==ミゼルトラウザー左足======
『ルナ、右から行くよ!』
『おっけースルガそっちは大丈夫?大分ベクター多くない?』
『その分手札も多いから大丈夫』
ビットを温存しつつも予定より早く進めている。時折追手のベクターを震刃で斬り伏せながら進み五分程で関節中枢に辿り着く
『スルガ、キラードロイドだ。多分改造されたワイバーンとベクター、でも姿が少し違う?』
『あれが中ボスね。二人共、準備は・・・聞くまでも無いか』
『私もムーンも絶好調だよ!』
『おうとも!行くよ!』
イプシロンUCが少しシルエットの違うベクターを狙撃、しかしベクターに当たる直前にエネルギーの塊が放射状に霧散する
『障壁?・・・指令所へ、ルミナスシューターを弾くベクターが居ます。これより交戦を開始、他のチームにも伝達を』
『分かりました。ご武運を』
『ヒノ、二人で前衛を張るぞ。あの障壁の性能を確かめる。ルナ、実弾ぶち込め!』
『分かった。行くよ!』
こちらに気が付いたワイバーンIIが胸のコアを輝かせてKフィールドを展開した
map 廃墟 KillerDroid《ワイバーンII》
アンリミテッドレギュレーション
バトルスタート
イプシロンが震刃を手にビット込みのホバリング高速機動でベクターとの距離を詰めにかかり
遅れてA・アーサーはワイバーンに挑む
障壁持ちの改造ベクターは六機、ムーンが電磁機関銃を構えて発砲、射撃はベクターの装甲に阻まれる
実弾は通った・・・対エネルギー武器用のシールドか?
つづいてワイバーンからの銃撃が降り注ぐ。イプシロUCは二枚ビットシールドで防ぎA・アーサーは空中に回避
両腕のビットから牽制射撃をばら撒き、射撃が防がれるかを見るが、障壁に阻まれた
『こいつらには物理攻撃しか通らねえか?司令室、こいつらには物理攻撃しか通りません。共有を』
『了解、全体へ―――』
一番近いベクターを襲撃、初撃は速度を乗せた震刃での突き・・・に見せかけ直前で手を離し貫手でベクターの首に掴み掛かり周りからの攻撃は四枚のビットシールドとルナの援護で退ける
掴んでいるベクターがベクターアックスで反撃を試みるが持っている方の腕のビットをソードモードにした
『零距離ならバリアは関係ないようだな』
伸びていくビームの刀身がベクターの顔面を焼き切る
やがて頭を貫きスルガはビットと共にその場から離脱する。一機撃破
『よし。ヒノ、そっちは?』
『大丈夫。アーサー王を目指す我が身、邪竜一匹程度、討ち取ってみせよう!』
『こっちでベクターを仕留める。ルナ、ヒノの援護を』
『分かったよ!』
イプシロンUCと対峙する残りの改造ベクター5機
ソード持ち二機とガン持ち三機それとビーム、レーザー無効ね・・・こりゃ骨が折れる
『ま、やるしか無いんだけどさ』
ソード持ちがイプシロンUCに接近、ガン持ちが散開し多方向からの銃撃でそれを援護してくる
それに対して腰と足、ビットを6基展開、シールドを二枚用意して二機からの射撃を防ぎ、今度は背中から2基を分離させソードビットとしてベクターからの攻撃を捌く
オーバーロードで脳の処理能力や五感、空間把握能力をブーストした狂気の8基同時管制、更にイプシロンUCの操作、ハッキリ言って人間技じゃない
これは流石にキツい・・・ソルジャー!シャルナック!どっちか手伝ってくれ!
