真剣で私に恋しなさい! MA   作:x.i.o.n

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今回は戦闘パートになります
上手く書けてるか不安です

それではどうぞ!


第4話~vsマルギッテ~

私とマルギッテが校庭で対峙する中でグラウンド周辺は大きな人だかりができていた

 

私達の決闘を見るためだけに全校生徒が校庭に出てきたらしい

 

「クローン組でなくて申し訳ないけど」

 

「そんなこと、この学園の人間は気にしないでしょう」

 

マルギッテの言う通りだと思うけどやっぱり心の底では絶対に思ってると思うよ

 

天神館の石田を一閃で倒した手練れだと噂が広まってるってあずみから報告あったし

 

「ふむ、やはりこの学園の生徒は血の気の多い連中ばかりじゃのぉ」

 

「学長」

 

私とマルギッテの丁度中央に学長殿が現れた

 

決闘システムには教師の立会いが必須

 

にしても私が学長に試合を立ち会ってもらえるなんてねぇ

 

「何をしているのです。さっさと構えなさい」

 

「んー、ホントに血の気の多い。猟犬の異名は伊達じゃないね」

 

「そんなことで猟犬の名が付いたわけではない!」

 

吠えるねぇ…弱い犬ほどとはいうけど彼女の場合は決して弱くない

 

壁こそ超えてないけど彼女は付近まで来ている

 

油断すれば狩られるのはこちらの方…か

 

「では両者準備はいいかの?」

 

「いつでも」

 

「こちらもだ」

 

「時間無制限、一本勝負じゃ。両者尋常に…試合、始めぃ!!」

 

学長の合図と共にマルギッテさんが一気に此方へ駆けてくる

 

彼女の武器はトンファーだがトンファーばかりに気を取られれば容赦ない足技が飛んでくる

 

「(姿勢が低い…まるで地を這ってるみたいだ)」

 

地面と平行線を保ちつつも体勢は崩さないままこちらへ突っ込んでくる

 

身に纏う覇気に殺気、そして高い技術どれをとっても一級品だ

 

「(流石は現役軍人……かなりやる)」

 

これが桐山鯉辺りなら序列が幾らか計算しているのだろうけど…

 

「(大体ステイシーさんと同じくらいってところかな?)」

 

ステイシーさんのアレは抜きにして大体そのレベルってところかな

 

でも相手もまだ本気じゃないみたいだし

 

ここは……

 

「ッ!!?」

 

私が選択したのは牽制の蹴り

 

なんのことはないただの蹴りだ

 

ただし……

 

「まるでカッターのように鋭い……今ので牽制ですか」

 

「危機察知能力も高いんですね。」

 

「でなければ戦場で生き残れません」

 

姿勢が低いならば上からの攻撃では当て辛い上に向こうの方が攻撃が速く当たる

 

ならばこちらも低い位置からの攻撃を行えばいい

 

それに最も適しているのが足だったというだけの話

 

「ほら、おしゃべりもいいけど足が止まったよ」

 

「クッ!」

 

此方の牽制はバックステップで避けられてしまった

 

けど、その後に足を止めてしまった所為で体勢も元に戻ってしまっている

 

そこに拳を数発撃ちこんでみたが

 

「トンファーで防御…攻防一体ってやつだね」

 

「当たり前です。だから私はトンファー選んだのですから」

 

なるほどねぇ、思った以上に良く考えられている

 

あのトンファーもただの木で作られたものではなく特別製の物なんだろう

 

だから普通のトンファー以上に硬く壊れにくい

 

つまりは防御力もそれだけ高いというわけだ

 

そしてそれはそのまま攻撃力にも転じ得る

 

「しかもトンファーばかりに目がいけば…」

 

「当然、蹴りが待っていますよ」

 

ふむ、なるほど……

 

帝様がここにいらっしゃれば間違いなくスカウトしただろうね

 

軍人っていうのがホントに惜しいくらいだ

 

「まぁでも……」

 

「ッ!? 一体何処に…!」

 

攻撃力・防御力・そして速度は大体把握した

 

結論……

 

「まだまだ赤子レベルよ」

 

――ジェノサイド・チェーンソー

 

「グッ……あぁぁぁぁっ!」

 

師匠直伝の奥義が彼女のトンファーを容易く砕きそのまま校舎まで叩きつけた

 

一度でも貰えば体力10割は持って行かれる

 

ホントにえげつないなこの技…

 

でも…

 

「主の前で無様は晒せないので……」

 

「それまで…勝者直江美哉!」

 

シーンと静まり返っていたギャラリーが次の瞬間、大いに沸きあがった

 

いいぞー! だとか2人とも凄すぎる! だとか

 

そんな野次とも取れるような歓声が沸きあがっていた

 

「うむ、速度だけならヒュームとタメ張れるのお主」

 

「いえ、まだまだ精進が足りません」

 

現に今の試合だって師匠に言わせれば甘いとかいいそう

 

もっと早めにケリを付けられたはず、とか絶対に難癖付けてくるに決まってる

 

寧ろ素直に賞賛したら私はその人を疑うね

 

絶対に師匠の皮被った別人だ

 

「おい、貴様…いい度胸じゃないか…」

 

「紋様は良いんですか」

 

「安心しろ……傍にはクラウディオがついている」

 

「ホントに護衛する気あるんですか」

 

護衛を変わってもらってまでいちゃもんつけにくるとか…小姑さんですか

 

ホントに暇…ってぇ!

