ダンボール戦機 絶対零度の闘士   作:超甲形巡洋艦

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時間かけた割に短め。許して


カチコミ

═ダックシャトル═════

パラダイスに乗り込む最終準備をしている最中の話

 

「おいスルガ、お前そういや宇宙服着ねえのか?」

「・・・あ」 

 

ハンゾウさんの言葉で俺は大前提に気が付く。探したがダックシャトルには俺が着られるサイズの予備の宇宙服は無いことに

あ~・・・俺の体あそこ空挺降下して突発的参戦したから宇宙服用意まで気が回って無かったんだな

 

 

「やべぇ・・・フルリンクシステムで付いてくしか無いか?」

「なら俺のをやるよ。どのみち誰かダックシャトルに残って俺達の帰る船を守らなきゃいけねえしな。お前はルナを救ってこい」

 

 

確かにそうだ。ダックシャトルが破壊されない保証は一つも無い。用心に越したことは無いだろう。ハンゾウさんが守りに立候補してくれた

 

 

「それなら俺も残ってやるよ。お前一人じゃ無事に帰れるか分かったもんじゃ無いからな」

 

 

いつも通りハンゾウさんを貶しつつ仙道ニキも守りに手を上げてくれる

 

 

「決まりだな。パラダイスにこれから乗り込む作戦は、まず外の通路に出て中央に向かう。中央部がアダムとイブの本体が存在する指令室があるエリアだ。中央に入ったら五班に別れてロックや障害を解除しながら最後、指令室で集合だ」

「ダックシャトルにはワシと郷田、仙道が残るデヨ」

「俺も妹と残らせて貰って良いか?」

「檜山もか?構わないがどうしてだ?」

「私がまだ信用されきって無いから?」

「それもあるが、かつての俺のような感覚がして心配なんだ。ただそれだけだ」

「まあ、レックスが言うなら・・・真美さんはそれで良い?俺殴るけど、直接ガーダイン殴らなくていい?」

 

 

スルガはいつも通りの異常運転、流れるような暴力宣言だ

 

 

「殴る事なら地球に帰るまででいくらでも出来るわ。なら私もオタクロスと管制に集中させて貰う。」

 

 

真美さんはキラードロイドの設計者なだけあってハッキング等も得意技だ。上には上(オタクロス、大空遥)が居るが

 

 

「決まりだな。残り全員で今からパラダイスに突入、目標はガーダイン達の逮捕とアダムとイブの完全シャットダウンによるパラダイスの無力化だ。質問は?・・・なさそうだな。これより、パラダイスに突入する!」

「「「「「了解!」」」」」

 

 

 

 

 

═パラダイス外周部 格納庫エリア════

 

ダックシャトルから降りたスルガ、格納庫から廊下に通じる気密扉横くらいに雑に作ったワイヤーガンを撃ち込み即興の手すりを作りだす

 

卓也さんのハンドサインでワイヤー伝いに気密扉へ。コブラがさくっとハッキングして解錠、扉の先にはまた別の気密扉、風除室のような構造になっていた。全員が入ったのを確認して格納庫側の扉を締める。そうすると自動的にその部屋が空気で満たされた。念のために風除室を出てから宇宙服のヘルメットを脱ぐ

 

 

「ふう、」

「行くか・・・待ってろルナ」

 

 

そのまま廊下を歩き、特に何もなくパラダイスの中心への通路に到着した。しかしスルガの頭に一枚の写真が焼き付く

 

 

「ウッ!」

 

 

その写真は今の場所、しかし自分の首をシャルナック・ムーンがカッ斬ろうとしている写真だった

瞬間的に機龍経由でフルリンクしてオーバーセンスを発動して赤い筋を探す

 

 

「どうしたの?スルガ」

「殺気を感じる」

 

 

赤い筋が浮かんだ途端にシャルナックを動かし肩の上でムーンの朔を天叢雲で防いだ。そして、通路の先からは・・・風摩キリト、そしてスレイブプレイヤーのしていたような黒色の首輪を嵌めてハイライトが無いルナだった

 

 

「おい、風摩キリト、どういう事か説明しろ。俺は今冷静さと理性を失おうとしている」

「スレイブプレイヤーと同じさ・・・唯一違うことは首輪の中に小型爆弾が仕込まれてるらしいぜ?」

「ふむ。それはガーダインの指示か?」

「ああ」

「殺す」(即答)

「スルガ、ステイ!」

「あともうひとつだけガーダインからの伝言だ。今その紫のLBXを壊せば、こいつは永久的に植物人間だとさ」

「・・・ムーンのフルリンクシステムに細工をしたか」

 

 

あの野郎、拳だけで済ませてやろうと思っていたが無限地獄に叩き込んでやる

 

 

「それにここから退いてくれる訳でも無いよな?」

「ああ。話が早くて助かる。俺とバトルしろ!買ったら通してやるぜ?」

「受けて立つ!」

「バン、ちょっと任せた。ソルジャー、体任せた。機龍、ちょっと皆に協力してやってくれ。行くぞシャルナック。フルリンクシステム、起動」

 

