ち解けると毒舌を隠さなくなる。特に製作者兼夫兼主である京には辛辣。

 ただし、複雑な事情があって京に対して他者にも分かるように愛情を示さないだけで、その想いは危険なほど深い。優先順位は京>月宮家>>>久路人>その他であり、京以外に大して関心はない。京が甘く接する久路人や雫には家族のような情を持ってはいるが、仮に京に危害が及ぶのならば、一切の良心の呵責なしに殺害できる。

 

 戦闘スタイル

 正体は京が制作した自動人形兼ホムンクルスであり、秘めた戦闘能力は非常に高い。その体には多数の術具が仕込まれていて、近距離ならばナイフとクロー、中距離ならばワイヤーを使用。遠距離は描写なし。京との霊力的なパスが繋がっており、京の持つ「神の血」に由来する力も使うことができる。

 

 来歴など

 とある国で発生した亡霊「ナイトメア」と関りがある。

 過去の京によって救われ、今の人形の身体を与えられてからずっと、京に忠誠と愛を誓う。ただし、亡霊からの「呪い」が未だに残っているようだ。

 久路人の両親が死んだ頃にはもう京に仕えており、久路人がある程度大きくなってからは京の命令で彼の戦闘訓練の教師となる。主に武術や判断力を鍛え、久路人の武芸は大半がメア譲りである。また、人化した雫、久路人にどこかズレた指導方法であるが料理などの家事全般も教えている。

 現在は京の護衛として、日本各地を共に回っている。

 

 

 その他

 サブカルチャーに対しては雫以上にはまり込んでおり、雫曰く「ヤツは深淵に生きている」とのこと。雫のR18本供給源はほぼメアであり、雫にNTR,ふたな〇、リョナ、スカト〇などのやや浅い所からR18Gまで布教したのもメアである。かつてNTR本で雫の脳を破壊し、久路人との鍛錬に集中させたことがある。読むだけでなく描く方向でも浸食しており、某漫画市場に京を売り子にして出店したこともあるらしいが、京はそのときのことを語りたがらない。

 好きな〇戯王のデッキは完全なネタデッキ。特殊勝利など、型にはまらない戦い方を好む。以前、月宮家総当たり戦において環境デッキで久路人と雫を叩きのめした京にデュエルを挑み、初手エクゾディ〇で勝利した際には「魂のデッキを持たない貴方にデッキが応えることはない」とキメ顔で言い放った。

 なお、彼女がキーパーツとなるカードを手にした日には、カッターやブラシなどで何かをしていたようであるが、詳細を知る者はいない。京とのデュエルを始める前にも、京から「ショットガンシャッフルはカードを痛めるぜ」と言われていたが華麗にスルーしている。

 

-----------

 

 

 霧間朧(きりま おぼろ)

 

 近日更新

 

 霧間リリス(きりま りりす)

 

 近日更新

 

 珠乃(たまの)

 

 近日更新

 

 晴(せい)

 

 近日更新

 

 ゼペット・ヴェルズ

 

 近日更新

 

-----------

 

 世界設定・用語集

 

-----------

 

「世界」

 

 とある魔法使いによって、「水槽のようだ」と表現される。

 「現世」という人間が主に住む世界と、「常世」という人外が住む世界に分かれており、その間には「狭間」という未確認領域がある。

 

-----------

 

「穴」

 

 現世と常世を繋ぐ穴。小~中規模の穴はそれなりに空くが、大規模の穴は滅多に開かない。

 妖怪は己の力に見合う大きさ以上の穴を通ることでしか、現世に現れることはできない。

 大妖怪が通れる穴は「大穴」と分けて呼ばれる。

 

-----------

 

「忘却界」

 

 とある魔法使いによって現世に貼られた結界。

 人間たちの「異能など存在しない」という認識を元に作られており、妖怪や穴を抑制する。

 ただし、人間の認識を元にしているため、人間の持つ異能までは抑えられない。そのため、たまに霊能者が結界内に発生することもあり、異能を認識できる複数の霊能者が集まると忘却界に綻びが生じ、穴が空くことがある。

 

----------

 

「霊能者」

 

 霊力を持ち、異能を使える人間のこと。異能者とも呼び、海外では魔法使い、魔術師とも言われる。人間は誰でも霊力を持っているが、異能が使えるまでの量を有する者を区別するためにこう呼ぶ。

