ダンボール戦機 絶対零度の闘士   作:超甲形巡洋艦

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終わりの始まり

═パラダイス司令室════

スルガの顔を掠めたシャルナックムーンとA・アーサー

 

「!?」

「スルガ君!大丈夫か?」

「俺は何ともない。ジン、何があった?」

「ゼウスがガーダインの手から離れて暴走した。いや、アダムとイブに乗っ取られた」

「乗っ取られた?じゃあ、あのエネルギーシールドの中には?」

「バン君とヒロ、ランが居る。僕らには手出し出来ない。それに、あのキラードロイドもだ」

 

ジンの指差す上を見る。そこに居るのは、目映い程の金色に耀く三つ首の竜。ロボットとなっているがその威厳は本物

『宇宙超怪獣』『超ドラゴン怪獣』『千年竜王』『恐怖の象徴』そして・・・『黄金の終焉』

 

 

「キング・・・ギドラ」

「キングギドラ?あれを知っているか?」

「少しだけ・・・確か神話上の生物だ。宇宙から飛来し、星を喰い尽くす。まさに、怪獣だよ」

「おい!動ける機体は何機ある?」

「僕たちのLBXは強化されたキラードロイドと相討ちになってしまった」

「僕のアーサーとムーンが動けるけど、かなり傷付いてる。長くは持たない」

「つまり・・・まともに戦えるのは俺だけか。二人とも、時間を少し稼いでくれ。機龍のバッテリーを交換したい」

「分かった」

「シャルナック、ソードビットで少しでも援護を」

 

心得た

 

スルガが機龍のアーマーフレームを取り外しバッテリーを交換、背部バックパックとレールガンを銀ユニットに換装しスパイラルクロウを装備、装甲を元に戻しロックして準備完了

この間僅か一分ほど

 

「良し。準備できた」

「キャアッ!」

「くっ、一撃で」

 

 

シャルナックムーンとA・アーサーが金色の稲妻のような光線、引力光線を浴びて一撃でブレイクオーバー、シャルナックもビットシールドを貼ったが意味をなさずブレイクオーバーした

 

そして、ギドラが降りてくる

 

『フルリンクシステム始動』

 

スルガCCM『CODE“G“』

 

白いオーラに包まれた機龍とスルガの目に再び闘志が宿る

 

 

ギシャァァァァァァァァァ

ギシャァァァァァァァァァ

ギシャァァァァァァァァァァァァァァァ

キシャァァァァァァァァァァァァァァァ

 

 

機龍は一気に距離を詰める。キングギドラ相手に遠距離戦は危険だ

キングギドラが一斉に機龍めがけて引力光線を吐く

ブースターでの横移動や急停止を繰り返して回避

胴体にタックルを食らわせ少しのけ反らせる

 

右の首が噛み付こうとする。しかしそれを受け止め上顎と下顎を脇にひっつかみ顎関節を壊しにかかる

そこに他の首が噛み付きに来た。左の首は尻尾で弾き真ん中の首には誘導弾をぶつけて対象、しかし時間稼ぎにしかならない。右の首も引力光線を吐きながら機龍を振り回すが機龍も放さない

 

左の首の再攻撃、パッと右の首を放し避け様にメーサー照射して迎撃、素早く背中に回り込み翼の付け根に誘導弾とレールガンの射撃を加える。だが目に見えた損害は無くピンピンしている

 

しかしスルガには何となくの確信が合った。メカゴジラは本来対ゴジラ兵器でキングギドラもゴジラと戦う怪獣、つまり相手は同等の怪獣、だが人サイズなら図体と火力で蹂躙できるだろうが、キラードロイドサイズに落とされている今、小さくて機動力のあるLBX相手は不得手なのでは無いかと

ゴジラが大量のメガニューラやデストロイヤ中間体に取り付かれたのが根拠の一つ。加えてギドラには体内放射のような技はなく、くっついてしまえば攻撃手段は限られるだろう

 

ギドラは飛翔、機龍も追撃と行きたかったがここで機体数ヶ所ブースターに異常発生、さっきからメンテナンス無しの連戦続き、地上の高速移動に問題は無いが飛行するとなると一直線しか難しそうだ

 

 

「こんな時に・・・連戦が祟ったか。ギドラ相手に対空戦・・・いや、アレと条件は同じ。ヤツに出来て機龍に出来ないことはない」

 

機龍と共に天を見上げて舐めたように見下してくるギドラを見据えた

 

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