 

「危ないじゃないですか! もうちょっとで当たるところですよ!」

 

「知らん。大体避けたぞ」

 

もし油断してたら拳が腹を直撃していた

 

師匠は仕事の特性上顔はあまり狙ってこないけど、その他は容赦なく狙ってくるから

 

でも、腹って! 女の子なんだよ私は!

 

もう許せない!!

 

「こんのっ……不良執事がぁ!」

 

「生意気メイドが何を言うか!」

 

「あー始まってしまいましたね」

 

「うむ。だがケンカするほど仲が良いとも言うぞ」

 

「あの二人の場合は周囲の被害が尋常じゃ無くなりますから」

 

「フハハハ。それもそうか。ではあずみ止めてこい」

 

「……はい。」

 

今度という今度は許さない

 

嫁入り前の女の腹に拳なんて神が許しても私が許さない!

 

その後あずみとクラウディオさんの手によって強制的に戦いは止められた

 

勿論、放課後2人そろってクラウディオさんのお説教を受けた

 

 

――HR終了後

 

 

「それにしてもまぁ人が良く来る良く来る」

 

まるで見世物にされているようだ

 

実際、その通りなんだけど

 

義経達を見ようとどのクラスからも人が来る

 

あまりにも多すぎてウザいため、あずみさんと井上が外に出て近寄れないようにしている

 

ホントなら私も出るべきなんだろうけど

 

『あたいが出てる間、英雄様と義経達のこと頼むな』

 

そんなこと言われたら断れないじゃん

 

あずみの頼みごとを断るわけないけどさ……

 

「ほらユキ、マシュマロだぞー」

 

「クルックー! 鳩のように啄むのだー」

 

「ペットと飼い主みたいだ」

 

む、ユキはそんなんじゃないぞ。私のオアシスだ

 

ささくれ立った私の心を癒してくれる癒し系だぞ義経

 

「それ面白いね。私もやるー」

 

弁慶も面白がってマシュマロでユキと戯れはじめた

 

クルックーじゃないよユキ。啄んでないし

 

「……ん?」

 

「どしたの与一?」

 

「いや、冥府の入り口が顔を覗かせていると思ってな。」

 

訳:ドアが少し空いていると思った

 

そちらの方へ視線を向けてみると確かに扉が少しだけ空いている

 

さっきまで閉まっていたのに

 

「……ん、私のお客さんかな。それとも…両方か」

 

「??」

 

気で気配を探ってみると扉の向こうにはあずみに井上、それに風間ファミリーの人間がいるのが分かった

 

大方此方へ様子を窺いにでも来たんでしょ。なら……

 

思い立ったが吉日、凄く早く移動してワン子達の背後に回った

 

「あれ? 美哉が消えちゃったわよ」

 

「目でも悪くなったんじゃないかワン子」

 

「失礼な!」

 

「ほら、そんなところでコソコソしてないで中に入ったら?」

 

『!!?』

 

そんなに驚くことないでしょ

 

さっき決闘してたんだから見たでしょ

 

確かに傍から見たらワープしているとしか見えないけどさ

 

「ほら、義経達を見に来たんでしょ。さっさと中に……ッ!」

 

先ほどまでいた場所には謎の物体が襲いかかってきていた

 

驚くほど俊敏だった。もう少し気づきが遅かったら襲われていた

 

って……

 

「京……久しぶり」

 

「ハァハァ……久しぶり」

 

そこは私の名前を呼んで「久しぶり」じゃないの?

 

息を荒げた後に久しぶりなんて色々と台無しだよ

 

「で、一応聞くけど……どうしたの?」

 

「もう、この思いを抑えられない! 好きだ、美哉!!」

 

また鋭いタックル(という名の求婚)をしてくる京

 

ホントに油断も隙もない

 

「なまじ強い所為で無駄に鋭い」

 

糸を使って縛り上げてもいいけど、彼女の場合はそれを行うと危険すぎる

 

主に情操教育的意味で

 

こうなったら……

 

「ユキ!」

 

「あいあいさー」

 

最終京迎撃兵器…その名も榊原小雪

 

彼女なら京を羽交い絞めにしても無問題だし、指示があるまで京を離す心配もない

 

「ふぅ……」

 

「相変わらずだね」

 

それはこっちのセリフだよモロ

 

あの時から全然変わってない

 

「久しぶりねワン子」

 

