ダンボール戦機 絶対零度の闘士   作:超甲形巡洋艦

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懐かしき場所(数日前に不法侵入済み)

═旧イノベーター研究所 サーバールーム════

扉を物理的にロックし取り敢えず追手を撒ききった

 

「取り敢えず大丈夫か?」

「早速復旧に取り掛かろう。スルガ、機龍を借りるぞ?」

「あいあい。機龍とソルジャーやシャルナック、機龍間の通信は俺も解析出来ん。安心して使えるだろうよ」

※機龍達が独自の言語を使ってるから。人間の脳から作られた自我と言うミゼルが持ち得ることがないコンピューターは色々異質なのだ

 

 

山野博士が作業の準備に取り掛かる。しかしそこに白い強化型キラードロイド『ユニコーン』、そして七機のベクターが襲来する

 

 

「キラードロイド!?」

「完全に来るの読まれてた臭いな。行くぞ機龍、銀龍、キラードロイド任せるぞ」

 

 

ここがサーバールームで無いのなら迷わずオーバードウェポンで焼き払っただろう

そしてベクター一機がゼウスと同じように搭乗、ユニコーンの体表に電子基板のような緑のラインが浮かび上がり咆哮を上げる

そのユニコーンが形成するKフィールドが全員を飲み込む

 

 

「イカロス・ゼロ、出撃だ!」

「トリトーン、起動!」

「ジェネラル、出陣する」

「出るよ!イプシロンUC」

 

 

フィールドに降り立つ五機と一匹、そして機龍が銀龍の背中に立ち銀龍から延びるケーブルが機龍の背中に接続され銀龍の目が輝く。銀龍の背中には他の戦闘ユニットがマウントされていた

 

 

キシャァァァァァ!!!

 

グギュァァァァァ!!!

 

 

map 廃墟 《killer DroidユニコーンII》

アンリミテッドレギュレーション

バトルスタート

 

銀龍のレールガンがユニコーンに放たれる

更に他の機体も動きベクターを迎撃、6対4、数的不利の中イプシロンUCが腰からビットを3基展開、シールドを形成しベクターガン持ちからの掩護射撃を防御、アックス持ちに斬りかかる

 

 

「このLBXを操ろうとするのは時間の無駄だぜ?」

 

 

イプシロンは振り下ろされたアックスを左腕のビットをマウントしたままソードモードにして攻撃を払い震刃で肩関節を斬り上げ機能不全を誘発、攻撃力を削ぎ左腕のビットをソードからと展開している3基をシールドからレーザーにチェンジ、ベクターガン持ちに射撃、ダメージは無いが鬱陶しいだろう

 

 

「スルガ!そっちにもう一機だ!」

「流石に三機同時はしんどい・・・アレ、使うか」

 

迫ってきたベクターはベクターソードの二刀流、軽快な動きでイプシロンの背中から斬りかかる。咄嗟に上にジャンプビットを補助推進力として姿勢制御、空中で縦に1回転しながら武器を持ち替え斬りかかってきたやつの後ろに付く。そして右手に持った黒灰に再塗装されたルミナスシューターの銃口をベクターの背中に押し付けた。そして、引き金を引く

 

 

ズギュゥゥゥゥゥン!!

 

 

ルミナスシューターからは凄まじい量のエネルギーが打ち出され双剣ベクターは勿論アックス持ちをも貫通しフィールドの壁やユニコーンが形成しているKフィールドに穴を穿った。その反動でイプシロンは後方に姿勢そのまま後退し右手の関節が異常をきたす

 

 

「・・・うっわ、接射とは言え頭おかしい」

 

 

もっと頭の可笑しい火力(オーバードウェポン)を振り撒く奴が何を言うのか

 

 

「何それ!?」

「タイニーオービットの試作品だ。詳細は後、八神さん、一時的にこいつよろしく」

 

 

アーチャーライフルでイカロス・ゼロとトリトーンの援護をしていたジェネラルにルミナスシューターを押し付ける。ジェネラルと八神さんならルミナスシューターの反動をうまく押さえられるだろう

 

 

「うむ。うまく扱って見せよう」

「狙い付けてる間のフォローはお任せください!」

 

 

すぐ撃てないことに八神が違和感を抱くがスルガのアイコンタクトで何かを察っしたようだ。直ぐにスコープを覗き狙撃体制を取る。更にイプシロンからビットが3基飛び出しジェネラルの前方でシールド展開、ベクターガンの射撃を防いだ

バンとジンと戦っていた三機のベクターの内ソード持ちに喧嘩を吹っ掛けタイマンに持ち込む。

そしてジェネラルはエネルギーの再充填を狙いを付けに偽装、ベクターの注意を反らす

 

