ダンボール戦機 絶対零度の闘士   作:超甲形巡洋艦

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すみません。ちょっと言い訳させてください

サムライレムナントが面白すぎたのが悪い


決戦 前日

==タイニーオービット========

夜明けの太陽と外の喧騒を聞いてスルガは目を覚ます。愛しの二人が右腕左腕を抱き枕にしてスルガをじっと見つめていた 

 

 

「おはよう、二人共」

「おはよ。バンの言葉に共感した人、沢山いるみたい」

「スルガの演説も世界中に拡散されたようだ。イギリスの友人からも絶対向かうとメッセージが届いたよ」

「そうか・・・想いは伝わったか」 

 

 

 

スルガは抱き枕にされた両腕を二人のお腹をツツーと撫で上げると可愛い悲鳴と共にすん?ぞ〜」

 

 

ふたりは笑いを堪えるためにスルガの手をより強く抱き込む

 

 

「お、それなら我慢比べだな」

 

 

スルガには時間を無駄にする余裕はないがこの時は三人だけの時間を過ごす

 

 

==シーカー本部========

「すみません、遅れました」

「珍しいな。寝坊か?」

「まあ、そんなもんです」 

 

 

現在、財前総理とNICS本部のクラウディア大統領、カイオス長官と通信が繋がっている

 

 

『スルガ君、君がクリスターイングラムに発注していたLBXは既に空に上がった。高い速度を誇る機体で被害の少ないナリタにもうすぐ届くだろう』

『我が国からもLBXを装備した部隊を派遣しました。指揮権はそちらに預けます』

「カイオス長官、クラウディア大統領、ご協力ありがとうございます」

『協力を申し出たLBXプレイヤーは現在LBXメーカーと日本政府が共同で受け入れ体制を構築している』

 

 

世界各国で協力を申し出をしてくれたLBXプレイヤー達は各国の臨時便や軍の輸送機で日本に集結しつつある。その数は容易に万人を超える見込みだ 

 

 

「これで漸くスタートライン、ミゼルに真っ向から喧嘩売れます」

『作戦の概要は聞いている。警察は分かるが自衛隊の派遣を求めるのはどういうことだ?それも治安出動なんて』

 

 

スルガは財前総理に警察や自衛隊の派遣を求めていた 

 

 

「陣地の構築とか怪我人対応とか色々、後は作戦区画のそれと火事場泥棒的な対策です」 

 

 

なんとも面倒な事にミゼルを信仰する新興宗教があるらしくいざという時その輩の対応も任せたい所だ

 

 

「作戦準備は少し遅れ気味ですが順調です。ベクターの物量に抵抗するだけのLBXプレイヤー達も当初の想定より多く頼もしい限りです」

『総人数は2万人を超える見込みだ。正直受け入れ体制のほうが間に合っていない』

「嬉しい悲鳴と受け取らせてもらいます・・・何かご質問は?」

『概要の説明はMr.ウザキから書類を受け取って』

突然、カイオス長官とクラウディア大統領の通信が途切れる

「ちっ、なにをやられた?」

 

 

そういやNICS本部が完全閉鎖されるとか合ったな。やっべー、完全に忘れてた

 

 

「駄目です。どの回線でもコンタクト出来ません」

「ジャミングか!?」

「いえ、それなら海底ケーブルの有線ネットが生きてるはずです。Lシティの国防基地への通信は?」

「少しお待ちを・・・繋がりました!」

『こちら国防基地、あなた方は』 

「NICSの実働隊です。早速で悪いんですがNICS本部と連絡が途絶しました」

『NICSと?分かった。少し待て。状況を確認する』

「山野博士、拓也さん、ここの確認はしておきますんで他をお願いします」

「頼んだ。GSの確認に入る」

「分かった。何かわかったらすぐに教えてくれ」

それから五分程経ちLシティの国防基地から連絡が入る

『現在NICSへの通信がほぼ出来ない状況だ。確認の部隊を派遣するらしい。事態が正確に把握できるのにはもう少し掛かりそうだ』

「ありがとうございます」

 

