日常的SCPコレクション   作:ec

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SCP-6234-JP

 

 アイテム番号:SCP-6234-JP

 

 オブジェクトクラス:safe

 

 特別収容プロトコル:SCP-6234-JPは低レベル異常性食品保管庫に適切な温度で保管してください。SCP-6234-JPから異臭を確認した場合、財団職員に必ず報告してください。

 

 説明。

 SCP-6234-JPは一般的な二個入り玉子豆腐の包装です。開封された痕跡があり、中には未消費の玉子豆腐が一つあると思われますが、映像類を介しても肉眼では玉子豆腐を視認できません。

 しかし、実験では存在を示唆する証拠が多数確認されており、視認できないのは一種のミーム汚染だと思われます。

 サーマルカメラを用いた実験に関して。実験記録-1を参照。

 

 SCP-6234-JPが発見されたのはSCP-██が発生させた空間異常の中だと推測されています。Dクラス職員がSCP-6234-JPを発見、回収後に帰還したことから異常性を確認、収容に踏み切りました。

 インタビュー記録-調査後。

 

 

 

 実験記録-1(20██年10月█日)

 

 対象:SCP-6234-JP、D-269

 

 実施方法:SCP-6234をサーマルカメラから何も知らせていないD-269に視認させ、サーマルカメラの情報を言わせる。

 

 結果:D-269はサーマルカメラ越しの包装から青い何かがあると答えた。

 

 分析:SCP-6234-JPの中に玉子豆腐はあると思われる。これ以上実験をする必要はない、無駄な時間だ――マレッゾ博士。

 

 

 

 インタビュー記録-調査後(20██年█月█日)

 

 対象:Dクラス職員 インタビュアー:マレッゾ博士

 

 付近:このインタビュー記録はSCP-██に関しての内容のうち、SCP-6234-JPに関する内容を抜粋したものです。

 

 録音開始。

 

 マレッゾ博士:では聞こう。

 

 Dクラス職員:なんであんたはそんなに偉そうなんだ?

 

 マレッゾ博士:それはお前もだろう?

 

 Dクラス職員:いや、怒ってるわけじゃないんだ。他のやつは丁寧語なのにあんたはある意味対等だと思ってな。

 

 マレッゾ博士:お前は消費アイテムに『使用してもいいですか』って言ったことがあるのか?

 

 Dクラス職員:……ひねくれてるな、人のこと言えないが。

 

 マレッゾ博士:質問に答えろ。

 

 Dクラス職員:あの空間がここと似てるってのは言ったよな、だからスーパーにあったこいつを食った。

 

 マレッゾ博士:食った?

 

 Dクラス職員:食ったぞ、死ぬつもりだったから、どうせなら死ぬ前に玉子豆腐食っちまおうって。

 

 マレッゾ博士:何個くった?

 

 Dクラス職員:拾った瞬間からギザギザを開封して、ペリペリプラスチックを剥いで……それを二回も繰り返したよ。

 

 マレッゾ博士:生体検査の情報通りか……

 

 Dクラス職員:どうしたんだ?

 

 マレッゾ博士:なんでもない。

 

 録音終了。

 

 終了報告書:SCP-██は物質を再生させる能力があるかもしれない、さらなる調査と実験を提案する――マレッゾ博士。

 

 

 

 補遺。

 SCP-6234-JPから異臭の報告はまだありません。

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