ダンボール戦機 絶対零度の闘士   作:超甲形巡洋艦

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そう言えば序盤のスルガは完全に頭脳戦してます


幻の3機目

═タイニーオービット社研究室═════

首脳会議の場を好き放題に荒らしたスルガはタイニーオービットに帰還した

 

「子供の説教が無いとまともに対策一つまともに話せないとか、どうかしてるぜ」

「やっぱりスルガの仕業だったのか」

「流石にやりすぎじゃない?大国のトップに喧嘩売ったんでしょ?」

「大丈夫だ。お前らがバラさない限りは見つからねえ。後あの会議、ミゼルの野郎覗いてたな」

「え?筒抜けってこと?」

「そうなる」

 

 

と、コアスケルトンの進捗を見ていた所で拓也が飛び込んできた

 

 

「スルガ!今回は流石にやりすぎだ!」

「こうしないとまともに話し合いすらしない向こうが悪いです。それと拓也さん、あの会議、ミゼルに聞かれてましたよ。まったく俺が突破できる程度のセキュリティじゃ当たり前だ」

「なに!?」

「それはどうでもいいです。今回は完全に後手後手の対応の連続でしょうし。所で結城さん、コアスケルトンと制御プログラムは出来上がりました。武装とアーマーフレームは?」

「アーマーフレームは全部出来てるよ。コアスケルトンをこっちに。武装は後調整だけだ」

 

試作のコーティングが施されたアーマーフレームを専用コアスケルトンに装着、イプシロングレイヴを細長い刀化し高周波ブレードと試作のルミナスシューターを装備、共に都市部迷彩が施されているこの二種の武器を装備したLBX、『イプシロンUC』

腕や足、腰の垂れや背中のブースターにはマウントラックが装備されているがここに付くものはまだ完成していない

 

 

「よろしくな。イプシロンUC」

 

 

スルガのCCMとイプシロンUCを接続、純粋なLBXを扱うのは久々だ

 

スルガはルミナスシューターの説明を受け後でカズにでも渡そうかと本気で悩んだ

威力はベクターを余裕で3機は貫徹するがチャージ40秒はいくらなんでも長すぎる

一機撃破出来ればいいし後でなんか改造しよう

 

「さてと・・・どうしたもんかなぁ。相手の拠点はエクリプス、改造される前のスペックと行動理念考えるとまだ太平洋上かヨーロッパ、南米大陸かもな。なんにせよエクリプスだけは次姿を表したときに飛行不能まで壊さないといつ何処に飛来するか分かったもんじゃない。ルナ、八神さんは?」

「財前総理から呼ばれたって出てったよ」

「りょーかい・・・駄目だな。現状ハッキング対策するくらいしかやることねえ」

 

 

突然スルガのCCMが鳴る。宛名はバンだ

 

 

「どしたの?多分電話なんて盗聴されてるからここで重要なこと喋らん方が良いけど?」

『そっか・・・えっと・・・今から皆日本に行く事になったよ』

「分かったー、後の事は日本で直接聞くわ」

 

 

と、短く電話を切る。まあこの時点でミゼルにバレてるだろうから無意味かもしれないがやらないよりかマシだろう

確かそろそろミゼルが世界中で動き出すはず。で、さっきのバンからの電話、恐らくAX-000、オーレギオンの設計図を回収しに行くと言う内容だったのだろう

一応言っておくとスルガはオーレギオンの建造に否定的だ。と言うのもスルガの介入で設計図への細工や製造途中のトラブルは消せるだろう。だがミゼルが最初から目を付けていたLBX、何とかして奪取しに来るのがスルガの中でほぼ確信しているからだ。だがミゼルに渡さないとどういう動きをするのか一切読めなくなってしまうのも確か

さて、どうしたもんかな 

 

 

「・・・スルガ、悩んでる?」

「ちょっとな」

 

 

ルナはスルガの頭のなかで物語を知ってしまった。だが敢えて何も言わないようにしていた。恐らくオーレギオンが、ミゼルどうなるのかも見ただろう。そして、これからも

 

 

「たまには何も考えずに流れに身を任せてみれば?」

「・・・それもいいか。ありがとな。ルナ」

「取り敢えずバンが日本に来るんだよね?」

「みてえだな。内容は聞いてないけど」

「なら、少しティータイムでも取らないかい?深夜からずっと頭を使い続けてるだろう?もうお昼過ぎだ」

「そう言うことなら頂こう」

 

 

三人で休憩スペースでお茶をしていたら飛び込んできた世界中でベクターが原因とみられる事件が同時多発的に発生した

取り敢えずバンとジン、山野博士だけが日本へ帰国し残りは事件の対処へ向かう

と連絡が入った。さすがに動かないわけにも行かずスルガも頭を抱える

 

 

 

═タイニーオービット シーカー本部════

 

「拓也さん、どうします?」

「それなら俺が郷田と仙道を連れて火消しに回るつもりだが?」

「檜山が居るとは言え三人だけでは少々不安が残る。スルガ、同行してくれないか?」

「それなら私達が行こーか?スルガはこっちで精一杯頑張ってハッキング対策完成させてほしいし」

「僕らのLBXは試作だけどスルガにハッキングを遅らせるコーティングを受けたから存分に戦える!」

「・・・分かった。スルガ、良いか?」

「自分の意思なら止めない。心配はするけど、二人なら大丈夫だ。それよりレックス、ハンゾウさんと仙道ニキ急いで呼んで。気休めだけどコーティング施そう」

「分かった。完全遮断は出来ないんだな?」

「今は遅延が限界、だけど三秒、いや五秒は保証する。後レックス、これ」

 

 

スルガがレックスに渡したのはくすみの有る赤い轟雷の装甲、ワイヤー巻き取り式のテイルブレードが用意されている

 

 

「レックス最近店忙しくて轟雷満足に弄れてないでしょ?試作品だけど使って。前から作ってたけど調整まで手が回ってないんだ」

「すまんな。何から何まで。後は俺が自分好みにするさ」

 

 

レックスが自分の轟雷を出して装甲や尻尾の取り付けるために作業スペースへ

 

 

「そう言えば拓也さん、バンとジン、山野博士が帰国してくるそうです。恐らく何かミゼルに対しての対抗策があると思われます」

「その対抗策、予測は付くか?」

「LBXでしょうけど、何をどうするかまでは」

「そうか・・・スルガ、結城とハッキング対策の研究を続けてくれ」

「了解です」

 

 

スルガも研究室へ戻る。取り敢えず今出来るのは研究を続けるだけ

本格的に俺が動くことになるのは三人が帰国してきた後だろう。ルナとヒノも心配だがレックスにあの二人が付いてる。心配は要らないだろう 

 

その後、ハカイオー怒愚魔、ナイトメアフィアー、レックスの轟雷に試作コーティングを施し、五人を送り出した

 

 

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