 

さてと、NICSと大統領が使えなくなった・・・ま、ここまでくればそこまで関係ないか

 

 

「さってと、俺が後やらなきゃいけないことは、無人LBXの受け取りと試験かな。財前総理、受け入れの方は引き続きよろしくお願いします」

『任せてくれ』

「あ、そうそう。近場のスパコンレンタルどうなってます?」

『急だがなんとかなった。いつでも使えるぞ』

「あざす!」

 

 

会議を終わらせる。既にサイバーランスのラインで製造されたフロントコマンダーは納品されているので手持ちの4機のオリオン・E、マスターコマンダーとの接続テスト、更にスーパーコンピューターとの接続テストは・・・人に任せるか

後は届き次第ここにフロントコマンドを混ぜるだけ。無人機も次々届いて数人で試験に入る

 

 

「ん?どしたシャルナック?」

オリオン・AWCSがもうすぐ届くらしいです

「え?いくらなんでも早すぎね?民間航路で10時間くらいだろ?」

 

 

大統領令で高速戦略爆撃機を稼働、A国空軍、航空自衛隊の空中給油機を何機かあらかじめ空中待機させる荒業で巡航速度を無視したみたいです

 

 

「なーるほど。中々目茶苦茶したな。なら試験時間も十分取れるな」

念話?をしながらシーカー本部からレベル5研究室へ移動、取り敢えずバンにダル絡みをしにいこう

 

 

 

 

 

==レベル5研究室=========

「皆お疲れさん。それにしてもバン、全世界同時ハッキングなんて思い切ったことしたねぇ」

「トキオシティ全域をハイジャックしたスルガが言う?」

「おっと手痛いカウンター。で?希望のLBXは使いこなせそうかい?」

「もうバッチリ!今ならスルガにも負けないよ!」

「お、頼もしいなぁラン、ヒロ、お前はどうだ?」

「だいぶ癖に慣れてきました。けど、完全に性能を引き出せてるわけじゃ無い気がします」

「まあ、ヒロなら使いこなせるよ。俺が保証するっと、こんなことに言いに来たんじゃないや。ジェシカ、さっきNICSと通信が途絶した」

「・・・え?」

 

 

ジェシカにさらりと言い放つ

 

 

「Lシティの国防基地と連絡が取れたんで現在状況の現地確認中、映像の途切れ際からして物理攻撃を受けたわけではなさそう」

「パパは無事なの!?」

「分からん。大統領も一緒に生死不明、タイミング的にミゼルの仕業だろうけど」

『正解だ』

 

 

突然スルガのCCMにミゼルの声が流れてくる

 

 

「おい突然来るな心臓に悪いだろ」

 

 

問題はそこではないが、スルガはささっととルナのCCMを壁際の机に置く

 

 

「どういうことよ!」

「でもよお、このタイミングで何の声明も出さないってのは、俺以外を動揺させるくらいしかないだろう?それにお前、俺はA国大統領くらいなら・・・後に美談扱いするに決まってんだろ」

 

 

ジェシカの心情に少し配慮しながらオブラートに包みさらっととんでもないことを言っているが、このくらいはいつものことだ

 

 

『別に君等に対したデモンストレーションじゃないよ』

「まあそうやろうな。A国大統領を監禁出来たということが重要、他国首脳らへのパフォーマンス。いつでも生殺与奪を握れるということの見せつけ、細かい意味もいくつかありそうだけど大体こんな所だろ。で?わざわざ答え合わせだけしに来たのか?」

『河白スルガ、君と僕は気が合いそうだ。僕と組まないかい?勿論君と石森ルナ、コンゴウヒノのこれからの安全は僕が保証しよう』

「は?今の今で裏切り提案?しかも皆が居る中で勧誘?お前のブレインイカれてんじゃねえの?それともあれか?裏切りの不和残したいとか?流石に状況選べよ」

 