シールドの操作は任せろ。シャルナック、周辺警戒任せた
更に右腕のビットが分離しソードビットが3基に増える
シールド二枚の操作権がソルジャーに移行されスルガの負担が減りイプシロンは更に攻めに掛かる
『よし、これで決める!』
4基のソードビットで片方のベクターを足止め。その隙にシールドを割いていないベクターからの射撃を避けながら戦闘、剣の打ち合いの途中に震刃に炎を纏わせる
アタックファンクション
ブリッツフレイム
全ての炎を一閃に集中させベクターの左肩から首を斬り上げた
だが飛び退かれて胸部装甲を傷つける程度に留まる
あの傷なら貫けるか?至近距離からの刺突なら行けそう。なら向こうからも来てもらうか
間合いを詰め続け仲間撃ちの誘発を狙う。そして唐突にグレネードL手に持ちそのまま落として軽く蹴り込むとベクターの股下をくぐり抜けそのまま起爆、イプシロンUCにはベクターが盾になり爆風はほぼ届かない
爆風に煽られたベクターはイプシロンの方に飛ばされてくる。そこそこ刀身のある震刃で貫きは間に合わないと即決しの左腕ビットの呼び戻しソードモードで先の傷口にアッパーを決める
障壁とソードビットでエネルギーがスパーク、しかし障壁作動範囲の内側に無理矢理押し込む
対エネルギー障壁に気づいた上で同じ手を使うと気取られ無かったようだ
ベクターソードを振り回してくるが足止めに使っている一基をこちらに回して特徴的な先割れの先端を引っ掛け一瞬動きを鈍らせる
やはり武器の先端までは障壁範囲外のようだ。ベクターがソードビットを振り払おうとした刹那を見切りソードモードを解除、刀身が消えて関係無い方向へすっぽ抜かせる
それだけで時間稼ぎは十二分、障壁の内側に腕のビットを押し込みコアボックスから突き入れ首関節を大破させる
力なく首が垂れブレイクオーバー
『次、鬱陶しいあいつか』
目標をガン持ちに定める
ソード2基を呼び戻し背中に再装着、イプシロンUCをホバリング、一瞬止まって数発貰うがルミナスシューター魔改を後ろに構え、反動を使いあり得ない速度でぶっ飛んだ
ぶっ飛びの軌道から離れようとしたが速度がそれを許さずブースターとビットで軌道を調整
震刃を構えるのが間に合わないのでそのまま蹴りかます
ベクター諸共後ろの廃墟にめり込ませ全身にかなりの衝撃を与える。イプシロンUCの右足もイカれたが背中から一機ビットを回し機動力を補助する
『お、いいダメージ入った。じゃあ生き埋めだ』
廃墟の中にグレネードLの残りを投げ込みビルの柱を爆破、ベクターを大量の瓦礫で埋め無力化する
『意外とルミナスブースター良いな。んで残り・・・3機、やるか』
次の獲物はもう一機の剣持ちベクターに目を付ける。少し障害物に身を隠しルミナスシューター魔改の冷却を待つ。シールドビットに回している6基をエネルギー補給のため交代、ソードビットを呼び戻す
(残り3機と冷却15秒)
流石にこれはじっとしてられない。キラードロイド狙っても良いが、ヒノが討ち取って見せると言ったなら任せるべきだな
震刃を握り装着中ビットの機動力援護を得てパンドラに迫る速度で駆け出した。加速は十分、その途中でインビジブルブレイドを発動、姿を晦ましホバー機動で大きく右に進路変更、銃持ちベクターはおおよその位置に射撃してくる
(ソルジャー、シールドビットで位置の撹乱、出来るか?)
(余裕だ。だが射撃を防ぎ続けるのもジリ貧だ。早く落としたほうがいい。残存バッテリーにも限りがある)
(了解、さっさと仕留める)
ソルジャーがシールドビットを操りベクターとイプシロンUCの間に陣取って居るのを逆利用しベクターの射撃をイプシロンUCに近付かないよう仕向ける
進路変更、ガン持ちベクターの一機に狙いを付ける
背の低い瓦礫の裏で踏み込み跳躍、剣持ちベクターも追ってきているがこっちの方が速い
『ごめんスルガ、ビット2基ほど借りれない?』
『少し待って』
空中でインビジブルを解除、滑空しながら円盤状のスタンマインを2枚フリスビーの用に投げつける
一枚は即座に迎撃されるが一枚がベクターの至近で起爆、空中放電に対エネルギー障壁が反応し視界のほぼ全てを奪いイプシロンUCはその隙に一気に加速
ベクターは弾幕を張り後退したがその程度想定内、それより速く距離を詰める
「逃がさん!必殺ファンクション」
アタックファンクション
パワースラッシュ
強化斬撃をでベクターを一閃、胴体に大ダメージを与える。だが手応えは薄い
ならば、次
ブースターで制御を失いながら距離を詰めビットの推力で姿勢制御、無理矢理攻撃体勢に入る
オーバーロードで引き伸ばされた反射神経と動体視力をフル活用、自機に起きた回転運動を利用する
「トドメ!」
アタックファンクション
月華刃
パワースラッシュで斬った所を輝く刃で一閃、エネルギー障壁の影響で少し威力が落ちたがコアボックスの表面まで刃は達する。纏わせた輝きがコアボックスの中を焼きベクターは動きを止めた
「よし」
(シャルナック、ビット2基でルナとヒノの援護頼んだ)
(了解っす)
後は剣と銃が1機ずつ。チラリとワイバーンを見ると既に片翼が欠損している。あれではもう飛べない
(このまま押し切るか?)
