ダンボール戦機 絶対零度の闘士   作:超甲形巡洋艦

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発動、作戦《希望》

--作戦〈希望〉発動直前

 

全ての準備は整えた。既に参加するLBXは万全のメンテナンスをされいつでも全力を発揮可能

ダックシャトルの中に設けられた司令所にはシーカー、自衛隊、各国軍のオペレーターが拓也やスルガから降ってくる指示を各部へ振り分けが行われる場所だ

 

 

 

 

 

 

==数刻前========

 

ソルジャーらにメンテナンスを施しタイニーオービット社のシーカー本部にスルガは居た

続々と集まるいつもの面子の顔を一通り見て口を開く

 

 

「全員参加とは、お前ら命が惜しくないのか?」

「勿論怖いです。でも、ここで逃げたら一生後悔します!」

「ヒロらしいな。他も似たようなもんか」

「泥舟だろうと小さな艀だろうが乗りかかった船だ。ここまで来たら地獄の底まで付きやってやるよ」

「頼もしい言葉あざす仙道ニキ・・・なら、最後の作戦説明をします。拓也さん、全体を」

「まずはグランドスフィアを展開する。全てはそこからだ。大量の無人機にGS端末を持たせてミゼルトラウザーを包囲の後グランドスフィアを展開、内外からのベクターの侵攻阻止は協力を申し出てくれた戦士達に担当してもらう」

「ミゼルトラウザーの改造前はエクリプス、パリ全域に電子戦仕掛けたのは記憶にはまだ古くないだろ?妨害電波やらハッキング対策は脅h・・・人類のためにお願いして色々持ち込んだ」

 

 

全員の意見がスルガはまた悪い事してるで一致する

 

 

「まあ、お前達が全力を出せるようにに取り計らった。これが突破されたら各部撃破に妨害電波発信部の破壊が追加されるだけだ。気にするな」

 

 

シーカーの液晶画面に全体のmapを映し出される

ミゼルトラウザーを中心に様々な記号が記されている

 

「まず大まかに防衛ラインを東西南北に分けた。この全ての地域ないしある程度のベクターがグランドスフィア護衛と衝突したタイミングで」

「俺達の出番ってわけだな?」

 

 

カズが拳と手の平を強く突き合わせる

 

 

「そうだ。オタクロス、里奈君の知恵とスルガの技術を借りて新型ライディングソーサーを用意した。ミゼルからの妨害電波の中でも問題なく稼働できる」

 

 

今まで使ってきたライディングソーサーはシャルナックが魔改造

新たな名はライディングソーサーG型

LBX用の大型機関砲やらランチャーやらで武装させてグランドスフィア防衛用の近接航空支援機に仕立て上げた

 

 

「担当場所はこの通りだ」

 

 

右腕 海道ジン ジェシカ・カイオス 古城アスカ

左腕 灰原ユウヤ 川村アミ 青島カズヤ

右脚 風摩キリト 郷田ハンゾウ 仙道ダイキ

左脚 河白スルガ 石森ルナ コンゴウヒノ

 

 

「ライディングソーサーで各関節の侵入ポイントに向かい内部に侵入、関節の中枢部に向かってくれ」

 

 

モニターに各部の侵入ポイントが拡大される

 

 

「だが中枢部に至るルートは不鮮明だ。道中のベクターを撃破しながら捜索してくれ。飛行中枢部に到達したら追手のベクターとかを撃退しながら待機、同タイミングで中枢部を破壊、ミゼルトラウザーの動きを封じ込める。そして」

「バン、ヒロ、ラン、お前ら3人それぞれアキレスD9、オーディーンMark.II、イプシロンΔ零を駆ってミゼルオーレギオンをぶっ飛ばしてこい」

「あれ?スルガと機龍は行かないの?一番オーレギオンと戦ってるのもスルガじゃん」

「ぶっちゃけこの作戦の一番の問題点、何処かしらにミゼルオーレギオンが出張ってきた瞬間瓦解する。意外と薄氷の上なのよね。だから機龍はダックシャトルでミゼルオーレギオン又はそれに準じる戦力へのカウンター、撃破は叶わなくとも足止めは出来る。そのときはその時でお前らに全力で戻ってきてもらうだけだ」