 

─銀龍&機龍side─────

 

 

銀龍が着弾したレールガンが確実にユニコーンの装甲を貫いた

反撃のレーザーガンは出力が大幅に強化されているようで銀龍の装甲に傷が付く

瞬間出力や攻撃力はこちらが上だ

さらに機龍が搭乗するベクター狙いで誘導弾を発射し落としに掛かる。

ベクターはその身で受け止める。流石の装甲、表面的には無傷だ

 

 

銀龍とユニコーンの撃ち合いはダメージレースとなる。倒したとしても大ダメージを避けられないと考えた銀龍は一気に距離を詰めることを選ぶ。機龍共々姿勢を低く取りブースターを全開にし一気に距離を詰めユニコーンに下からのタックル

 

ユニコーンの図体は大きく上にカチ上げられ衝突の衝撃でお互いまともな照準は不可能になる。しかし銀龍の上に居る機龍は口部連装メーサー、三連装ハイパーメーサーをユニコーンのコアに叩き込んだ

 

更に衝撃を受けきっと銀龍は五門の高出力メーサー砲を受けてボロボロにされた装甲を持つコアにレールガンの銃口を突き立て射撃、完全にコアに止めを刺した

 

スルガにより作られた機龍により支援された銀龍はいとも容易くミゼルにより強化されたユニコーンを撃ち破る

 

 

しかし様子がおかしい。ユニコーンの装甲には緑のラインが再び浮かび上がった

 

 

銀龍が近接戦闘ユニットを装備、ユニコーンに斬りかかる

しかし飛び退かれレーザー砲の反撃を貰った

ユニコーンのコアは既に機能を停止している。今奴はベクターをコアにして動いているのだ

 

 

 

 

 

─スルガside──────

 

40秒のチャージが終わり再びルミナスシューターが猛威を振るう。八神さんとジェネラルはユニコーンの上に搭乗してジェネラルに注意を向けていなかったベクターを正確に射抜き、銀龍が機能を停止したユニコーンに止めを刺す

 

 

「流石だ八神さん。銀龍、これ付けてこっち手伝え」

フィールドに投げ込んだのはガンランチャーユニットだ

 

ジェネラルの防衛に振っていたビット3基を呼び戻し1基格納、2基のビットと目の前のソード持ちベクターを畳み掛ける 

斬りかかると同時に後方から足関節を狙い射撃、姿勢が崩れたところで顔を蹴り飛ばしそこに銀龍からの制圧砲撃が降り注いだ

 

 

バンやジンと戦っているベクターも銀龍の支援を受けた二人に劣勢を強いられ撃破は時間の問題だろう

 

 

砲撃でかなりの痛手を追ったベクター、対キラードロイド用兵装をまともに喰らい装甲が割れるだけで立ち上がるのは流石ベクターと言った所だろう。しかし関節にダメージを追ったのかその動きはぎこちない

 

 

「止めだ!」

「終わりだ!」

「とっておきを喰らいな!」

 

「「「必殺ファンクション!」」」

 

アタックファンクション

ホーリーランス

 

アタックファンクション

オーシャンブラスト

 

アタックファンクション

テンペストブレイド

 

それぞれのベクターが大技を喰らい装甲を叩き割られ大破

生き残ったもう一機は機龍と銀龍、ジェネラルのルミナスシューターの同時攻撃を喰らい木っ端微塵となった

 

 

 

 

 

═════

 

「よし、復旧作業を始めよう」

 

全ての敵を粉砕しAX-000の復旧作業が開始される

 

 

「よーしよしよし。銀龍、頑張ったな~帰ったら直してやるからな~」

 

 

甘えに来る銀龍を頭に乗せながらスルガもキーボードを叩き復旧作業と完全削除のお手伝い。その傍らここにあるであろう別のデータを探す

 

 

「ハッキング対策のコーティングでかなり戦いやすくなったね」

「ああ。少しでも触れられたら直ぐにハッキングされていた。時間がかかるようになっただけでも大きく違う。だが今度はこうは行かないだろう」

「うん。今は初見殺しみたいなものだったもんね・・・」

「よし。作業が終わった」

「ちょい待ち、俺ももう少しで・・・」

「何をしている?」

「多分これから使うであろう物を・・・ね。終わった終わった。トンズラしましょう」

 

 

しかし一連の動きを不敵な笑みをしながら見るミゼルが居る。当然スルガもミゼルの手のひらの上なのは気が付いておりどうやって裏を掻く考えつきこいつはこいつで笑うのであった

 

 

 

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