ダンボール戦機 絶対零度の闘士   作:超甲形巡洋艦

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シリアル注意


恩返し・・・の筈が?

═パラダイス外周通路══════

スルガはムーンを通じてルナの脳へとダイブする

 

ここがムーンの中か・・・ルナの話じゃトンネルがあるとか行ってたが、あれか?

 

見つけた橋ともトンネルとも見えるモノ、どちらかと言えばワームホール?と言う印象を受ける

スルガは躊躇い無く体を突っ込む。そして何か無数の腕に捕まれた感覚を覚えながら引き吊り込まれるように吸い込まれた

 

 

 

 

 

─────────────────────────

 

 

 

 

 

 

吸い込まれたスルガが吐き出されたのは無数の映像が流れる空間?だった

 

 

「・・・ここがルナのナカか」

「あ、スルガ?入ってきたらなら挨拶の一つくらいしてよ」

「・・・ルナ?」

 

 

洗脳とか何にもされてなさそうな素のルナを見てスルガの頭を?が支配する

 

 

「お、お前、スレイブプレイヤーになったんじゃないのか?」

「あれ?スルガ聞いてない?アランさんとかビショップから連絡無かった?」

「今の俺は混乱している。なるべく詳しく説明してくれ」

「うーん・・・私、人質としてここに来たんだけど、その時、ガーダインの隙を見て洗脳解かれたんだよね」

「成る程?」

「あの二人曰くね、今のガーダインには付いていけない。ってことらしーよ」

「付いていけない?そらまたどうして」

「ガーダインの目的が世界のcontrolじゃなくてbreakになったって言ってた」

「支配から破壊に変わったわけね。そら話が違うってなるわな。大方の事情は把握した。で?なんでルナはスレイブプレイヤーの振りしてるわけ?」

「それが一番安全だから。実はガーダイン、私のこと結構滅茶苦茶な扱いするつもりらしくてさ。そんな中明確に敵対すればどうなるか、分かったもんじゃない」

「ほう・・・あいつ今度はネットのオモチャじゃ済まないからな。しかしならオメガダインのお三方は味方かい?」

「うーん、今のところガーダインを止めるっていう利害が一致してるだけかな?風摩キリトに関してはAIの・・・あ、スルガ!ガーダインは隠し球を持ってる!」

「まあ、あるやろな。で?どんなのか見たの?」

「うん。LBXゼウス、何かキラードロイドと連結したり雷を操って戦うらしいよ。その名に恥じぬ性能みたい」

「どっちかってとトール神みてえな機体だな。レックスとイフリートより強そう?」

「それはないと思うよ?あ、あの映像だ」

「ふむ・・・あれがゼウスか。まあいい。とりあえずお前の首輪を壊す。本当に爆発されたらたまったもんじゃねえ」

「爆発・・・ああ、それは小細工出来なかったって言ってた」

「お前自分の生死に関わることだぞ?」

「それはスルガには言われたくないなぁ?」

 

 

今一締まらない会話を交わして、とりあえずルナがスパイ的な立ち位置であるとこをとりあえず理解する

 

 

「とりあえず話は分かった。絶対首動かすなよ?」

「分かった。じゃあ、信じてるからね?」

「おう・・・で、どうやって出ればいい?」

「私の時は弾き出されたけど」

「・・・」

 

さっき入ってきたであろう場所に振り返る。しかし道はない

 

「・・・・・・やっべ」

「あのときは機龍の道案内もあったし何とかなったのかな?」

「ああ、ヤバい。もっと後の事しか考えてなかった」

「なんか私がハアッ!ってやったら戻らないかな?」

 

 

ルナが右手の中指と人差し指だけを立てどこぞの陰陽師のような不思議ポーズを取り、何かぶつぶつ呟く

 

 

「いやそれは流石に無「ハアッ!」・・・え!?」

 

 

その右手をスルガに突き出すとスルガの意識は一瞬暗転、気が付けばムーンの中に戻っていた

 

 

「・・・ますますワケわからんシステムだな。いやそのワケわからんシステムで更にワケわからん事塗り重ねてるのが悪いのか?」

 

 

ひとまず今考えても無駄と結論付けてシャルナックへと戻る。戦況は、悪化していた

 

 

『うわっ、ヒノ?大丈夫か?』

「何とかね・・・」

 

 

イカロス・ゼロ、フォース、ヴァルキュリアは苦戦していた。一言聞くとどうやらサイクロップスAIが完成してしまったらしい

 

 

『まじか・・・少しだけ待っててくれ。ルナを解放する』

 