 過去に忘却界が貼られる前には常世から流れ込んでくる瘴気に当てられた結果、多くの霊能者がいた。忘却界が貼られてからは魔女狩りのような運動もあって激減した。

 古くから大穴を管理してきた一族や偶発的に現れた一族は、忘却界が綻んだ場所に新たな結界を張って寄り集まっている。

 

----------

 

「霊力」

 

 術を使うためのエネルギー。

 この世界の生き物は「魂」という世界の欠片と、「肉体」、その二つを繋ぐ「精神」の三要素で構成されているが、生命力や精神力が魂に当てられて変質したモノ。

 常世に漂う霊力は、数多の妖怪に影響された結果、人間の魂に害を与えるために「瘴気」とも呼ばれる。

 魂が開示した情報によって、霊能者ごとに異なる属性を持つことが多い。「火」、「土」、「水」、「風」、「雷」は基本五属性とされる。

 

----------

 

「魂」

 

 世界の欠片。世界の持つ情報が内包されている。

 この世界の生き物はまず肉体が存在し、そこに魂が入る。肉体の強度に応じて魂は情報を開示し、その生物の「本質」を形作る。魂が大きいほど、生み出す霊力も大きく、霊能者に近づくが、瘴気に当てられて肥大化することがある。ただし、急激な魂の肥大化は存在そのものへのダメージとなり、最悪消滅する。極稀に肉体の特異性に応じて魂が全く未知の変質をすることもある。

 

----------

 

「術」

 

 海外では「魔法」とも呼ばれる。

 霊力という、世界そのもののエネルギーを利用して、通常の物理法則ではありえない現象を起こすこと、もしくはその現象そのものを指す。大きく分けて「具現化」と「付与」の2種類。

 

----------

 

「妖怪」

 

 人外、魔物とも呼ばれる。

 動物や無生物が瘴気に当てられて変質した存在。常世からやって来る者もいれば、現世で発生することもある。妖怪の持つ霊力は瘴気に近く、人間の魂にとっては猛毒。これにより、人間は妖怪を本能的に恐れ、嫌悪する。霊力の量で同格あるいは上回れば恐怖は消せるが嫌悪はぬぐい切れない。

 

----------

 

「眷属」

 

 妖怪によって、その忠実な下僕と化した人間や動物。

 主となった妖怪に似た性質を持つ人外となる。

 血を飲ませて同化させる原始的な方法から、吸血鬼にしか扱えない高等な方法まで様々。吸血鬼こそが眷属を生み出す術の始祖と言われ、吸血鬼の方法のみが唯一の眷属化ともされる。近年、とある吸血鬼によって眷属化の方法が体系化された。

 

----------

 

「霊力の混入」

 

 人間に他の存在の霊力が混ざることは大変危険である。ディーゼルで動く車にガソリンを入れるようなもので、霊力の源である魂に多大な負荷がかかる。霊力が混入した場合、魂は霊力を循環させて異なる霊力を押し出そうとする。他の存在の霊力を人間に止めるには、多大な年月をかけて少量ずつ混入させて馴染ませるか、余程の親和性がなくてはならない。なお、動物を含めた人外が他の存在の霊力を取り込むのは魂の構造の違いからハードルが低い。

 

----------

 

「神」

 

 ある魔法使いが観測した存在。詳細は不明。

 水槽を覗く者であり、この世界の創造主にして管理者。この世界そのもの。

 自意識というものに乏しく、半ばシステムのような存在。滅多に世界に干渉することはないが、世界の危機と判断した場合は何らかの手段でその原因を排除しようとする。

 

 

----------

 

「学会」

 

 霊能者たちの組織。「世界の安寧と人間と人外の融和」を基本理念としている。

 発端は「魔人」と呼ばれる魔法使いが、現世に侵攻してきた「魔竜」を倒すために集った霊能者の一団。

 魔竜との講和の末に、世界の安寧のために現世と常世との関りを平和的に保とうとしてきた。魔人と魔竜による「忘却界」はその一例である。

 幹部として「七賢」という七人の強力な霊能者とその伴侶がいる。

 

----------

 

「七賢」

 

 近日更新

 

----------

 

「旅団」

 

 近日更新

 

「陣」

 

近日更新

 

「神格」

 

近日更新

 

「聖地」

 

近日更新

 


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。