 

あまりの謎行動にスルガも思考が空転しまくりまともに考えが出力出来ずにいる

 

 

『やっぱり駄目か・・・なら、君達の抵抗、少し楽しみにしてるよ』

 

 

そう言いミゼルは帰って行く

 

 

「えっ?ええ?」

 

 

依然として混乱中のスルガ、今更ミゼルに付く気など、毛頭ないが・・・

 

 

「おーい、スルガー」

 

 

ヒノがスルガの眼の前で手を振るが特に反応を返さない。心はここにあるが周りの情報が入っていない

 

 

「ありゃ珍しい。スルガがキャパオーバー起こしてる。こりゃ目覚めのキスじゃ駄目かもね。ちゃちゃっとビリビリしてみようか。機龍、お願い」

 

 

機龍が肩に乗り肩にメーサーブレードを突き刺し、問答無用で電気を流す

 

 

「アギャッ!?」

「あ、戻ってきた。大丈夫?スルガ」

「あー・・・大丈夫大丈夫。痛ってー。機龍お前直接刺して流したな?腕の痙攣止まんねえんだけど」

「あ、救急箱貰ってきます」

 

 

ヒロが医務室へ。機龍は動かなくても手足はあるだろと言い放つ

 

 

「しっかしミゼルのやつほんとに何がしたいんだ?まるで訳分からんぞ」

「意外と意味なんて無いんじゃない?スルガを混乱させるのが一番の目的とか」

「あー、確かに。ならもう忘れよう」

 

 

戯言として片付けても良いが一応頭の隅にだけ置いておこう。作戦発動までもあと少しだ

 

 

「皆、揃っているのか?」

「あレックス、どしたの?NICSならミゼルが閉鎖したとさ。ご丁寧に連絡入れてきたぜ」

「そうか。拓哉に報告しておく。スルガ、拓也から伝言だ。そろそろ本格的に休めと」

「えー、結構寝起きで体力もあるよ?」

「こなしてきたしでかしとこれからのやらかしに対して明らかに休息が少なすぎる。それにここ最近タイニーオービットに缶詰だろ?それに寝てる間もお前はLBXとリンクしてる。脳を休ませとけ」

「さすがに今休んでる余裕ないって。やる事あんのに」

「それくらいは俺達が回す。ルナ、ヒノ、こいつを休ませてくれ。方法は問わん」

「「はーい」」

「わーったよ。タイニーオービットの近場に居る。機龍、お前も来てくれ。護衛くらい欲しい。レックス、何かあったら連絡だけちょうだい」

 

 

ルナとヒノに手を引かれ

 

 

「取り敢えず甘い物食べに行こー。」

「じゃあいつものとこ・・・そもそもやってんの?」

「えっと・・・あら、お休みだ」

「無理もないよ。トキオシティ全域の戦いでライフラインも無事じゃ無いんだ」 

 

 

どうやらルナは甘味を諦められないようで何か色々探している

 

 

「ヒノ、中々のハードスケジュール続きだが体調大丈夫か?無理はしてないか?」

「スルガに比べれば全然さ。ルナもこの調子なら大丈夫だね」

「なら安心したよ。次、最後の戦いは無茶と無理の連続になる。多分今が最後の休息だ」

「あ、ヒノちゃん、スルガ、近くに開いてる喫茶店あるみたい。ココにしよー!」

「よく開いてる店あったな・・・鉱石喫茶?」

「個人の趣味の店みたい。評判も悪くないみたいだ」

「決まりだね。行こー!」

 

 

ルナに手を引かれて走り出す。目的の鉱石喫茶はタイニーオービットの程近くにあるらしい

 

 

==鉱石喫茶=========

こぢんまりとした店内にはアメジストのようなカットされた宝石やその原石、兎に角多種多様な鉱物が飾ってあり上品なカラーグラデーションを醸し出していた。テーブルも御影石などが使われていて家具には岩のような装飾が施されている