さっきから体を微動だにさせないルナ、機龍がその首元、首輪に向けてルナを凍らさないよう弱めたアブソリュート・ゼロを放った

 

絞られた出力で放たれた光球はその首輪のみを掠め、光球本体はDエッグの壁に当たり、消失する

首輪は掠めた部分から一気に冷え固まり、ただの分子と成り果てその構造を保てなくなり崩壊した

スルガが危惧していたルナごと凍ると言うことも起こらなかった。スレイブプレイヤーの首輪は大部分が金属製で人肌との熱伝導率の違いや機龍の調整もあるだろう 

 

ルナはゆっくり目を閉じてその場に倒れ込む。それを支えるスルガ

 

 

「よし。成功だ・・・シャルナック、引くぞ。ソルジャー!出撃準備だ!全力で行くぞ!」

 

スルガの意識は自身の肉体、ソルジャーは自身の機体へと戻りシャルナックと入れ替りでフィールドに降りる

 

「さてと、風摩キリト、俺とソルジャー、お前とデクーOZ、どちらが強いかタイマン張ろうぜ?」

 

スルガの目が少し変化する

 

「良いぜ。お前のカスタマイズは興味深い。どちらが上か、ハッキリさせようじゃねえか」

「そう言うことだ。ヒロ、こいつは俺が止めを刺す」

「・・・分かりました。お任せします」

「ソルジャーD、リンク始動」

 

 

ソルジャーが白のオーラに包まれその視界がスルガの頭に流れ込む

サイクロップスAIが覚醒したデクーOZも黄金のオーラを纏っている

 

ソルジャーは落ちていた天叢雲を拾い上げる。そして二機がゆっくりと対峙、互いに腰を落とし抜刀の構え、手斧を構える

一瞬の静寂の直ぐ後、何かがぶつかる音を合図にデクーOZが動いた

覚醒したデクーOZはかなりの瞬発力とスピードを発揮する。しかしスルガもトルークビルトと言う高速LBXと渡り合い、勝利した経験と意地がある。更にはオーバーロードと言う新たな力を得ているのだ

 

風摩キリトの攻撃は並のLBXなら一撃のもとに切り伏せてしまうほどの強烈さを誇る

迎え打つスルガとソルジャーには既に攻撃の軌道は視えている。だがヒロに言った。止めを刺すと

故に、一撃で決める

デクーOZはヒロとヒノの戦いでかなりのダメージを貰っているだろう

 

距離が縮まる。天叢雲を持つ右手に少し力を込めた

狙うは攻撃が自分に当たるほんの少し前、守りが最も疎かになる瞬間に踏み込んで切り捨てる

ソルジャーの足部モーターが動こうとする。まだ早い。ブレーキで押さえ付ける

 

そして、OZトマホークが後5cm、4cmと近づく最早残された時間は一秒以下

 

3cm、2cm、ここで全ブレーキを解除、脚部タイヤと間接がロケットスタートを切った。

一瞬の速度はデクーOZは愚かパンドラよりも早い

 

まさに一閃

 

デクーOZに突っ込み、横にすり抜けた

 

そのすり抜け様に叢雲抜刀、刃はデクーOZの胴体と腰の付け根を恐ろしく正確に捉えた。少しずつ刃を引きながら更に斬り込みを広げていく

恐ろしい瞬間速度の中を居合の達人の如き刀捌きを実行するソルジャー。今までの激闘と、自我を獲得してからはスルガ無しで動くことも珍しく無かった

その積み重ねがこの神業だ

 

デクーOZの攻撃は前に出続ける事で回避。デクーOZは胴体と腰で両断した

 

刀を振り抜いて残心、上半身が落ちる音を聞いて振り向き、近づく

 

そして、放心していた風摩キリトがスルガの行動の意図に感づいた

 

「まさかっ・・・やめろ!それは、それがないとエイミーが!」

「お前もいい加減目を覚ませ!戦闘用AIに経験積ませたとこでまともな人格出きるわけねえだろ!」

「うるさい!想い人が生きてるお前に何が分かる!」

「分かる訳ねえからこうやって力業やってんだよ!阿呆か!?」

 

コアボックスの真上に天叢雲を当てて、振り上げる

 

「辞めろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」

 

ズドーーーーン!!

 

ソルジャーに向けて雷が落ちた。しかしソルジャー、余裕の回避だ

 

「何ッ!?」

 

音と閃光に驚いたルナが飛び起きる

 

「来たか・・・ゼウス!」

 

 




残念。ギャグでした!
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