ダンボール戦機 絶対零度の闘士   作:超甲形巡洋艦

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投稿空いてすいませんでした。金イクラ集めたりインクで敵ぶっとばしたりしてて忘れてました。


楽園への強襲

═ダックシャトル ミーティングルーム═════

 

「ラン、改めて紹介しよう。こいつはヴァルキュリア。命名はヒノだ。重力下での速度だけはちょい劣るけど大体の基本スペックはミネルバを上回る。イカロス・ゼロ、フォースと同じで高次元多関節機構を利用した大型銃への変形が出来る。概要は以上」

「へぇー・・・凄く格好いい!」

 

ゼロ、フォース、ヴァルキュリア、元がプロト・iの改造機で構造や外観に多きな相違はない。

一番分かりやすいのは一本角で紺はゼロ、二本角で空色はフォース、三本角でマゼンタはヴァルキュリアと角の本数や色だろう

ヴァルキュリアのみ高速仕様の足の構造が二機と違いバルスパロスのように早く走れるようになりランの戦闘スタイルに合わせるため腕や足の装甲がかなり強化されている

後二機と違うのはブースターの数だ。あの大砲のバカ反動を相殺するため更に追加の強力ブースターを腰に装備している

 

 

「そっちはイカロスゼロとフォースだな。武器に変形とは考えることは一緒でしたね。博士」

「博士、イカロス・フォースはどう変形するんですか?」

「大剣だ。この三機にもユニオンシステムを組み込み同じシステムを持っていたシンクロ出来る設計になっている」

「へぇ~、だからシャルナックでアレ撃てたんだ」

「よろしくな。イカロス・ゼロ」

「これから宜しくお願いします。イカロス・フォース」

「ならば早速訓練デヨ!イカロスとヴァルキュリアの強い癖に早く慣れるベシ!」

 

 

練習相手として機龍、A・アーサー、アキレス・ディードが選ばれた。宇宙でも問題無い所か遠慮なく暴れまわった連中だ

 

オタクロスが月面のDキューブを展開、バトルフィールドが作られる

 

「行くよ。機龍」

「約束された勝利を、A・アーサー!」

「出撃だ!アキレス・ディード!」

「行くぞ!イカロス・ゼロ」

「イカロス・フォース!行きまァァァす!」

「始めるよ!ヴァルキュリア!」

 

 

六機が空中で相対する

 

 

フィールド 月面

ストリートレギュレーション

バトルスタート

 

 

機龍とアキレス・ディードの銃撃で三機散開、ヒノが広さに、スルガがバンに突っ掛かる。カズのダークシューターがそれらを援護

フリーのランは機龍に突撃した

 

 

今の俺達がオーバーセンスとオーバーロード無しでどこまで行けるか、少し試してみるとするか。機龍!

 

バンが機龍の接近を悟るとシューターSR-33での二、三発牽制射撃。しかし難なく回避、そしてゼロランスとゼロシールドを構え機龍に接近

機龍はメーザーブレードで突き掛かる。しかし横からランの突撃

カズがダークシューターで迎撃、機龍はそのままゼロに突進

ただランは誘導弾を全て回避、ダークシューターの射撃を強化された腕部装甲で弾き飛ばす

 

 

「カズ、陽動するから援護よろしく」

「任せとけ!」

「ッ!?」

 

 

スルガが機龍の口を少し開き中を光らせた。至近距離からのメーサーを警戒したバンが距離を取る

すかさず横からダークシューターの射撃、ギリギリでゼロシールドで受けるが一発貰う。カズはそのまま足下に移動

 

 

「うぅぉぉぉりゃぁぁぁ!」

「甘いッ!」

 

 

その瞬間自らの間合いに飛び込むラン、機龍は尻尾で一打目の蹴りを受け止め片手のレールガンで応戦、誘導弾の直接照準で狙う

 

 

「クッ!」

「そらそら!」

 

 

機龍の誘導弾は空気抵抗を利用して進路を変える都合上宇宙空間では誘導機能が満足に機能しないのだ。なので直接狙う必要がある

 

 

「それくらい何でもないよ!」

「そうかいそうかい。これならどうだ?」

 

 

スルガが機龍の体を捻り尻尾で受け止めた拳を反らす

ランは少し下がりヴァルキュリアの姿勢を制御、次は拳を突き出すが握り止める。そして月面を正面に口部連装メーサーを照射

 

 

「月に墜ちろ。戦乙女!」

「うおっと、危ない危ない。けどヤバイ」

「悪いスルガ、取り逃した!」

 

 

 

ランが以前、バン等に聞いていた相手を捕まえてのゼロ距離メーサー照射、スルガの確殺技だ

捕まったら一貫の終わり。今のところ耐えられるLBXは無い

ランがヴァルキュリアの強力なブースターの出力に任せ機龍を巻き込み暴れ直撃を避けて、無理やり離れる。そしてカズを振り切ったバンが後方からゼロランスを振りかざした

スルガの指示を待たず機龍が反射的に推力偏向ノズルを操り下へ、そのまま尻尾でゼロを打ち飛ばそうとする

 

 

「うおっと、助かったぞ機龍」

「くっ、やっぱりスルガと機龍は強いね」

「うっそ、今の避けるの?」

 

 

手元を見ていたアスカが不思議がる

 

 

