ダンボール戦機 絶対零度の闘士   作:超甲形巡洋艦

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第112話

══パラダイス司令室═════

メカゴジラの胴体装甲パーツ全体に亀裂が走る。メカゴジラは動揺したが直ぐに憎悪を露にする

 

スルガの狙いは急激な温度変化での金属疲労の誘発だ。熱による収縮→膨張→収縮をごく短時間で行い装甲を割ったのだ

 

 

よし、割れた。一気に畳み掛けるぞ!

 

 

機龍が一気にメカゴジラへと接近、メーサーを照射した 

今の胴体装甲はほぼ無いに等しい

腕で防御、しかし至近距離のシャルナックとソルジャーDとスルガから大量のグレネードが投げ込まれる

尻尾を振り体を大きく一回転させてグレネードの爆風を無効化する

 

その間もソルジャーからの狙撃とシャルナックからはソードビット、機龍からメーサー、レールガン、誘導弾が飛んでくる。更にルール無用とスルガもたまにグレネードを放り投げ入れる始末・・・

時折スルガを殺そうとメカゴジラが熱線やミサイルを撃っているが避けられ、迎撃され、全体の動きが防戦にシフトしている

 

メカゴジラの懐に飛び込んだ機龍はメーサーブレードを展開、しかし横から殴り付けられる。ダメージは最小限に抑えたが重量差だけは埋められずに飛ばされた

 

追撃にミサイルが撃ち込まれたがこれは撃ち落とし瓦礫の隙間に着地

 

ソルジャーが左腕格納のボウガンでアンカー付きワイヤーを射出、アンカーは割れた装甲に引っ掛かりソルジャーがそれを確認するとワイヤーの片側を崩れ去った建物の基礎に巻き付ける。

 

メカゴジラはワイヤーに気付かない。振り回される腕に回避行動を取らせながらソードビットで攻撃続行

五基を陽動に使い残りの一基で左目を突き刺す。三基が叩き飛ばされ二基とのリンクが途絶した

 

 

スルガ、左目を刺した。もう使えないだろう

ワイヤーもそろそろピン張りだ。そろそろ大きな隙を見せるぞ。逃がすなよスルガ、機龍

ああ。止めは頼んだぜ

 

 

機龍はメカゴジラの死角に入る為に透明化して右にダッシュで移動、メカゴジラは潰された左目を抑え体を震わせて、大きく吠える

だが直ぐに体制を建て直す。すかさず右目狙いの狙撃が撃ち込まれるがメカゴジラはこれを気に止めず機龍を探す。しかし直ぐには見つからない。左への視界を確保するため大きく首を振る。しかしその行動で体を捻る時漸くワイヤーが張り切りメカゴジラの動きが止まる

メカゴジラワは結び付けた基礎を踏み潰して破壊しワイヤーを体から取り除く

 

決めろ。連装メーサー出力最大!

 

動かした腕の影には、絶対零度砲以外の武装の全てを発射している機龍が居た

 

メカゴジラはあわてて防御するが既に手遅れ。出力リミッターが外された連装メーサー砲、多数の誘導弾、レールガンが割れた装甲に殺到

隙間からメーサー、爆風と破片、弾丸が装甲など等無い内部を蹂躙する

ケーブルが焼け切れ基盤がショートし煙が爆炎が更なる爆炎が掻き消していき、メカゴジラが苦痛に悶え大きく咆哮する。そして熱線のチャージを開始した

 

 

スルガCCM『不明なユニットが接続されました。システムに深刻な障害が発生しています。直ちに使用を停止してください』

 

 

ソルジャーの背中には機龍の攻撃寸前にスルガが投げ込んだグラインダーブレードが背負われていた

左腕がパージされエネルギーを貪る為のケーブルがセット、さらにシャルナックもそこに触れユニオンシステムを解放する

二機が持つ残存エネルギーを隙に貪り焔に包まれたグラインドブレードが今まで以上の殺意を露にして展開し稼働、六個のチェーンソーが円形にならび火花を散らす

 

 

オーバードウェポン

グラインドブレード・UNION

 

 

一直線に瓦礫を破砕しながら進むグラインドブレードを機龍が尻尾で殴り無理やり軌道変更、胴体のど真ん中狙いで空中に打ち上げる

 

焔を纏うグラインドブレードは丁度胸のど真ん中を捉え装甲を即座に粉砕しメカゴジラの体内に侵入、破壊の限りを尽くし背中から飛び出た

 

「行くよ。機龍止めだ」 

 

 

アタックファンクション

アブソリュート・ゼロ

 

 

機龍から三度目の光球が放たれる。胸に大穴を穿たれたメカゴジラは地に伏せ動きを止めている。

絶対零度の光球は、直撃。メカゴジラは分子崩壊を起こし、その姿を消した

 

そして、スルガとフィールドを覆っていたバリアも解除される。その瞬間、シャルナックムーンとA・アーサーがスルガの顔を掠めて床へと落ちていった

 

 

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