(ああ。流れに乗って全部叩き斬る。今からビットの防御を全て攻撃に回す。障壁に止められるが大きな目眩ましになるようだ。それに多数方向からの射撃は試してない。一方向にしか張れない可能性もあるからな。オールレンジ攻撃、任せたぞ)
(剣持ちが来るぞ。気を付けろ)
震刃とルミナスシューター魔改を持ち地面を蹴り出しホバー機動開始
ソルジャーDの操るシールドビットの4基をルミナスシューターにセットし追従させ2基の射撃支援を受けて次の銃持ちへ、だが距離を詰めた剣持ちベクターからの襲撃が来た
(折り込み済みよ!)
震刃を字面に突き刺し急制動、ベクターの進路を少し狂わせ左手に掴んだルミナスシューター魔改でカウンター射撃、射程と耐久性を捨てた破壊力特化でぶっ放す
射撃音は最早銃撃ではなく砲撃
抑えきれない凄まじい反動にルミナスシューター魔改が手から離れ左手に重大故障を残す
ベクターを飲み込んだ砲撃はエネルギー障壁を破壊、中途半端に止められたエネルギーがショットガンの用に炸裂しベクターの前半身を蹂躙する
『次で最後ぉ!』
『聖剣・・・抜刀!』
『スルガ!退いて!纏めて吹き飛ばすよ!』
『了解!』
『エクスッ!』
その場から大きく飛び上がり離脱する。チラリと目をやるとCODE『Abyss』CODE『Avalon』を発動していた2機が丁度ワイバーンの調理の仕上げに取り掛かるところだった。そしてA・アーサーが聖剣エクスカリバーを上段に構え剣の周りに光の奔流が辺りを吹き荒れ、巨大な刀身を作り出す
『カリバーァァァ!』
アタックファンクション
エクスカリバー
既に満身創痍の竜に光の巨剣が振り下ろされた。光の奔流はそれを容易く飲み込み更にガン持ちベクターをも飲み込もうとする
イプシロンUCがグレネードLを投げ足場を崩し回避を阻止、ベクターも飲み込む
光の奔流は天に登りワイバーンIIが展開していたKフィールドに穴を穿つ
ワイバーンIIとベクターが消し飛びKフィールドが解除された。だがスルガとの個人回線に指令所から通信が飛び込む
スルガが片隅で考えてはいたが多分無いだろうと思っていた可能性の一つ
『スルガさん!緊急事態です!オーレギオンが《複数機》ダックシャトルに接近中!』
「はぁ!?あれを量産しやがった!?悪い二人共、後任せた!」
『えっ?どうしたの?』
「考えていた中で最悪の事態だ。行くよ機龍!」
イプシロンUCのコントロールをソルジャーに投げコントロールポットから飛び出しカタパルトで待機していた機龍とリンク深度をガッツリ上げてスクランブル
その間に指令所に走る
(シャルナック、エネルギー波形とかの解析頼んだ)
(任せてください!)
「3人は待機してくれ。あれの迎撃は俺が引き受ける」
入室一発スルガは出撃しようとしていたバン達を止めた
「スルガ!いくらなんでも複数体のオーレギオン相手は足止めでも無茶だ!」
山野博士がスルガに強く諭した
「何、一人じゃない。ある程度時間を稼げば関節破壊した連中が増援に来てくれる。ここで希望に不必要な損傷を与えるのが面倒だ。最悪機龍を使い潰す覚悟は・・・奴も決まってる。だから気にすんな。っと会敵だな。拓也さん、ちょっと集中します。通信はシャルナック経由で」
スルガが意識の大半を機龍に写す
機龍の眼の前には確かにオーレギオンが四機居る
そして、黒に染まる機龍がオーレギオンに対して威嚇の咆哮を上げた