「あれ?今のスルガの手、動いてたか?」

「人が咄嗟に目を瞑るのと同じ、機龍自身の反射反応だ。回避プログラム程度では成し得ず、他の人では使えるはずの無い動き、スルガと機龍の絆の成す技だ」

「そんな事まで出来るんだ。僕たちにも習得出来るのかな?」

 

 

アスカとユウヤ、ジェシカが興味を持っている。でも習得しようと思って習得出来るものではない。ほぼ偶然の産物だ

 

 

「LBXと共に戦ってきたスルガ君だからこそ習得出来たんだろう」

 

 

フォースとA・アーサーは縦横無尽に飛び回りながら斬り合う

戦いの主導権はヒロとフォースが握る。軽量のフォースブレード二振りに身を任せ渓流のような鮮やかと激流のごとき力強さを持った剣撃を次々繰り出す

 

 

「流石ヒノさんです。ヨーロッパチャンピオンは強いですね」

「ありがとう。だが僕はもっと強くなる。スルガの隣に立つためにもね!」

 

 

ヒノが横凪一閃、しかしヒロは上方へ、凄い速度で飛び回りながら斬り結ぶ

 

「ここだっ!」

 

 

アタックファンクション

月華刃

 

 

金色の刃がイカロス・フォースを襲う。咄嗟にフォースブレードで受け止めたが剣自体の重量差で防御を突破、もろに攻撃を受けてしまった

だがすぐに態勢を立て直しフォースブレードを振り下ろす。しかし流れはA・アーサーの方に。そして不運にも機龍がばらまいていた誘導弾が背中に直撃してしまい大きな隙を作る。すかさず追撃、エクスカリバーに光を纏わせイカロス・フォース撃破

 

 

「うわっ!」

「狙い通りだ。」

 

 

一方スルガはイカロス・ゼロに突撃し肩を握りそのまま加速し続け月面に突っ込みクレーターを増やす

ヴァルキュリアも突撃してきたがカズのブラックストームで砂が焼き上げられ視界を奪う。そして機龍のサーモグラフィがヴァルキュリアを捕捉、口部連装メーサー、三連装ハイパーメーサーの同時照射で撃破、カズが動きかけていたイカロス・ゼロに銃撃し止めを指す

 

 

「いよっし。勝った勝った」

 

 

結果はスルガ達の勝利、全体的に運が良かったのと、バン達がまだイカロスに慣れきれていないのが勝因だろう

スルガを除き子供達がバトルの評価をする中、大人達の会話にスルガは入る

 

 

「卓也氏、メタモRへのアップデートプログラムが完成したデヨ。遥たんと真美たんとの自信作じゃ」

「ま、真美たん?」

「オタクロスのあだ名だ。気にする

「いつでもカチコミは掛けられる、と言うことだな」

 

 

オタクロスがミネルバの改造を行わなかった事、真美が補助に回ったことで早期に開発が終了した回避プログラム、後は作戦待ちだ

 

 

「もうパラダイスに行くのか?」

 

 

話からはなれてきたアスカが言い出す。やる気は十分のようだ

 

 

「だが問題点がいくつかある。そのうちはパラダイスにどう侵入するかだ。下手に穴を空ければパラダイスがどうなるか分からない」

「そこでだ。パラダイスの格納庫、そこにダックシャトルを滑り込ませる。しかし開閉部と言うことで壁の強度が他と段違い。それが三枚あるのが問題なんだ」

 

 

コブラが良い感じに纏めてくれた

 

 

「父さん、イカロス・ゼロとイカロス・フォースの必殺ファンクションで何とか出来ないかな?」

「恐らく、可能だ。だが一番固い外壁に対してはダックシャトルを入れるほどの穴を穿てない」

 

 

少しスルガが考え込む。そして答えを出した

 

 

「三枚ねぇ・・・よし、何とかなる。アブソリュート・ゼロを撃ち込んで崩壊させた外壁にヒノ、お前のロンゴミニアド、全力の一撃で貫け。うまく行けば二枚目も大破させられる」

「なるほど、心得た」

 

 

アブソリュート・ゼロで分子構造を崩壊させたところへ強化ダンボールを容易

「なら次は私だね。ヴァルキュリアとの大砲で二枚目を壊す!」

「それならわざわざ変形させなくても良いかも。オタクロスの改造案を一部実装してある。その中に凄いのがあった。そいつを使え」

「オッケー。分かった!」

 

 

ロンゴミニアドで傷を刻んだ壁に炎崩し・極での追い討ち、壊れない謂れはない

 

 

「バン、ヒロ、二人で最後の壁を撃ち破れ。イカロス・フォースのウェポンフォームを使えば十分可能だ」

「分かりました。山野博士、バンさん、よろしくお願いします」

「やってみるよ父さん。ヒロも頼んだぞ」

「ハイ!」

 

 

トリを飾るは二つの翼、流星を破壊する衝撃で最後の壁を撃ち壊す

この三段階でダックシャトルが通れる穴が作れないかつアドリブが失敗したらゲームセットだ

 

 

「メタモR、パラダイスまでは後どのくらい?」

『おおよそ二十分程だモ』

「後は俺たちで詳細を詰める」

「「「「了解!」」」」  

 

 

 

 

 

 

全員解散、各々最後のメンテナンス、スルガや山野博士の手で調整作業が行われる

その間イカロス・ゼロ、イカロス・フォース、ヴァルキュリア、A・アーサー、そして機龍はシュミレーションで訓練を開始する

 

残り時間は僅かだ

 

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