「うん! 会いたかったわ美哉」

 

クゥーンと犬のように鳴き抱き着いてくるワン子

 

あぁー癒される

 

「ほーらよしよしよしよし」

 

「ハッハッハッハ!」

 

「思いっきり犬じゃんか! 学校で何やってんのさ!」

 

おぉモロのツッコミも激しいね

 

でも今まで放っておいた分こうやって可愛がってあげないと

 

「いやいや、だとしてもTPOを考えてよ。ここ何処だと思ってるの?」

 

「え? 神聖な学び舎だけど?」

 

「確信犯? 確信犯でしょ!」

 

「大事な事なので二度(ry…」

 

「美哉までボケに回られると僕のツッコミ間に合わなくなるから止めて」

 

「はーい」

 

ちぇ…面白かったのに

 

「九鬼に言ってから性格悪くなったよね」

 

「そんなことないですよ?」

 

「疑問形の時点で説得力ないよ」

 

そんなことないよ。モロは疑い深くなったねぇ

 

で、ガクトは……見なかったことにしよ

 

「ちょぉっっと待てぃ! 幾らなんでもそれは酷いぞ!」

 

「だって……目がぎらついてるし関わりたくなくて」

 

「……俺はファミリーにまで敬遠される運命なのか」

 

いや筋骨隆々の大男が女性をぎらついた目で見てる時点で通報物でしょ

 

普通にドン引かなかっただけマシだと思ってほしい

 

「まぁ、ガクトも久しぶりだね」

 

「あぁ、そして俺と付き合ってくれ」

 

「アンタも京と同類になったの?」

 

幾らなんでも脈絡が無さすぎる

 

宝くじでもあるまいし、まるであてつけみたいだ

 

「良い線いったと思うんだが…」

 

『全く行ってないよ、1mmも』

 

「くそぉぉぉぉぉんぉぉん!! ……チラッ」

 

「一生そこで泣いてれば?」

 

「チックショー!!」

 

あ、どっか行っちゃったよ

 

どこ行くんだろ?

 

『神様ー! アンタって奴は不公平だーー!!』

 

『コラッ島津! 貴様一体何をしておるか!』

 

何だろ、ガクトの声が聞こえてきたと思ったら今度は鞭の音が……

 

ま、いっか

 

「で……キミは?」

 

「あぁ、私はクリスティアーネ・フリードリヒだ。よろしく頼む」

 

ドイツの中将殿の娘だったね

 

ホントは分かるんだけど一応初対面ってことだしそれなりの対応をしないと……

 

ってこれまゆっちにもするんだよね

 

「ん。よろしくね。」

 

「クリスは……」

 

「あぁ、大体察したよモロ。キャップでしょ?」

 

モロはそういうと即首を縦に振った

 

前の世界と全く一緒の理由と……

 

「キャップはノリと思いつきで物を言うからねぇ」

 

「自分はもう慣れたぞ」

 

「それは僥倖。これから末永くお願いね」

 

「それはこっちのセリフだ」

 

ふむ、気持ちの良い返しだな

 

クリスが私に対して初対面だからこそ分かるけど、普通に接する分には凛々しいんだね

 

気を張ってるからかな?

 

「オイーッス!」

 

「オイーッス」

 

パァンッと気持ちいい音が廊下に鳴った

 

また、いきなりだねキャップは

 

「元気だったか?」

 

「元気だよ」

 

「面白い冒険はあったか?」

 

「あると言えばあるし、無いと言えばない」

 

「じゃああるんだな! 聞かせてくれぇー!」

 

「駄々っ子じゃあるまいし、基地に行くまで我慢して」

 

「俺は今聞きたいんだー!」

 

まるで子供を持った気分になるなキャップと話してると

 

え、なに素っ気ないって? いつもこんな感じよ私とキャップは

 

「おい、いつまで騒いでんだ。早く要件を済ませろ」

 

「あずにゃんがお冠だからとっとと中に入ろう」

 

「誰があずにゃんだ!」

 

もう、ちょっと冗談言っただけなのにさ

 

さて、義経達を呼びましょうかね

 

「義経、弁慶、与一! ちょっと…」

 

「ん? あぁ、義経達にわざわざ会いに来てくれたのか」

 

トコトコと義経が駆け寄ってくる

 

コラコラ弁慶、義経キメてるって顔しないの

 

同じネタも二回までだよー

 

「突っ込みどころはそこじゃないと思うよ」

 

モロのツッコミは置いといて……

 

じゃあ、とっとと自己紹介を済ませちゃいましょうかね

 

――この時、私はこの事態がある意味、更に悪い方へ行くことなど知る由もなかった

 

to be continued...




悪い方とはカオス方向での悪い方になりますかね
まぁ、そんなことは置いといてどうでしたでしょうか?
前よりも長くなってしまった
もう少し短くするべきなんだろうか

それでは感想等お待ちしております
ではでは!
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