外とはシャットアウトされていてまるで洞窟の中のようだ

 

 

「いらっしゃいませ・・・3名様ですね?カウンターへどうぞ」

 

 

物静かな白髮白髭の初老の老人が店主のようだ胸には何か黒い宝石のブローチをしている

 

 

「すごい・・・あんなに大きなクリスタル」

「こんなにたくさんの種類が」

「すげえなぁ。マスターの前職は宝石商ですか?」

「いえ、現役ですよ。お店は趣味で始めました。お探しの石があれば気軽にご相談下さい。ご注文はお決まりですかな?」

「このアメジストパフェとカフェオレで!」

「僕は紅茶と・・・スコーンを」

「コーヒーとトースト軽食を。豆はオススメで」

「畏まりました」

 

 

探している鉱石・・・餅は餅屋か。創りたいのもあるし相談してみるか

マスターはテキパキと三人が注文した物を準備している。スルガの中には作りたいものは確固としてパーツは完成している。それと納得いくパーツになるものが見つけられていなかった。スルガにとって大切なものになる分、妥協する気はなく、けれど探す余裕とツテがない

 

 

「お待たせしました。ごゆっくりどうぞ」

「どうも」

「おお、食べるのが勿体無いくらい綺麗」

 

 

紫のゼリーやベリーが散りばめられたパフェをルナはどう食べ出す物か迷っているらしい

 

 

スルガも出されたトーストを齧りコーヒーを飲みながら、ミゼルから送り付けられてきていた映像を見ていた

 

 

「そう言えば、この映像、君ですね?」

 

 

そう言ってマスターに出されたのはトキオシティ全域に出した映像だった

 

 

「・・・えぇ。何でこんな事してるかは聞かないで下さい」

「君もこの街が好きなのですか?」

「いや、この二人が好きなんです。二人を守るついでに色々守る。それが俺のやり方なんで」

「でもスルガ、何だかんだ皆の事助けてるよね」

「まあな。眼の前で死なれるのも後味悪いし、放っておいたら後から面倒になるし、本当にそれだけだよ?それにある程度ゲリラ的抵抗は出ただろうよ。コーティングという対抗術を提供して、ある程度統率を取れば小さな抵抗もより大きな力になる。俺はその切っ掛けを作ったに過ぎん」

 

 

そう言い残ったトーストを口に放り込む。他愛のない雑談を交わしながら会計の時間

 

 

「ふたりとも先出てて。会計済ませるわ」

「自分の分は自分で出すよ?」

「構わん構わん」

「スルガが良いって言ってるし行こー」

 

 

ルナに連れられてヒノは店外へ

 

 

「マスター、探してる鉱石があるんですが・・・」

「ほう?」

 

 

宝石商と連絡先を交換して鉱石の見繕いをお願いする

 

 

「よろしくお願いします」

「はい。いいモノを見繕っておきます。ではご武運を祈っております」

 

 

 

スルガも店の外ヘ。その後も近所の公園でベクターと戦っていた戦士とバトルしたりしてレックスから帰還命令が下された

 

 

 

==タイニーオービット社 シーカー本部========

 

「戻りました〜。レックス、なんかあった?」

「ミゼルトラウザーから高いエネルギーが観測された。何が起こってるのかはわからないが」

「ふーん、ふむ?」

 

 

発生したエネルギーの強さや波形を見てスルガは少し考える。タイニーオービットでやったオーレギオンの起動試験、エターナルサイクラーの全力運転の形に近い

 

 

「あー・・・これ速攻カチコミかけたほうが良かったかもしれん」

「スルガ、どう言うこと?」

 

 

バンが首を傾げる。スルガも想定していた一つであった

 

 