 

 

本当は二機二機で分ければ良いのではないかという話は勿論出たが中途半端に戦力を二分するより片方に集中させた方が各個撃破のリスクが減るとの総合判断である

 

 

 

「勿論内部でミゼルオーレギオンと会敵したら状況が許せば機龍と一緒に駆けつけるさ」

 

 

 

これで作戦内容は大体共有した。細々とした質問に答えながらやがて作戦開始時刻となる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

==作戦開始前========

 

 

 

 

作戦立案者として、スルガはコントロールポットの中から発言した

 

 

「全体、良いか?」

「北方問題ありません」

「東方不備なし」

「南方いつでも」

「西方行けます」

「GS端末持ち無人LBXとAWCS機、前線指揮官機との通信、有線無線共にオールグリーン!」

「グランドスフィア防衛戦士達へのCCM情報リンク正常動作確認!」

『コントロールポット組、いつでも出れます!』

「ならば結構!拓也さん!」

 

 

各部異常なしの報告を受けて全体指揮の拓也が時計を覗く。少し待ち、ミゼルからの通告時刻の一時間を迎える

 

 

「これより希望を発動する。作戦第一段階、グランドスフィア展開用意!」

 

 

指令所に設置されたマスターコマンダーの目が細かく点滅、全体に司令を下す

オリオン・AWCSとフロントコマンドを経て司令は全体に一斉に伝達され瓦礫に隠れて居たメーカーもフレームもバラバラなLBXが一斉に移動を開始、ミゼルトラウザーを中心とした円上に整列し始める

 

 

「グランドスフィア展開LBX移動率87%、順調です」

「護衛の皆さんのご準備を、直ぐにでも展開します」

 

 

霧野秘書も各所と連携を取り拓也をフォローしていた

 

 

「全体移動率93、97、99、100%!」

「グランドスフィア、展開開始!」

 

 

山野博士が霧島さんや結城さん、残ってくれた技術者達とグランドスフィアの展開状況をリアルタイムで調整しながら空色のレーザー光線が端末から照射され、格子状に形作られ、徐々にミゼルトラウザーを薄い膜が取り囲んでいく

 

そして、ミゼルトラウザーがドームの中に収められる

 

 

「グランドスフィア、正常動作を確認、成功です!」

『そうじゃなきゃ困りますぜ』

「各部防衛戦開始!ある程度の指揮は各部に任せる。ベクターとの戦端が開かれ次第コントロールポット部隊を出撃させる」

 

 

ある程度内部に居るであろうベクターをグランドスフィアへの対応で外に出し、少しでも手薄にしたところでカチコミをかける

 

 

『スルガ、イプシロンで大丈夫なの?』

『ああ。ベクター相手なら問題ないしほぼ同一原型のコアスケルトンのソルジャーが時間稼ぎは出来た』

『慣れた機体の方がいいんじゃないかい?』

『別に通常操作系統でもバンとジンに張り合えるくらいは実力あるよ?それにお前らの前だからやる気とテンション天元突破よ』

 

 

ダックシャトルには襲撃対策にスルガのソルジャーD、シャルナックが直衛

一部シーカーの実働部隊と銀龍は苦戦を強いられている場所への増援勢力

そして機龍もグランドスフィア方面にミゼルオーレギオンが出てきた時のカウンターとして臨戦態勢で待機中

シーカー実働部隊の大半は防衛隊と在日A国軍の護衛をしている

 

 

「ミゼルトラウザーが動きを見せました!」

 

 

モニターには手持ちの槍を投げる姿勢で構えるミゼルトラウザー。そして、投げた

薄い膜に槍が衝突、地震を起こしたエネルギーを流し込もうとするが

 

 

「あの程度なら問題ありません。」

 

 

全てのエネルギーを吸収し跳ね返した

 

 

「西方ベクター確認、戦闘開始してください」

 

 

続々と出現するベクター、名乗りを上げた戦士達が盾を守るため、その隙に鉾を突き通すために戦い始めた

 

 

「いい感じです!ベクターを抑え込めています」

「・・・拓也、多分ミゼルは本気じゃないぞ」

 