 

スルガの意識がシャルナックに移る

 

 

行くぞルナ・・・今度は俺の番だ、futurehope号でルナがしてくれた事、同じことを・・・そのあと機龍の威力を絞ったアブソリュート・ゼロで《首輪だけ》を無力化出来れば起爆もしない

しかしどの程度ルナがどの程度の深度でシンクロしてるのか、それも分からない

兎に角やるしかないか

 

風摩キリトがDエッグを投げる。緑の膜が広がり通路を塞ぐ。その中に入るのはバン、ヒロ、ラン、スルガ、ヒノだ

 

『ヒノ、ムーンを破壊しないように足止め、出来るか?』

「やってやれないことはないってね?約束された勝利を、A・アーサー!」

『結構だ。行くよ、シャルナック』

 

「キリトさん。聞かせてください。貴方は自分の彼女を作ってどうするつもり何ですか?」

「・・・勝ったら聞かせてやるよ!デクーOZ!」

 

他にもジョーカーKCとハカイオーKC、シャルナック・ムーンがフィールドに降り立つ

続けイカロス・ゼロ、フォース、ヴァルキュリア、シャルナック、A・アーサーが飛び込んだ。機龍はソルジャーが操るスルガの体を隠れ蓑に何時でもアブソリュート・ゼロを撃つ準備を整える

 

 

 

 

map 王宮城内 アンリミテッドレギュレーション

バトルスタート

 

 

先んじて二機のシャルナックが動いた。

 

 

アタックファンクション

インビジブルブレイド

 

 

二機は即透明化、スルガは地場爆弾を起爆してレーダーを狂わせる。次に動くのはキリトの三機

 

スルガは姿の見えないムーンを警戒しながら天叢雲でデクーOZを狙う。影の有無で判断されないよう電磁狙撃銃を構えた

 

よし。ムーンは回りに居ない。指向性地雷はダミーとして別の場所にセットしてある。影で見破られる対策に柱の影の中なので判別は出来ないだろうし万全だ

 

ハカイオーKCがヴァルキュリアと殴り合っている所に照準を合わせる

武器腕はともかく駆動系を破損させればランの負担も減る。ただ一発撃ったらムーンが即刻来るだろうな。ムーンがどこで何をしているか分からない以上、さっさと撃ってインビジブル同士の泥試合と行こうじゃねえの

 

ヴァルキュリアのヴァルナックルとハカイオーKCのドリルが正面からぶつかり合い動きを一瞬止めた

 

電磁狙撃銃の引き金を引く。着弾直前に動かれ駆動系には直撃を出せなかったが左のキャタピラーを破断させ一時的に動きを鈍らせた

すかさずヴァルキュリアの拳がハカイオーKCの顔面を捉えた

 

それを見ることなくスルガは指向性地雷を起爆、自分の位置を少しでも欺瞞、再びインビジブルで姿を消す 

オーバーセンス込みで回りを見る。すると頭上に赤い軌道が視えた

 

「ヒノッ!ここだ!」

 

直ぐにスモークグレネードを投げて横に回避、インビジブルでも実態は存在するので煙は揺れる。そこを確実に突く

 

 

そして、ヒノの方に向かい煙が移動、スルガは煙を巻き込まぬように駆け寄り震斬抜刀、そして振り下ろす。しかし空振り、だが赤い軌跡が後ろからシャルナックに突き刺さる。ので前に走り振り返り透明化し防御、確かな衝撃が震斬を通じて機体に伝わる

 

これまたガーダインの細工か?ムーンのインビジブルが攻撃の時にも解除されてねえ・・・なら俺も解除しないとくか。ってヒノが全く付いてこれてないな

 

A・アーサーは壁を背に警戒している

 

 

『ヒノ、影の位置からの解析情報を渡す。うまくやってくれ』

 

自機の位置と影から推察されたムーンの位置を共有化する。後は何とかしてもらうしかない

 

いくら原型が同じとはいえパワー重視のシャルナックより機動力重視のシャルナックムーンの方が早い

 

『ヒノ、ちょっと泥沼になってきた。三人の方援護してあげて』

「心得た。大丈夫だね?」

『問題ない。上手くやる』

 

シャルナックはこれ以上の泥沼を嫌い透明化を解く

右手の震斬を電磁拳銃に持ち替え牽制射撃

ムーンも透明化を解いた。電磁機関銃が手にされておりそれを発砲、スルガはオーバーセンスで回避、ムーンはあまり精度の高くない電磁拳銃の射線を見切り回避する

 

さてと、これも泥沼・・・正面から向き合うのがベストかな?しかしAbyssが厄介だな。オーバーセンス発動中下手に傷付ければ自動発動してしまうし・・・と言うかオーバーセンスを使うから駄目なのであって使わなければ大丈夫か

 

オーバーセンスを解除、二つの武器を格納し天叢雲抜刀。ムーンは朔を持って身を翻しスルガの方へ

 

 

 

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