「多分、波形似てるしオーレギオンのエターナルサイクラーの全力運転じゃね?ちょっと違うけど、もしかしたらミゼルオーレギオンは完全に完成してなかったかも」

「恐らくそれだけではない。同時に未知のエネルギー波形を検知した」

「どれどれ・・・なんだコレ?」

「分からない。新たな技術を作り出したのだと推測しているが」

「訳わかんねーのは今に始まった事じゃない。それで?作戦開始はいつ?」

「丁度4時間後だ。回答時間の1時間前、ここでお前が考えた人類存亡を掛けた作戦《希望》を発動する」

「さてと、最終準備までギリギリ間に合いそう。皆無理無茶苦茶したなぁ」

 

 

スルガは少し感慨に耽る。ほぼ無理矢理世界を一つに纏めて悪知恵をぶん回しながらここまで来た。そして拓也から作戦説明が始まる

 

 

「改めて作戦概要の説明をする。まず俺達は作戦前にGS予定地から少し離れた場所にダックシャトルで陣取る」

「俺から補足だ。防衛隊とかの協力で周辺に陣地を構築している。共に戦ってくれる戦士達と無人LBXはそこから出陣、以降の作戦行動に入る」

「そこから一斉に各LBXを展開、GSを構築する。正常動作が確認され次第ミゼルトラウザーの各関節中枢にコントロールポットとジャミング対策をした新型ライディングソーサーを用いて強襲、ミゼルトラウザーの動きを封じる」

「ここの段階でミゼルからGSに向けて大量のベクターや妨害電波とかありとあらゆる手段を使って邪魔してくるだろう。それはこちらで全て捻じ伏せる予定だ。お前達は気にしなくていい。攻略に専念してくれ」

「その後、胴体に確認された司令部に殴り込んでもららう」

「そこでミゼルぶっ飛ばしてエンディングって算段だ。細かい配置はまた後からな。一つ言っておこう。この作戦で命の保証は出来ない。最悪全員纏めて御陀仏の可能性もある。もう一度ゆっくり考えてくれ。それでも参加するかをな。逃げたかったら逃げても良い。その選択は誰も責めない」

 

 

そう言うと覚悟を問うかのようにスルガの目つきが鋭くなる。それを合図に会議は解散、スルガもLBXのメンテナンスを始めた

 

 

「機龍、ソルジャー、シャルナック、間違いなく今まで以上の激戦になる。どうする?」

(ここまで来たら泥船だろうと乗るだけだ)

(ええ。このために色々してきたんすから、最後で付き添ってもらいますよ?)

(・・・!)

「そうか。なら良かった。俺も遠慮なく戦える」

 

 

視界の端で扉が開き、入ってきたのはバンとヒロだった

 

 

「今、時間大丈夫?」

「ああ。どした?」

「スルガさん、僕らは全員ミゼルと戦います!」

「だろうな。わざわざそんなことを言いに来たのか?」

「それもそうなんですけど、それだけじゃなくて・・・実は機龍とスルガさんがミゼルオーレギオンに、その、殺される映像がさっき浮かんできたんです」

「ほう?俺ら死ぬんだってよ機龍。映像の前後は?」

「多分ミゼルトラウザーの司令部で、何か、結晶のようなものに・・・」

「串刺しか?」

「はい・・・」

「俺のことだから嘘かもしれんのが質悪い。まあわかった。頭の隅に置いとくよ」

 

 

ふむ、死か・・・それに結晶?俺の知らないミゼルオーレギオンの隠し手?あらたな力?

 

 

「結晶ねぇ?バン、どう思う?」

「うーん・・・ミゼルオーレギオンの武器かな?」

「そこは一致か。変形の武器のようなもの?ヒロ、どうだ?映像は?」

「えっと、オーレギオンは離れた位置に居たような気がします」

「ならビットのほうじゃない?」

「だな。ただ結晶ってことはある程度の形状変化くらいミゼルならしてきそうだし要警戒ってことで。バン、軽くランにも共有しといてくれ」

「分かった」

 

 

どう足掻こうが作戦発動まで時間は無い

まさに世界の命運を賭けた決戦、死合い。地球上を将棋盤にした二人の決着の時は直ぐそこに迫っていた

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