 

レックスがスルガが用意した資料の一つ、ベクターの総数予想、ミゼル側の作戦予測を見る

 

 

「どこかのタイミングで本命をぶつけて来る・・・電波妨害のタイミングか・・・ならばこちらから打って出る。全方向でベクターとの戦闘が始まった。事前振り分けの通りミゼルトラウザーの四肢に強襲を仕掛ける」

『『『『『『了解!』』』』』』

 

 

「やはりというべきか、こちらに向かってくるベクターが多いな?シーカーの部隊の一部を差し向けろ」

「了解!新型FAの実力見せてやりますよ!」

 

 

シーカーに試験配備された新型FA、バーゼラルド

5機だけ作った対ベクターのエース用高機動フラッグモデル機だ

 

 

「コントロールポット部隊、出撃せよ!」

 

『一人でも良いってのによ・・・出るぞ、フェンリルフレア!』『そう言うなって。ぶっ壊すぜ!ハカイオー怒愚魔!』『遅れを取るなよ?悪夢を魅せてやれ。ナイトメア・フィアー』

 

『僕らは左腕だね。さあ、頼んだよ!リュウビホウオウ!』『カズ、ユウヤ宜しくね。行くわよ、パンドラ!』『おう!どれだけでも撃ち抜いてやるぜ!アキレス・ディード、出撃だ!』

 

 

『キャプテントリトーン、出撃する!』『ミゼル、貴方を倒してパパを・・・行くわよ、ジャンヌF!』『行っくぞー!ワータイガー!』

 

 

『スルガ、この戦いも勝つよ!シャルナック・ムーン!出るよ!』『A・アーサー、我が魂に掛けて約束をされた勝利を!』

 

 

そして、スルガ

 

 

『最早多くは言いません。勝ってこい!俺も勝つ。行くよ、イプシロンUC。この戦いに、ミゼルに終止符を打つ!』

 

 

新型ライディングソーサーが次々とカタパルトから射出される

グランドスフィアの隙間をくぐり抜け更に速度を上げ各々の侵入地点に向かい一直線、イプシロンUC、シャルナック・ムーン、A・アーサーは左足の股関節付近に着地した

 

 

『着地後は現地判断を優先してくれ。頼んだぞ』

『早速おいでなすったぜ。突破する!』

 

 

立ちはだかるベクターの集団に改造ルミナスシューターで薙ぎ払い各々の高速性を活かして突破、スルガはシールドビットを巧みに使い足場の構築とベクターの嫌がらせを行いA・アーサーとムーンが切り込みはじめる

 

 

そしてグランドスフィアを打ち破るためミゼルが動いた

 

 

『ミゼルからの妨害電波です!』

 

 

ミゼルトラウザーからのジャミング、それと同時にグランドスフィアを形成するLBXとの通信途絶、グランドスフィアが解除されてしまう

 

 

『予測の内デヨ。山野博士、遥たん、準備は良いデヨ?』

『ええ。他との連携も確認済みよ』

『バックアップの姿勢は万全だ。大人は大人の戦いをする!』

 

 

自衛隊と在日A国軍の通信車両と各所に配置されているオリオン・AWCSからECCMが発せられ再びグランドスフィアが形成され始める

 

オリオン・AWCSとフロントコマンドを大量に配置したのは原型がエクリプスであるミゼルトラウザーからの広域ジャミングなど分かりきっていた事であり知っていた事

 

原作では山野博士がミゼルトラウザーの足元でジャミングを相殺していた。

だが今は強いジャミングには数の暴力で抵抗、そして防衛隊と在日A国軍の協力もありガチ電子戦用装備を出せるだけ出してもらい更に強固な対ジャミング対応を構築、運用している

 

ミゼルトラウザーの中のミゼルもこれには舌打ち

 

これに対処しようにも自分は鳥籠の中、ベクターを派遣してもシーカーのフレームアームズが警備中、単機で混乱させようとしてくるベクター相手に手は打っている

 

 

ついでに全てを総括している指令所、ダックシャトルを襲撃しようとすればソルジャーD、シャルナック、機龍、レックスをなんとかしなければいけない。無理ゲーで草

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