ダンボール戦機 絶対零度の闘士   作:超甲形巡洋艦

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幕間 河白スルガとヒノの両親

═ブルーキャッツ════

コマツタウンから電車を使ってミソラタウンに、ヒノに会いに来る両親を迎えに来た三人は列車の到着時間までブルーキャッツで過ごしていた

 

 

「はぁ、いつかはこんなとこをしなければいけないと思っていたが、まさかこんなに早くとは」

「私はお姉ちゃんしかいなかったしねー」

 

 

そう今レックスの戸籍上の名前は河白蓮、養子関係でスルガの父親なのである。将来的に一緒になる気満々の三人なので顔を合わせないわけには行かないのだ

 

 

「まあ、これも含めて去年の精算、贖罪よ。よろしくね。お義父さん?」

 

 

レックスが苦虫を噛み潰したような顔をするがスルガは一切気にしない

やがてヒノ両親が乗ってくる列車の到着時間が近くなる

 

 

「そろそろ時間だね。行ってくるよ」

「だな。行くか」

「皆で行く?」

「レックスはここで待ってれば良いんじゃね?事前に喫茶店やってるのは伝えてあるし、ただ、ここコーヒーしか無いよな?」

「メニューはコーヒーだけだな。お前が使うから茶葉も用意してあるぞ」

「サンキュー。んじゃ行くか」

 

 

 

═ミソラ駅════

 

『まもなく二番線にイズタウン行きの急行が参ります。黄色い線の内側までお下がりください』

「間に合った間に合った。この列車だな?」

「うん。切符確認したから間違いないよ。乗り換えとか間違えてなければ来るはず」

 

 

ホームの中央辺りで待つ三人、列車がベッドライトを輝かせて入線し停車。扉が開く

 

どの車両に乗ってるかまでは知らないのでヒノが見回し両親を探す。だがスルガが後からの攻撃をオーバーロードが捉えた

直ぐに振り返り右手で拳を受け止める

 

 

「・・・貴様か?愛娘を誑かしたのは」

 

 

凄くドスの効いた声でヨーロッパ系の顔の男がスルガに拳を打ち込んでいた

 

 

「ヒノ、久しぶりね」

「パパ!ママ!久し振り!」

「いきなり拳とは、穏やかじゃ無いですね?」

「ヒノから話は聞いたぞ。既に伴侶を持ちながら愛娘に手を出すとはなんたることだ?」

 

 

もう片方の拳を打ち出す。今度スルガは左腕で拳を反ら・・・そうとしたところで、ヒノの母親から伸びてきた手が腕を掴む

 

 

「貴方?他の目もあるのよ。それくらいにしときなさい?」

 

 

その顔は微笑んでいる。しかし目が空いておらずスルガはとても笑っているだけには見えなかった。そしてスルガは悟る。この人には逆らわない方が身のためだと

 

 

「それでスルガ君とルナちゃんね?ヒノの母親です。これからもよろしくね」

「ハイ。よろしくお願いします」

「よろしくお願いします」

 

 

二人揃って頭を下げる。そして、ブルーキャッツに移動した

 

 

═ブルーキャッツ════

 

「いらっしゃ・・・戻ったか。スルガ、看板を裏返してくれ。どうも初めまして。河白蓮と言います」

「どうも。これはご丁寧に」

「ふぅん・・・貴方が伝説と言われた男なのね~」

「・・・人違いでは?」

 

 

ヒノの母親がいきなりぶっ込んだ

 

スルガがヒノを見るが黙って顔を横に振るだけだ

 

 

「あら?覚えてなさらない?昔貴方に挑んでコテンパンにされたのだけど」

「・・・申し訳無い」

 

 

レックスが伝説と言われるまでで山野博士に会う前、旅をしていたとか言っていた気がする。その道中の事だろうか?

 

 

「まあ、昔の事は良いんだけど」

「そうだ。お二人は何か飲まれます?」

「紅茶を。ダージリンがあればそれが良い」

「私はカフェオレを」

「じゃあレックス珈琲よろしく」

 

 

二人がカウンターの方に行き、ルナとヒノが四人かけのテーブルに座る

 

 

「さてと、石森ルナ、だったな。君から見て彼はどんな人間なんだ?」

「自分勝手・・・かな。スルガは色々してきたから用意周到で不測の事態にも強いけど、どこまでも自分勝手。興味の無いことにはとことん興味がない。私やヒノちゃんとその他全てを天秤に掛けての私達を取る。私の気も知らずに」

「恋人とは思えない評価ね?」

「間違ったことは止めるし悪い人、では絶対に・・・いや、私達の為なら世界の敵になるって公言してるしどうだろ?いざというときには手段を選ばないし、仲間も気にかけてるから悪ではない・・・かな?頭のネジは間違いなく何本か抜けてるけど」

「後彼の開発した物を見たが」

 

 

その後スルガとルナの出会いやヒノとの出会い、少しの雑談が続き、カウンターに行った二人がコーヒーと紅茶を持って戻ってきた

 

 

「はい。お待ちどう」

「どうも。そう言えば、お二人はどうして親子に?」

「俺の両親が死んで親戚にも拾われず一人で過ごしてたときレックスに拾われた(事にしとこ)。ぶっちゃけ親子らしい事は無いけどね。保護者無しじゃ色々不便だろって」

「それにお前は放っておくと何をしでかすか分かったものじゃ無かったからな」

「そう言えば、ルナちゃんのご家族は?」

「お姉ちゃん以外居ないよ。スルガが一応行方を知ってるみたいだけど特に興味ないし」

「な。まあ滅多なこと無い限り向こうから来るこたぁねえよ」

 

 

今頃戻ってきた所でスルガが先に追い返すか秘密裏に更なる社会の深淵に葬るだろう

 

 

「そのお姉さんは?」

「ちょっとどうしても外せない仕事みたいで、来られなかったみたい」

 

 

と、雑談が続く。好物や来歴、金銭面を答えたときにはドン引きしていた。そして最終的にスルガが両親に勝てば認めると言う事だったので、ちょっとソルジャーで蹂躙し無事ヒノとの結婚を前提にしたお付き合いは認められるのだった

 

 

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